JPH0340190B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、シリンダ錠のバレルに関する。

（従来のの技術と課題） 通常のバレルを使用する公知のシリンダ錠は、
施錠用ピンに当接してこの施錠用ピンをキー溝に
向つて付勢する別の上部ピンを備えている。そし
て、この上部ピンはバレルを取り囲む円筒状のハ
ウジング内に備えられている。従つて、このバレ
ルは、バレルにすべてのピンを備えられる構造で
はない。また、上部ピンの使用はシリンダ錠の寸
法を増大する。その上、従来のシリンダ錠は、多
数の可能なシリンダ錠の組合わせを提供せず、こ
れは、シリンダ錠が、一層容易にこじ開けられる
と共に、使用者に利用可能な組合わせの数を制限
する欠点を有している。

多数の組合わせが利用可能なようにする場合に
は、この型式のシリンダ錠は、多数の異なる部品
を使用しなければならず、従つて、構成が複雑と
なり、一般に製造するのに高価なことが判明して
いる。

本発明の目的は、上述の欠点を克服または殆ん
ど改善することである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、端面を有するほぼ円筒形のバレル体
部と、該バレル体部に形成されていて１つの端面
から長手方向内方へ延びているキー溝と、前記バ
レル体部に形成されていて前記キー溝に連通し且
つ前記キー溝から外方へ延びている複数の案内ボ
アと、各該案内ボア内に摺動可能に受け入れられ
且つ前記キー溝内に突出する位置から引込む位置
まで長手方向に可動であるように各前記案内ボア
内に保持される単一の施錠用ピンとを備え、各該
施錠用ピンは前記案内ボアの長手方向軸線のまわ
りに回転することが阻止されており、前記案内ボ
アは２組にグループ分けされ、各組の案内ボアは
長手方向に整列されていて、２組が離れてほぼ平
行に同一方向に延びる関係で配置されており、ま
た、前記バレル体部の対向する側部に形成されて
いて該バレル体部の長手方向に延びる２つの側部
バー溝が備えられ、前記バレル体部は各前記案内
ボアから延びている通路を有していて、これら通
路は２組に配置されていて各組の通路はそれぞれ
の前記側部バー溝に到つており、各前記施錠用ピ
ンには凹所が備えられていて、この凹所はその施
錠用ピンが保持されている前記案内ボアから延び
ている前記通路に整列するようになつており、更
に、前記バレル体部は各前記側部バー溝内に摺動
可能に配置されて半径方向外側の施錠位置から半
径方向内側の解放位置まで可動である側部バーを
含み、各該側部バーは前記通路内に位置していて
該通路を通つて延びている複数の突起を有し、こ
の突起は前記施錠用ピンの凹所内に置かれ得て前
記側部バーを前記解放位置に移動可能とさせるよ
うになつていることを特徴とする。

（本発明の作用及び効果） 本発明によれば、従来のシリンダ錠のように施
錠用ピンのほかに、別の上部ピンを備える必要は
ないから、シリンダ錠のバレルは小径のものとす
ることができ且つ構造を簡単なものとすることが
できるとともに、シリンダ錠のバレルはほぼ円筒
状のものとすることができるので、作りやすく、
美観上からも好ましく且つ品質を良好に保持でき
る。特に本発明においては、施錠用ピンが案内ボ
アの長手方向軸線のまりに回転することが阻止さ
れて配置されているから、かように施錠用ピンが
回転しないように構成することにより、シリンダ
錠のバレル全体をコンパクトなものとすることが
できる。また、施錠用ピンが回転しない構成とす
ることによつて錠の機構そのものを簡単なものと
することが可能であり、しかも施錠用ピンの一部
分に見つけにくい小さな凹所を備えるものとする
ことができるので正しいキーが挿入されることな
く錠破りすることが不可能であるような構造のも
のとなし得る。更に、本発明によれば、多数の異
なる部品を使用することなく、多数のシリンダ錠
の組合わせを可能とし、シリンダ錠の安全性を向
上させる。

