JPH0337779Y2 - - Google Patents

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JPH0337779Y2
JPH0337779Y2 JP5634785U JP5634785U JPH0337779Y2 JP H0337779 Y2 JPH0337779 Y2 JP H0337779Y2 JP 5634785 U JP5634785 U JP 5634785U JP 5634785 U JP5634785 U JP 5634785U JP H0337779 Y2 JPH0337779 Y2 JP H0337779Y2
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JP
Japan
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body frame
vehicle body
deformation
amount
lifter
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JP5634785U
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JPS61172609U (ja
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、溶接にて組み立てられたトラツク
等の車体フレームの変形を修正する装置に関す
る。
従来の技術 例えば第6図に示すようなトラツクのフレーム
Fは複数のメンバーを溶接することにより組み立
てられるが、溶接時の熱的影響を受けてねじれ、
そりといつた溶接ひずみ(変形)の発生が不可避
である。
そのため、従来は溶接治具内での溶接順序とし
て極力変形が発生しないような順序としたり、あ
るいは治具そのものを予め変形量を見込んだ寸法
形状としていわゆる逆変形量をもたせた構造とす
ることで対処している。
これらの方法はいずれも経験的、実験的要素に
負うところが大きく、前述したようなねじれ、そ
りといつた変形を完全に防止することはできな
い。
したがつて、上記のような対策を講じてもなお
も残在する変形についてはやむを得ず容認し、ボ
デイ組立時にシムプレートを入れて調整して車体
全体としての精度を確保している。
考案が解決しようとする問題点 従来の方法では、車体フレームの変形量はボデ
イの組立工程で初めてわかるものであるからシム
プレートによる調整等に多くの工数を要し、また
変形量に応じた数種類のシムプレートを予め用意
しておく必要がある。
本考案は、上記のようなねじれ、そりといつた
変形量を定量的に測定してこの測定値のフイード
バツクにより変形を完全に除去できる装置を提供
しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、トランスフアバー等の搬送装置によ
り搬送されてきた車体フレームを所定の高さ位置
まで上昇させるリフターと、リフターに設けられ
て、車体フレームの少なくとも前後部の両端部の
うちの3箇所をクランプするクランプ装置と、車
体フレームのうち少なくとも残された1箇所に接
触して車体フレームのローリング方向の変形量を
測定する測定ユニツトと、測定された変形量に応
じて車体フレームの測定部位の近傍を加圧する加
圧ユニツトから構成される。
そして本考案の装置は、例えば車体フレームの
自動溶接ラインの末端に設置されるものとする。
作 用 本考案によれば、測定ユニツトで測定された変
形量に応じ、その変形量を相殺し得るような加圧
ストロークを加圧ユニツトが車体フレームに対し
て与える。つまり、車体フレームのうちクランプ
されていない部分について、上記の変形量を打ち
消すような方向に強制的に撓ませる。
この場合、車体フレームは加圧力を解除すると
スプリングバツク現象を起こすため、測定された
変形量と同等の加圧ストロークを与えるだけでは
十分でなく、常に変形量に所定のストロークを上
乗せした値が加圧ストロークとして与えられる。
この加圧ストロークは変形量に応じて予め設定さ
れた値のなかから選択されて与えられる。
そして、上記の測定−加圧の動作を数回繰り返
し、測定された変形量が所定の管理限界に入つた
段階で変形が除去されて修正されたものと判断さ
れる。
実施例 第1図〜第5図は本考案のより具体的な一実施
例を示す図である。
治具フレーム1内には前後方向(第2図の左右
方向)に進退する搬送装置としての一対のトラン
スフアバー2,2があり、このトランスフアバー
2,2の進退動作により、前工程で溶接が完了し
た車体フレームFが治具フレーム1内に搬入され
る。
治具フレーム1内にはリフター3が配設されて
いる。リフター3は、水平なリフターテーブル4
と、リフターテーブル4を昇降させる複数のシリ
ンダ5,5およびガイドロツド6,6等から構成
され、第1図および第2図に示す下降限位置P1
と上昇限位置P2との間を昇降する。つまり、リ
フターテーブル4が下降限位置P1から上昇する
ことにより、トランスフアバー2,2から車体フ
レームFを受け取つてこれをリフトアツプする。
治具フレーム1にはシリンダ7によつて駆動さ
れる複数のロツク装置8が設けられている。ロツ
ク装置8は、第1図に示すように上昇限位置P2
に達したリフターテーブル4をその上下からロツ
ク爪9にて挟持することにより、リフターテーブ
ル4をロツクする。
したがつて、リフターテーブル4が上昇限位置
P2に達したときには、該リフターテーブル4の
負荷はロツク装置8を介して治具フレーム1が負
担する。
リフターテーブル4上にはパワー式のロケート
ピン10のほか、複数のクランプ装置11と補助
クランプ装置12とが設けられている。ロケート
ピン10はシリンダ13のはたらきにより車体フ
レームFの一部に係合することで、車体フレーム
Fの前後方向の位置決めを司る。尚、第2図およ
び第3図において、車体フレームの左端を前端、
右端を後端とする。
クランプ装置11は、車体フレームFを前部と
後部とに分けてみた場合に、車体フレームFの前
部の右側に2個、同左側に1個、ならびに後部の
左側に1個それぞれ配設されている。つまり、こ
れらのクランプ装置11と補助クランプ装置12
とにより、車体フレームFの左右前部と左後部と
をそれぞれクランプするようになつている。
治具フレーム1の上部にはいわゆる吊り下げタ
イプの一対の測定ユニツト14と加圧ユニツト1
5とが車体フレームFの後部に対応するように設
けられている。
測定ユニツト14はシリンダ16のはたらきに
より車体フレームFの前後方向にスライドする一
方、先端には第4図に示すようにモータ17によ
つて昇降するリニアスケールセナサー18が取り
付けられている。
また、加圧ユニツト15はシリンダ19のはた
