JPH0337942B2 - - Google Patents

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JPH0337942B2
JPH0337942B2 JP62237362A JP23736287A JPH0337942B2 JP H0337942 B2 JPH0337942 B2 JP H0337942B2 JP 62237362 A JP62237362 A JP 62237362A JP 23736287 A JP23736287 A JP 23736287A JP H0337942 B2 JPH0337942 B2 JP H0337942B2
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Japan
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bed
bathtub
mat
rollers
bath water
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Jitsuo Inagaki
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、寝たきり老人等の病人を介護者の
手をあまり煩わさずに容易に入浴し得るようにし
たベツト及び臭気を室内に放散させずに病人自身
の操作によつても排便し得るようにしたベツトに
関するものである。
「従来技術及びその問題点」 日本人の平均寿命は年々延び続け、今や世界で
もトツプクラスの長寿社会になりつつあるが、半
面、寝たきり老人の存在が社会問題になつてきて
いる。その理由は介護者と老人の双方に耐え難い
負担と苦痛が日常化していることによる。中でも
入浴は最も負担のかかる作業であり、未熟な介護
者の力ではどうにもならないことが多い。そのた
め入浴に代えて家庭でも安全にできることから、
単に身体を拭く清拭が行なわれているが、これで
は入浴と同じ効果を挙げることは難しく、その結
果病人の垢は重積され、筋肉、血管、神経等は萎
縮して退化現象を呈し、特に恥部の汚染は著しい
ものである。
また、寝たきり老人等は用便に著しく困難をき
たすため、ベツト上で用便をすることができる各
種ベツトが開発されている。しかしながら、これ
らベツトでは悪臭が室内に放散されるのは避けら
れないので、病人のきがねに起因する心理的苦痛
を軽減させることはできない。
この発明は、このような問題点を一挙に解決し
ようとするものであり、寝たきり老人等を未熟な
介護者でも容易に且つ安全に入浴させることので
きる浴槽付きベツト及び臭気を室内に放散させず
に自身の操作でも排便することのできる装置を具
備した浴槽付きベツトを提供することを目的とす
る。
「問題点を解決するための手段」 即ち、本発明はベツトの床下部に浴槽を水平方
向にスライド自在に装着し、前記浴槽には、人体
を横臥させて浴槽内を上下動するマツトを配設
し、該マツトは常時は水平状態であるが浴槽内で
は折れ曲がるように構成されてなり、前記ベツト
に、病人をベツトからマツトに移し易くするため
の傾動手段を設け、前記マツトは、入浴後マツト
からベツトに移し易くするため傾動し得るように
構成し、浴槽とベツトとをスライドさせて、マツ
トの一部とベツトの一部とを重合させ、病人をベ
ツトからマツトに或いはマツトからベツトに移動
させるように構成したことを特徴とする。
「実施例」 次に本発明の実施例を図面に基ずいて説明す
る。
第1図は、本発明の実施例を示す斜視図で、ベ
ツト1と浴槽2とを水平方向にスライド自在に装
着し、浴槽2には病人を乗せて浴槽内を上下動す
るマツト3(図示せず)を配設させた例を示す。
ベツト1と浴槽2とは、第2図に示すように、
ベツト頭部と足部の両側板内面に形成した案内レ
ール4,4′に、浴槽の短手方向に対向する案内
部材5をスライド自在に嵌合している。案内レー
ル上下の摺動面は、凹部に形成され、該凹部に複
数の車6が固定され、前記案内部材上下面に形成
した凹部がこの車に嵌合当接し、ベツトと浴槽と
をスライドし易くなるように構成している。
