JPH0335328Y2 - - Google Patents

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JPH0335328Y2
JPH0335328Y2 JP12865788U JP12865788U JPH0335328Y2 JP H0335328 Y2 JPH0335328 Y2 JP H0335328Y2 JP 12865788 U JP12865788 U JP 12865788U JP 12865788 U JP12865788 U JP 12865788U JP H0335328 Y2 JPH0335328 Y2 JP H0335328Y2
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water
steam
sauna
booth
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サウナブース内に高湿度の環境を作
るスチームサウナに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のスチームサウナは、これを示す
と第9図の通りである。すなわち、従来のスチー
ムサウナ91は、サウナブース92の上部に排気
通路3が形成され、下部側に蒸気の供給管94が
開口して配置されている。蒸気の供給管94は、
水槽95内の貯留水をヒータ96により加熱して
沸騰させることで生成した蒸気を室内97へ供給
している。一方、蒸気供給管94内に配置された
空気供給管98へフアン99を介して新鮮空気を
強制送風し、蒸気供給管94内の出口側近傍に吐
出させている。そして、前記蒸気と新鮮空気とを
混合してサウナブース92の室内99へこれを噴
出することで、蒸気の温度を低下させ、室内97
に適温で高湿度の雰囲気を作り出している。な
お、新鮮空気を供給する理由は、貯留水の沸騰に
より生成した蒸気のみを室内97へ噴出した場合
は、室内温度97が高くなり、火傷を負う危険が
あるからである。前記室内97へ噴出された混合
気は、順次室内上部へ上昇し、排気通路93から
室外へ排出されるようになつている。使用中にあ
つて、前記混合気は継続して室内97へ噴出され
ている。
[考案が解決しようとする課題] このように、従来のスチームサウナ91にあつ
ては、沸騰により生成した蒸気と新鮮空気とを混
合して供給し、これを排気通路93から排気して
いるので、排気された混合気の熱容量分が損失と
なり十分な熱容量の有効利用が図れないでいた。
すなわち、熱損失が大きく且つ使用する蒸気のト
ータル量が増大するという欠点があつた。それに
加えて、水槽95内の貯留水を沸騰(100℃に加
熱)させて蒸気を生成しているため、貯留水を沸
騰させるだけの通常は3200W以上の大容量のヒー
タ96が必要であり、装置の大型化及びコストア
ツプの原因になつていた。
上記の問題点を解決するために、サウナブース
内の空気を循環流路を用いて循環させ、この循環
途中で超音波発振器により水蒸気を添加させるこ
とも考えられるが、この場合には超音波発振器を
備える容器内の水位を的確に制御することが必要
となる。
[課題を解決するための手段] 本考案のスチームサウナは、サウナブースと;
該サウナブース内の一部と該サウナブース内の他
の一部とを連通するように設けられており、送風
手段により前記サウナブース内の空気が循環し得
る流路と;該流路を循環する空気を加熱するため
の加熱手段と;水を貯留する容器及び該容器に設
けられた蒸気を発生させるための超音波発振器を
備えており、発生した蒸気が前記流路を流れる空
気に混入されるように設置された蒸気発生手段
と;を含むスチームサウナであつて;前記蒸気発
生手段は、給水弁を有する給水手段、排水弁を有
する排水手段及び前記容器内の水位検出用フロー
トスイツチを備えており;該フロートスイツチは
上限点と下限点との間を浮動するフロートが前記
上限点及び前記下限点に達したときにそれぞれ満
