JPH034029A - 玉スプライン組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、角度隔置された玉の列がスプライン軸と外方
スリーブの相対的軸方向運転中の摩擦を減すると同時に
、軸とスリーブの間にトルクを伝達する、という型式の
玉スプライン組立体に関する。

この型式の玉スプライン組立体において、スリーブの孔
腔には、玉の列を受承する、角度隔置されて軸方向に延
在する溝又は軌道が形成される。

軸も角度隔置されるスプラインの間にある玉受爪溝又は
軌道を含む、軸に軌道を加工するために、軸長の一部分
に沿って研削トイレを動かすことにより、スプラインを
形成することができる。スプライン部分の端近くに、ト
イレを軸から引き上げる時に、トイレが完全深さに達し
ない切削をする個所に逃げが生ずる。逃げ区域では、溝
が軸の非スプライン部分に向って軸線方向に進むにつれ
て、各溝の深さが徐々に減する。

従来の玉スプライン組立体では、玉を軸の逃げ区域に進
行さセるような極端な相対的軸方向位置に軸とスリーブ
がある時に、問題が発生する。ｉ３げ区域の軌道の浅い
部分に玉が入るにつれて、玉が半径方向外方に押されて
、最終的には、軸と玉とスリーブとの間の全ての半径方
向隙間が無くなる。その結果生ずる半径方向圧力は要素
に損傷を与えて、組立体を固着させることがある。

本発明の全体的ねらいは、軸とスリーブが極端な軸線方
向相対位置にある時、半径方向圧力と固着の恐れを無く
する、新らしい改良された玉スプライン組立体を与える
ことにある。

本発明のより詳細な目的は、軸のスプライン部分の逃げ
区域を無くすることにより、玉が半径方向圧力を受ける
ことなく軸に沿って極端な軸線方向位置に達することが
できて、前記の目的を達成することである。

本発明はまた、スプラインの端近くで軸の回りに円周方
向に延在して、玉が軸に沿う挽端２了軸線方向位置にあ
る時に列内の端の玉を収容する円環形溝を設けることに
より、逃げを無くすることにもある。

添付図面を参照する、以下の詳細な説明により、本発明
の上記その他の目的と利点が更に明らかとなる。

先ず、従来技術による玉スプライン組立体１０を参照す
る。基本的に、そのような組立体は、内方軸１１、その
軸に抜差し自在にかぶさる外方スリーブ１２、軸とスリ
ーブの間に介在するころがり軸受玉、および玉を保持す
る保持器１４を含む。玉は軸とスリーブの間にトルクを
伝達し、軸とスリーブの相対的軸線方向運動中のＷＸ擦
を減する。本例において、軸がスリーブ内で軸線方向に
移動する間、スリーブは軸線方向に静止位置に固定され
る。

より具体的には、従来技術の玉スプライン組立体ＩＯの
スリーブ１２の孔腔には、玉１３を受承する、数個の角
度隔置されて軸線方向に延在する溝または軌Ｍ１５が形
成される。軸１１にはスプライン部分１６が形成され、
軸線方向に隣接する滑らかな、つまり非スプライン部分
１７を有する。玉１３を受承するために軌道１５と角度
的に整合する、数個の角度隔置されて軸線方向に延在す
る溝、つまり軌道１８がスプライン部分１６に形成され
る。スプライン１９は軌道１８の側面によって画成され
、玉と係合して、軸とスリーブ間にトルクを伝達する。

軌道１Ｂの底面は玉を収容するために凹形丸味を付けら
れる。

代表的に、軌道１８とスプライン１９は、軌道を切削す
るように、軸１１の軸線方向に、回転する研削トイレ（
図示せず）を移動させることによって形成される。研削
トイレが軸の非スプライン部分に近づくにつれて、トイ
レは軸から引き上げられる。

そのような引き上げの結果、軌道Ｉ８には軸の非スプラ
イン部分に隣接して、逃げ区域ＲＡが残される。

逃げ区域では、軌道が非スプライン部分Ｉ７に近づくに
つれて、軌道１８の深さが瀬進的に滅する。よって、各
軌道１８の底面は、逃げ区域にて曲面形状を星する。

軸１１がスリーブ】２に対して極端な軸線方向位置に移
動し、列内の端の玉１３が逃げ区域ＲＡの軌道１８の曲
った底面２０に接する時、問題が発生する。端の玉が逃
げ区域に入るにつれて、玉は軌道８の曲った底面２０に
よって半径方向外方に模作用で押される。その結果、軌
道１８と玉１３と軌道１５との間の隙間は除かれて、要
素に半径方向の圧力がかかる。