マツトは、第3図〜第6図に示すように、2個
の枠体7,8を喋番9により連結してなり、この
枠体に格子状に形成したマツト布10が取り付け
られている。このマツト布の材質としては、病人
の皮膚表面が擦れてもなめらかで抵抗がないよう
に、柔らかい材質に表面処理を施して使用するの
がよく、例えばビロード状に静電植毛した布等を
使用するのがよい。マツト布10には、多数の貫
通孔18が穿設されており、加熱循環装置による
超音波の発生と皮膚表面をマツサージする気泡が
この貫通孔を通つて人体に万遍なく当るようにな
つている。
枠体両側部には、第3図及び第5図に示すよう
に、マツトを屈曲若しくは伸展するための筒体1
1,12が固定されている。この筒体には、移動
筒体13が嵌合されており、移動筒体の後端はバ
ネ14によつて連され、先端にはロープを引つ掛
ける鈎15が固定されている。移動筒体13に
は、前方、後方及び中央部に車16a,16b,
16cが固定されており、この車が筒体に当接
し、筒体中の移動を容易としている。尚、図中1
7は、移動筒体13の先端部勾配を押しあげる役
割を持つたストツパーであり、移動筒体の先端部
をこの位置で係止するようにしている。
浴槽の四隅には、第7図に示すように、円筒状
の凹部19が形成され、該凹部に下端を小径部と
し、内周面にネジ部を形成した円筒20が嵌合さ
れ、該円筒底部は、ボールベアリング21を介し
て円筒状の凹部低面に回動自在に当接している。
この円筒の下端小径部外周面はネジ部を螺刻した
円弧状の凹部22に形成され、該ネジ部と駆動歯
車23とが歯合している。この駆動歯車は、マツ
トを自動で上下動させる場合はモータの駆動軸に
連結され、手動で上下動させる場合は、手動用ハ
ンドルに連結される。円筒内には、先端部にネジ
部を形成した昇降具24が螺合されており、該昇
降具内の空洞には、マツトに連結した他端のロー
プ25が、ローラー26により案内されて挿通さ
れている。このロープの先端は、円筒小径部及び
円筒状凹部低面を貫通して、浴槽の隅部低面に固
定される。固定は、外周面にネジ部を形成した金
具をロープ先端に嵌合固定し、この金具にナツト
を螺合させることにより行なつている。このよう
に構成されているので、駆動歯車23を回転させ
ると、円筒20が回転し、それによつて昇降具2
4,24′が昇降し、同時にマツトが昇降する。
病人を浴槽からベツトに移すには、第8図に示
すように、全ての昇降具をベツトの高さ迄上昇さ
せ、ついでベツトから遠い方の昇降具24′を適
当な傾斜が形成されるまで上昇24′,24″させ
たのち、病人が転がしてベツトに移すようにすれ
ばよい。
本発明の浴槽には、浴槽を交換することなしに
毎日いつでも入浴することができ、しかも入浴し
ているだけで身体が洗浄される浴槽の加熱、循環
浄化装置28が具備されている。これは、第6図
に示すように、吸入管29を通して浴槽を加熱、
循環装置28に導き、濾過、加熱した浴槽を噴出
管30から、超音波ノズルによる気泡と共に浴槽
中へ噴出させるものである。
浴槽の加熱、循環浄化装置28は、浴槽からの
浴湯を汲み上げ濾過する着脱可能な濾過手段と、
汲み上げや浴湯を加熱する手段と、該加熱手段を
制御する温度センサと、濾過、加熱後の浴湯を超
音波ノズルによる気泡と共に浴槽中へ噴出させる
手段とを具備してなり、前記浴湯には有機物の析
出凝集、殺菌、防臭及び湯気の発生の抑制作用を
有する浴湯浄化ミネラル剤が混入されている。そ
の詳細については、先に本願出願人が出願した特
願昭61−4402号明細書及び特願昭61−220945号明
細書に記載されている。このように本発明の浴槽
には、浴湯浄化ミネラル剤を混入することをその
特徴の1つとしているが、このように浴湯浄化ミ
ネラル剤を混入することにより、湯気の発生と臭
気の発生とを抑制し、その結果ベツトに浴槽をス
ライド自在に装着することを可能としたのであ
る。
本発明の浴湯浄化ミネラル剤は、雲母系鉱物
(好ましくは黒色雲母)が風化したバーミキユラ
イトまたはこのバーミキユライトが更に風化した
土壌を、無機酸(例えば硫酸、塩酸)水溶液に溶
解させて得た多種の金属塩及び非金属塩を主成分
として含有する酸性添加剤である。この添加剤に