水信号及び空水信号を出力するものであり;か
つ、前記スチームサウナは;作動開始信号が入力
されたときに前記フロートスイツチが空水信号を
出力している場合にのみ前記排水弁を閉弁すると
共に前記給水弁を開弁する手段と;作動開始信号
が入力されてから所定の注水完了予定時間経過後
に前記フロートスイツチが満水信号を出力する場
合に限り前記加熱手段、送風手段及び超音波発振
器を作動させ、それ以外の場合には前記給水弁を
閉弁する手段と;作動終了信号が入力されたとき
に前記加熱手段、送風手段及び超音波発振器を停
止させ、且つ前記給水弁を閉弁すると共に前記排
水弁を開弁する手段と;を備えていることを特徴
とする。
[作用] 本考案のスチームサウナにおいては、超音波発
振器を動作させて水槽内の貯留水を振動させ、霧
状の水蒸気を発生させる。この霧状水蒸気は蒸気
と温風との混合流体として室内へ噴出され、循環
する。蒸気を伴つた循環流体の温度は、通常の場
合38〜45℃である。このように循環式のスチーム
サウナであるから、循環流体の熱容量が外部へ直
接逃げることはなく、有効な熱利用が図れる。
本考案のスチームサウナでは、蒸気発生の停止
操作後に容器内の水が排出されるので、容器内面
の腐食やカビ等の微生物発生を防止できる。ま
た、容器内のみならず、空気の循環用の流路内へ
の湿気の侵入も防止されるので、該流路における
カビ発生等を防止される。さらに、容器内から水
を排出するので、仮に容器底部に沈殿物があつて
も、これを水と共に排出することも可能となる。
本考案のスチームサウナでは、作動開始信号が
入力されたときに前記フロートスイツチが空水信
号を出力している場合にのみ排水弁を閉弁すると
共に給水弁を開弁するように構成してあるので、 フロートスイツチが故障していて、空水状態で
あるにもかかわらず空水信号を出力できない場
合;あるいは 排水弁が故障したりして容器内からの排水がな
されていなかつた場合; などには給水弁が開弁しない。
また、本考案のスチームサウナでは、作動開始
信号が入力されてから所定時間(給水を完了する
のに十分な時間)経過後に前記フロートスイツチ
が満水信号を出力しない場合には前記給水弁を閉
弁するように構成してあるので、 フロートスイツチが故障していて、満水状態で
あるにもかかわらず満水信号を出力できない場
合; 給水系にトラブルがあり、給水がなされない場
合;あるいは 排水系にトラブルがあり、容器内に水が十分に
は貯留されない場合; には、それぞれ給水弁が閉弁される。
[実施例] 以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案
について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るスチームサウナ
1の概略的かつ模式的な縦断面図である。このス
チームサウナ1はサウナブース(以下、ブースと
略)2内に座席部8が設けられ、使用者が腰を掛
けて使用できるようになつている。ブース2の上
部には吸込口18が設けられ、ブース室内11の
空気がダクト39、ブロワ36及びダクト41を
経て蒸気発生器37に導入され、この蒸気発生器
37内で加熱及び加湿された後、ダクト62を経
て吹出口19からブース室内11に吹き出され、
これによりブース室内11が高温多湿雰囲気とな
るよう構成されている。
蒸気発生器37は、弁48付の給水管47及び
弁50付きの給水管49が接続された容器37A
内に超音波発振器52、フロートスイツチ54及
び空気加熱用ヒータ46が設けられ、導入口44
から容器37A内に導入された空気に対し、水W
の霧化により発生した水蒸気が混気されると共
に、ヒータ46により加熱が行なわれる。高温多
湿の空気はダクト62を経て吹出口19からブー
ス室内11に吹き出される。
この蒸気発生器37においては、スチームサウ
ナ1の使用終了のスイツチ操作により、弁48が
閉弁されると共に弁50が開放して容器37Aか
らの排水が行なわれる。
