JPH0335936A - 放電状態解析装置 - Google Patents

放電状態解析装置

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JPH0335936A
JPH0335936A JP17230089A JP17230089A JPH0335936A JP H0335936 A JPH0335936 A JP H0335936A JP 17230089 A JP17230089 A JP 17230089A JP 17230089 A JP17230089 A JP 17230089A JP H0335936 A JPH0335936 A JP H0335936A
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efficiency
detector
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 、ト発明は、例スば「ノイヤ放電加「におけるに軍状態
を解析する放電状態解析装置に関する。。
(従東の技術) 放電1)41丁には・ノイヤ放電如玉や形彫り放電加工
などがあるが、このうち例えばワイヤ放電加トについて
説明すると、これは被加工物に対してワイヤ電極を所定
間隔おいて配置してこれら被加圧物及びワイヤ電極を加
工搏の中に浸透し、この状態に被加工物とワイヤ電極と
の間に直流電圧を印加する。そして、例えばワイヤ電極
を被部II’物に接近させてそのギャップ量が所定ff
11ごなるとワイヤ電極と被加工物との間に放電が発!
U−する。しかるに、この放電エネルギーによって被加
圧物は加Tされる。
かかるワイヤ放電用1]では加圧状態の良否か判断され
るが、この判断は放電状態がW常であるか異常であるか
により判断しており、この判断は次のような方法によっ
て行われている。すなわち、■作業員が放電柱を1′1
視L2、この放電打の輝度から経験や肋によって放電状
態を判断する。
■作業員が放電の音を聞き、この放電のtlから経験や
勘によって放電状態を判断する。
■ワイヤ放電加工装置にオシロスコープが備えられてい
れば、このオシロスコープに例えはり・1ヤ電極と被加
圧物との間の放電電圧及び放電7毬流の波形を表引させ
、こ11ら放電電圧及び放電電流かし“〕放711状態
を判断する。
■°−ノイヤ放放電加装装置予め放電状態の良否の基準
か犬走さi]ていわば、この基準に従って放電状態を判
断する。
しかしながら、上記ぷ方法では現在の放電状態がiE 
mか異常かは判別できるが、より細かい放電状態、例え
ば放電の効率や安定度などは全< 11別できない。又
、作業員が族亀加工を常時監視してL′れば、異常放電
発生時に対処できるが、例えば無人−く7枚亀加ゴを行
う場合には放電状態が全く分力・らず、例えば無放電状
態が発生し、た場合にはその期間を知る。二とができな
い。以上のことはワイド・、IJ!1.’;ji #o
 、’、、I、に附1りず紋屯jル主一般に員えること
で、′!、二゛、、 < te明が解決iよう占する課題) lえ1、もフ)ように1)4.住(1)放電状態のtL
 ’I’Eか?°4常かを↑4j別することはでき5が
、。放電状態をより細かいパ2− ンでHi5. ?コ
われた放電用りの状態をlf、 ii1!に判別するこ
とができないものである。
そこで本発明は、a電の効率などを求めてIJ父電電状
態解析できる放電状態解析装置を提供することを目的と
する。
又、本発明は、放電の効率などの履歴を得るニーとがで
きる放電状態解析装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、放電電極と被加工物との間1こ加わる放電電
圧及び放11[極と被加圧物との間に流れる放電電流を
検出する検出器と、この検出器からの検出信号を一定間
隔毎の信号採取191間ごとに所定のサンプリング周期
でディジタル変換して取り込む信号採取手段と、この信
号採取1段で1本数された各検出信号から各放電におけ
る族714 Lなどの放電データを作成する放電データ
作成11段、」、−の放電データ作成手段で作成された
放電データから正常放電を求めこの正常放電の発生間隔
(:7) M合を効率として算出する効率算出−+ l
+ 、ヒを備えて上記目的を達成しようとする放電状態
解析装置である。