よれば、浴湯中に溶解する有機物の析出除去、殺
菌、ミネラルの補給及び不溶物の凝集除去が一挙
に達成される。
また、病人が浴槽中に大便や小便をもらした場
合であつても、この浴槽浄化ミネラル剤の作用に
より、有機物を分解し、不溶化し、無臭化して不
溶物は、加熱循環装置28の濾過部で濾過除去さ
れる。従つて、上記場合でも浴湯は交換すること
なく自動的に浄化されるものであるが、これが病
人用浴槽として絶大なる効果であることはいうま
でもない。
浴槽には第6図及び第12図に示すように、落
し堰31が着脱自在に嵌合されており、落し堰3
1を嵌合させることによつて、洗髪室32が形成
されるようになつている。尚、第1図及び第6図
中33は、浴槽両側部の凹部に取着された握り棒
であり、病人がこの棒につかまつて、身体の安定
を計ることができるようになつている。
浴槽には、第1図に示すように、昇降棒37の
上端に連結された逆コ字状のカーテンレール34
に、ビニルカーテン35を、カーテン先端が浴槽
中に位置するように張設してなる覆いを設けると
よい。この昇降棒37は、浴槽の略中間位置で固
定されている止め輪のリング36を挿通し、その
下端で浴槽に上下動自在に嵌合されている。そし
てこの止め輪36を倒すことによつて、昇降棒3
7は適当な位置で固定されるように構成されてい
る。この覆いは、病人が浴槽ら出て、マツト上で
シヤワーを浴びる場合に使用すると、お湯が外に
こぼれないので便利である。病人をベツトから浴
槽中のマツトに移すためには、第8図に示すよう
に、モータ38で減速装置39を介して螺杆40
を回転させ、螺杆40と螺合した移動筒体41を
移動させることにより、移動筒体41に取着され
た押上棒42を起立させるようにすればよい。ま
た、第9図に示すように円筒状の気嚢体43,4
3′,43″を併設してなる寝返り用マツト44を
敷設し、寝返りする方向に傾斜するように空気を
圧送するようにしてもよい。
本発明のマツトには、仕切マツト45を移動さ
せることによつてベツトのほぼ中央部に開口を形
成し得るようにした排便装置が備えられている。
この仕切マツトは、第1図に示すようにフツトボ
ード46に形成した開口47から自動または手動
で一定の距離をスライドするように構成されてい
る。
便器は、手動若しくはモータによる公知の手段
によつて昇降自在に設けられている。第10図a
に示すように仕切りマツト47を移動させ、同時
に上部マツト48を架台92を上昇傾斜させるこ
とにより病人が用便をし易いような所定角度上昇
傾斜させる。上部マツト48の上昇傾斜は、第8
図に示す押上棒を起立させる方法と同様にして行
なえばよい。便器49は、病人の体重を支えるこ
とができる箱体50に収容され、第10図bに示
すようにモータ51によつて駆動されるアーム5
2によつて箱体50と共に自在に上下動し得るよ
うに配設されている。アーム52は、モータ51
によつて螺杆100を回転させ、螺杆100に螺
合した移動筒体53を移動させ、それにより移動
筒体53に固定した連杆101を起立させてアー
ム52を移動させることによつて駆動される。こ
のようにして上昇した便器49は、ベツト架台5
4に出入自在に固定されたストツパー55をスプ
リング56の力に抗して架台54中の孔に嵌入さ
せ、押圧が解かれるとスプリング56の力によつ
て箱体に形成した凹部57に嵌合するようになつ
ている。尚、図中107は、用便の時つかまるベ
ツト両側に載置した移動手すりである。
便器には、肛門一帯を洗浄する温水ノズル58
と、該温水ノズルと一体的に形成された肛門一帯
を乾燥する温風ノズル59と、臭気止めの作用を
する泡噴出管60と、バキユーム装置108とが
具備されている。まず、病人が用便をするとき、
臭気止めの泡102を噴出させ、この中に用便を
して便を泡で包む。用便終了後泡に包まれた便は
直ちにフレキシブルなバキユーム管61を通つて
バキユームタンク62に収納される。このように
すれば、泡で便が無臭化され、しかも洗浄水等と
共に密封されたバキユームタンク62に収納され
るので、周囲への悪臭の放散を防止すると共に便
のはねかえりを防止、泡の潤滑効果により便の便
器への付着を防止する。
上記したような便器をベツトに設けると、寝た