また、使用開始のスイツチ操作により給水弁4
8が開弁し、容器37A内に給水され、フロート
スイツチ54の下限点以上で上限点以下の水位と
なるように貯水される。なお、この使用開始のス
イツチ操作を行なつたときには容器37A内は空
水状態にあるべきなので、フロートスイツチ54
が空水信号を出力している場合にのみ弁50が閉
弁し、弁48が開弁する。また、使用開始のスイ
ツチ操作を行なつてから給水を完了するのに十分
な時間(例えば5分)経過後にフロートスイツチ
54が満水信号を出力しない場合には弁48が閉
弁され、弁50が開弁される。
次に第2〜8図を参照してブース2、蒸気発生
器37等の構成について詳細に説明する。
第2図はブースの正面図、第3図はブース2の
詳細な構成を示す縦断面図(第2図のA−A′線
断面図)、第4図はブース2の斜視図、第5図は
第2図のC−C′線断面図、第6図はブース底部付
近の斜視図である。また、第7,8図は蒸気発生
器37の構成図であり、第7図は長手方向の断面
図、第8図は第7図の−線断面図である。
スチームサウナ1の底部はベースプレート2A
よりなり、その上方に空間3を介して防水パン4
が配置されている。この防水パン4は、FRP(ガ
ラス繊維強化合成樹脂)製であり、第4図に示さ
れる支柱部5や第3図に示される側面スカート部
6などが床面部7、座席部8及び側パネル載置部
9等と共に一体的に成形されている。防水パン4
の床面部7には排水トラツプ10が設けられてい
る。
この側パネル載置部9上にはインナパネル1
2、フレーム13、アウタパネル14が立設され
ている。
主として第3図に示されるように、インナパネ
ル12には、ブース室内11から室外側に向つて
突出する凹陥部よりなる棚15が設けられ、シヤ
ンプーやリンス、シエーバなどを置けるよう構成
されている。FRP製のインナパネル12には、
ブース室内の気体の吸込用と吹出用の開口が穿設
され、スリツトを備えた通気口部材16,17を
開口に装着して吸込口18と吹出口19とが構成
されている。なお、通気口部材17は吹出方向が
変更自在となるように設けられている。インナパ
ネル12にはシヤワーホース20の基端部の接続
金具21とシヤワーヘツド22のフツク23、シ
ヤワーの水量及び温度を調節するためのハンドル
24を備えたサーモスタツトミキシングバルブ2
5、ブース室内11に吹き出される空気の温度、
湿度及び第4図に示される排気フアン26のコン
トロールを行うスイツチを備えた室内操作盤27
が設けられている。インナパネル12には、ブー
ス11内の人に向つて遠赤外線を照射するパネル
状の遠赤外線ヒータ28(第5図)が取り付けら
れている。
FRP製フレーム13は、第4,5図に示され
る通り、防水パンの4隅から立ち上つており、フ
レーム13同志の間の3箇所にはアウタパネル1
4が着脱自在に取り付けられ、内部の配管や電気
配線などを点検できるようにしてある。フレーム
同志の間の残りの1箇所には扉30が設けられて
いる。この扉30には半透明ガラス31が装着さ
れている。扉30に隣接して外部操作盤32が設
けられている。この操作盤32には、サウナブー
スの電気機器類のメインスイツチと、加温・加湿
を行なうためのスイツチと、天井部の照明33の
ON,OFF用のスイツチとが設けられている。さ
らに、この外部操作盤32には、蒸気発生器37
のフロートスイツチ54の異常等を報知するため
の警告ランプ32aが設けられている。
フレーム13の上側には天井パネル35が設け
られ、ブース室内11を照らす照明33及びブー
ス室内11からの排気用のフアン26が設置され
ている。また、ブース2の上部には送風手段とし
てブロワ36が設けられている。防水パン4の座
席部8の下側には、第6図に拡大して示される通
り、蒸気発生器37が設置されている。ブロワ3
6の吸入口はダクト39を介してインナパネル1
2の吸込口18に連通され、ブロワ36の吐出口
40はフレキシブルダクト41を介して蒸気発生
器37に接続されている。
蒸気発生器37の構成について第7,8図を参
