JPH033797A - 記録紙切断方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ファクシミリ装置等における記録紙切断装置
の駆動方法に関するものである。

（従来の技術） 従来、ファクシミリ装置等においては、受信された情報
が連続する記録紙に印字され、該記録紙は適当な箇所で
幅方向に切断され複数の用紙として提供できるようにな
っている。

そのため、記録紙の給紙路には、記録紙切断装置が幅方
向に延在して配設される。該記録紙切断装置は、パルス
モータによって回転される回転刃及び記録紙切断装置に
固定され、該回転刃に対向して配設される固定刃を有し
ている。

第２図は、上記従来の記録紙切断装置の斜視図、第３図
は記録紙切断装置の切り始めから切り終わりの切断トル
ク値を示した図、第４図は、パルスモータの回転数とモ
ータ出力トルクの関係図、第５図は、カッタ回転状態、
パルスモータ回転数及びそれにより得られるモータ出力
トルクのタイミングチャートである。

第２図において、２は固定刃であり記録紙切断装置に固
定されている。ｌは該固定刃２に対向して設けられる回
転刃、４は該回転刃１を回転させるパルスモータである
。

上記回転刃１は、左右の支持部材５．５′に軸支されて
おり、パルスモータ４を回転させることにより揺動する
。支持部材５は回転刃１の支持位置が支持部材５′より
も高く、回転刃１がパルスモータ４によって揺動すると
ともに、固定刃２と摺動し、その接触点Ｐが左右に移動
して、記録紙３は切断される。

次に、上記記録紙切断装置の動作について説明する。

上記パルスモータ４が駆動し、回転刃Ｉが揺動すること
により図示しない記録紙送り装置により送られた記録紙
３は、切断される。すなわち、上記接触点Ｐが図の右方
から左方に移動して、記録紙３を切断する。切断完了後
、上記回転刃１は逆回転させられ、ホームポジションに
戻される。この時、上記接触点Ｐは図の右端に移動する
。

第３図は切り始めから切り終わりまでの切断ｌ・ルク値
を示した図である。

図において、切断位置により切断１−ルク値が、異なる
特性を有することが分かる。すなわち、切り始めは切断
トルク値が高く、次第に低下する。

そして、定常状態においては切断トルク値は低いまま維
持され、切り終わりにおいて再び切断トルク値が上昇す
る。

第４図は、パルスモータの回転数とモータ出力トルクの
関係を示した図である。

図において、パルスモータの回転数が低いとモータ出力
トルクが高くなり、パルスモータの回転数が高いとモー
タ出力トルクが低（なることが分かる。

第５図は、従来の切断方法におけるカッタ回転状態、パ
ルスモータの回転数及びそれにより得られるモータ出力
トルクを示している。

記録紙切断時においては、必要な最大切断トルク値が高
くなるため、パルスモータの回転数が低くなり、回転刃
１を戻す時には、必要な最大切断トルク値が低くなるた
め、パルスモータの回転数が高くなる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記構成の記録紙切断装置の駆動方法に
おいては、記録紙を切断するときのパルスモークの回転
数が低くなるため、記録紙切断時間が長くなり、複数枚
の記録紙について送受信する時に通信時間を短縮するこ
とができない。

また、必要以上のモータ出力トルクを発生し続けるとパ
ルスモータの発熱量が多くなり、パルスモータの寿命が
低下したり、他部品へ悪影響を与えることがある。

本発明は、上記従来の記録紙切断装置の駆動方法の問題
点を解決して、切断時間を短くし、通信時間を短縮化す
るとともに、パルスモータの発熱量を少なくしてその寿
命を長くし、しかも必要以上のモータ出力トルクによる
他部品への影響を少なくすることができる記録紙切断装
置の駆動方法を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） そのために、本発明の記録紙切断装置の駆動方法は、パ
ルスモータの回転により揺動する回転刃と固定刃によっ
て記録紙を切断するための記録紙切断装置の駆動方法に
おいて、切り始めから切り終わりまでの切断トルク値を
求め、該切断トルク値が高い時にパルスモータの回転数
を低く、切断トルク値が低い時にパルスモータの回転数
を高く設定するようにしている。

（作用） 本発明によれば、上記のように切り始めから切り終わり
までの切断トルク値を求め、該切断トルク値が高い時に
パルスモータの回転数を低く、切断トルク値が低い時に
パルスモータの回転数を高く設定するようにしているの
で、記録紙切断時間を短縮することができ、パルスモー
タの温度上昇を抑制することができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は、本発明の記録紙切断装置の駆動方法における
カッタ回転状態、パルスモータの回転数及びそれにより
得られるモータ出力トルクを示したタイミングチャート
である。

上述したように、記録紙の切断工程での切断トルク値は
記録紙切断装置により異なる切断トルク値特性を持って
いる。例えば、」二記従来の記録紙切断装置の切断トル
ク値特性は、切り始めと切り終わりに切断トルク値が高
くなり、切断途中においては切断トルク値が比較的低く
なる。

したがって、本発明の記録紙切断装置の駆動方法におい
ては、先ず、上記切断トルク値特性が求められ、その切
断トルク値特性に合わせてパルスモータの回転数が設定
される。すなわち、切断トルク値の高い、切り始めと切
り終わりに、モータ出力トルクを高くするためパルスモ
ータの回転数が低くされ、モータ出力トルクを必要とし
ない切断中に、パルスモータの回転数が高くされる。

回転数を高くする分だけ切断時間を短縮することができ
、その間モータ出力トルクが低下するので、必要以上の
モータ出力トルクが発生することがなくなる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。

例えば、本実施例においてはファクシミリ装置について
説明したが、切断装置を搭載した他の装置にも採用する
ことができる。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したように本発明によれば、切り始め
から切り終わりまでの切断トルク値を求め、該切断トル
ク値が高い時にパルスモータの回転数を低く、切断トル
ク値が低い時にパルスモータの回転数を高く設定するよ
うにしているので、回転数が高くなる分だけ記録紙切断
時間を短縮することができ、通信時間を短縮することが
できる。

また、その間、必要以上のモータ出力トルクが発生され
ることがなくなるので、パルスモータの発熱を抑え、温
度上昇を抑制することができる。

したがって、パルスモータの寿命の低下を防止すること
ができるとともに、他の部品に与える影響を無くすこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の記録紙切断装置の駆動方法におけるカ
ック回転状態、パルスモータの回転数及びそれにより得
られるモータ出力トルクを示したタイミングチャート、
第２図は従来の記録紙切断装置の斜視図、第３図は記録
紙切断装置の切り始めから切り終わりの切断トルク値を
示した図、第４図はパルスモータの回転数とモータ出力
の関係図、第５図は従来の切断方法におけるカック回転
状態、パルスモータの回転数及びそれにより得られるモ
ータ出力トルクを示したタイミングチャートである。 ■・・・回転刃、２・・・固定刃、３・・・記録紙、４
・・・パルスモータ、５．５′・・・支持部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 パルスモータの回転により揺動する回転刃と、該回転刃
   に対向する固定刃によって記録紙を切断するための記録
   紙切断装置の駆動方法において、（ａ）切り始めから切
   り終わりまでの切断トルク値を求め、 （ｂ）該切断トルク値が高い時にパルスモータの回転数
   を低く、切断トルク値が低い時にパルスモータの回転数
   を高く設定することを特徴とする記録紙切断装置の駆動
   方法。