JPH0336031A - 印刷スキージ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、厚膜回路基板等を量産する場合に用いられる
スクリーン印刷機の印刷スキージ装置に関するものであ
る。

従来の技術 近年、厚膜回路基板の多様化が益々進む中で、その量産
工法も？ｊ！雑化し、スクリーン印刷機を使用した印刷
条件も複雑化している。

）以下、第６図及び第７図を用いて従来の技術の一例に
ついて説明をする。スキージ４は印刷ペーストを印刷す
る為のもので印刷条件を大きく左右し、例えばウレタン
ゴム等でできている。スキージホルダー８及び８′は上
記スキージ４を装着する為のものである。スキージ固定
部ｌは上記スキージ４を装着したスキージホルダー８及
び８′が固定される部分である。スキージ固定ビン２は
上記スキージ４の装着された上記スキージホルダー８及
び８′を上記スキージ固定部１に固定させる為のピンで
あり、スキージ固定部３は上記スキージ固定部１に複数
あけられており、上記スキージ４を装着した上記スキー
ジホルダー８及び８′を、上記スキージ固定ビン２を上
記スキージ固定部３に通すことによって上記スキージ４
は上記スキージ固定部１に固く固定されることになる。

スライダー６は印刷機本体（図示せず）からの回転力を
伝達する部分であり、印刷機本体の１部である。

スライダー受７は上記スキージ固定部ｌに設けてあり、
上記スライダー６を通すことによって上記印刷機本体（
図示せず）からの回転力を上記スキン４の印刷駆動力に
変換す部分である。つまり従来の技術では、印刷条件に
合わせて、印刷ベー：ｌトの粘度、印刷時の」二記ス４
・−ジ４の印刷速度、硬度、形状等の検討をまず行う。

そして最適な印刷条件に合ったスキージ４を選択し、ス
キージホルダー８及び８′にはさみ、スキージ固定部ｌ
に装着する。スキージ固定部３にスキージ固定ビン２を
通してスキージ４は印刷機に固定完了する。

印刷機本体で、スキージ４の印刷圧力や印刷スピード等
の条件を設定し、印刷を行っていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、印刷条件の設定の
過程でスキージの印刷圧力を１種類しか選択できず、印
刷条件の？！雑化に伴い、同一印刷面上でも細かく最適
なスキージ印刷圧力を決定してやる必要がある。この点
について第４図及び第５図を用いて詳しく説明する。

今、第４図に示すような領域ＡとＢで部分的な印刷分け
を行いたいとする。ここで、領域Ａは領域Ｂに比較して
多量の印判ベーストを印刷したい領域である。第５図は
、スキージの印刷圧力と一定面積上に印刷されるベース
］・量を示したものである。ここで、第５図において使
用されている印刷圧力について説明を行う。スキージの
印刷圧力が大きいということは、スキージ４が基板表面
ａに強く押しあてられるということで、言い換えれば第
５図Ｂに示すような、スキージが基板表面からどれだけ
深く押し込まれるかという仮想の押し込み長さｔで表現
できることが分かる。（の値が大きければ大きい程、ス
キージは基板表面ｔこ仰く押しあてられるわけで、印刷
圧力が大きいといえる。そしてｔ＝Ｑの時、スキージは
基板表面を接しているだけであるから、印刷圧力はゼロ
と言う事になる。もちろんｔは仮の長さであり、実際に
はスキージが基板内に入り込むわけでないのは明白であ
る。

つまり第５図から、印刷圧力１（■〕と一定面積上に印
刷されるベース）ｍＷ　（ｇ）は一対一対応であること
がわかり、従来の技術では１種類のスキージによる１つ
の印刷圧力条件しか選択出来ないわけであるから、一義
的に印刷されるペースト８も決まってしまったわけであ
る。よって第４図に示すような部分的印刷分けは行えな
いことになる。他の印刷条件、例えば、スキージ形状、
硬度、スキージ印刷速度といったものも従来の印刷スキ
ージ装置では１回の印刷で各１条件の設定しか出来ず、
上記部分的印刷分けは不可能であり、上記部分的印刷分
けの行える印刷ペーストや印刷用スクリーン版もまだ開
発されていない。