又本発明は、上記放電データ作成手段で作成された放電
データから全放電発生数に対する正常放電以外の放電数
の割合を放電の安定度として求める安定度算出手段とを
備えて上記目的を達成しようとする放電状態解析装置で
ある。
さらに本発明は、上記放電データ作成手段で作成された
放電電圧又は放電電流の多値から異常放電を検出してこ
の異常放電の発生割合を接触率として求める接触率算出
手段とを備えて上記目的を達成しようとする放電状態解
析装置である。
x本発明は、上記放電データ作成手段で作成された放電
データから効率、安定度及び接触率などから成る履歴デ
ータを作成する履歴作、成手段とを備えて上記目的を達
成しようとする放電状態解析装置である。
(作用) このような手段を備えたことにより、放電電圧及び放電
電流が検出されると、この検出信号は信号採取手段によ
って一定間隔毎の信号採取期間ごとにディジタル変換し
て取り込まれ、放電データ作成手段によって放電データ
が作成される。そして、この放電データ作成手段で作成
された放電データから効率算出手段は正常放電を求めこ
の正常放電の発生間隔の割合を効率として算出する。
又、上記放電データ作成手段で作成された放電データか
ら安定度算出手段は全放電発生数に対する正常放電以外
の放電数の割合を放電の安定度として求める。
さらに、上記放電データ作成手段で作成された放電電圧
又は放電電流の多値から接触率算出手段は異常放電を検
出してこの異常放電の発生割合を接触率として求める。
又、上記放電データから履歴作成手段は効率。
安定度及び接触率などから成る履歴データを作成する。
(実施例) 以下、本発明の第1実施例について図面を参照して説明
する。
第1図はワイヤ放電加工に適用した放電状態解析装置の
全体構成図である。加工槽1の内部には被加工物2が浸
透されている。この被加工物2には所定間隔をおいてワ
イヤ電極3が配置されている。なお、このワイヤ電極3
は上部ワイヤガイド体4及び図示しない下部ワイヤガイ
ド体により支持されている。これら被加工物2とワイヤ
電極3との間には放電制御回路5を介して直流電源6が
接続されて放電回路を形成している。この場合、直流電
源6は正極を被加工物2に接続している。
かかる放電回路には電圧検出器7が直流電源6に対して
並列接続されるとともに電流検出器8が直流電源6に対
して直列接続されている。
一方、10は解析装置本体であって、この解析装置本体
10にはアッテネータ(ATT)11゜12が備えられ
、一方のアッテネータ11に電圧検出器7が接続される
とともに他方のアッテネータ12に電流検出器8が接続
されている。これらアッテネータ11.12にはそれぞ
れメモリが内蔵された各A/D (アナログ/ディジタ
ル)変換器13.14が接続され、これらA/D変換器
13.14はバス15を介してCPU (中央処理装置
)16に接続されている。このCPU16にはバス15
を介してタイミングコントローラ17、RAM (ラン
ダム・アクセス・メモリ)18、ROM (リード・オ
ンリ・メモリ)19、表示駆動部20及びプリンタ駆動
部21が接続されている。タイミングコントローラ17
はA/D変換器13.14における信号取込みタイミン
グを制御するものである。又、表示駆動部20には表示
器22が接続されて表示器22を表示駆動し、プリンタ
駆動部21にはプリンタ23が接続されて放電状態の履
歴データをプリントアウトするようになっている。RO
M19には、タイミングコントローラ17でのA/D変
換器13.14に対する信号採取タイミングプログラム
が記憶されている。
しかるに、この信号採取タイミングプログラムにより各
A/D変換器13.14は一定間隔毎の信号採取期間に
xns毎に同時に電圧検出信号、電流検出信号をそれぞ
れ8ビツトにディジタル変換して1回の信号採取期間で
例えば1024〜65538 Bのデータを採取するも
のとなる。これにより、各A/D変換器1.3,14、
CPU16、タイミングコントローラ17及びROMI
 9により信号採取手段が構成されている。
又、ROM19にはデータ作成プログラム及び履歴作成
プログラムが記憶されている。これにより、上記CPU
16は第2図に示すように信号採取手段16−1、放電
データ作成手段16−2及び履歴作成手段16−3の各
機能を有するものとなる。なお、信号採取手段16−1