きり老人等でも自力若しくは若干の介添だけで用
便をすることができるので、介添人が楽になるだ
けでなく、病人自身に与える安心感などの心理的
な効果も大きい。
上記実施例に於いては、温水ノズルの他端は、
前記浴湯の加熱循環浄化装置に連結されている。
このように構成すると、ノズルのコツクをひねる
だけで適度に加熱された温水が噴出するので、こ
の装置が非常に安価に構成できると共に浴湯浄化
ミネラル剤の脱臭作用により便の無臭化が更に完
壁に達成される。
用便が終了すると、便器49は箱体と共に下降
し、上部マツト46の下降につれて仕切マツト4
7が元の便器上面の位置に復帰しマツトは元の水
平状態となる。
ベツトの脚部には、脚車63が取付けられてい
るが、これは第11図に示すように、2個の円筒
状の外周面に凹凸部を形成した車64を軸63に
密嵌したものを3個間隔づけて並設し、連結板1
03下端の切込みにこれら3本の軸を嵌合させる
ことにより連結し、前記連結板に隔された車64
同士に内周面に車64の凹凸部と歯合する凹凸部
を形成した無端のベルト91,91′を張設し、
前記連結板の中間にベツトの脚部65を連結する
ことにより構成されている。脚部の連結は、2つ
割にした脚部先端66で連結板103を挟持し、
ピン止めすることにより行なつている。尚、図中
67は、ベツト脚部を回動自在に連結するボール
ベアリングである。脚車63をこのように構成す
ると、畳の上にこのベツトを置き、ベツトを移動
させても、畳に傷がつきにくくなると共にベツト
を所望の方向に移動させ易くなる。
第12図は本発明の他の実施例を示すもので、
ベツト1と浴槽2とを浴槽低面両側部に固定した
キヤタピラー68,68′によりスライド自在に
固定した例を示す。
キヤタピラー68は、第6図、第12図及び第
13図に示すように、多数の間隔づけて配設させ
た円筒形のローラー69と、該ローラー6に張設
した無端のベルト71と、前記ローラー69の両
端を軸支するボールベアリング72と、前記各ロ
ーラーの軸に固定されたV形のみぞ車73に巻着
されたV−ベルト74とを具備している。ローラ
ーの外周面には歯車70が固定され、該歯車70
と無端のベルト内周面に形成された凹凸部とが歯
合し、V−ベルト74をモータにより回転させ、
ローラーを介して無端のベルト71を駆動させる
ようになつている。尚、ローラーの一部は、浴槽
に固定されずフリーに滑動する。
このようにキヤタピラー方式によりスライド自
在に固定すると、畳の上にこのベツトを置き、浴
槽をスライドさせても或いはベツトを移動させて
も、スムーズに移動するのでお湯がこぼれにく
く、しかも畳などの床面に傷がつきにくくなると
共にベツトを所望の方向に移動させ易くなる。
第14図〜第15図は、本発明の他の実施例を
示すものであり、ベツト1の浴槽2側の側面には
気嚢体から形成されてなるクツシヨン119が連
結されており、浴槽2の対向面には、それぞれ3
個の昇降棒24,24′,120が併設されてい
る。
この実施例に於いては、病人をベツトから浴槽
へ移動させるには、第15図に示すように、浴槽
2の一部をベツト床下部に移動させ、クツシヨン
119に空気を注入して膨張させ、第20図に示
すように、シーツ121を引つ張つて病人をマツ
ト3上に移動させる。ついで、シーツ121を取
り除いて浴槽2をベツト床下部から引き出した
後、病人122を乗せてマツト3を浴槽2内に降
下させる。
入浴終了後は、マツト3をベツト1の高さに上
昇させた後、第16図に示すように浴槽左端の昇
降棒24のロープに連結したマツトをはずし、中
央部と右端の昇降棒120,24′を上昇させ、
浴槽2の一部をマツト床下部にスライドさせて、
マツト3をベツト1上にスライドさせる。つい
で、マツト3から病人122をすべらせてベツト
1上に移動させる。
上記実施例に於いては、クツシヨン119とし
て気嚢体を使用しているが、これはゴム、スポン
ジ等の他の弾性材料を使用しても差し仕えない。
上記実施例に於ける中央部の昇降棒120は、
第7図に於ける昇降棒と同様に構成されている
が、昇降棒内にロープは通していない。中央部の
昇降棒のローブ123は、昇降棒120とマツト
の両側部とを連結している。尚、左右の昇降棒2
