JPH0338403Y2 - - Google Patents

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JPH0338403Y2
JPH0338403Y2 JP5789985U JP5789985U JPH0338403Y2 JP H0338403 Y2 JPH0338403 Y2 JP H0338403Y2 JP 5789985 U JP5789985 U JP 5789985U JP 5789985 U JP5789985 U JP 5789985U JP H0338403 Y2 JPH0338403 Y2 JP H0338403Y2
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oil
hydraulic
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cylinder head
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関の油圧タペツトへの給油装
置、特に、動弁装置の複数の油圧タペツトの各給
油口に連通して略水平に延びる分配路と、この分
配路の入口から立上る逆流止め通路と、機関のオ
イルポンプの吐出口から上方へ延出される供給路
と、この供給路及び前記逆流止め通路の各上端間
を接続する連通路とを備えたものの改良に関す
る。
(2) 従来の技術 前記逆流止め通路は、機関の運転を停止したと
き、それに伴うオイルポンプの作動停止により、
油圧タペツトに分配すべき作動油が分配路からオ
イルポンプ側へ流下していくのを防止し、機関の
再始動時、油圧タペツトへの作動油の分配を直ち
に再開可能にするためのものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、従来のかかる給油装置では、分配
路、逆流止め通路、連通路及び供給路をすべて機
関のシリンダヘツドにドリル加工により穿設し、
その後、各通路の加工口には盲栓を施さなければ
ならないため、製作に手間がかかる欠点がある。
そこで、本考案は、ドリル加工部を少なくする
と共に盲栓の使用個数を減らすことができ、した
がつて構造が簡単で製作が容易な前記給油装置を
提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、動弁装
置の複数の油圧タペツトの各給油口に連通して略
水平に延びる分配路と、この分配路の入口から立
上る逆流止め通路と、機関のオイルポンプの吐出
口から上方へ延出される供給路と、この供給路及
び前記逆流止め通路の各上端間を接続する連通路
とを備えた、内燃機関の油圧タペツトへの給油装
置において、前記分配路、供給路及び逆流止め通
路をシリンダヘツドに穿設し、動弁装置のカム軸
を挟持すべく相互に接合されるシリンダヘツド及
びカムホルダの接合面の少なくともいずれか一方
に前記連通路としての凹部を形成したことを特徴
とする。
(2) 作用 機関の停止によりオイルポンプの作動が停止す
れば、凹部及び供給路内の油はオイルポンプ側へ
流下していくが、分配路内の油は、その入口から
立上る逆流止め通路によりオイルポンプ側への逆
流を阻止される。
逆流止め通路及び供給路間を接続する連通路と
しての凹部は、シリンダヘツド及びカムホルダの
接合面の少なくともいずれか一方に形成されるの
で、シリンダヘツドまたはカムホルダの鋳造時に
その形成が可能であり、したがつてそのためのド
リル加工も盲栓も不要である。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図において、内燃機関のシリンダ
ブロツク1には、紙面の表裏方向に配列される複
数のシリンダ2が形成され、またシリンダブロツ
ク1の上端に結着されるシリンダヘツド3には、
複数のシリンダ2に対応する複数の燃焼室4と、
各燃焼室4に開口する吸(排)気ポート5とが形
成され、吸(排)気ポート5は吸(排)気弁6に
より開閉される。弁6は、シリンダヘツド3に弁
ガイド7を介して昇降自在に支承され、動弁装置
8により駆動される。
動弁装置8は、弁6の上端に付設されたリテー
ナ6aとシリンダヘツド3との間に縮設されて弁
6を閉じ方向に付勢する弁ばね9と、シリンダヘ
ツド3の支持孔10に装着される油圧タペツト1
1と、この油圧タペツト11の作動端11aに基
端部を揺動自在に支承されて先端部を弁9の頭部
に係合させるカムフオロワ12と、このカムフオ
ロワ12の上側に形成されたスリツパ面12aに
カム13aを係合させるカム軸13とより構成さ
れる。
上記動弁装置8は、シリンダヘツド3上に形成
された動弁室14に収容され、該室14の上方開
口部はヘツドカバー15によつて閉鎖されてい
る。
而して、カム軸13の回転に伴い、カム13a
がそのリフト作用によりカムフオロワ12のスリ
ツパ面12aに押圧力を加えると、油圧タペツト
11は、その内部の油圧室に発生する油圧により
踏張つてカムフオロワ12の基端を支える結果、
カムフオロワ12は、油圧タペツト11の作動端
11aを支点として、カム13aにより下方へ揺
動され、弁ばね9の弾発力に抗して弁6を開く。
この間、油圧タペツト11内の油圧室からは作動
油が僅かに漏洩する。次に、カム13aがカムフ
オロワ12に対するリフト作用を解除すると、弁
ばね9が弁6をカムフオロワ12と共に押上げて
閉弁位置に戻す。このとき、油圧タペツト11は
伸長機能を発揮して弁頭間隙を排除する。このよ
うな油圧タペツト11の伸長作用に伴い、その内
部の油圧室が減圧すれば、後述の分配路22から
該油圧室に作動油が補給される。
第2図及び第3図において、前記カム軸13
は、複数の前記シリンダ2の配列方向に沿つて水
平に配置される。このカム軸13の支持のため
に、シリンダヘツド3の上面に半円形の軸受面1
6aを有する複数の軸受台16が一体に形成され
ると共に、同じく半円形の軸受面17aを有する
複数のカムホルダ17が用意され、両軸受面16
a,17aによりカム軸13のジヤーナルを回転
自在に挟持するようにカムホルダ17が軸受台1
6にボルト18により固着される。
第2図で右端に位置する一対の軸受台16及び
カムホルダ17は、第3図に示すように、互いに
密着し得る側方凸部19及び20をそれぞれ一体
に備えている。
前記油圧タペツト11及びカムフオロワ12
は、それぞれ前記弁6の使用本数と同数水平方向
に配設され、各油圧タペツト11の給油口21に
連通するように水平に延びる分配路22がシリン
ダヘツド3に、それを貫通するようにドリル加工
