JPH0335745Y2 - - Google Patents

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JPH0335745Y2
JPH0335745Y2 JP13743385U JP13743385U JPH0335745Y2 JP H0335745 Y2 JPH0335745 Y2 JP H0335745Y2 JP 13743385 U JP13743385 U JP 13743385U JP 13743385 U JP13743385 U JP 13743385U JP H0335745 Y2 JPH0335745 Y2 JP H0335745Y2
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rod
movable base
shaped
container
storage container
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JP13743385U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は棒状体収納容器に関するものであ
る。
《従来技術》 従来のこの種の棒状体化粧料容器としては、例
えば実公昭41−15144号に示された容器が公知と
なつている。この公知の容器では、任意の外観に
形成した容体の底の中央に起立杆を起立し、且つ
蓋体の裏面中央には起立杆上に抜き挿しできるよ
うに管を取付け、この管の下端に容器を持つ取付
板を取付け、蓋体を持ち上げることによつて容器
を容体の口縁に引き出せるように構成している。
しかし、上記した従来の棒状体収納容器では、蓋
体を開放して収納物を取り出すには、手動、即ち
一方の手で容器本体を把持しつつ他方の手によつ
て蓋体を上方に持ち上げなければならず、その操
作は煩わしいものである。
また、スプリング等を用いてワンタツチ操作で
収納物が受承された可動台(取付板)を自動的に
上方へ移動させることも考えられるが、この方法
では該可動台が勢いよく上昇するため収納物が容
器本体から飛び出してしまうという問題がある。
《考案が解決しようとする問題点》 本願考案は上記した問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ワンタツチ操作で容器本体内
に設けられた可動台がゆつくりと上昇し、該可動
台上に受承された棒状体が容器本体上面より拡開
しながら突出上昇されるとともに、棒状体の突出
動作のユニークな棒状体収納容器を提供すること
にある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するため、本考案の棒状体収納
容器によれば、筒状容器本体の上端周縁部に複数
本の棒状体が突出可能な開口部を形成するととも
にその内部中央には柱体を立設し、容器本体の内
部には棒状体の下端を開口部より中心側にて受承
する受台部と受台部から垂直上方に延長するとと
もに柱体に摺接嵌合する筒部とを有する可動台を
設け、筒部と柱体との間には可動台を常時上方に
付勢するスプリング体を設けるとともにこれら両
者の摺接面には高抵抗体を介在させてスプリング
体による可動台の上昇速度を充分に減速可能と
し、容器本体と可動台との間には可動台の降下位
置にてその上昇を係止する解錠自在な止錠手段を
設けてなるのである。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添付図面
を参照にして説明する。
第1図乃至第3図は、この考案に係る棒状体収
納容器の第1実施例を示している。これらの図に
示すように、筒状容器本体は上下端開口された円
筒状の胴部10と、胴部10の下端を嵌合閉塞す
る底部20と、胴部10の上端を覆う中蓋30と
かる大略構成されている。胴部10は円筒状の外
壁11と内面に上方が拡開する傾斜面12aを複
数個有する内壁12とからなり、両壁11,12
はその上端部において一体化されている。また、
胴部10の上端外周には肩部13が形成され、そ
の上方側面部には第1のリング状の凸条14が突
設されている。そして、外壁11及び内壁12の
下端部には径方向の一箇所にそれぞれ第1、第2
の凹状切欠部11a,12bが連通して形成され
ている。
底部20は胴部10と略同一平面形状からな
り、その上面中央部には円柱状の柱体21が一体
的に起立形成され、この柱体21の上方部には中
空部21aが形成され、その上端部は開口されて
いる。そして、底部20の外周縁には高さの低い
外周壁23が一体的に起立形成され、外周壁23
の外周にはリング状の第2の凸条24が摺接さ
れ、この第2の凸条24が胴部10の外壁11の
下方内側に設けた第1のアンダーカツト部15内
に嵌合されることにより底部20が胴部10の下
端開放部に嵌着される。更に、底部20の外周壁
23の下端部には胴部10の外壁11に形成した
第1の凹状切欠部11aと対応する位置に透孔2
3aが穿設されている。更にまた、底部20に
は、外周壁23に設けた透孔23aと径方向略同
一直線上の底部20の上面中央部にガイド溝25
が、柱体21の下端部には小孔溝26がそれぞれ
設けられている。
中蓋30は球面状の天面31と、天面31の外
周縁に下方向に向けて折曲形成された周壁部32
とから形成されてなり、この周壁部32の外径は
胴部10の外壁11の外径と略同一に形成されて
いる。また、天面31の周縁部付近には、複数の
独立した円形の開口部33が穿設されるとともに
天面31の中央には比較的大径な透孔34が穿設
されている。更に、周壁部32の下端内周面には
第2のアンダーカツト部35が形成されており、
この第2のアンダーカツト部35と胴部10に形
成したリング状の第1の凸条14とが嵌合し合う
