JPH0333614Y2 - - Google Patents

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JPH0333614Y2
JPH0333614Y2 JP1984098552U JP9855284U JPH0333614Y2 JP H0333614 Y2 JPH0333614 Y2 JP H0333614Y2 JP 1984098552 U JP1984098552 U JP 1984098552U JP 9855284 U JP9855284 U JP 9855284U JP H0333614 Y2 JPH0333614 Y2 JP H0333614Y2
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JP
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plate
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JP1984098552U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、不使用時には偏平状で、使用時には
簡単な操作で立体化される、蓋付きの筒容器に関
するものである。
(従来の技術) 使用していないときには偏平状を成し、使用時
に立体化される蓋付きの筒容器としては、例えば
実公昭55−5447号と実公昭55−5448号公報に記載
された考案がある。
前者は、胴板の上下端に胴板の内面側に折り返
し重合される縁板を連設し、また、この上下の縁
板の一部に底板と蓋板を連設し、胴板に対して起
立させた底板と蓋板の外面周縁部を、縁板の折り
返し端縁によつて支持するようにしたものであ
る。
後者は、横断面長円形状を成す胴部の下端一側
縁に、中央で折曲自在な底板を連設し、この底板
の先端を胴部の下端他側縁に固着し、また、胴部
の上端一側縁に胴部の上端開口を閉塞する蓋板を
連設し、この蓋板の内面に、上記開口に嵌め込み
可能な厚手の嵌合体を添着するようにしたもので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前者の場合には、蓋板と底板のう
ち、少なくとも一方の板は、容器内に収容物を入
れた後で起立させ、外方から縁板を折り込んで固
定する構造であるために、組立時に手間がかか
り、また、内容物の取り出しにあたつても縁板を
いちいち起こさなければならず、面倒である。
後者の場合には底板に折り線が形成され、しか
も胴板に対して底板が連設箇所と固着部において
のみ固定されているにすぎないので、底板の強度
に欠ける。また、この考案では、底板と蓋板とが
胴板の上下端に直接連設されているために円筒状
の容器には適用しにくいという問題もあり、更に
は蓋板が嵌めにくいという欠点もある。
このような点に鑑み、本考案は、ワンタツチで
組立可能で、組立状態において強度的に優れるば
かりでなく蓋の開閉も容易に行え、しかも円筒状
の容器にも適用可能な筒容器を提供することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記した問題点を解決するために、両
側端を互いに固着することによつて胴部を形成す
る胴板と、上記胴部の解放底面を閉塞する底板
と、胴部の解放上面を閉塞する蓋板とを備えた筒
容器において、 上記胴板は、その下端に当該胴板の内面に対し
て折り返し重合される折り返し片が連設され、 上記底板は、底板本体とこの底板本体を折曲自
在に取り付ける取付片とから成り、 上記蓋板は、蓋板本体とこの蓋板本体を折曲自
在に取り付ける取付片とから成り、 上記折り返し片が折り返された胴板下端適所
に、上記底板の取付片を底板本体が上方に位置す
るようにして取り付け、 胴板の上端に、上記蓋板の取付片を蓋板本体が
上方に位置するようにして取り付け、 また、上記胴部内に、胴部内周とほぼ等しい外
周の補助胴板を挿入し、 前記底板の下面周縁部を前記折り返し片の上端
によつて支持させる一方、前記蓋板の下面周縁部
を上記補助胴板の上端によつて支持させるように
した点に特徴を有する。
(作用) 本考案の筒容器は、組立前においては、底板が
胴部内に胴板の板面と平行になるように収納さ
れ、また蓋板が胴板の板面と平行になるようにし
て胴部上端から突出するので、胴部と補助胴部を
所要の位置で平たくすることにより、全体として
偏平化される。
組立に際しては、内容物の底部によつて底板本
体の上面を押し下げると、底板本体は折り返し片
の上端によつて支持され、胴部が底板本体の外周
に沿つて膨らむ。
内容物を収容後、蓋板本体を胴部開口に被せる
と、蓋板本体は補助胴板の上端に支持されて所定
の位置に保持される。