（実施例） 本発明の好適実施例は、添付図面を参照して以
下に説明される。

第１図には、シリンダ錠のバレル１０が示さ
れ、バレル１０は、第３図のハウジング１１内に
位置する如く構成される。バレル１０は、端面１
３，１４を有するほぼ円筒形のバレル体部１２を
備えている。キー溝１５は、バレル体部１２に形
成され、端面１３に隣接する如く端面１４から長
手方向内方へ延びている。キー溝１５は、第４
図、第５図に示したものと同様のキーを収容する
ごとき形状を有しているが、第６図から第８図に
示されるキーの任意の１つに適合する如く変更さ
れてもよい。

複数の案内ボア１６は、バレル体部１２の外側
円筒形周辺から内方へ延び、長手方向へ延びる案
内ボア１６の２つの組の案内ボア１６Ａ，１６Ｂ
に区分される。各組の案内ボア１６は、長手方向
に整列されていて、２つの組が離れてほぼ平行に
同一方向に延びる関係で配置されている。施錠用
ピン１７は、各案内ボア１６内に摺動可能に収容
され、２つの組の施錠用ピン１７Ａ，１７Ｂに区
分される。施錠用ピン１７Ａ，１７Ｂは、離れて
平行な関係に板１８で保持されている。板１８
は、案内ボア１６の内側面と組合わされて、施錠
用ピン１７がバレル体部１２の長手方向軸線にほ
ぼ垂直な方向へ移動するのを制限する。その上、
各施錠用ピン１７は、施錠用ピン１７の長手方向
軸線のまわりで施錠用ピン１７が回転するのを阻
止する如く、摺動可能に板１８に当接する平坦面
を有している。

バレル体部１２は、長手方向へ延びる２つの側
部バー溝１９を更に有し、側部バー溝１９は、突
起２１を有する側部バー２０を収容する如く構成
される。側部バー２０は、半径方向外側の施錠位
置へばね２２で付勢される。側部バー２０は、バ
レル１０の回転を許容する半径方向内側の解放位
置からハウジング１１の内側面に形成される溝２
３（第３図）内に係合する半径方向外側の施錠位
置へ可動な如く側部バー溝１９内に摺動可能に収
容される。この半径方向外側の施錠位置では、バ
レル１０は、側部バー２０によつて回転を阻止さ
れる。バレル体部１２は案内ボア１６Ａ及び１６
Ｂから延びている通路２１ａを有し、この通路２
１ａは側部バー溝１９に到つている。通路２１ａ
中には突起２１が摺動可能に受入れられている。

各施錠用ピン１７は、突起２１を収容する如く
寸法を定められる凹所２４を有し、従つて、正し
い位置への凹所２４の位置決めの際、対応する突
起２１は、凹所２４に係合可能である。その上、
各施錠用ピン１７は、シリンダ錠のこじ開けを妨
げる如く設けられる擬装凹所２５を有してもよ
い。

正しい形状のキーがキー溝１５に挿入される
と、各施錠用ピン１７は、突起２１が凹所２４内
に収容可能な如く位置決めされ、これにより、側
部バー２０は半径方向内側の解放位置へ移動する
のを可能にする。かくて、バレル１０は、回転可
能となる。凹所２４の総てが正しく整合されなけ
れば、側部バー２０は、移動するのを阻止され、
従つて、バレル１０を施錠位置に保持する。第１
図、第３図から認められる如く、側部バー２０
は、収斂する面２６を有し、この面２６は、半径
方向内側へ側部バー２０を押圧する如く溝２３を
形成する収斂する面２７と協働する。施錠用ピン
１７は、ばね２８でキー溝１５の内方へ突出る位
置に付勢され、ばね２８は、施錠用ピン１７と、
カバー板２９とに当接する。

第２図を参照すると、第１図のバレル１０と同
様な構造のバレル３０が示されている。その差異
は、バレル３０のキー溝３１が長手方向へ延びる
縦溝３２を有し、縦溝３２がシリンダ錠の利用可
能な組合わせの数を著しく増大することである。
その上、ハウジング１１の内側面に形成される環
状溝に係合する如く構成される別のピン３３が設
けられる。かかる別のピン３３は、正しいキーが
挿入され別のピン３３の引込みを許容するまで、
バレル３０をハウジング１１内に保持する如く構
成される。別のピン３３は、ばね３５によりバレ
ル体部１２に形成される通路３４に摺動可能に収
容され、ばね３５は、ハウジング１１内にバレル
３０を保持する半径方向外側の施錠位置へ別のピ
ン３３を付勢する如く設けられる。