4,24′は、第7図に示すように構成されてい
るが、上記実施例に於いては、左端の昇降棒の頭
部は、浴槽壁内に嵌入し得るようになつている。
本発明のベツトには、寝たきり老人等が寝たま
まの状態でなるべく自分自身で操作することによ
つて、日常自活生活を営むことができるようにあ
らゆる生活機能及び介護機能を装備させるのがよ
い。
このようなものとして第12図に示すように、
生活必需品の収納箱、牛乳等の飲物及び料理等の
食物を収容する温蔵庫110及び冷蔵庫111、
浴剤、電動歯ブラシ、酸素吸入器等の介護用品及
び体温計、血圧計等の計測機器を収容するキヤビ
ネツト96等が挙げられる。また、自力で食事を
とることができない病人に対しては、自在に屈曲
する管端112及び113を口に加えてボタンを
押すと保温または冷却された飲物や食物が出てく
る装置を装備させておくとよい。尚、上記実施例
に於いては、管112は冷蔵庫111上部の冷却
タンク116に連結され、管113は、保温庫上
部の保温タンク117に連結されている。更に、
室内には娯楽用の大型テレビ114を、病人の手
の届く位置にはオートマチツク操作の通信用の電
話を設置しておくとよい。尚、第12図中97
は、コントロールボツクスであり、このスイツチ
により、ベツト及びマツトの傾動動作、テレビの
オン・オフ等の機器類を集中制御し得るようにな
つている。
また、ひとり暮らしの老人等が、緊急時にスイ
ツチを押すと、家庭内に設置された無線受信装置
が信号を受け、あらかじめセツトした通報先に電
話回線をつかつて緊急緊急警報システムや寝たき
り老人等と家族若しくは介護人がテレビ電話用カ
メラ115で写すことにより互いの顔を見ながら
話をすることができるテレビ電話を装備させると
よい。
これら警報システム及びテレビ電話の相手方
は、できればその地域で寝たきり老人等を監視す
る地域監視センターがあつて、このセンターに常
駐する医師や介護福祉士等の適切な指示が得られ
るようにするとよく、これにより地域内総合福祉
システム化が容易となる。
「作用」 次に、本発明の作用を第1図に従つて説明す
る。
ベツト1をスライドさせると浴槽2が現われ
る。浴槽2には蓋(図示せず)がかぶせられてい
るが、この蓋はベツトをスライドさせるときはマ
グネツトの作用でベツト下面に吸着するようにな
つている。マツトは、その一側で移動筒体の鈎1
5に固定された合成樹脂ロープ18で支持され、
他側で移動筒体からのロープに固定されている。
ついで、手動若しくはモータにより移動筒体中の
昇降具24,24′を上昇させると、合成樹脂ロ
ープ25が引つ張られることにより、マツト3は
ベツト1と同じ高さの水平状態となる。ついで、
浴槽を第14図に示すようにベツト方向にスライ
ドさせた後、ベツトを第8図若しくは第9図に示
すように所定の角度マツト方向に傾斜させ、病人
を転がして、マツトに移す。それから、浴槽をス
ライドさせてベツトから引き出した後、駆動歯車
を前記と逆方向に回転させてマツトを浴槽中に下
していくと、移動筒体13が筒体11,12の連
結部を通つて足部のマツト部に移動し、マツトは
浴槽低面の形にならつて、頭部を湯水中上に保持
するように屈曲する。身体及び頭髪を洗浄し、十
分湯につかつた後、前記と同様にしてマツトを上
昇させる。マツトをベツトとほぼ同じ高さの水平
状態とし、浴槽をベツト方向にスライドさせた後
ベツトから遠い方の昇降具24′を上昇させ、マ
ツト3をベツト方向に傾斜させる。ついで、病人
を転がしてマツト3からベツト11に移した後、
マツト3を平坦にしてマツト3を下降させ、ベツ
ト1をスライドさせて浴槽2と合体させる。浴槽
2の蓋は、電源を切ると、マグネツトの作用がな
くなり、ベツト下面から離れて浴槽の上に落ち
る。
「発明の効果」 以上述べた如く、本発明の浴槽付きベツトは、
ベツトと浴槽とをスライド自在に固定し、浴槽に
は、浴槽内を上下動するマツトを配設し、マツト
及びベツトを傾動し得るように構成しているの
で、寝たきり老人等を介護者1人でも容易に且つ
安全に病人をベツトからマツト及びマツトからベ
ツトに移動させ入浴させることができる。また、
浴湯に浴湯浄化ミネラル剤を混入すれば、病人が
