JPH0335501Y2 - - Google Patents

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JPH0335501Y2
JPH0335501Y2 JP9152786U JP9152786U JPH0335501Y2 JP H0335501 Y2 JPH0335501 Y2 JP H0335501Y2 JP 9152786 U JP9152786 U JP 9152786U JP 9152786 U JP9152786 U JP 9152786U JP H0335501 Y2 JPH0335501 Y2 JP H0335501Y2
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JP
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support arm
parallel
pressure
link mechanism
movable
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、抵抗溶接ガン、特に、自動車の車体
のトンネル部を溶接するのに適した抵抗溶接ガン
に関するものである。
従来の技術 例えば、自動車の車体のフロア中央部には、プ
ロペラシヤフト、或いはハーネス等を通すためト
ンネル部を形成してあるが、このフロアは、フロ
ントフロア、リアフロア等をスポツト溶接して接
合し構成している。
上記車体のトンネル部を溶接する溶接ガンとし
ては、特開昭57−124582号公報に記載された考案
が知られている。これを第2図を参照しながら説
明すると次の通りである。第2図において、1は
フレーム2に取付固定したC字形状の支持アー
ム、3は支持アーム1の上端部4にピン5を介し
て回動可能に枢着した取付ブラケツト、6は上記
取付ブラケツト3に所定の傾斜姿勢で取付固定し
た加圧シリンダ、7は上記支持アーム1の下端部
8に所定の傾斜姿勢で取付固定した加圧シリン
ダ、9,10は上記加圧シリンダ6,7のロツド
11,12の先端に取付けた可動電極で、この可
動電極9,10は対向させて設けてある。13は
上記支持アーム1の上端部4の上面にピン14を
介して回動可能に取付けた揺動シリンダで、この
揺動シリンダ13で上記加圧シリンダ6をピン5
を支点に回動させる。15,16は上記可動電極
9,10に電気的に接続されたケーブルである。
17はトンネル部18を有するフロア等のワーク
である。
次に上記従来の抵抗溶接ガンの動作について説
明すると次の通りである。
上記支持アーム1が移動し、可動電極9,10
がワーク17のトンネル部18の傾斜壁18aの
両側所定位置に保持されると、揺動シリンダ13
の作動により上記加圧シリンダ6がピン5を支点
に回動し、可動電極9,10が対向して両者の軸
線が一致する。しかる後、上記加圧シリンダ6,
7が作動し、可動電極9,10がワーク17のト
ンネル部18の溶接部位に十分に押し付けられて
加圧溶接が行なわれる。こうして加圧溶接が終わ
ると、上記可動電極9,10が元の位置に後退し
たのち、支持アーム1がワーク17にそつて移動
し、可動電極9,10が次の溶接位置に保持さ
れ、上記と同じ要領で加圧溶接が行なわれる。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の抵抗溶接ガンは、可動電極を所定の
傾斜姿勢で保持してあるので、ワーク17のトン
ネル部18の傾斜壁18a以外の部位の加圧溶接
に使用することができず、そのため稼動効率がき
わめて悪いという問題があつた。しかも、ワーク
17のトンネル部18の傾斜壁18aを加圧溶接
するには、左右対称位置に夫々抵抗溶接ガンを設
置すなければならないので、コストが高くつくと
共に、広い設置スペースを必要とし、スペースを
有効に利用することができないという問題があつ
た。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点に鑑み、提案されたもの
で、フレーム21に固定支持された固定支持アー
ム22aと、第1の平行リンク機構24によつて
上記固定支持アーム22aに対して平行移動する
如く設けられた移動支持アーム22bと、上記固
定支持アーム22aと移動支持アーム22bの先
端に各アーム22a,22bの長手方向に回動可
能に対向配置され、かつ、第2平行リンク機構3
5によつて芯合わせした状態に保たれた2つの加
圧シリンダ32a,32bと、上記加圧シリンダ
32a,32bのロツド41a,41bに設けら