照して次に説明する。
符号42,43は上部缶体及び下部缶体であ
り、これら缶体42,43のフランジ部42a,
43aが重ね合わされてボルト(図示略)により
連結されることにより容器37Aが構成され、内
部に水Wが貯留される。
上部缶体42には前記ダクト41が接続される
空気の導入口44及び排出口45が開口されると
共に、加熱手段としてヒータ(本実施例ではシー
ズヒータ)46が設けられている。下部缶体43
には給水管47が電磁弁(給水弁)48を介して
接続されると共に、排水手段として排水管49が
電磁弁(排水弁)50を介して接続されている。
下部缶体43には、超音波発振器52、水温セ
ンサ53、フロートスイツチ54及びオーバーフ
ロー管55が設けられている。このフロートスイ
ツチ54は浮動するフロート54Aを有し、該フ
ロート54Aが上限点54a及び下限点54bに
達したときにそれぞれ満水信号及び空水信号を出
力可能としている。
符号56は仕切板であり、缶体42,43より
なる容器37A内を上下に仕切るように略々水平
に設けられている。この仕切板56は、導入口4
4から導入される空気が直に水Wの水面に吹き付
けられて水面が波打つことを防止している。即
ち、水Wの水面が過度に激しく波打つと、超音波
発振器52による水Wの霧化作用が阻害され、蒸
気発生量が低下するおそれがある。そこで、本実
施例では、仕切板56により、導入口44からの
気流が直に水面に吹き付けられないように構成し
てある。仕切板56には、超音波発振器52の上
方において開口57が設けられており、霧化した
水蒸気が排出口45に向つて流れ易くなるように
構成されている。
仕切板56はヒータ46の下方部分を囲むこと
により、ヒータ46の輻射熱が水Wに吸収されな
いようにも構成されている。このように構成する
ことにより、ヒータ46から下方に向つて放射さ
れた輻射熱が仕切板56に吸収ないし反射され、
仕切板56の上側を流れる空気を加熱するために
用いられ、加熱効率が向上する。
ヒータ46の側方及び上方には、側板58及び
天井板59が設けられ、これら側板58及び天井
板59と上部缶体42との間には間隙が介在され
ている。これら側板58及び天井板59も、ヒー
タ46からの輻射熱を吸収ないし反射することに
より、輻射熱が上部缶体42から外部に伝熱する
ことを防止し、加熱効率を向上させる作用を働い
ている。また、本実施例のように仕切板56及び
側板58を設けておくと、水Wから霧化した水蒸
気は、開口57を通過しヒータ46よりも下流側
のゾーンにおいて循環空気流に混和される。この
ため、水蒸気が直接的にヒータ46に接触せず、
ヒータ46の表面への水スケールの付着が防止さ
れる。この結果、ヒータ46の放熱特性が長期間
にわたつて高いものとなる。なお、天井板59は
缶体42の天井面にボルト(図示略)により固定
され、側板58及び仕切板56は該天井板59に
吊設されている。
符号60は上部缶体に取り付けられた缶体用温
度センサを示す。また、符号61はヒータ端子を
示す。
第4,6図に示す如く、上部缶体42の排出口
45にはフレキシブルダクト62が接続され、該
ダクト62はブース2のインナパネル14に設け
られた吹出口19に接続されている。従つて、本
実施例ではダクト39,41,62及び蒸気発生
器37によりブース室内11の空気を循環させる
ための流路が構成されている。
第3図に示す通り、インナパネル14にはブー
ス2外部の新鮮空気をブース室内11に導入する
ための新鮮空気口63が設けられている。該新鮮
空気口63には吹出方向が変更自在となるように
通気口部材63aが設けられ、該通気口部材63
aは、本実施例では座席部8に座つた使用者の顔
付近に向つて設けられている。第4図の如く、該
新鮮空気口63はダクト64及びダンパ装置65
を介してブース外部に連通可能とされている。ま
た、第1図に示す通り、前記排気フアン26もダ
クト66、ダンパ装置67及びダクト68を介し
てブース外部に連通している。