により穿設され、分配路22の両端にはこれらを
閉塞すべく盲栓23が施される。
また、シリンダヘツド3には、分配路22の入
口22aから立上る逆流止め通路24と、機関の
オイルポンプ25の吐出口から上方に延出される
供給路26とが同じくドリル加工により穿設さ
れ、供給路26にはオリフイス27が設けられ
る。
逆流止め通路24及び供給路26の上端は、互
いに近接して前記軸受台16の側方凸部19上面
に開口させる。またその上面には、両通路24,
26間を連通する凹部28と、この凹部28を動
弁室14に連通するオリフイス溝29とが設けら
れ、これら28,29はシリンダヘツド3の鋳造
時、鋳型により形成されるものである。したがつ
て、凹部28及びオリフイス溝29の上方開放面
は、前記カムホルダ17の側方凸部20の下面に
より閉鎖される。
尚、凹部28及びオリフイス溝29は、上方の
側方凸部20下面に設けても、また上下両方の側
方凸部19,20に設けてもよい。
次にこの実施例の作用を説明する。機関が始動
されると、オイルポンプ25の作動により、その
吐出口から吐出される油はオリフイス27で流量
を調整されながら供給路26、凹部28及び逆流
止め通路24を順次経て分配路22へ送られ、そ
こから複数の油圧タペツト11の各給油口21へ
分配される。この間、供給路26を上昇していく
油に気泡が含まれていれば、その気泡は凹部28
から僅かな油と共にオリフイス溝29を通して動
弁室14へ排出される。
次に機関の運転を停止すれば、オイルポンプ2
5の作動も同時に止まるので、凹部28及び供給
路26内の油はオイルポンプ25側へ流下、即ち
逆流するが、分配路22内の油は、分配路22の
上方へ立上る逆流止め通路24によりオイルポン
プ25側への逆流を阻止される。
その際、この実施例では、動弁室14からオリ
フイス溝29を通して凹部28へ空気が吸込まれ
るので、サイホン現象が抑えられ、分配路22の
油の逆流を確実に防止することができる。
こうして分配路22には、機関の停止後も油が
保持されるので、機関の再始動時には、オイルポ
ンプ25からの油の供給を待つことなく、分配路
22から各油圧タペツト11への給油が速やかに
行われ、油圧タペツト11の作動遅れを防止する
ことができる。
逆流止め通路24及び供給路26間を接続する
凹部28は、シリンダヘツド3またはカムホルダ
17の鋳造時にその形成が可能であるので、その
ためのドリル加工も盲栓も不要である。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、分配路、供給路
及び逆流止め通路をシリンダヘツドに穿設し、動
弁装置のカム軸を挟持すべく相互に接合されるシ
リンダヘツド及びカムホルダの接合面の小なくと
もいずれか一方に連通路としての凹部を形成した
ので、前記凹部の形成のためにはドリル加工も盲
栓も不要であり、したがつて構造が簡単で製作が
容易であり、コストの低減に寄与し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案装置を備えた内燃機関の要部縦断側面
図、第2図は同機関の要部縦断正面図、第3図は
要部の分解斜視図である。 1……シリンダブロツク、3……シリンダヘツ
ド、6……吸(排)気弁、8……動弁装置、11
……油圧タペツト、12……カムフオロワ、13
……カム軸、14……動弁室、16……軸受台、
17……カムホルダ、19,20……側方凸部、
21……給油口、22……分配路、22a……入
口、24……逆流止め通路、25……オイルポン
プ、26……供給路、28……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 動弁装置の複数の油圧タペツトの各給油口に連
    通して略水平に延びる分配路と、この分配路の入
    口から立上る逆流止め通路と、機関のオイルポン
    プの吐出口から上方へ延出される供給路と、この
    供給路及び前記逆流止め通路の各上端間を接続す
    る連通路とを備えた、内燃機関の油圧タペツトへ
    の給油装置において、前記分配路、供給路及び逆
    流止め通路をシリンダヘツドに穿設し、動弁装置
    のカム軸を挟持すべく相互に接合されるシリンダ
    ヘツド及びカムホルダの接合面の少なくともいず
    れか一方に前記連通路としての凹部を形成したこ
    とを特徴とする、内燃機関の油圧タペツトへの給
    油装置。
JP5789985U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH0338403Y2 (ja)

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JP5789985U JPH0338403Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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JP5789985U JPH0338403Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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JPS61173706U JPS61173706U (ja) 1986-10-29
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US8375908B2 (en) 2008-11-24 2013-02-19 Hyundai Motor Company Apparatus for preventing oil from draining in engine having HLA

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JP3319336B2 (ja) * 1997-05-01 2002-08-26 三菱自動車工業株式会社 エンジンのオイル通路構造
JP4544460B2 (ja) * 2005-01-13 2010-09-15 ダイハツ工業株式会社 多気筒内燃機関における油圧供給装置

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JPS61173706U (ja) 1986-10-29

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