JPH0338529Y2 - - Google Patents

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JPH0338529Y2
JPH0338529Y2 JP1249085U JP1249085U JPH0338529Y2 JP H0338529 Y2 JPH0338529 Y2 JP H0338529Y2 JP 1249085 U JP1249085 U JP 1249085U JP 1249085 U JP1249085 U JP 1249085U JP H0338529 Y2 JPH0338529 Y2 JP H0338529Y2
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JP
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temperature
thermostat
outside air
valve
flow rate
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JP1249085U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は凍結防止弁に関し、特に、外気温度
があらかじめ決められた設定温度まで低下した際
に、サーモスタツトが作動して流路を開放させる
ようになつた凍結防止弁に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、ガス湯わかし器、ガス風呂釜等の機器
にあつては、たとえば、冬期の夜間等に機器中の
水が凍結して事故を起こすことを未然に防止する
ため、外気温度があらかじめ決められた設定温度
(0℃+α℃)以下になるとサーモスタツトが作
動して機器中に水の流れを生じさせるようにした
凍結防止弁が設けられている。
このような凍結防止のために流すべき水の流量
は、第3図に示すように、外気温度tが低くなれ
ばなるほど流量Qを増大させる必要がある。
そのため、たとえば「−10℃にて凍結しないこ
と」という規格を満足するためには、凍結防止弁
が開いたときに流れる水の流量を、少なくとも外
気温度tが規格温度ts(ts=−10℃)のときに流
すべき流量Qsと同等、またはそれ以上に設定し
ておかなければならない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の凍結防止弁は、第4図に
示しているように、外気温度tが設定温度t1
(t1=0℃+2℃)以下になつて一旦開弁する
と、その後は外気温度tがさらに低下しても流量
Qは一定で変化しないため、開弁の当初から規格
に応じた流量Qsが流れてしまい、外気温度tが
ts<t≦t1の範囲にあるときは凍結防止のため
に流すべき流量より多量の水が流れて無駄が生じ
るという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決して、外気温度に応じて流量を切換え、
それにより凍結を防止しつつ無駄な水の流れを生
じさせない凍結防止弁を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記の目的を達成するため、外気温
度があらかじめ決められた設定温度まで低下する
とサーモスタツトが作動して流路を開くようにな
つた凍結防止弁において、外気温度が前記設定温
度まで低下したとき作動して前記流路の一部のみ
を開くサーモスタツトと、外気温度が前記設定温
度より低いあらかじめ決められた所定の温度まで
低下したとき作動して前記流路の残部を開くサー
モスタツトとを設けたものである。
〔作用〕
この考案は前記の手段を採用したことにより、
外気温度が設定温度まで低下したとき流路の全部
ではなく一部のみが開いて少量の水が流れるよう
にし、また、外気温度が設定温度より低い所定の
温度まで低下したときにはじめて流路の全部が開
いて規格に応じた流量が流れるようになつてい
る。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1,2図にはこの考案による凍結防止弁の一
実施例が示されており、この凍結防止弁は、水の
流入口1および流出口2を連通させる2系統の流
路4,5を形成し、サーモスタツト6のシヤフト
7に凍結された主弁8で流路4を開閉し、サーモ
スタツト9のシヤフト10に凍結された副弁11
で流路5を開閉するようにしたものである。
前記サーモスタツト6は、ばね12でハウジン
グ3内に取付けられ、外気温度tがあらかじめ決
められた設定温度t1(t1=0℃+2℃)より
高いときは内部に収容されているワツクスが膨張
状態にあつてシヤフト7を突出させておき、外気
温度tが設定温度t1まで低下するとワツクスが
収縮してシヤフト7を引込ませるようになつてい
る。
そして、前記サーモスタツト6のシヤフト7が
突出状態にあるとき、主弁8はばね13の付勢力
に抗して流路4を閉じておき、サーモスタツト6
のシヤフト7が引込むとばね13の付勢力によつ
て主弁8は流路4を開くようになつている。
また、前記サーモスタツト9は、ばね14でハ
ウジング3内に取付けられ、外気温度tが設定温
度t1より低いあらかじめ決められた所定の温度
t2(たとえば凍結しない規格温度tsが−10℃の