このダンパ装置65,67を開放した状態で排
気フアン26を作動させると、ブース室内11か
らの排気が行なわれると共に、新鮮空気口63か
らブース室内11に新鮮空気が導入され、座席部
8に座つた使用者の顔面に向つて新鮮空気が吹き
付けられるので、サウナ使用中にのぼせたりする
ことが防止される。
防水パン4の下側には、第4図に示すように電
気回路ボツクス70が設置され、操作盤27,3
2、フロートスイツチ54からの信号に基いてブ
ロワ36、超音波発振器52、ヒータ46、電磁
弁48,50等のスチームサウナの電気機器を制
御するための回路が該ボツクス62に内蔵されて
いる。防水パン4の側面には着脱自在にパネル7
1が取り付けられている。
このように構成されたスチームサウナにおい
て、使用者は扉30を開けて出入りする。通常の
使用方法に従うと、ブース室内11に入るに先立
つて外部操作盤32に設けられている加温・加湿
用スイツチ(サウナ使用スイツチ)を押す。この
場合、フロートスイツチ54が空水信号を出力し
ているときに限り電磁弁50が閉弁すると共に電
磁弁48が開弁して容器37Aに給水開始され
る。この給水状態が5分継続した後、フロートス
イツチ54が満水信号を出力している場合にはそ
のまま給水可能状態が継続されると共に、ブロワ
36、ヒータ46、超音波発振器52が作動さ
れ、ブース室内11が温かくかつ十分に湿度を帯
びた状態となる。この後、ブース内に入つて身体
を温めたりシヤワーを浴びたりする。
ブース室内11において、使用者は室内操作盤
27のスイツチを操作することによりブロワ36
の回転を制御し、吹出口19から吹き出される気
流流量を調節できる。また、操作盤27のスイツ
チ操作により、空気加熱用ヒータ46の出力を制
御して吹き出される気流温度を調節でき、超音波
発振器52の出力を制御して気流湿度を調節でき
る。同様に、遠赤外線ヒータ28の出力調節及び
排気フアン26のON,OFFもできる。なお、出
力調節とは当該機器のOFFを行うことも含む。
このスチームサウナでは、ブース室内11に居な
がら、ブース内の温度、湿度、遠赤外線ヒータ2
8の操作を行え、ブース使用者は最も快適な環境
を創り出すことができる。
スチームサウナ終了後に、外部操作盤32に設
けられている加温・加湿用スイツチをOFFにす
ると、まず超音波発振器52が停止されると共に
電磁弁48が閉弁され、さらに電磁弁50が開弁
して蒸気発生器37の容器37A内から水がすべ
て排出される。このようにサウナ非使用時には容
器37Aから水が排水されるので、容器37A内
やダクト39,41,62、ブース室内11が乾
燥され、該容器37Aの内面やダクト39,4
1,62、ブース室内11の腐食やカビ等の微生
物発生を防止できる。また、容器37Aの底部か
ら水を排出するので、仮に容器37Aの底部に沈
殿物があつても、これを水と共に排出することも
可能となる。
本実施例では、給水及び排水用電磁弁48,5
0がフロートスイツチ54の検出水位に従つて次
のように開閉制御されるので、フロートスイツチ
54の作動のセルフチエツクを行なうことができ
る。
使用スイツチを押したときに、フロートスイ
ツチ54が空水信号を出力しない場合には給水
用電磁弁48が開弁せず、警告ランプ32aが
点灯する。
例えば、上限水位でOFF信号を出力するフ
ロートスイツチを使用した場合、あるいはフロ
ートスイツチ54の信号線が断線していたり、
フロート54Aが途中で引掛かつていたりする
場合には、空水信号が出力されない。また、電
磁弁50が故障して前回の使用後に排水してい
なかつたり、該電磁弁50や排水管49が異物
で閉塞し、前回の使用後に容器37Aから十分
に排水がなされていなかつたときにも空水信号
が出力されない。さらに、電磁弁48の作動が
不良であり、容器37A内に給水が継続されて
おり、容器37A内に多量の水が貯水されてい
たときにも空水信号が出力されない。
このような場合に、電磁弁48の開弁作動が
なされず、代わりに警告ランプ32aが点灯さ