は上記の如く信号採取手段の一部の機能となっている。
放電データ作成手段16−2は、信号採取手段で採取さ
れたディジタル電圧検出信号及びディジタル電流検出信
号から各放電における放電電圧や放電電流などのパラメ
ータから成る放電データを作成する機能を有するもので
ある。
履歴作成手段16−3は放電データ作成手段エロー2で
作成された放電データから効率や安定度、接触率などを
求めてこれら効率や安定度、接触率の履歴データを作成
する機能を有するものである。なお、この放電状態の履
歴データはRAM18に記憶されるようになっている。
具体的には効率算出手段16−4、安定度算出手段16
−5及び接触率算出手段16−6の各機能を有している
。効率算出手段16−4は放電データ作成手段16−2
で作成された放電データから正常放電を求め、この正常
放電の上記信号採取期間における発生期間の割合、つま
り正常放電の電流パルス幅と信号採取期間である放電電
流のデユーティ比を効率として算出する機能を持ったも
のである。又、安定度算出手段16−5は上記放電デー
タから全放電発生数に対する正常放電以外の放電数の割
合を放電の安定度として算出する機能を持ったものであ
る。接触率算出手段16−6は上記放電データの各放電
電圧又は放電電流の値から異常放電を検出してこの異常
放電の持続時間と全データ長との比を接触率として算出
する機能を持ったものである。
さらに上記CPU16には内部タイマー16Tが備えら
れており、この内部タイマー167はCPU16によっ
て放電加工中において放電電圧が現れないことが判断さ
れたとき及び被加工物2の交換で放電電圧が現れないこ
とが判断されたとき動作してその時間をタイマーカウン
トするものである。なお、被加工物2の交換時は予め設
定されているので、放電加工中において放電電圧が現れ
ない場合と判別ができるようになっている。又、上記C
PU16は放電データから各放電ごとの放電エネルギと
ワイヤ電極3の径に応じて予め設定された放電エネルギ
しきい値とを比較し、各放電エネルギが放電エネルギし
きい値以上となったときにワイヤ電極3に断線が生じる
危険性が高いと判断してこの旨をrEJとしてプリント
アウトする機能を有している。
次に上記の如く構成された装置の作用について参照して
説明する。
被加工物2とワイヤ電極3との間に直流電源6から放電
制御回路5を通して直流電圧が印加され、この状態に被
加工物2とワイヤ電極3とのギヤ・ノブ量が所定量とな
ると、被加工物2とワイヤ電極3との間にパルス放電が
発生する。このパルス放電のエネルギにより被加工物2
は加工される。
この状態に電圧検出器7は被加工物2とワイヤ電極3と
の間のパルス放電電圧を検出してその電圧検出信号を出
力し、又電流検出器8は被加工物2からワイヤ電極3に
流れたパルス放電電流を検出してその電流検出信号を出
力する。これら電圧検出信号及び電流検出信号はそれぞ
れアッテネータ11.12で処理しやすいレベルに減衰
されてA/D変換器13.14に人力する。このとき、
各A/D変換器13.14は、一定間隔毎の各信号採取
期間においてそれぞれ例えばxns毎に同時に電圧検出
信号、電流検出信号をそれぞれ8ビツトにディジタル変
換して取込む。これにより、1回の信号採取期間におい
て上記Bのデータが取込まれる。このように1回の信号
採取期間で取込んだディジタル電圧検出信号及びディジ
タル電流信号はそれぞれ各A/D変換器13.14内の
メモリに一時記憶され、各信号採取期間の経過の後にC
PU16によってRAM1 Bに移されて記憶される。
そうして例えば10回の信号採取期間が終了すると、C
PU16の放電データ作成手段16−2は各ディジタル
電圧検出信号及びディジタル電流信号からそれぞれ第3
図に示すような放雷電圧及び放電電流の各波形を求め、
これら波形から放電発生の順番に発生番号rlJ  C
2J・・・rNJを付す。そして、CPU16はこれら
波形から各放電における放電開始at、 C2・・an
や放電終了bl、 b2・・・bn、放電電圧cl、 
C2−en、 MS流ピークdi、 d2−dn、電流
パルス幅el、 C2・・・en、放電エネルギf’l
、 C2・・・「11、パルス間隔g+、 g2・・・
goなどの各ノくラメータから成る放電データDを求め
てRAM18にテーブル化して記憶する。なお、放電エ
ネルギI’l、 C2・・・rnは放電電圧c1.. 