れた対向する電極40a,40bとからなるもの
である。
作用 本考案は、対向する電極を設けた2つの加圧シ
リンダが、常に芯合わせされた状態で回動し、電
極を所望の角度姿勢に保持することができる。し
たがつて、1つの抵抗溶接ガンでワークのトンネ
ル部のみならず水平部分の加圧溶接も可能であ
る。
実施例 以下本考案の実施例を第1図を参照しながら説
明すると次の通りである。第1図において、21
は進退移動可能に設置されたフレーム、22aは
ブラケツト23を介して固定支持した固定支持ア
ーム、22bは第1の平行リンク機構24により
上記固定支持アーム22aに対して平行移動する
如く設けられた移動支持アームである。上記平行
リンク機構24は、固定支持アーム22aと移動
支持アーム22b夫々の基端部25a,25bに
揺動リンク27の両端部28a,28bをピン2
6a,26bを介して回動可能に枢着すると共
に、上記揺動リンク27と平行に配置された平行
リンク29の両端部30a,30bを、ピン31
a,31bを介して上記固定支持アーム22aに
回動可能に枢着したものである。32a,32b
は上記固定支持アーム22aおよび移動支持アー
ム22bの先端部33a,33bにピン34a,
34bを介して各アーム22a,22bの長手方
向に回動可能に対向支持した加圧シリンダで、こ
の2つの加圧シリンダ32a,32bは第2の平
行リンク機構35によつて常に芯合わせした状態
に保たれている。上記第2の平行リンク機構35
は、加圧シリンダ32a,32bの外端および揺
動リンク27の両端先細り部36a,36bの先
端に、固定支持アーム22aおよび移動支持アー
ム22bと平行に配置した連接棒37a,37b
の両端部38a,38a,38b,38bをピン
39a,39a,39b,39bを介して回動可
能に枢着して構成したもので、揺動リンク27の
回動により、連接棒37a,37bが平行運動す
ると共に、加圧シリンダ32a,32bと揺動リ
ンク27の両端先細り部36a,36bとがピン
34a,34b,26a,26bを支点に回動し
て平行移動する。40a,40bは上記加圧シリ
ンダ32a,32bのロツド41a,41bの先
端に対向させて取付けた電極、42は上記電極4
0a,40bの角度姿勢を調節する手段である。
上記調節手段42において、43は回転螺子軸4
4を有するアクチエータで、このアクチエータ4
3は、上記固定支持アーム22aの基端部25a
に取付固定した取付アーム45の先端にピン46
を介して回動可能に枢着してある。47は上記揺
動リンク27の外端面48に揺動可能に取付けた
螺子孔〔図示省略〕を有する案内部材で、この案
内部材47の螺子孔に、上記アクチエータ43の
回転螺子軸44を螺合挿入してある。49はトン
ネル部50を有する車体のフロア等のワークで、
このワーク49は適宜の手段で定位置に位置決め
固定してある。
次に本考案の動作要領について説明すると次の
通りである。
前記フレーム21が前進し、ワーク49のトン
ネル部50の上下に電極40a,40bが位置す
ると、アクチエータ43を作動させて該電極40
a,40bの角度姿勢を調節する。すなわち、先
ずワーク49のトンネル部50の傾斜壁50aを
加圧溶接する場合は、上記アクチエータ43を作
動させて回転螺子軸44を所定方向に回転させ
る。すると揺動リンク27に取付けた案内部材4
7と上記回転螺子軸44とが螺合しているので、
案内部材47が該回転軸44にそつて右方向に移
動する。上記案内部材47の移動に伴つて、揺動
リンク27がピン26aを支点に時計方向に所定
角度回動する同時に、第1の平行リンク機構24
により移動支持アーム22bが固定支持アーム2
2aに対して右方向に平行運動する。すると、第
2の平行リンク機構35の連接棒37aが左方向
へ、又連接棒37bが右方向へ夫々同時に平行運
動すると共に、加圧シリンダ32a,32bと揺
動リンク27の両端先細り部36a,36bとが
平行移動し、この平行移動によつて加圧シリンダ
32a,32bがピン34a,34bを支点に芯
合わせされた状態で回動する。こうして電極40
a,40bがワーク49のトンネル部50の傾斜
壁50aを介して所定の傾斜姿勢で対峙すると、
上記加圧シリンダ32a,32bが作動し、電極
40a,40bが上記トンネル部50の傾斜壁5
0aに両面から同一の押付力でもつて十分に押し
付けられて加圧溶接が行なわれる。
また、上記ワーク49のトンネル部50の反対
側の傾斜壁50bを加圧溶接する場合は、上記ア
クチエータ43を作動させて回転螺子軸44を反
対方向に回転させる。すると、上記案内部材47