れる。これにより、蒸気発生器37に何らかの
異常が発生したことが使用者に報知される。
使用スイツチを押してから給水を完了するの
に十分な時間(例えば5分)経過したときに満
水信号が出力されないときには電磁弁48が閉
弁され、警告ランプ32aが点灯する。
例えば、フロートスイツチ54のフロート5
4Aが途中で引掛かつたりした場合には、5分
間経過しても満水信号が出力されない。また、
給水管47が凍結したり、断水、水圧不足等の
給水不良、さらには給水管47の外れ等が発生
していた場合には、5分間経過しても満水信号
が出力されない。また、排水用電磁弁50が閉
弁しない場合にも容器37A内に十分な量の水
が貯えられず満水信号が出力されない。
このような場合には電磁弁48が閉弁される
と共に警告ランプ32aが点灯するので、蒸気
発生器37に何らかの異常が発生したことが使
用者に報知される。また、電磁弁48が閉弁す
ることにより、それ以上無駄な給水が継続され
ることがない。さらに、本実施例では、このよ
うな場合にはブロワ36、ヒータ46、超音波
発振器52も作動されないように構成されると
共に、排水用電磁弁50が開弁されるよう構成
されている。
上記の作動はシーケンス制御によつても実現で
き、マイクロコンピユータを用いても実現でき
る。第10図はマイクロコンピユータを用いた場
合の装置構成図、第11図は制御フローチヤート
である。
第10図において、使用スイツチとフロートス
イツチ54の信号がマイクロコンピユータMに入
力されている。マイクロコンピユータMは周知の
構成のものであり、データを一時点に記憶する
RAM、プログラム等を記憶するROM、データ
処理するCPU、情報伝達用バス等を備えている。
マイクロコンピユータMの出力は電力制御回路
W1〜W6を介して給水弁48、排水弁50、ブロ
ワ36、ヒータ46、超音波発振器52、警告ラ
ンプ32aに出力されている。
第11図において、使用スイツチが押される
と、フロートスイツチが空水信号を出力している
かどうか判断され、NOのときには警告ランプ3
2aを点灯させ、他の電力制御回路W1〜W5の各
機器をOFFさせる。YESのときには、5分間タ
イマをスタートさせると共に、給水弁を開、排水
弁を閉とし、5分間待機する。5分経過後、フロ
ートスイツチが満水信号を出力しているか否かを
判断し、NOのときには警告ランプ32aを点灯
させ、他の電力制御回路W1〜W5の各機器をOFF
させると共に、給水弁を閉、排水弁を開とする。
YESのときにはブロワ36、ヒータ46、超音
波発振器52を作動開始する。
このようにして、フロートスイツチの作動等を
セルフチエツクしながら、スチームサウナの起動
を円滑に行なうことができる。
上記実施例では警告ランプ32aが点灯される
よう構成されているが、点滅するようにしても良
い。また、液晶表示板等によつて異常を表示する
ようにしても良く、ブザー等を鳴らすようにして
も良い。
なお、遠赤外線ヒータ28は、これを装着しな
くとも十分に快適なスチームサウナの利用ができ
る。また、超音波発振器52を作動させず、ブロ
ワ36及びヒータ46を作動させることにより、
温風サウナとして利用することも可能である。ま
た、電気回路ボツクス70はブース2の天井部上
面に設置しても良い。このようにすると、天井部
上面は通気性が良いので、電気回路ボツクス70
からの放熱を促進することができる。
[効果] 本考案にあつては、室内を多湿とするための蒸
気が超音波装置で得ることができ、従来のように
貯留水を100℃に加熱して沸騰させる必要がない。
従つて、加熱源としては室内空気を適温に加熱す
るための小容量のものでよく、従来の場合に比較
して使用する熱エネルギーを大幅に低減すること
が可能である。また蒸気と温風とが混合した循環
流体は、閉鎖された流路を繰り返して循環するも
のであり、循環流体が持つ熱エネルギーが従来の
ように直接外部へ逃げる等のことはなく、熱効率
に優れている。
本考案のスチームサウナでは、蒸気発生の停止