C2・cnと電流ピークdl、 d2−dnとをそれぞ
れ乗算して求めている。なお、このとき各信号採取期間
毎の電圧検出信号及び電流検出信号の取込み動作は続け
られている。
次にCPU16の効率算出手段16−4は予め設定され
た放電限界電圧と10回の信号採取期間における各放電
電圧cl、 C2,・・・cnとを比較して放電限界電
圧よりも低レベルの放電電圧例えばC2を異常放電であ
るアーク放電パルス及び短絡として検出する。これによ
り、放電データDから異常放電のデータが除かれる。そ
して、効率算出手段16−4は正常放電の電流パルス幅
gl、 g3.・・・gnの合計期間ptを求めるとと
もに10回の信号採取期間の合計肋間Hoを求め、これ
ら合計期間Pt、H,の比、つまり放電電流波形のデユ
ーティ比Q Q−Pt/H。
を効率として算出する。そうして、効率算出手段16−
4は時間経過とともに順次作成される放電データDから
効率Qを算出してRAM18に順次記憶して効率の履歴
データを作成する。
又、安定度算出手段16−5は安定度を算出する。先ず
、安定度算出手段16−5は、異常放電が抹消された放
電データDから放電電圧cl、 C3゜C4,・・・c
nを再び抽出して第4図に示す放電電圧のヒストグラム
を作成する。このヒストグラムには2つの正規分布Q1
.Q2が現れ、このうち正規分布Qlは被加工物2とワ
イヤ電極3との間が加工酸の流れにより十分に清浄化さ
れて加工屑が取り去られた状態における放電電圧を示し
ており、他方の正規分布Q2は被加工物2とワイヤ電極
3との間にかなりの加工屑が残り、この加工屑によって
ギャップ間の抵抗値が小さくなって放電電圧が低くても
放電が生じている過渡的な放電を示している。そして、
安定度算出手段16−5は上記異常放電の発生数Naと
過渡的な放電の発生数Ntとを求め、これら発生数の全
放電発生数Nに対する比すなわち安定度5e Se−(Na+Nt)/N を算出する。ここで、安定度Seは被加工物2とワイヤ
電極3とが接近し過ぎているかを表している。例えば加
工屑が無い状態で被加工物2とワイヤ電極3とが接近し
過ぎていると、被加工物2とワイヤ電極3との間の抵抗
値が小さくなって異常放電及び過渡的な放電が発生する
からである。そうして、安定度算出手段16−5は時間
経過とともに順次作成される放電データDから安定度S
eを算出してRAM18に順次記憶して安定度の履歴デ
ータを作成する。
さらに、接触率算出手段16−6は先に求めた異常放電
の持続時間と全データ長との比を接触・C4<A−異常
放電の持続時間/全データ長 として算出する。そうして、接触率算出手段16−6は
時間経過とともに順次作成される放電デ−夕りから接触
率Aを算出してRAM18に順次記憶して接触率の履歴
データを作成する。
以上のように効率Q1安定度Se及び接触率Aの履歴デ
ータが作成されるとともに、これら効率Q、安定度Se
及び接触率AはCP U 1.6によってプリンタ駆動
部21に送られ、プリンタ23でプリントアウトされる
。第5図はプリントアウトの一例であって、効率Q及び
安定度Seが履歴データとしてそれぞれ横方向のバーの
長さで示されるとともに接触率Aが履歴データとして数
値で示される。なお、接触率AとともにrEJが付され
ているが、これはCPU16が放電データから各放電ご
とのhl電エネルギとワイヤ電極3の径に応してrめ設
定された放電エネルギしきい値とを比較し、各放電エネ
ルギが放電エネルギしきい値以上となったときにワイヤ
電極3に断線が生じる危険性が高いと判断してfζ1し
たものである。又、放電発生数、放電エネルギや放電電
流などのデータもプリントアウトされている。
ところで、放電加工中に加工条件が悪くなると、被加工
物2とワイヤ電極3との間に放電が発生せずに放電加工
が行われなくなる。このような場合、放電電圧は現れず
、CPU16はこのときから内部タイマー16Tをタイ
マ動作させる。そして、再び放電電圧が現れると、CP
U16はタイマー167の動作を停止してそのカウント
値から無放電の期間Gを算出してプリンタ駆動部21に
送る。
これにより、無放電の期間Gがノーシグナルタイム例え
ば60sとしてプリントアウトされる。又、この無放電