ことにより、中蓋30は胴部10の上端開放部に
嵌着される。このとき、胴部10の内壁12に設
けた傾斜面12aと中蓋30に設けた開口部33
とは連通されるように位置される。
本考案にあつては、容器本体内に可動台40が
上下方向に摺動自在に配設されている。可動台4
0は下端開放された中空状に形成されており、容
器本体内に収納する化粧用ペンシル等の棒状体5
0の下端を中蓋30の開口部33より中心側にて
受承する受台部41と、この受台部41から垂直
上方に延長するとともに柱体21に摺接嵌合する
筒部42とにより構成されている。受台部41は
その上面に棒状体50を受承するための凹部43
が形成され、受台部の上面周縁から下方へ垂下形
成された側壁部の下端内周縁にはリング状の第1
の係合凸条44が一体的に突出形成されている。
一方、筒部42は中蓋30の透孔34の内径と略
同一の外径を有し、筒部42は透孔34を貫通し
て上下動自在となつている。また、筒部42の下
方部はその外径が拡径され中蓋30の透孔34の
内径より大きく形成され、その境界に段部45が
形成され、可動台40の上方位置において段部4
5と中蓋30の天面内側(透孔34の周縁部)と
が係止し合い可動台40の上昇を止めるようにな
つている。更に、底部20の柱体21の中空部2
1aと可動台40の筒部42の内部空間とにより
形成された間隙内にはスプリング体46が、常時
筒部42、即ち可動台40を上方向へ付勢するよ
うに配設されている。一方、筒部42の上端側面
は縮径されており、その側面部にはリング状の第
3の凸条47が周設されており、ここにおいて蓋
体60が嵌着されている。
蓋体60は中蓋30の天面31と略同一曲率半
径からなる傘部61と、傘部61の中央下面から
一体的に垂下形成された嵌合筒部62とからな
り、嵌合筒部62の下端内周面に設けられた第3
のアンダーカツト部63と可動台40の筒部42
の上方側面部に設けた第3の凸条47とが嵌合し
あうことにより、蓋体60が筒部42の上端部に
嵌着されるようになつている。また、傘部61は
可動台40の最下方位置において、中蓋30の開
口部33を完全に覆うように形成されている。
一方、可動台40は最下方位置において底部2
0内に配設されたプツシユピース70と係合し、
下方位置を占めるようになつている。即ち、プツ
シユピース70は胴部10に設けられた第1、第
2の凹状切欠部11a,12b及び底部20に設
けられた透孔23aを貫通して径方向に移動可能
に配設された押圧棒71の上方内側端部に突片7
2が起立形成され、突片72の上端外側面には第
2の係合突起73が一体的に突出形成され、この
第2の係合突起73が可動台40の受台部41に
設けられた第1の係合凸条44と係合可能となつ
ている。また押圧棒71の下方内側には突起74
が垂下形成され、底部20のガイド溝25内に挿
着されている。そして、プツシユピース70が底
部20内に配設された場合には、押圧棒71の外
側端部は胴部10の側面部より外方に突出され、
また押圧棒71の内側端部は底部20の柱体21
の下方側面部に設けた小孔溝26内に小スプリン
グ体75を介して挿着され、プツシユピース70
は小スプリング体75によつて常に外方へ付勢さ
れている。
更に本考案にあつては、底部20の柱体21の
外側面部と可動台40の筒部42の内側面部との
間の摺接面に、粘度の高いシリコングリス等から
なる高抵抗体80が塗布されている。この高抵抗
体80によりスプリング体46による可動台40
の上方向への付勢力を充分に弱め、可動台40の
上昇速度が充分に減速可能とされる。
尚、収納される棒状体は化粧用ペンシルに限ら
ず、例えば筆記具、タバコなど細長なものであれ
ば何でも良い。
今、第1図に示すように可動台40がプツシユ
ピース70と係合して最下方位置を占めている状
態から、棒状体50を取り出すには、プツシユピ
ース70の押圧棒71を径方向内方へ押圧して、
可動台40とプツシユピース70との係合を解
く。すると可動台40はスプリング体46の上方
向への付勢力により上方へ移動するが、このと
き、可動台40と底部20の柱体21との摺接面
に介在する高抵抗体80によつて、可動台40の
上昇速度は充分に減速されゆつくりと上昇する。
そして、可動台40が上昇するにともない、可動
台40の受台部41上に受承された棒状体50の
上端が中蓋30の開口部33より突出され、更に
ゆつくりと上方へ移動される。このとき、可動台
40の受台部41が中蓋30の開口部33より中
心側に位置されているため、可動台40、即ち受
台部41が上昇するにつれ、受台部41と開口部
33とを結ぶ線と筒部42とのなす角は徐々に大
きくなる。つまり、可動台40の受台部41に受
承された棒状体50は、可動台40が上昇するに
つれて徐々に拡開しながら上昇するようになつて
いる。そして、可動台40の筒部42に設けられ
た段部45が中蓋30の透孔34の周縁部に当接
して係止することにより可動台40の上昇は止め
られ最上方位置を占める。また、棒状体50を容
器本体内に収納する場合には、蓋体60を下方へ
押圧することにより簡単に行なうことができる。
つまり、蓋体60を下方に押圧することにより可
動台40並びに棒状体50が下降し最下方位置ま
で降下すると、可動台40がプツシユピース70
と係合し、その上昇移動が係止され最下方位置を
占めるようになつている。
第4図はこの考案の第2実施例に係る棒状体収
納容器を示している。この第2実施例では第1実
施例の場合と相違して、可動台40の筒部42の
内側下端部にリング状の凹状溝48を形成し、こ
のリング状の凹状溝48内にシリコンゴム等から
なるリング状の高抵抗体80′がリング状の凹状
溝48と柱体21間に当接され径方向に圧縮状態
で埋設されている。尚、その他の構成は第1実施
例の場合と同様である。
この第2実施例の場合においては、第1実施例
の場合と同様に、可動台40が最下方位置を占め
