JPH0336757B2 - - Google Patents

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JPH0336757B2
JPH0336757B2 JP59204436A JP20443684A JPH0336757B2 JP H0336757 B2 JPH0336757 B2 JP H0336757B2 JP 59204436 A JP59204436 A JP 59204436A JP 20443684 A JP20443684 A JP 20443684A JP H0336757 B2 JPH0336757 B2 JP H0336757B2
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torque
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Toshio Kadokura
Tomoyuki Aoshima
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、エレベータの巻上げ用電動機として
誘導電動機を用いた交流エレベータの制御装置に
関する。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕
近年、パワーエレクトロニクスやマイクロエレ
クトロニクスの進歩に伴い、これまでは制御性能
の面から専ら直流電動機が用いられていた多くの
分野に誘導電動機が用いられるようになつた。
エレベータの分野においても、他励界磁巻線を
有する直流電動機を用いた直流エレベータに代つ
て、誘導電動機を用いた交流エレベータが実用に
供されるに至つている。しかし、従来の誘導電動
機による交流エレベータの制御手段は、単に上記
誘導電動機の一次巻線電圧を大きさをサイリスタ
等を用いて制御するようにした、いわゆる一次電
圧制御手段であつた。そのため制御性能には自ず
から限度があつた。そこで、制御性能を改善し、
さらには省電力、省電源設備をはかり得る交流エ
レベータの制御装置として、可変電圧・可変周波
数制御を行なう如く構成された制御装置が種々提
案されている。上記制御装置を実現する制御手段
の一例としては、誘導電動機の一次巻線電流を正
弦波状に制御する電圧形インバータを用いた正弦
波PWM制御手段、あるいは誘導電動機を直流電
動機のように制御することを可能としたベクトル
制御手段等がある。これらの制御手段をエレベー
タの制御装置に適用することにより、優れた制御
性能が得られる上、快適な乗心値となる。
しかるに、上記誘導電動機による交流エレベー
タの制御装置には次のような問題があつた。すな
わち、交流エレベータの制御装置は、従来の他励
直流電動機による直流エレベータの制御装置とは
大幅に異なつている。たとえば他励直流電動機に
おいては、磁束成分が界磁巻線の電流にほぼ比例
するので、上記界磁電流の値により磁束の状態を
知ることができたが、誘導電動機においては、一
次電流により磁束成分およびトルク成分の制御を
合せて行なわなければ、磁束の状態を知ることが
できない。したがつて、エレベータの運転特性に
見合つた適正な制御を行なう必要がある。
また、エレベータ特有の運転制御手段として、
エレベータスタート時の乗かごと、つり合い重り
との不平衡トルクを補償する制御手段を必要とす
るが、前記誘導電動機による制御手段では、一次
電流のみで磁束成分およびトルク成分を合せて制
御するため、制御開始時に適正な不平衡トルク指
令により制御を行なつても、誘導電動機の二次磁
束が二次巻線の抵抗とインダクタンスとで決まる
二次時定数によつて立上がり、過渡状態にて発生
トルクの大きさが変化することがある。このため
正確なトルクが即時に得られない場合があり、ブ
レーキを解放しても適正な不平衡トルク制御が行
なえないおそれがあつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、不平衡トルク制御を含む速度
制御が円滑にかつ高精度に行なわれ、制御性能が
向上し、快適な乗り心地が得られる交流エレベー
タの制御装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するために次の如く構