失禁した場合でも尿や便等も分解し、不溶化し、
無臭化して除去することができると共にこの浴湯
を温水ノズルから噴出させるようにすれば、悪臭
を室内に放散させずに用便をすることができるの
で、病人のきがねに起因する心理的苦痛をも軽減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す斜視図、第2
図は、ベツトと浴槽との結合状態を示す斜視図、
第3図は、本発明のマツトの屈曲機構を示す断面
図、第4図は、本発明のマツトの一部斜視図、第
5図は、第3図の−断面図、第6図は、本発
明の浴槽への入浴状態を示す断面図、第7図は、
マツトの昇降具を示す断面図、第8図及び第9図
は、ベツトの浴槽方向への傾動機構を示す断面
図、第10図aは、本発明の移動便器を示す断面
図、第10図bは本発明の移動便器の一部切欠斜
視図、第11図は、第1図のベツトの脚車を示す
斜視図、第12図は、本発明のベツトの他の実施
例を示す斜視図、第13図は、第12図のベツト
のキヤタピラーを示す断面図、第14図は、本発
明の他の実施例を示す斜視図、第15図は、第1
4図に示すベツトを使用した浴槽への入浴を示す
断面図、第16図は、第14図に示すベツトを使
用した浴槽からベツトへの病人の移動を示す断面
図である。 図中、1……ベツト、2……浴槽、3……マツ
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベツトの床下部に浴槽を水平方向にスライド
    自在に装着し、前記浴槽には、人体を横臥させて
    浴槽内を上下動するマツトを配設し、該マツトは
    常時は水平状態であるが浴槽内では折れ曲がるよ
    うに構成されてなり、前記ベツトには、病人をベ
    ツトからマツトに移し易くするための傾動手段を
    設け、前記マツトは、マツトからベツトに人体を
    移し易くするため傾動し得るように構成し、浴槽
    とベツトとをスライドさせて、マツトの一部とベ
    ツトの一部とを重合させ、病人をベツトからマツ
    トに或いはマツトからベツトに移動させるように
    構成したことを特徴とする浴槽付きベツト。 2 前記ベツトと前記浴槽の脚部に脚車を連結
    し、該脚車は、複数の円筒状の車を、該車の中央
    部を浴槽の脚部下端に回動自在に連結し、前記円
    筒状の車には対向して無端のベルトを張設してな
    る特許請求の範囲第1項に記載の浴槽付きベツ
    ト。 3 前記浴槽両側部のスライド方向に、キヤタピ
    ラーを連結し、該キヤタピラーは、多数のローラ
    ーに無端のベルトを張設してなり、ローラーの一
    部は、浴槽に回動自在に固定され、残りのローラ
    ーは、フリーに滑動し、モーターによりローラー
    を回動させることによつて、浴槽をベツトにスラ
    イド自在に装着してなる特許請求の範囲第1項に
    記載の浴槽付きベツト。 4 前記浴槽に、浴湯の加熱、循環浄化装置を配
    設し、浴湯を常に循環浄化し、適温に維持してな
    ると共に前記浴槽内の浴湯に、有機物の析出凝
    集、殺菌、脱臭及び湯気の発生の抑制作用を有す
    る浴湯浄化ミネラル剤を混入してなり、該浴湯浄
    化ミネラル剤は、雲母系鉱物が風化したバーミキ
    ユライトを無機酸水溶液に溶解させて得た多種の
    金属塩及び非金属塩を主成分として含有する酸性
    添加剤からなる特許請求の範囲第1項に記載の浴
    槽付きベツト。 5 ベツト上のマツトの一部を移動可能に仕切る
    ことによつて、ベツト中央部付近に開口を形成し
    得るようにし、該開口に便器を上下動自在に固定
    し、該便器には臭気止めの作用をする泡噴出管
    と、肛門一体を洗浄する温水ノズルと、肛門一体
    を乾燥する温風ノズルとを装備してなり、前記温
    水ノズルの他端は、前記浴湯の加熱循環装置に連
    結されてなり、浴湯が前記ノズルから噴出するよ
    うに構成してなる特許請求の範囲第4項に記載の
    浴槽付きベツト。
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