場合一例としてt2=−5℃)より高いときは内
部に収容されているワツクスが膨張状態にあつて
シヤフト10を突出させておき、外気温度tが所
定の温度t2まで低下するとワツクスが収縮して
シヤフト10を引込ませるようになつている。
そして、前記サーモスタツト9のシヤフト10
が突出状態にあるとき、副弁11はばね15の付
勢力に抗して流路5を閉じておき、サーモスタツ
ト9のシヤフト10が引込むとばね15の付勢力
によつて副弁11は流路5を開くようになつてい
る。
そしてさらに、流路4の流量は外気温度tが所
定の温度t2のとき凍結防止のために流すべき最
低必要流量Q2と同等またはそれ以上に設定して
おき、また、流路4および流路5の合計流量は外
気温度tが設定温度tsのとき凍結防止のために流
すべき最低必要流量Qs(Qs>Q2)と同等または
それ以上に設定しておく。
次に前記のものの作用について説明する。
まず、外気温度tが設定温度t1(t1=0℃
+α℃)より高いときは、サーモスタツト6,9
のシヤフト7,10がいずれも突出状態にあつて
流路4,5はいずれも閉じられているために流入
口1に位置している水は流出口2から流出しない
ものである。
つぎに、外気温度tが設定温度t1まで低下す
ると、サーモスタツト9のシヤフト10は突出状
態のままサーモスタツト6シヤフト7だけが引込
んで流路4のみが開くため、水は流量Q2と同等
またはそれ以上の設定量だけ流れ、それにより外
気温度tが所定の温度t2(t2=−5℃)に低
下するまで凍結は防止される。
さらに、外気温度tが所定の温度t2まで低下
したとき、サーモスタツト6のシヤフト7は引込
んだままで、さらにサーモスタツト9のシヤフト
10も引込むために流路4だけでなく流路5も合
わて開き、これにより流入口1から流出口2に至
る水は流量Qsと同等またはそれ以上の設定量だ
け流れ、それにより外気温度tが規格温度ts(ts
=−10℃)まで低下しても凍結は防止されるもの
である。
したがつて、第5図に実像で示すこの考案によ
る流量と鎖線で示す従来の流量とき差、すなわち
ハツチングで示した部分の流量だけ水の無駄が生
じないこととなる。
なお、この考案による凍結防止弁が作動する温
度は前記サーモスタツト6,9を変更することで
任意の外気温度に対して作動するようにできるも
のである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
外気温度に応じて流量を切換することができ、そ
のため凍結を防止しつつ無駄な水の流れを生じさ
せないことができるなどのすぐれた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による凍結防止弁の一実施例
を示す断面図、第2図はこの考案の凍結防止弁に
よる外気温度と流量との関係を示すグラフ、第3
図は外気温度とそれに応じて凍結防止のために流
すべき流量との関係を示すグラフ、第4図は従来
の凍結防止弁による外気温度と流量との関係を示
すグラフ、第5図はこの考案の凍結防止弁と従来
の凍結防止弁との流量の差を示すグラフである。 1……流入口、2……流出口、3……ハウジン
グ、4,5……流路、6,9……サーモスタツ
ト、7,10……シヤフト、8……主弁、11…
…副弁、12,13,14,15……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外気温度があらかじめ決められた設定温度まで
    低下するとサーモスタツトが作動して流路を開放
    させるようになつた凍結防止弁において、外気温
    度が前記設定温度まで低下したとき作動して前記
    流路の一部のみを開放させるサーモスタツトと、
    外気温度が前記設定温度より低いあらかじめ決め
    られた所定の温度まで低下したとき作動して前記
    流路の残部を開放させるサーモスタツトとを設け
    たことを特徴とする凍結防止弁。
JP1249085U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0338529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1249085U JPH0338529Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JP1249085U JPH0338529Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS61129973U JPS61129973U (ja) 1986-08-14
JPH0338529Y2 true JPH0338529Y2 (ja) 1991-08-14

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ID=30495601

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JP1249085U Expired JPH0338529Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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