本発明は上記のような課題に鑑み、部分的な印刷分けを
行う為に１Ｍ数のスキージ印刷圧力条件を同時に設定で
きる印刷スキージ装置提供するものである。

！ＩＢを解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明の印刷スキージ装置
は、複数に分割されたスキージを装着する為の分割式ス
キージホルダーと、各上記スキージを装着した上記分割
式スキージホルダーに取り付け、スキージ印刷圧力を調
整するスペーサーと、各上記スキージの装着されたＬ記
分割式スキージホルダーを連結する為のスキージ固定部
と、上記スキージを装着した上記分別式スキージホルダ
をスキージ固定部に固定するスキージ固定ビンを有し、
これら上記の構成から成る印刷スキージ装置を印刷機本
体に取り付けて印刷を行うものである。

作用 本発明は上記した構成によって、スキージの印刷圧力を
細かく条件分けしなｉＪればならない時、スキージをそ
の印刷圧力条件ごとに分割できる。

今、印刷圧力条件の中で最も小さい値を基！Ｖ値と呼ぶ
とする。そして、基準値よりも大きな印刷圧力で印刷を
行いたいスキージについて、その各スキージの印刷圧力
と基準値との印刷圧力差に相当する厚みを有するスペー
サーをそれぞれ用意し、各スキージを装着する分割式ス
キージホルダーの上部に取り付けを行う、こうすること
によってスキージの基板に対する押し込み量を増やすこ
とができ、印刷圧力のｆｆ１Ｍが行えることとなる。次
に各上記スキージホルダーをスキージ固定部に連結し、
そしてスキージ固定部に設けられたスキージ固定穴にス
キージ固定ビンを通すことで各スキージはそれぞれの最
適印刷圧力条件ごとにスキージ固定部に固く固定され、
印刷機本体の印刷圧力設定を基準値に合わせて印刷を行
えば、同時に複数の印刷圧力条件設定ができ、スキージ
の印刷圧力条件分けが任意に行えることになる。

実施例 以下、本発明の一実施例である印刷スキージ装置につい
て第１図から第５図を用いて詳しく説明を行う。

第１図において、スキージ４ａ、４ｂ、４ｃは印刷ペー
ストを基板（図示せず）上に印刷する部分であり、例え
ばウレタンゴム等でできている。

分割式スキージホルダー５ａ、５ａ′、５ｂ（図示せず
）、５ｂ′、５Ｃ（図示せず）５０′は上記スキージ４
ａ−４ｂｓ　４ｃをそれぞれ装着する為のものである。

スキージ固定部ｌは、上記スキージ４ａ、４ｂ、４ｃを
それぞれ装着した上記スキージホルダー５ａ、５ａ′、
５ｂ（図示せず）、５ｂ’、５ｃ（図示せず）５０′を
連結し固定する部分である。スキージ固定穴３は、上記
スキージ固定部１に複数あけられており、スキージ固定
゛ピン２を上記スキージ固定穴３に通すことにより、上
記スキージ４ａ、４ｂ、４Ｃを装着した上記分割式スキ
ージホルダー５ａ、５ａ’５ｂ　（図示せず）５ｂ’５
ｃ（図示せず）、５Ｃ’の上記スキージ固定部１への固
定が行われる。スライダー７は印刷機本体（図示せず）
から受けた回転力を印刷スキージ装置に伝達するもので
印刷機の１部である。スライダー受８は上記スキージ固
定部１に設けられており、上記スライダー７を通すこと
により、印刷機本体（図示せず）から伝達される上記ス
ライダー７の回転力を」：記スキージ４ａ、４ｂ、４ｃ
の印刷駆動力に変換する部分である。

第２図は、第１図におけるスキージ４ａ、４ｂ、４ｃと
分割式スキージホルダー５ａ、５ａ’、５ｂ、５ｂ’、
５ｃ、５ｃ’を印刷スキージ装置から取りはずした所で
ある。スペーサー６は薄い金属の板であり、例えば上記
分割式スキージホルダー５ｂ、５ｂ’の上部に取り付け
られる。

