JPH033406Y2 - - Google Patents

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JPH033406Y2
JPH033406Y2 JP18063985U JP18063985U JPH033406Y2 JP H033406 Y2 JPH033406 Y2 JP H033406Y2 JP 18063985 U JP18063985 U JP 18063985U JP 18063985 U JP18063985 U JP 18063985U JP H033406 Y2 JPH033406 Y2 JP H033406Y2
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waterproof
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base material
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JP18063985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の屋上等の防水下地材に関す
る。
〔従来の技術〕
防水下地材として、合成樹脂製発泡シートが用
いられることは周知のことである。そして、この
目的に用いられる合成樹脂製発泡シートとして、
実公昭57−30116号公報には、有孔のポリエチレ
ン発泡断熱板が用いられることが記載されてい
る。
この有孔のポリエチレン発泡断熱板は、ポリエ
チレン発泡体の片面に織布ないし不織布を接着ラ
ミネートさせたものであつて、ポリエチレン発泡
体の織布ないし不織布を下にして下地に敷き、熱
アスフアルトを孔からこの発泡体断熱板と下地の
間に導いて密に接着させようとするものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記の有孔ポリエチレン発泡断熱板について、
実験をしたところ、熱アスフアルトは孔から下地
と発泡断熱板との間の均一に導くことが難しく、
また全面に流れ込むと、下地面から生ずる水蒸気
等の気体の逃げ場がなくなつて、その圧力でふく
れたりして、期待どおりの貼着ができない欠点が
あつた。また、このポリエチレン発泡体は熱アス
フアルト等の防水材との密着性がよくないのでこ
の上に形成された露出防水層が剥離し易い欠点が
ある。
この考案は上記の欠点を解決しようとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の防水下地材は、多数の貫通孔が形成
されてなる発泡シートの下地との貼着面に、端縁
部から各貫通孔に連通する細溝が形成されるとと
もにこの面の少なくとも貫通孔の周囲に仮着層が
形成され、他面に塗膜防水材と親和性のある層が
形成されてなることを特徴とする。
この考案において、塗膜防水材と親和性のある
層としては、織布たとえば寒冷紗、不織布或いは
表面処理を行つて接着性を高めた合成樹脂フイル
ムたととえばコロナ処理をしたポリエチレンフイ
ルムにウレタン樹脂を薄くコーテイングしたもの
などをいう。
〔作用〕
この考案においては、貫通孔を有する発泡シー
トの下地との貼着面の少なくとも前記貫通孔の周
囲に仮着層が設けられているので、施工すべき下
地にシートを載置した際に少なくとも貫通孔の周
囲は仮着層により下地に仮着される。そして、そ
の面に端縁部から各貫通孔に連通する溝が形成さ
れているため、ウレタン系樹脂等の防水材を上面
に流して防水層を形成する際、貫通孔部の空気等
の気体は細溝を通して逃げ、防水層は貫通孔にス
ムースに流れ込んで下地に達する。従つて、防水
材は貫通孔の周囲の仮着部に遮られて下地材と下
地の間には流れ込まない状態でシートは下地に固
着される。
また、その後下地より発生する水蒸気の気体は
細溝からも逸散するが、主として気体の圧力によ
つて剥離状態になつた下地材と下地との間隔を通
して容易に周囲に逸散するためふくれ等が生じな
い。
〔実施例〕
この考案の防水下地材の実施例を図面を参照し
ながら説明する。
1は独立気泡の柔軟性発泡シートであり、貫通
孔11が100cm2当たり30〜3000個の範囲でほぼ等
間隔に例えば千鳥状に穿孔されている。
独立気泡で柔軟性のある発泡シート1は、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等或いはエチレン、プ
ロピレン等のモノマーと他のモノマーとの共重合
体等の樹脂を主材料とする発泡シートが用いら
れ、特にポリオレフイン系樹脂の架橋発泡体が好
適に用いられる。
孔の大きさは特に1〜15mmの径の範囲のものが
用いられる。孔径が大き過ぎたり、孔密度が大き
過ぎると発泡シートの強度やクツシヨン性が低下
し、また、孔径及び孔密度が小さいと貫通孔をと
おして下地に接着する効果が小さくいずれの場合
も好ましくない。
なお、発泡シート1の上面には寒冷紗2を貫通
孔11を阻害しないように貼着されている。これ
は上面に塗膜形成するウレタン防水材5等の防水
材との密着性向上のためである。
そして、このシート1の下地に貼着する面に側
縁より各貫通孔11に連通する深さ及び幅が0.5
〜3mm程度の細溝12が設けられ、更に、この溝
及び貫通孔の部分を除いて仮着層3が形成されて
いる。この細溝12は貫通孔11より小さく塗膜
防水材が流れない程度の大きさであり、また、仮
着層3はシート1を下地に仮着するためのもので
あつて、仮着性を有する接着剤、粘着剤が用いら
れる。例えば、天然ゴム系、クロロプレン系、ニ
トリル系、アクリル系の接着剤もしくは粘着剤
が、通常の接着あるいは粘着用に使用される塗布
量より少な目の量、例えば通常の100g/m2の塗
布量であればほぼ半分の50g/m2の塗布量により
仮着層を形成する。
仮着層3は、この実施例では貫通孔11及び溝
12部分を除く全面に形成されているが、貫通孔
2の周囲部分にのみ形成されていてもよい。
なお、必要に応じて仮着層3を保護し、使用に
際しては剥がされる離型紙を仮着層3面にもうけ
てもよい。
この考案の防水下地材は、施工すべき個所の下
地4に敷設され、その上にウレタン塗膜等による
防水層5を形成するのであるが、前記作用の欄に
おいて説明したとおり、ウレタン塗膜の形成と同
時にウレタンが貫通孔に流れ込んで発泡シート1
が下地4に固着されるのである。
〔効果〕
この考案の防水下地材は、有孔の発泡シートの
下地との貼着面に貫通孔に通ずる細溝と仮着層を
設けたので、下地に敷設するにあたり少なくとも
貫通孔の周囲は仮着され、その上面に形成される
ウレタン防水材等の塗布と同時にそれがスムース
に貫通孔に流れ込んで下地に達し、貫通孔の周囲
の仮着部に遮られて下地材と下地の間には流れ込
まない状態でシートは下地に固着される。そして
仮着層による仮着面はその後下地より発生する水
蒸気等の気体の圧力によつて容易に剥がれ、その
間の気体はその間隙あるいは前記細溝を通して周
囲に逸散するためふくれ等が生じない。
また、発泡シートの上面には、織布もしくは不
織布が設けられているので、塗膜防水材との密着
性も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の防水下地材の断面材、第2
図はこの考案の防水下地材の施工状態を示す断面
図である。 1……発泡シート、11……貫通孔、12……
細溝、2……寒冷紗、3……仮着層、4……下
地、5……防水層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の貫通孔が形成されてなる発泡シートの下
    地との貼着面に、端縁部から各貫通孔に連通する
    細構が形成されるとともにこの面の少なくとも貫
    通孔の周囲に仮着層が形成され、他面に塗膜防水
    材と親和性のある層が形成されてなる防水下地
    材。
JP18063985U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH033406Y2 (ja)

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JP18063985U JPH033406Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6287827U JPS6287827U (ja) 1987-06-04
JPH033406Y2 true JPH033406Y2 (ja) 1991-01-29

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JPS6287827U (ja) 1987-06-04

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