尚、第１図、第２図のバレル１０又は３０は、
２またはそれ以上のキーブレードを有するキーを
受け入れるキー溝を備えてもよい。この場合に
は、施錠用ピンの列の数は、それに対応して増加
される。

第４図から第８図、特に、第４図、第５図を参
照すると、基部４２で結合されて上方へ延びるキ
ーブレード４１を有する如くほぼＵ形の横断面の
キー４０が示される。第４図では、凹所２４が整
合しており、従つて突起２１の侵入を許容する如
く、キーブレード４１の歯に係合している２つの
施錠用ピン１７が示されている。また、キー４０
は、シリンダ錠に利用可能な組合わせの数を増加
する如く構成されていて長手方向へ延びる縦軸
と、尾根４３とを有している。尚キーブレード４
１に形成される歯４４は、基部４２に隣接する限
られた位置まで下方に延びてもよい谷４５によつ
て分離されている。キー４０が基部４２で結合さ
れるキーブレード４１を有することにより、谷４
５は、キー４０が使用中に容易に変形されるほど
に弱められることがない程度まで、基部４２に隣
接して延びてもよい。

キー４０に設けられる特徴は、キー４０の先導
部分４６をたがね形状にしていることである。キ
ー４０がたがね形状の先導部分４６を有すること
により、施錠用ピン１７は容易にキー４０によつ
て押し上げることが可能となるから、キー溝１５
内に施錠用ピン１７が更に深く挿入して延びてい
てもよい。

キー４０の別の利点は、キーブレード４１，４
１が離隔して平行な関係にあるため、谷４５が一
層容易に形成される点である。

第６図、第７図、第８図を参照すると、複数の
キーブレード５１がそこから延びている基部５０
を有する複数のキーの形状が示されている。

第６図から第８図までに示されたキーは、常態
の使用の際に容易に損傷される程度までキーを構
造的に弱めることなく、キーブレード５１に形成
される谷が基部５０に隣接して延び得る如く構成
される。その上、キーは、たがねの形状の先導部
分５２を有している。

２またはそれ以上のキーブレード５１を設ける
ことにより、可能な組合わせの数は、増加され
る。従つて、第６図のキーを収容する如く構成さ
れるバレルは、施錠用ピンと、案内ボアとの付加
的な組を備えている。

第９図を参照すると、また別の実施例のシリン
ダ錠のバレル６０が示されている。バレル６０
は、キー溝６３を限定する端面６１を有してい
る。キー溝６３は、バレル６０に好適な型式の広
い範囲のキーの形状に適合する如く成形される。
端面６１は、キー選択部材６４を収容する如く構
成された横方向へ延びるスロツト６２を有し、キ
ー選択部材６４は、スロツト６２内に位置すると
き、キー溝６３に整合するキー溝６５を有してい
る。キー選択部材６４を設けることにより、バレ
ル６０は、交換可能なキー選択部材６４で選択さ
れる個個のキーの組合わせを可能とし得る。

第１０図を参照すると、バレル６６は、着脱可
能な前部６７を有する点で第９図のものと同様で
ある。更に、バレル６６は、バレル６６に使用さ
れるのに好適な多くの種々なキーの形状を収容す
る如く構成されるキー溝６８を有している。更
に、バレル６６は、前部６７の一部を形成する円
筒形突起７４を収容する如く構成される中心の円
筒形孔７３を有している。更に、円筒形突起７４
を貫通する通路７５が設けられ、通路７５は、前
部６７をその作用位置に保持するためのピン７２
の挿入を許容する如くバレル６６に形成される通
路７６に整合する。

前部６７は、特定のキーの形状を選択する如く
構成されるキー溝６９を有している。従つて、バ
レル６６は、前部６７で選択される特定のキーを
使用可能とする標準のバレルとして使用される如
く構成される。