第３図は、第１図のＡ−Ａ線における断面図であり、例
えば、スペーサー６を分割式スキージホルダー５ｂ（図
示せず）５ｂ′上部に取り付けて、印刷スキージ装置へ
組込んだ状態を示す。

次にこの一実施例における構成の作用を説明する。まず
、第４図に示すような部分的に印刷ペーストの印刷量を
変える印刷を行いたいとする。スキージ４ａ、４ｂ、４
ｃは、印刷ペースト等の特性から平スキージの硬度８０
を使用するとする。次に第５図に示す印刷圧力と一定面
積上に印刷されるペーストＩの関係から印刷圧力の設定
を行う。

これは、あらかじめ平スキージの硬度８０のものを使用
して印刷ペーストを印刷し、グラフ化したものである。

但し、印刷速度は一定とする。ここで、領域へを印刷す
る条件として印刷圧力０．２を、領域Ｂを印刷する条件
として印刷圧力０．３をそれぞれ設定する。２つの印刷
圧力のうち小さい方の値である０、２を基準値とする。

基準値よりも大きな印刷圧力で印刷を行いたい領域Ａで
使用するスキージ４ａｓ４ｃについては、基準値との印
刷圧力差０．１に相当する厚さのスペーサー６を用意す
る、ここではスペーサー６として、厚さＱ、ｌａｗの例
えばアルミニウム等でできた平らな板を用意する。

これを第２図に示すように分割式スキージホルダー５ｂ
、５ｂ’上に取り付ける。スペーサー６の取り付けられ
た分割式スキージホルダー５ａ、５ｂ′とスペーサー６
を取り付けない分割式スキージホルダー５ａ、５ａ’及
び５ｃ、５ｃ’を第２図に示すように一列に並べ、スキ
ージ固定部ｌに連結し、スキージ固定穴３にスキージ固
定ビン２を通すことによりスキージ固定部ｌにスキージ
４ａ、４ｂ、４ｃと、分割式スキージホルダー５ａ、５
　ａ　Ｉ、５ｂ、５ｂ’５ｃ、５ｃ′及びスペーサー６
は固く固定される。このようにして印刷圧力が印刷領域
ごとに細かく、かつ同時に同一印刷スキージ装置内で条
件設定できることになる。　次に上記印刷スキージ装置
は、スライダー受８に印刷機本体から回転力を伝達する
スライダー７を通ずことによって印刷スキージ装置を印
刷機と連結でき、印刷機により印刷圧力設定を基準値の
０．２に設定すら。このようにして印刷１［された印刷
スキージ￥を置は、同時に複数の印刷圧力条件を満足し
ながら印刷を行える分けである。

この結果、第４図に示すような同時に印刷される領域内
でも、細かく印刷条件の設定ねけができることによって
、色々な印刷分けを可能にし、より信頼性の高いペース
ト印刷を可能にできる。

発明の効果 以」二のように本発明によれば、複数化された分割式ス
キージホルダーと、上記分割式スキージホルダーに装着
されてスキージの印刷圧力をそれぞれ補正するスペーサ
ーを備えることにより、１回の印刷で印刷できる同一領
域内に同時に？！数の印刷圧力条件設定ができることが
できることから、複数の条件分は印刷ができ、より精度
の高い印刷が可能となり、信頼性の向上も図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における印刷スキーギ装置の
斜視図、第２図は本発明の一実施例における印刷スキー
ジ装置の要部分解斜視図、第３図視図、第７図は従来の
印刷スキージ装置の要部分解斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数の印刷圧力条件を調整する為のスペーサーと、上
   記スペーサーを取り付け可能な分割式スキージホルダー
   と、上記スペーサーと上記分割式スキージホルダーを連
   結する為のスキージ固定部と、上記スペーサーと上記分
   割式スキージホルダーを上記スキージ固定部に固定する
   為のスキージ固定ピンを有することを特徴とする印刷ス
   キージ装置。