の期間Gにあっては効率Q1安定度Se及び接触率Aは
零を示す。しかるに、この無放電の期間Gでは被加工物
2の加工が行われていないことが示される。
一方、内部タイマー167は被加工物2の交換で放電電
圧が現れない場合にも動作してその時間をタイマーカウ
ントし、このときの交換に要した期間がプリントアウト
される。
このように上記第1実施例においては、放電電圧及び放
電電流を取り込んで放電データを作成し、この放電デー
タから効率Q1安定度Se及び接触率Aを算出し、さら
にこれら効率Q1安定度Se及び接触率Aの履歴データ
を作成してプリントアウトするようにしたので、放電状
態を解析することができるとともにその履歴を求めるこ
とができる。これにより、効率Qから被加工物又はワイ
ヤ電極の移動速度や加工液の流速を最適に制御して放電
加工の効率を高くすることができ、又各放電加工装置に
おいてそれぞれ効率を求めればこれら効率から各放電加
工装置を比較できる。又、被加工物2とワイヤ電極3と
の間に加工屑が存在している状態での放電がどのくらい
の割合で発生しているかが容易に把握できて加工屑の排
出状態が定量的にわかる。これにより、被加工物2とワ
イヤ電極3との間に流す加工液の流速を最適状態に制御
できて加工効率を向上できる。
又、安定度Seにより被加工物2とワイヤ電極3とが接
近し過ぎているか離れすぎているかが容易に把握でき、
被加工物2又はワイヤ電極3の加工時の移動速度などを
最適に制御できるようになる。さらに、安定度Seを低
率、良好及び不安定の3度合いで表示すれば、放電加工
の状態及び披加−[物2とワイヤ電極3との接近の度合
いが視覚的に容易にわかる。
さらに、接触率Aの値からこの値が大きくなると被加工
物2とワイヤ電極3とのギャップ量が小さく接触する危
険性の高いことが判断でき、又接触率Aが小さいとギャ
ップ量が大きくなって放電の発生しにくいことが判断で
きる。又、放電加工において被加工物2の種類に応じた
最適な値の接触率A例えば30%が有り、この接触率値
となるようにCPU16は放電加工の条件、例えばワイ
ヤ電極3の移動速度や加工液の流速などにフィードバッ
クをかけて効率の高い放電加工が可能となる。
又、履歴データを作成するので、無人で放電加工を行っ
てもこの無人期間における放電状態が正確に判り、例え
ば無放電状態が発生してもその期間が分かる。さらに、
無人監視の放電加工中の加工条件及び被加工物の位置決
め精度が判別できる。
例えば、角穴を形成する場合、被加工物の位置決め精度
が低いと、一方の辺ではワイヤ電極3が寄り過ぎて異常
放電となり、他方の辺ではワイヤ電極3が離れ過ぎて無
放電となることから判別できる。又、プリントアウトさ
れた履歴データから荒加工の時間、複数回行なう各仕上
げ加工の時間がそれぞれ分かるとともに、被加工物2を
交換する際のワイヤ電極3の位置決めからワイヤを自動
結線するまでの時間が分かる。
次に本発明の第2実施例について説明する。なお、第1
図と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省
略する。
第6図はワイヤ放電加工に適用した放電状態解析装置の
全体構成図であって、被加工物2はテーブル30によっ
てXY平面上を移動するようになっている。このテーブ
ル30には位置検出器31が設けられ、この位置検出器
31によりテーブル30のXY平面上の位置が検出され
るようになっている。そして、この位置検出器31から
構成される装置信号は解析装置本体10の人力部32に
人力されるようになっている。
一方、解析装置本体1−0のROM19には上記各プロ
グラムの他にワイヤ位置検出プログラム、加工形状及び
放電判定プログラムが記憶されている。これにより、C
PU16は第7図に示すように新たにワイヤ位置検出手
段33、放電判定手段34を有する履歴作成手段35を
備えたものとなる。ワイヤ位置検出手段33は表示器2
2に加工形状を表示させるとともに位置検出器31から
の位置信号によりワイヤ電極3の移動位置を加工形状と
ともに表示させる機能を有するものである。
放電判定手段34は効率算出手段16−4、安定度算出
手段16−5及び接触率算出手段16−6でそれぞれ求