第１１図では、バレル体部７０は、上述したバ
レル体部と同様な形状を有しているが、施錠用ピ
ンを収容する案内ボア７１は、横断面で４角であ
る。施錠用ピンは、案内ボア７１内の施錠用ピン
の回転を防止するために案内ボア７１と相互作用
する如き相補状断面を有している。

更に別の実施例のシリンダ錠のバレル８０が部
品を分解された図で示される第１２図を参照する
と、バレル８０は、バレル体部８１を有すること
が認められる。バレル体部８１は、対で配置され
る如く横方向に整合する２列の円筒形の案内ボア
８２を有している。また、ばね９１によつて半径
方向外方へ付勢された側部バー８４を摺動可能に
収容する如く構成される側部バー溝８３は、バレ
ル体部８１に形成される。案内ボア８２は、側部
バー８４の突起８７を摺動可能に収容するスロツ
ト８６を各々が有する施錠用ピン８５を摺動可能
に収容する如く構成される。その上、各施錠用ピ
ン８５は、突起８７を収容する凹所８８を有して
いる。第１３図及び第１４図には、施錠用ピン８
５の１つが示される。

上述のバレル８０の作用の際、施錠用ピン８５
は、キー８９がキー溝９０に通されるとき、キー
８９の歯輪郭に係合する如く付勢される。施錠用
ピン８５は、ばね９４でキー８９に係合する如く
付勢される。ばね９４は、バレル本体８１に形成
される凹みに収容されるカバー板９５に当接す
る。案内ボア８２は、キー溝９０と連通してい
る。キー８９が正しい輪郭を有していれば、施錠
用ピン８５の凹所８８は、バレル８０が回転する
のを許容するため、バレル本体８１の半径方向内
方へ側部バー８４を移動する如く側部バー８４の
突起８７に沿つて整列する。

尚、施錠用ピン８５は、スロツト８６内に突起
８７が滑り係合されているのでその長手方向軸線
のまわりに回転するのを阻止される。側部バー８
４は、シリンダ錠のハウジング９３に形成されて
いる溝９２内に位置している。従つて、側部バー
８４は、半径方向内方へ移動するのが可能となる
如く凹所８８が長手方向に整合するまで、バレル
本体８１の回転を阻止する。

第１５図、第１６図を参照すると、上述のキー
ブレードの１つを形成可能とするキーブレード１
００が示されている。キーブレード１００は、キ
ーブレードによつて画成される平面と、この平面
に対して垂直な平面との両者に対して傾斜するキ
ー面１０２を有する歯１０１を備えている。従つ
て、各キー面１０２は、キーブレード１００によ
つて画成される平面に角度をもつて交差する平面
を限定する。そして、キーブレード１００を使用
するシリンダ錠の施錠用ピン１０３の摩耗を低減
すると共に、シリンダ錠の容易な操作を可能にす
る如く、施錠用ピン１０３は、対応する如く傾斜
したキーの歯に係合する面１０４を有している。
上述のキーブレード１００により、上述のキーに
利用可能な組合わせは、キー面１０２の角度が変
更可能であつて、キーブレード１００に適合する
シリンダ錠の組合わせを変更し得るため、更に拡
大される。