らきによりベース20に沿つて車体フレームFの
前後方向にスライドする一方、第5図に示すよう
にシリンダ21のはたらきによつて昇降するコ字
状の加圧ヘツド22を備えている。この加圧ヘツ
ド22はスライダー23に固定されており、スラ
イダー23とともにキヤリア24に沿つて昇降す
る。
このように構成された形状修正装置は次のよう
に作用する。
第1図および第2図に示すように、トランスフ
アバー2,2により、前工程で溶接された車体フ
レームFが治具フレーム1内に搬入されると、そ
れまで下降限位置P1で待機していたリフターテ
ーブル4が上昇する。それによりリフターテーブ
ル4はトランスフアバー2,2から車体フレーム
Fを受け取つて上昇限位置P2で停止する。
リフターテーブル4が上昇限位置P2で停止す
ると、ロツク装置8がロツク作動してリフターテ
ーブル4を堅固にロツクする。一方、リフターテ
ーブル4のロケートピン10が前進して車体フレ
ームFを位置決めするとともに、クランプ装置1
1および補助クランプ装置12が一斉にクランプ
作動して車体フレームFをクランプする。
この時、測定ユニツト14および加圧ユニツト
15は第2図に実線で示すような位置で待機して
おり、上記のようなクランプ動作が完了するのを
待つて測定ユニツト14が第2図のQ1位置まで
それぞれシフト動作する。
そして、第3図に示すように一方の測定ユニツ
ト14のセンサー18が下降して車体フレームF
の左後部の一部に、他方の測定ユニツト14のセ
ンサー18が下降して車体フレームFの右後部の
一部にそれぞれ接触する。これら双方のセンサー
18,18の測定値の差を求めることにより、車
体フレームFの後部についてのローリング方向の
変形量が求められる。
変形量の測定が終了すると測定ユニツト14は
第2図のQ2位置までシフトして退避する。そし
て、代わつて加圧ユニツト15が先の測定位置に
対応する位置までシフトする一方、加圧ヘツド2
2の位置が先の変形量に応じた高さ位置にセツト
される。
加圧ヘツド22のシリンダ21には、測定され
た変形量に応じた加圧ストロークが指令として与
えられ、加圧ヘツド22は車体フレームFの変形
量を相殺するような方向に加圧する。つまり、車
体フレームFのうちクランプされていない部分に
ついて、上記の変形を打ち消すような方向に強制
的に撓ませる。
この場合、車体フレームFのスプリングバツク
を考慮し、加圧ストロークとしては測定された値
よりも大きな量が与えられる。この加圧ストロー
クは、変形量に応じて予め設定された値のなかか
ら選択される。以上により、車体フレームFのロ
ーリング方向の変形が修正される。
変形を修正したのち、加圧ユニツト15が原位
置に復帰するとともに、測定ユニツト14が再び
先の測定位置までシフトし、修正後の変形量を上
記と同様な手順のもとに測定する。
そして、再測定した変形量が管理限界内に入つ
ていれば、測定ユニツト14がそれぞれ原位置に
復帰し、車体フレームFは後述するように次工程
に搬出される。
また、再測定した結果がなおも管理限界外であ
れば加圧ユニツト15による変形修正動作を繰り
返すことになる。
車体フレームFの搬出は次の手順による。先ず
ロケートピン10により位置決めと、クランプ装
置11およびアンクランプ装置12によるクラン
プ、ならびにロツク装置8によるロツクがそれぞ
れ解除されたのちにリフターテーブル4が下降す
る。それにより、変形修正が完了した車体フレー
ムFはトランスフアバー2,2に移し替えられ
る。そして、トランスフアバー2,2が前進する
ことにより変形修正が終了した車体フレームFが
次工程に搬送される一方、次の車体フレームFが
治具フレーム1に搬入される。
考案の効果 本考案によれば、溶接後の車体フレームの変形
を測定し、その測定値に応じた加圧ストロークの
もとに車体フレームを加圧して修正するものであ
るため、従来のようにシムプレートによる調整の
必要がなく、車体組立時の工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は第1図の右側面図、第3図は第2図の平面
図、第4図は測定ユニツトの説明図、第5図は加
圧ユニツトの説明図、第6図は車体フレームの斜
視図である。 2……搬送装置としてのトランスフアバー、3
……リフター、4……リフターテーブル、11…
…クランプ装置、14……測定ユニツト、15…
…加圧ユニツト、18……リニアスケールセンサ
ー、22……加圧ヘツド、F……車体フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送装置により搬送されてきた車体フレームを
    受け取つて所定の高さ位置まで上昇させるリフタ
    ーと、リフターに設けられて、車体フレームの少
    なくとも前後部の左右4箇所のうちの3箇所をク
    ランプするクランプ装置と、車体フレームのうち
    少なくとも残された1箇所に接触して車体フレー
    ムのローリング方向の変形量を測定する測定ユニ
    ツトと、測定された変形量に応じて車体フレーム
    の測定部位の近傍を加圧する加圧ユニツトとから
    構成されたことを特徴とする車体フレームの形状
    修正装置。
JP5634785U 1985-04-16 1985-04-16 Expired JPH0337779Y2 (ja)

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JP5634785U JPH0337779Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JP5634785U JPH0337779Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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Publication Number Publication Date
JPS61172609U JPS61172609U (ja) 1986-10-27
JPH0337779Y2 true JPH0337779Y2 (ja) 1991-08-09

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ID=30579858

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JP5634785U Expired JPH0337779Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JPS61172609U (ja) 1986-10-27

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