ている状態においてプツシユピース70を押圧す
ると、プツシユピース70と可動台40との係合
が解除され可動台40が上昇するが、このとき、
可動台40の筒部42に埋設された高抵抗体8
0′の弾性復元力によつて柱体21と筒部42間
に抵抗力を生じさせ、スプリング体46による可
動台40の上昇速度を充分に減速し、ゆつくりと
上昇させるようになつている。
《効果》 以上のように、本願考案に係る棒状体収納容器
において、筒状容器本体の上端周縁部に複数本の
棒状体が突出可能な開口部を形成するととをにそ
の内部中央には柱体を立設し、容器本体の内部に
は棒状体の下端を開口部より中心側にて受承する
受台部と受台部から垂直上方に延長するとともに
柱体に摺接嵌合する筒部とを有する可動台を設
け、筒部と柱体との間には可動台を常時上方に付
勢するスプリング体を設けるとともにこれら両者
の摺接面には高抵抗体を介在させて該スプリング
体による可動台の上昇速度を充分に減速可能と
し、容器本体と可動台との間には可動台の降下位
置にてその上昇を係止する解錠自在な止錠手段を
設けたことにより、容器本体内に収納された棒状
体を取り出す場合に、ワンタツチ操作でもつて自
動的に開放突出して取り出し可能となるため極め
て容易に棒状体を取り出すことができる。また、
棒状体が受承された可動台の上昇速度が高抵抗体
により充分に減速されるため、収納された棒状体
が上昇の際に飛び出してしまうというおそれもな
く、更にまた、その突出動作を見ると、棒状体が
徐々に拡開しながらゆつくりと上昇移動されるの
で、その動作が綺麗である等の種々の作用効果を
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る棒状体収納容器の第1実
施例の棒状体が収納されている状態を示す断面
図、第2図は第1図の状態から開放された棒状体
が露出された状態を示す断面図、第3図は第2図
の状態における斜視図、第4図は本考案の第2実
施例を示す断面図である。 10……胴部、11……外壁、12……内壁、
12a……傾斜面、20……底部、21……柱
体、23……外周壁、30……中蓋、31……天
面、33……開口部、34……透孔、40……可
動台、41……受台部、42……筒部、44……
第1の係合凸条、45……段部、46……スプリ
ング体、48……凹状溝、50……棒状体、60
……蓋体、61……傘部、62……嵌合筒部、7
0……プツシユピース、71……押圧棒、72…
…突片、73……第2の係合突起、74……突
起、75……小スプリング体、80,80′……
高抵抗体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状容器本体の上端周縁部に複数本の棒状体
    が突出可能な開口部を形成するとともにその内
    部中央には柱体を立設し、該容器本体の内部に
    は該棒状体の下端を該開口部より中心側にて受
    承する受台部と該受台部から垂直上方に延長す
    るとともに該柱体に摺接嵌合する筒部とを有す
    る可動台を設け、該筒部と該柱体との間には該
    可動台を常時上方に付勢するスプリング体を設
    けるとともにこれら両者の摺接面には高抵抗体
    を介在させて該スプリング体による該可動台の
    上昇速度を充分に減速可能とし、該容器本体と
    該可動台との間には該可動台の降下位置にてそ
    の上昇を係止する解錠自在な止錠手段を設けて
    なることを特徴とする棒状体収納容器。 (2) 前記止錠手段が前記可動台の前記受台部の下
    端部に設けられた第1の係合部と、前記容器本
    体の下端部に径方向移動自在に配設されたプツ
    シユピースに設けられた第2の係合部とにより
    構成されてなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の棒状体収納容器。 (3) 前記高抵抗体が粘度の高いシリコングリスか
    らなるこを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項及び第2項記載の棒状収納容器。 (4) 前記高抵抗体が前記可動台の前記筒部の内側
    面下端部に埋設されたリング状のシリコンゴム
    からなることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項及び第2項記載の棒状体収納容器。
JP13743385U 1985-09-10 1985-09-10 Expired JPH0335745Y2 (ja)

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JP13743385U JPH0335745Y2 (ja) 1985-09-10 1985-09-10

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JPS6245277U JPS6245277U (ja) 1987-03-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE202009007024U1 (de) * 2009-05-15 2010-11-18 Stabilo International Gmbh Vorrichtung zum Halten von mindestens zwei länglichen Gegenständen, insbesondere Stiften

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JPS6245277U (ja) 1987-03-19

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