【図面の簡単な説明】

第１図はシリンダ錠のバレルの部品を分解して
示した斜視図、第２図は第１図とは異なるバレル
の部品分解図、第３図は第１図、第２図のバレル
を収容するハウジングの斜視図、第４図はキーが
施錠用ピンに係合されているところを示す第１
図、第２図のバレルに使用される如く構成された
キーの立面図、第５図は第４図のキーの斜視図、
第６図、第７図、第８図は第１図、第２図のバレ
ルに使用可能である種々のキーの端面図および立
面図、第９図はシリンダ錠のバレルの一部の斜視
図、第１０図はシリンダ錠の別のバレルの一部の
斜視図、第１１図はシリンダ錠の更に別のバレル
の平面図、第１２図は別のバレルの部品を分解し
て示した斜視図、第１３図は第１２図のバレルに
使用される施錠用ピンの立面図、第１４図は第１
３図のピンの平面図、第１５図はキーと施錠用ピ
ンとの立面図、第１６図は第１５図のキーの平面
図を示す。 １０，３０……バレル、１２……バレル体部、
１３，１４，６１……端面、１５，６３，６８…
…キー溝、１６……案内ボア、１７，８５，１０
３……施錠用ピン、１９……側部バー溝、２０，
８４……側部バー、２１，８７……突起、２４…
…凹所、４０……キー、６４……キー選択部材、
６５……キー溝、８６……スロツト、１００……
キーブレード、１０１……歯、１０２……キー
面、１０４……キーの歯に係合する面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ シリンダ錠のバレルであつて、端面を有する
   ほぼ円筒形のバレル体部と、該バレル体部に形成
   されていて１つの端面から長手方向内方へ延びて
   いるキー溝と、前記バレル体部に形成されていて
   前記キー溝に連通し且つ前記溝から外方へ延びて
   いる複数の案内ボアと、各該案内ボア内に摺動可
   能に受け入れられ且つ前記キー溝内に突出する位
   置から引込む位置まで長手方向に可動であるよう
   に各前記案内ボア内に保持される単一の施錠用ピ
   ンとを備え、各該施錠用ピンは前記案内ボアの長
   手方向軸線のまわりに回転することが阻止されて
   おり、前記案内ボアは２組にグループ分けされ、
   各組の案内ボアは長手方向に整列されていて、２
   組が離れてほぼ平行に同一方向に延びる関係で配
   置されており、また、前記バレル体部の対向する
   側部に形成されていて該バレル体部の長手方向に
   延びる２つの側部バー溝が備えられ、前記バレル
   体部は各前記案内ボアから延びている通路を有し
   ていて、これら通路は２組に配置されていて各組
   の通路はそれぞれの前記側部バー溝に到つてお
   り、各前記施錠用ピンには凹所が備えられてい
   て、この凹所はその施錠用ピンが保持されている
   前記案内ボアから延びている前記通路と整列する
   ようになつており、更に、前記バレル体部は各前
   記側部バー溝内に摺動可能に配置されて半径方向
   外側の施錠位置から半径方向内側の解放位置まで
   可動である側部バーを含み、各該側部バーは前記
   通路内に位置していて該通路を通つて延びている
   複数の突起を有し、この突起は前記施錠用ピンの
   凹所内に置かれ得て前記側部バーを前記解放位置
   に移動可能とさせるようになつているシリンダ錠
   のバレル。 ２ 前記案内ボアは各組から１つの案内ボアをも
   つて対になつて配置されており、各組の案内ボア
   は横方向に隣接している特許請求の範囲第１項記
   載のシリンダ錠のバレル。 ３ 前記施錠用ピンは前記キー溝に向かつて弾性
   的に付勢されており、前記側部バーは半径方向外
   側の施錠位置へ弾性的に付勢されている特許請求
   の範囲第１項記載のシリンダ錠のバレル。 ４ 各前記施錠用ピンには長手方向のスロツトが
   備えられており、そのスロツト内に前記側部バー
   の突起が摺動可能に受け入れられて前記施錠用ピ
   ンの回転を阻止するようになつている特許請求の
   範囲第３項記載のシリンダ錠のバレル。 ５ 前記案内ボアはほぼ円筒状である特許請求の
   範囲第３項記載のシリンダ錠のバレル。 ６ 各前記施錠用ピンは先細になつた端部分を有
   し、この先細になつた端部分は前記キー溝内にキ
   ーが挿入された時にこのキーの輪郭と適合するよ
   うになつており、各前記端部分はほぼ平らな２つ
   の面が収斂した形状になつている特許請求の範囲
   第５項記載のシリンダ錠のバレル。 ７ 前記２つの面の少なくとも１つは前記施錠用
   ピンの１組の長手方向の軸線を通る平面に対して
   傾斜しているとともに、この平面と前記バレル体
   部の長手方向の軸線とに垂直な平面に対して傾斜
   している特許請求の範囲第６項記載のシリンダ錠
   のバレル。