生じた力は要素（殊にスリーブ１２）に損傷を与え、軸
とスリーブを相対的軸線運動ができないように固着させ
ることが有り得る。

本発明のスプライン組立体が第２図と第３図に示され、
これには、第１図の従来技術の組立体の部品と同等の部
品に、同じ番号でダラシ（′）を付して表しである８本
発明によれば、逃げ区域ＲＡによって生ずる１、ｉ題は
逃げ区域を除くことにより解消される。これは、スプラ
イン部分１６’と非スプライン部分１７′の接ぎ目にて
、軸１１の回りに、円周方向に延在する溝２５（第２図
）を切削することにより、ｔ１単に行われる。

第２図に示すように、溝２５の谷の径ＭＯは軌道１８′
の谷底径＋１０より大きくなく、望ましくは＋１０に等
しい、よって、溝２５の深さは軌道１８′の深さに等し
い、溝が切削される時、軌道１８’の端に残された曲線
底面が完全に切削除去されるように、溝２５の右端部分
が位置決めされる。溝２５の長さは、保持器１４′内の
２個の隣接玉１３’によって占有される軸線方向幅に等
しいことが望ましい。

溝２５は半径方向外方に開き、軸１１’の全周をめぐっ
て連続している。溝２５のために、スプライン１９’の
端部分は切削除去され、よってスプラインには明白な端
２６が残される（第２図）、溝２５の底面は溝の主要長
さに沿って円筒表面の形状を有しているが、溝の端は２
７に示すように鋭い丸味を持たせである。溝２５は軸に
平行に延在する軸線の回りに回転自在の研削トイレ、ま
たは適当な旋盤工具によって形成されることができる。

第３図は、軸１１’がスリーブ１２′に対して極端な軸
線方向位置まで移動して時の、要素を示す０図示のよう
に、各列の端の２個の玉１３’が溝２５に入り、最も端
の玉は溝の鋭い丸味の付いた右端２７に単純に接触する
だけである。溝の中の玉は半径方向外方への模作用を何
ら受けないので、玉はスリーブを傷付けないし、スリー
ブを軸に対して軸線方向に固着させることもない。満２
５の谷の径ＭＤが軌道１８’の谷底径ＲＤに等しいと、
玉１３はスリーブ１２′の軌道１５′内に、保持器１４
に対して正しい関係に維持される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によって改良を施こされる前の、従来
技術の玉スプライン組立体の軸線方向の断面図、 第２図は本発明固をの特徴を取り入れた新らしい改良型
土スプライン組立体の、第１図同様の断面図、 第３図は、軸と玉とがスリーブに対して極端な軸線方向
位置まで動いた状態を示す、第２図同様の断面図である
。 １６’−ｍ−スプライン部分、 １７’−一一非スプライン部分、 ２５−ｍ＝溝。 （外４名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スプライン部分と非スプライン部分とを有する軸を
   含み、前記スプライン部分には角度隔置されて軸線方向
   に延在する一連のスプラインが形成され、隣接するスプ
   ラインの各組の間に所定深さの軸線方向に延在する軌道
   が存在し、また、前記軸に抜き差し自在にかぶさり、前
   記軸の軌道に角度整合して角度隔置され軸線方向に延在
   する軌道を有するスリーブと、前記軸と前記スリーブの
   相対的軸線方向運転中には摩擦を減じながら、前記軸と
   前記スリーブの間にトルクを伝達するように、角度整合
   する前記軌道の各組の間に位置決めされる玉の列と、を
   含んでいる玉スプライン組立体であって： 前記スプライン部分と前記非スプライン部分の間で前記
   軸の回りに円周方向に連続的に延在する、半径方向外方
   に開放する溝において、前記軸の軌道の深さと少なくと
   も等しい深さを有し、前記軸が前記スリーブに対して極
   端な軸線方向位置にある時に、各列の端の玉の少なくと
   も一部分を受け入れて接触する底面を有する溝、を特徴
   とする玉スプライン組立体。 ２、前記溝の軸線方向長さが各列の２個の玉を収容する
   のに十分な大きさを有する、請求項１記載の玉スプライ
   ン組立体。