成したことを特徴としている。すなわち、外部か
ら制御指令を与えられたとき、交流エレベータ駆
動用誘導電動機の磁束成分電流値を磁束成分電流
指令装置から指令し、この指令による励磁制御を
開始させる。そして磁束確立検出装置により上記
電動機の二次磁束が確立したことが検出された後
において、加算装置が作動させて不平衡トルク指
令装置から出力される不平衡トルク指令信号に基
いてトルク成分電流指令信号を得、このトルク成
分電流指令信号によるトルク制御を行なうと共
に、交流エレベータのブレーキ装置にブレーキ開
放指令を与え、このブレーキが開放した後に速度
指令発生装置および速度演算装置を作動させ速度
制御トルク指令信号を前記加算装置に与えるよう
にしたことを特徴としている。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブ
ロツク図である。第1図において1はエレベータ
を駆動させる巻上げ電動機として用いられる誘導
電動機であり、2は上記誘導電動機1の可変電圧
および可変周波数の制御を行なう可変電圧・可変
周波数制御装置である。3は前記誘導電動機1の
一次電流の振幅および周波数の指令値を演算し上
記可変電圧・可変周波数制御装置2に指令値信号
3aを出力するベクトル制御演算装置である。4
はエレベータ巻上げ機の綱車、5はエレベータの
乗かご、6はつり合い重りであり、上記乗かご5
とつり合い重り6とは綱車4を介して主索7によ
り接続されている。8は上記綱車4の回転を制動
させるためのブレーキ、9は上記ブレーキ8を解
放するためのブレーキ装置である。10はエレベ
ータの速度指令信号10aを発生する速度指令発
生装置、11はエレベータの速度を検出し速度信
号11aを出力する速度検出器、12は上記速度
指令信号10aと速度信号11aとの偏差に応じ
て速度制御指令信号12aを出力する速度制御演
算装置である。13は前記乗かご5に設けられた
荷重検出器、14は上記荷重検出器13からの荷
重信号13aに応じて不平衡トルク指令信号14
aを発生する不平衡トルク指令発生装置、15は
上記不平衡トルク指令信号14aと前記速度制御
指令信号12aとを加算してトルク成分電流指令
信号15aを出力する加算装置である。16は前
記誘導電動機1の磁束成分を大きさを制御するた
めの磁束成分電流指令信号16aを発生する磁束
成分電流指令発生装置、17は上記磁束成分電流
指令信号16aから二次磁束の大きさを検出し磁
束確立信号17aを発生する磁束確立検出装置で
ある。18はエレベータの呼出し信号等のように
前記誘導電動機1を制御を開始するための種々の
エレベータ運転信号18Aを入力し、前記各装置
2,9,10,12,15,16に制御開始指令
信号18a〜18fを出力する運転操作指令装置
である。この運転操作指令装置18は、外部から
の制御指令を与えられたとき前記磁束成分電流指
令装置からの指令による励磁制御を開始させ前記
磁束検出装置により前記誘導電動機の二次磁束が
確立したことが検出された後に前記加算装置を動
作させてトルク成分電流指令によるトルク制御を
行なわせると共に前記ブレーキ装置にブレーキ開
放指令を与え前記ブレーキが開放した後に速度指
令発生装置および前記速度制御演算装置を動作さ
せる如く運転操作指令を与えるものとなつてい
る。
次に上記の如く構成された本実施例の動作を説
明する。今、運転操作指令装置18にエレベータ
の呼出し等を行なう部分からエレベータ運転信号
18Aとして励磁制御開始指令が与えられると、
上記運転操作指令装置18は可変電圧・可変周波
数制御装置2および磁束成分電流指令発生装置1
6に励磁制御開始を指令する制御開始指令信号1
8a,18fを出力する。このため上記磁束成分
電流指令発生装置16は励磁制御開始指令信号1
8fに応じてベクトル制御演算装置3および磁束
確立検出装置17に磁束成分電流指令信号16a
を出力する。上記ベクトル制御演算装置3は磁束
成分電流指令信号16aに基いて所定のベクトル
制御演算を行ない、誘導電動機1の一次電流の振
幅指令値I1および周波数指令値ωを示す指令値信
号3aを出力する。上記ベクトル制御演算は次の
如く行なわれる。
振幅指令値I1は、磁束成分電流指令発生装置1
6からの磁束成分電流指令値をId、加算装置15
からのトルク成分電流指令値をIqとすれば I1=√22 ……(1) にて表わされる。一方、周波数指令値ωは、すべ