が回転螺子軸44にそつて左方向へ移動し、揺動
リンク27がピン26aを支点に反時計方向に所
定角度回動すると同時に、第1の平行リンク機構
24により移動支持アーム22bが固定支持アー
ム22aに対して左方向へ平行移動する。上記移
動支持アーム22bの左方向への移動に伴つて、
第2の平行リンク機構35の連接棒37aが右方
向へ、又連接棒37bが左方向へ夫々同時に平行
運動すると共に、加圧シリンダ32a,32bと
揺動リンク27の両端先細り部36a,36bと
が平行移動し、この平行移動により、加圧シリン
ダ32a,32bがピン34a,34bを支点に
芯合わせされた状態で回動する。そして、電極4
0a,40bがワーク49のトンネル部50の傾
斜壁50aを介して所定の傾斜姿勢で対峙する
と、加圧シリンダ32a,32bが作動し、電極
40a,40bが上記トンネル部50の傾斜壁5
0bに両面から同一の押付力でもつて十分に押し
付けられて加圧溶接が行なわれる。
尚、上記実施例では、アクチエータ43を用い
て電極40a,40bの傾斜姿勢の調節を行なつ
ているが、この姿勢の調節は、アクチエータを用
いずに、作業者が手作業で行なうようにしてもよ
い。また、上記実施例では、自動車の車体のフロ
アを加圧溶接する場合について説明したが、本考
案はこれに限定されるわけではなく、あらゆるワ
ークのトンネル部の加圧溶接に使用することがで
きる。さらに、本考案はワークのトンネル部以外
に、ワークの水平部分の加圧溶接にも使用するこ
とができる。
考案の効果 本考案によれば、1つの抵抗溶接ガンでワーク
のトンネル部のみならず、水平部分も加圧溶接す
ることができるがら、各部位を連続的に加圧溶接
することが可能であり、作業性の大幅な向上を図
ることができると共に、汎用性があり、稼動効率
がきわめて良い。また、ワークのトンネル部を加
圧溶接するのに、従来の如く2台の抵抗溶接ガン
を必要としないので、コストが安いと共に、作業
スペースを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る抵抗溶接ガンの説明図で
ある。第2図は従来の抵抗溶接ガンの説明図であ
る。 21……フレーム、22a……固定支持アー
ム、22b……移動支持アーム、24……第1の
平行リンク機構、32a,32b……加圧シリン
ダ、35……第2の平行リンク機構、40a,4
0b……電極、41a,41b……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに固定支持された固定支持アームと、
    第1の平行リンク機構によつて上記固定支持アー
    ムに対して平行移動する如く設けられた移動支持
    アームと、上記固定支持アームと移動支持アーム
    の先端に各アームの長手方向に回動可能に対向配
    置され、かつ、第2の平行リンク機構によつて芯
    合わせした状態に保たれた2つの加圧シリンダ
    と、上記加圧シリンダのロツドに設けられた対向
    する電極とからなる抵抗溶接ガン。
JP9152786U 1986-06-16 1986-06-16 Expired JPH0335501Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9152786U JPH0335501Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

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JP9152786U JPH0335501Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

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JPS62202980U JPS62202980U (ja) 1987-12-24
JPH0335501Y2 true JPH0335501Y2 (ja) 1991-07-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2507352Y2 (ja) * 1990-06-01 1996-08-14 日産自動車株式会社 溶接用ロボット

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JPS62202980U (ja) 1987-12-24

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