操作後に容器内の水が排出されるので、容器内面
の腐食やカビ等の微生物発生を防止できる。ま
た、容器内のみならず、空気の循環用の流路内へ
の湿気の侵入も防止されるので、該流路における
カビ発生等も防止される。さらに、容器内から水
を排出するので、仮に容器底部に沈殿物があつて
も、これを水と共に排出することも可能となる。
本考案のスチームサウナでは、作動開始信号が
入力されたときに前記フロートスイツチが空水信
号を出力している場合にのみ排水弁を閉弁すると
共に給水弁を開弁するように構成してあるので、
フロートスイツチや排水弁が故障していた場合な
どには給水弁が開弁しない。
また、本考案のスチームサウナでは、作動開始
信号が入力されてから所定時間(給水を完了する
のに十分な時間)経過後に前記フロートスイツチ
が満水信号を出力しない場合には前記給水弁を閉
弁するように構成してあるので、フロートスイツ
チが故障していたり、給水系や排水系にトラブル
がある場合には、それぞれ給水弁が閉弁される。
このように、本考案では、フロートスイツチ等を
セルフチエツクした上で円滑に起動を開始させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るスチームサウナ
の全体を模式的に示すサウナブースの縦断面図、
第2図は実施例に係るサウナブースの正面図、第
3図は第2図のA−A′線断面図、第4図はスチ
ームサウナの組立状態を示す斜視図、第5図は第
2図のC−C′線断面図、第6図はスチームサウナ
の底部の斜視図、第7図及び第8図は蒸気発生器
の断面図である。第9図は従来例を示す断面図で
ある。第10図は制御ブロツク図、第11図はフ
ローチヤートである。 1……スチームサウナ、2……ブース、11…
…ブース室内、18……吹込口、19……吹出
口、26……排気フアン、37……蒸気発生器、
37A……容器、39,41,62……ダクト、
46……ヒータ、47……給水管、48,50…
…電磁弁、49……排水管、55……オーバーフ
ロー管、56……仕切板、64……新鮮空気吹出
口、65,67……ダンパ装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サウナブースと、 該サウナブース内の一部と該サウナブース内の
    他の一部とを連通するように設けられており、送
    風手段により前記サウナブース内の空気が循環し
    得る流路と、 該流路を循環する空気を加熱するための加熱手
    段と、 水を貯留する容器及び該容器に設けられた蒸気
    を発生させるための超音波発振器を備えており、
    発生した蒸気が前記流路を流れる空気に混入され
    るように設置された蒸気発生手段と、 を含むスチームサウナであつて、 前記蒸気発生手段は、給水弁を有する給水手
    段、排水弁を有する排水手段及び前記容器内の水
    位検出用フロートスイツチを備えており、 該フロートスイツチは上限点と下限点との間を
    浮動するフロートが前記上限点及び前記下限点に
    達したときにそれぞれ満水信号及び空水信号を出
    力するものであり、 かつ、前記スチームサウナは、 作動開始信号が入力されたときに前記フロート
    スイツチが空水信号を出力している場合にのみ前
    記排水弁を閉弁すると共に前記給水弁を開弁する
    手段と、 作動開始信号が入力されてから所定の注水完了
    予定時間経過後に前記フロートスイツチが満水信
    号を出力する場合に限り前記加熱手段、送風手段
    及び超音波発振器を作動させ、それ以外の場合に
    は前記給水弁を閉弁する手段と、 作動終了信号が入力されたときに前記加熱手
    段、送風手段及び超音波発振器を停止させ、且つ
    前記給水弁を閉弁すると共に前記排水弁を開弁す
    る手段と、 を備えていることを特徴とするスチームサウナ。
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