められた効率Q1安定度Se及び接触率Aのうちいずれ
か1つの値から放電加工の状態が最良から最悪に亙って
分けた複数ランクのうちいずれかのランクに属するかを
?+1別する機能を有するものである。なお、このラン
ク付けは効率Q、安定度Se及び接触率Aを総合的に判
断して判定しても良い。
次に作用について説明する。
放電加工が開始されると、ワイヤ装置検出手段33は表
示器22に第8図に示すような加工形状Qaを表示する
。なお、この加工形状Qaにおいてshはスタートホー
ルであって、ここから放電加工が開始されることを示し
ている。これと同時に放電電圧及び放電電流が検出され
て、上記放電データDが作成される。そして、この放電
データDから効率算出手段16−4、安定度算出手段1
6−5及び接触率算出手段16−6はそれぞれ効率Q1
安定度Se及び接触率Aを算出してその履歴データを作
成する。
一方、位置検出器31はテーブル30の位置を検出して
その位置信号を出力する。この位置信号は入力部32に
送られ、この人力部32でディジタル変換されてRA 
M 18の所定エリアに記憶される。ここで、ワイヤ位
置検出手段33はディジタル位置信号からワイヤ電極3
の位置を求め、この位置を履歴データとしてRAM18
に記憶する。
これとともにワイヤ位置検出手段33は求めたワイヤ電
極3の現在位置を随時表示駆動部20に送る。これによ
り、表示器22にはワイヤM8Ii3の現在位置vPが
「・」で表示される。そして、上記効率Q、安定度Se
及び接触率Aはそれぞれワイヤ電極3の位置と対応して
履歴データとしてRAM18に記憶される。
又、放電判定手段34はそれぞれ求められた効率Q1安
定度Se及び接触率Aのうちいずれか1つの値から放電
加工の状態が最良から最悪に亙って分けた複数ランクの
うちいずれかのランクに属するかを判別する。例えば、
放電判定手段34は効率Qが例えば「5」ランクのうち
最良から1ランク下の「4」ランクに属すれば、表示器
22に放電判定「○」を表示する。この場合、放電判定
の表示位置は放電電圧及び放電電流を検出した(立置と
対応する位置になっている。なお、「◎」は最良ランク
、「△」はrOJより1ランク下のランク等となってい
る。
このように第2実施例においては、加り形状Qaを表示
するとともにワイヤ電極3の位置及び効率Q等の履歴デ
ータを作成して加工状態の判定結果を表示するようにし
7たので、放電状態を解析することができるとともにそ
の履歴データを得ることができ、特に1つの被加工物2
における加工経路上での加工状態が視覚により判別でき
る。これにより、例えば無放電状態となって加工が行わ
れていない部分が容易に判別でき、さらに次回の放電加
工の加工条件を設定する資料が得られる。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものでなくそ
の主旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。例えば、無
加工状態と放電加工中の無放電状態とを区別するには、
被加工物2とワイヤ電極3との間に電圧が加わると発光
する発光素子を設けて区別するようにしてもよく、又C
PU16での放電加工開始及び放電加工終了の判断によ
り区別しても良い。さらに、本装置はワイヤ放電加工装
置に限らず、形彫り放電加工や電解加工、さらには電圧
信号及び電流信号のサンプリングのレンジ変更により溶
接機やレーザ応用機器、照明機器、スパッタリング装置
、PVDやCVDのプラズマ加工装置などの放電応用機
器にも適用できる。このうちスパッタリング装置では放
電状態を検出することで放電媒体の流ユ調整ができる。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、放電の効率などを
求めて放電状態を解析できる放電状態解析装置を提供で
きる。
又、本発明は、放電の効率などの履歴を得ることができ
る放電状態解析装置を提供できる。
作禎装置の第1実施例を説明するための図であって、第
1図は構成図、第2図は機能ブロック図、第3図は放電
電圧及び放電電流の波形図、第4図は放電の分類作用を
説明するための図、第5図は放電履歴のプリントアウト