り周波数をωs、誘導電動機1の回転周波数をωr
とすれば ω=ωs+ωr ……(2) にて表わされる。また上記すべり周波数ωsは、
誘導電動機1の二次抵抗をR2、二次インダクタ
ンスをL2とすれば ωs=(Iq/Id)(R2/L2) ×{1+(L2/R2)S} ……(3) にて表わされる。なお(3)式においてSは微分演算
子である。
したがつて上記(1)〜(3)式から明らかなように、
エレベータ停止状態すなわちIq=0、ωr=0に
おいて励磁制御を開始した場合は、I1=Id、ω=
0で制御されることになる。
次いで励磁制御開始により、前記誘導電動機1
の二次磁束φ2は、磁束成分電流指令値Idに対し
次式で応答する。
φ2=[L2/{1+(L2/R2)S}]Id ……(4) 一方、磁束確立検出装置17は上記(4)式に基い
て二次磁束φ2を演算し、二次磁束φ2の確立を検
出した後、前記運転操作指令装置18に磁束確立
検出信号17aを出力する。
第2図は上記二次磁束φ2の確立を検出する演
算を実現するための磁束確立検出装置17の具体
的な構成を示すブロツク図である。第2図におい
て21は演算増幅器、22は抵抗値が「1/L2」
の抵抗器、23は抵抗値が「1」の抵抗器、24
は静電容量が「L2/R2」のコンデンサ、25は
二次磁束φ2の設定器、26は上記演算増幅器2
1の出力信号と設定器25にて設定された二次磁
束φ2の設定値とを比較し、出力信号が設定値に
達したとき磁束確立検出信号17aを出力する比
較器である。なお、二次磁束φ2は磁束成分電流
指令値Idに対し、二次時定数T2=L2/R2の遅れ
をもつて立上がるが、この二次時定数T2は電動
機によりそれぞれ異なる。しかし上記二次時定数
T2は設計値または誘起電圧の減衰、すなわち制
御状態で電動機を回転させておき、制御を停止し
たときの電動機端子電圧の減衰から概略を知るこ
とができる。
上記磁束確立検出信号17aが入力された運転
操作指令装置18は、加算装置15に制御開始指
令信号18aを出力する。そうすると、上記加算
装置15は不平衡トルク指令発生装置14からの
指令値Iqwと速度制御演算装置12からの指令値
Iqoとを加算してトルク成分電流指令値Iqを求め、
前記ベクトル制御演算装置3にトルク成分電流指
令信号15aを出力する。ただしこの状態では速
度制御が開始されていないため、上記トルク電流
成分指令値Iqは不平衡トルク指令値Iqwに等しく
なる。
上記ベクトル制御演算装置3においては、トル
ク成分電流指令信号15aを与えられると、前記
(1)〜(3)式に基いて一次電流の振幅指令値I1および
周波数指令値ωが決定される。この場合、誘導電
動機1は停止状態にあるので、(2)式はω=ωsと
なる。つまり、不平衡トルク制御指令が与えられ
ると、一次電流周波数はすべり周波数により制御
されることになる。
一方、発生トルクτと、誘導電動機1の一次巻
線に流れるトルク成分電流I1qおよび二次磁束φ2
には τ=(M/L2)I1q・φ2 ……(5) なる関係がある。つまり、二次磁束φ2が確立し
ている状態では、トルクがトルク成分電流I1qに
比例する。したがつてトルク成分電流指令値Iqに
よつてトルク成分電流I1qが制御され、トルクが
発生する。一般に、電流制御応答速度は非常に遠
いので、不平衡トルク制御を開始するとトルクは
即座に目標値に到達する。
第3図は不平衡トルク指令値Iqwの特性を示す
図である。上記不平衡トルク指令値Iqwは、乗か
ご5とつり合い重り6とが丁度平衡となるような
積載量のとき零となり、上記乗かご5とつり合い
重り6とが不平衡な状態に応じて、第3図に示す
ような特性になる。
前記運転操作指令装置18は不平衡トルク発生
指令を発生した後、ブレーキ装置9にブレーキ開
放指令を制御開始信号18bとして出力する。こ
こで、磁束が確立している場合にはトルクの発生
が非常に迅速に行なわれるので、上記ブレーキ開
放指令は不平衡トルク制御指令とほぼ同時に発生
させても実用上は何等問題はない。
前記運転操作指令装置18は上記ブレーキ開放
指令によるブレーキ8の開放を確認した後、速度
指令発生装置10および速度制御演算装置12に
速度制御開始指令を信号18c,18dを出力す
る。なお、ブレーキ開放の確認手段は、図示しな