の一例を示す図、第6図乃至第8図は本発明の第2実施
例を説明するための図であって、第6図は構成図、第7
図は機能ブロック図、第8図は放@履歴状態の表示例を
示す図である。
1・・・加工槽、2・・・被加工物、3・・・ワイヤ電
極、4・・・上部ワイヤガイド体、5・・・放電制御回
路、6・・・直流電源、7・・・電圧検出器、8・・・
電流検出器、10・・・解析装置本体、11..12・
・・アッテネータ、13.14・・・A/D変換器、1
5・・・バス、16・・・CPU、16−1・・・信号
採取手段、16−2・・・放電データ作成手段、16−
3.35・・・履歴作成手段、16−4・・・効率算出
手段、16−5・・・安定度算出手段、16−6・・・
接触率算出手段、17・・・タイミングコントローラ、
18・・・RAM、19・・・ROM、20・・・表示
駆動部、21・・・プリンタ駆動部、22・・・表示器
、23・・・プリンタ、30・・・テーブル31・・・
位置検出器、32・・・入力部、33・・・ワイヤ位置
検出手段、34・・・放電判定手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放電電極と被加工物との間に加わる放電電圧及び
    前記放電電極と前記被加工物との間に流れる放電電流を
    検出する検出器と、この検出器からの検出信号を一定間
    隔毎の信号採取期間ごとに所定のサンプリング周期でデ
    ィジタル変換して取り込む信号採取手段と、この信号採
    取手段で採取された各検出信号から各放電における放電
    電圧などの放電データを作成する放電データ作成手段と
    、この放電データ作成手段で作成された放電データから
    正常放電を求めこの正常放電の発生間隔の割合を効率と
    して算出する効率算出手段とを具備したことを特徴とす
    る放電状態解析装置。
  2. (2)放電電極と被加工物との間に加わる放電電圧及び
    前記放電電極と前記被加工物との間に流れる放電電流を
    検出する検出器と、この検出器からの検出信号を一定間
    隔毎の信号採取期間ごとに所定のサンプリング周期でデ
    ィジタル変換して取り込む信号採取手段と、この信号採
    取手段で採取された各検出信号から各放電における放電
    電圧などの放電データを作成する放電データ作成手段と
    、この放電データ作成手段で作成された放電データから
    全放電発生数に対する正常放電以外の放電数の割合を放
    電の安定度として求める安定度算出手段とを具備したこ
    とを特徴とする放電状態解析装置。
  3. (3)放電電極と被加工物との間に加わる放電電圧及び
    前記放電電極と前記被加工物との間に流れる放電電流を
    検出する検出器と、この検出器からの検出信号を一定間
    隔毎の信号採取期間ごとに所定のサンプリング周期でデ
    ィジタル変換して取り込む信号採取手段と、この信号採
    取手段で採取された各検出信号から各放電における放電
    電圧などの放電データを作成する放電データ作成手段と
    、この放電データ作成手段で作成された放電電圧又は放
    電電流の各値から異常放電を検出してこの異常放電の発
    生割合を接触率として求める接触率算出手段とを具備し
    たことを特徴とする放電状態解析装置。
  4. (4)放電電極と被加工物との間に加わる放電電圧及び
    前記放電電極と前記被加工物との間に流れる放電電流を
    検出する検出器と、この検出器からの検出信号を一定間
    隔毎の信号採取期間ごとに所定のサンプリング周期でデ
    ィジタル変換して取り込む信号採取手段と、この信号採
    取手段で採取された各検出信号から各放電における放電
    電圧などの放電データを作成する放電データ作成手段と
    、この放電データ作成手段で作成された放電データから
    効率、安定度及び接触率などから成る履歴データを作成
    する履歴作成手段とを具備したことを特徴とする放電状
    態解析装置。
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