いがブレーキ開放指令後のブレーキ動作時間が経
過した時点で信号を発生する装置や、ブレーキ開
放を検出可能なリミツトスイツチの動作により行
なうことができる。
前記速度指令発生装置10は速度制御開始指令
によりエレベータの運転モードに応じた速度指令
信号10aを速度制御演算装置12に出力する。
そうすると、速度制御演算装置12において、上
記速度指令信号10aと速度検出器11からの速
度信号11aとの偏差に応じて、速度をトルクに
追従させるためのトルク指令値Iqoが演算され、
前記加算装置15に速度制御指令信号12aが出
力される。その結果、前述したように加算装置1
5にてトルク電流成分指令値Iqが求められ、ベク
トル制御演算装置3にて一次電流の振幅指令値I1
および周波数指令値ωが決定された後、可変電
圧・可変周波数制御装置2にて誘導電動機1の可
変電圧・可変周波数が制御される。
なお、上述した如く動作する運転操作指令装置
18は、継電器等のシーケンス回路や、ロジツク
シーケンス回路あるいはマイクロコンピユータを
用いたソフトウエアなどにより簡単に実現でき
る。第4図は上述した運転操作の流れを示すフロ
ーチヤートである。
このように本実施例においては、エレベータの
速度制御装置部分に制御開始信号が与えられる
と、まず、励磁電流制御を開始する。その後、二
次磁束をシミユレーシヨンする装置により二次磁
束の確立が検出されると、エレベータ特有の制御
である不平衡トルク制御が開始され、さらにブレ
ーキ開放指令が与えられる。そして、ブレーキの
開放が確認されると、速度制御が開始され、速度
指令によりエレベータは所望の速度で運転され
る。
したがつてトルク制御が磁束の確立後に行なわ
れるため、不平衡トルクの制御が確実で正確にな
るばかりでなく、ブレーキ開放後に速度制御が開
始されるので、滑らかなスタートを実現でき、快
適な乗心地が得られる。
ところで、二次磁束φ2の立上がりは前記(4)式
に示したように二次時定数L2/R2によつて決ま
るため、前記第1の実施例では誘導電動機1の二
次時定数が大きい場合には、磁束の確立までかな
りの時間を要する。そのため、エレベータがスタ
ートするまでに比較的長い時間を要する場合があ
る。
第5図は上記問題点を解消する如く構成された
本発明の第2の実施例における磁束成分電流指令
発生装置16′を示す図である。第5図において
51は磁束成分電流定格値を設定する第1の設定
器、52は上記定格値より高いフオーシング電流
値を設定する第2の設定器、53は演算増幅器、
54,55,56はそれぞれ抵抗値が「1」の抵
抗器、57は磁束指令の急峻な変化を避けるため
に設置された静電容量が「C」のコンデンサであ
る。また58,59は上記第1、第2の設定器5
1,52から出力される信号の選択を行なうため
の第1、第2のスイツチで、第1のスイツチ58
は前記運転操作指令装置18からの励磁制御開始
指令18aと磁束確立信号17aの両方が与えら
れたときにオン動作して定格電流値を磁束成分電
流指令値とする。一方、第2のスイツチ59は上
記励磁制御開始指令18aが与えられるとオン動
作してフオーシング電流値を磁束成分電流指令値
とし、磁束確立検出装置17からの磁束確立信号
17aが与えられるとオフ動作する。
第6図は第1の実施例であるフオーシングを行
なわない場合の磁束成分電流指令Idと二次磁束
φ2の立上がりを示す図で、第7図は第2の実施
例であるフオーシングを行なつた場合の磁束成分
電流指令Idと二次磁束φ2の立上がりを示す図で
ある。第6図と第7図の比較から明らかなよう
に、第2の実施例によれば磁束の確立時間がTN
からTFに短縮される。したがつて、エレベータ
は速やかにスタートすることができる。
なお本発明は前記実施例に限定されるものでは
ない。たとえば前記実施例では二次磁束φ2を第
2図に示すようにシミユレーシヨンによつて求め
たが、電動機本体に磁束検出素子を設置して直接
磁束の検出を行なうようにしてもよい。また、誘
導電動機1の二次抵抗R2は温度により変化する
ので、誘導電動機1の固定子の温度を検出して二
次時定数T2=L2/R2の補正を行なうことによ
り、磁束の立上がりの検出精度を高めるようにし
てもよく、さらに補正値をベクトル制御演算装置
の二次抵抗値に用いることにより、速度制御中の
安定性を向上させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、外部から制御指令を与えられ
たとき、交流エレベータ駆動用誘導電動機の磁束
成分電流値を磁束成分電流指令装置から指令し、
この指令による励磁制御を開始させる。そして磁
束確立検出装置により上記電動機の二次磁束が確
立したことが検出された後において、加算装置を
作動させて不平衡トルク指令装置から出力される
不平衡トルク指令信号に基いてトルク成分電流指
令信号を得、このトルク成分電流指令信号による
トルク制御を行なうと共に、交流エレベータのブ
レーキ装置にブレーキ開放指令を与え、このブレ
ーキが開放した後に速度指令発生装置および速度
演算装置を作動させ速度制御トルク指令信号を前
記加算装置に与えるようにしたので、不平衡トル
ク制御を含む速度制御が円滑にかつ高精度に行な
われ、制御性能が向上し、快適な乗り心地が得ら
れる交流エレベータの制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1の実施例を示す
図で、第1図は構成を示すブロツク図、第2図は
磁束検出装置の具体的な構成を示すブロツク図、
第3図は不平衡トルク指令発生装置の出力特性を
示す特性図、第4図は動作説明用の流れ図、第5
図〜第7図は本発明の第2の実施例を示す図で、
第5図は磁束成分電流指令発生装置の具体的な構
成を示すブロツク図、第6図および第7図は作用
効果を説明するための波形図である。 1……誘導電動機、2……可変電圧可変周波数
制御装置、3……ベクトル制御演算装置、5……
エレベータの乗かご、8……ブレーキ、9……ブ
レーキ装置、10……速度指令発生装置、11…
…速度検出器、12……速度制御演算装置、13
……荷重検出器、14……不平衡トルク指令発生
装置、15……加算装置、16……磁束成分電流
指令発生装置、17……磁束掲出装置、18……
運転操作指令装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交流エレベータを駆動させる誘導電動機の磁
    束成分電流値を指令する磁束成分電流指令装置
    と、この磁束成分電流指令装置からの指令信号に
    基いて前記誘導電動機の二次磁束の確立を検出す
    る磁束確立検出装置と、前記交流エレベータの速
    度指令を発生する速度指令発生装置と、前記交流
    エレベータの速度を検出する速度検出器と、この
    速度検出器の検出値と前記速度指令発生装置の速
    度指令値との偏差に応じて速度制御トルク指令信
    号を出力する速度制御演算装置と、前記エレベー
    タの乗かごの荷重を検出する荷重検出器と、この
    荷重検出器の検出値に応じて不平衡トルク指令信
    号を出力する不平衡トルク指令発生装置と、この
    不平衡トルク指令発生装置から出力される不平衡
    トルク指令信号と前記速度制御演算装置から出力
    される速度制御トルク指令信号とを加算してトル
    ク成分電流指令信号を出力する加算装置と、この
    加算装置からのトルク成分電流指令信号と前記磁
    束成分電流指令装置からの磁束成分電流指令信号
    と前記速度検出器からの検出値とに基いて前記誘
    導電動機の一次電流の振幅と周波数とを指令する
    ベクトル制御演算装置と、このベクトル制御演算
    装置からの指令に基いて前記誘導電動機の可変電
    圧および可変周波数を制御する可変電圧・可変周
    波数制御装置と、前記交流エレベータのブレーキ
    を制御するブレーキ装置と、外部からの制御指令
    を与えられたとき前記磁束成分電流指令装置から
    の指令による励磁制御を開始させ前記磁束検出装
    置により前記誘導電動機の二次磁束が確立したこ
    とが検出された後に前記加算装置を動作させてト
    ルク成分電流指令によるトルク制御を行なわせる
    と共に前記ブレーキ装置にブレーキ開放指令を与
    え前記ブレーキが開放した後に速度指令発生装置
    および前記速度制御演算装置を動作させる如く運
    転操作指令を与える運転操作指令装置とを具備し
    たことを特徴とする交流エレベータの制御装置。
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