(実施例) 以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳説
する。
第1図は本考案の一実施例に係る筒容器の外観
斜視図、第2図A乃至Eはこの筒容器を構成する
各構成部品の平面図である。
図中符号1は両側端1a,1aを重合固着する
ことよつて円筒状の胴部2を形成する胴板であ
る。この胴板1は段ボールなどの厚紙によつて形
成され、上下端に、両側端の上記重合部1aを除
いて所要幅の折り返し片3,4が胴板内面側に折
り返し重合可能に連設されている。
5は胴部2の解放上面を閉塞する蓋板で、この
蓋板5は、第2図Bに示すように円形状の蓋板本
体6とその外周に突設した取付片8とを備える。
蓋板本体6は、上部折り返し片3が折り返された
胴部上端の内周とほぼ等しい径を有する。取付片
8は、前記した胴板1の重合部1aの幅とほぼ等
しい幅に形成されている。7は蓋板本体外周の取
付片8と対向する位置に突設された摘み片であ
る。
9は胴部2の解放下面を閉塞する底板で、この
底板9は、第2図Cに示すように円形状の底板本
体10とその外周に突設した取付片11とより成
る。底板本体10は胴部2の内周とほぼ等しい径
を有する。取付片11は、上記蓋板5のものと同
様に胴板1の重合部1aの幅とほぼ等しい幅に形
成されている。
12は胴部内周とほぼ等しい幅を有する補助胴
板で、上記胴部内に、その内周面に巻き付けられ
るようにして挿入される。この補助胴板12は、
後述するようにして底板9が組み付けられた胴部
内に挿入されたときに、上端が上部折り返し片3
の折り返された内面にかかる程度の高さを有す
る。
13は両端に膨出頭部14を備える把手で、胴
部2の外周上部に取り付けられる。
この容器の組立てについて、第3図乃至第5図
を参照して説明する。先ず胴板1の上下の折り返
し片3,4を折り返し、胴板両側の重合部を高さ
方向に間隔をおいてビス15によつて固着する。
このとき、重合部内面下端には底板9の取付片1
1を底板本体10が上方に位置するようにしてビ
ス止めし、また重合部内面上端には蓋板5の取付
片8を蓋板本体6が同様に上方に位置するように
して同時にビス止めする。また、把手13はその
膨出頭部14を胴部2の外面上部にビス固定す
る。
この状態では、底板9が胴部内に胴板1の板面
と平行になるように収納され、また蓋板5が胴部
2の板面と平行になるようにして胴部上端から突
出しており、全体として偏平状態にある。従つ
て、不使用時にはかさばらず、その保管、運搬が
容易となる。
使用に際しては、収容物の底部などによつて底
板本体10を押し下げることにより、底板本体1
0は取付片11の部分から折曲されて、折り返し
片4の上端によつて支持される。また、蓋板5
は、胴部内に補助胴板12を挿入し、内容物を胴
部内に収容後、胴部開口に被せられる。この蓋板
5は蓋板本体6の下面周縁部が補助胴板12の上
端に支持されることとなつて安定固定されるもの
である(第7図の断面図参照)。
この筒容器では、把手13の膨出頭部14が胴
部の上面から上方に突出しているので、第6図に
見られるようにして多数の筒容器を上下に積み上
げることができる。
なお、上記した実施例では、円筒状の容器につ
いて説明したが、本考案は多角形状の筒容器につ
いても同様に適用できるものである。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、不使用時に
は底板と蓋板が胴板の板面にに対して平行に組み
付けられているので、胴部の形状に拘束されるこ
となく、胴板と補助胴板を偏平化することにより
全体を偏平化でき、また、使用時には底板本体を
胴板の板面から起立させて折り返し片の上端で支
持する一方、蓋板本体を胴板の板面から起立させ
て補助胴板の上端で支持することにより、簡単に
ワンタツチで立体化できるものである。
また、胴部内周に補助胴板が巻き付けられるよ
うにして挿入されるので、全体の強度も著しく向
上させることができる。
更に、蓋板も取付片が胴板の上端に取り付けら
れ、この取付片から折曲して蓋板本体を胴部上面
に被冠するので、その開閉操作を簡単に行うこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る筒容器の外観
斜視図、第2図A乃至Eは、この筒容器を構成す
る各構成部品の平面図、第3図乃至第5図は組立
状態を示す説明図、第6図はこの容器の積み上げ
状態を示す説明図、第7図はこの容器の断面図で
ある。 1……胴板、2……胴部、3……上部折り返し
片、4……下部折り返し片、5……蓋板、6……
蓋板本体、8……蓋板の取付片、9……底板、1
0……底板本体、11……底板の取付片、12…
…補助胴板、13……把手、15……ビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両側端を互いに固着することによつて胴部を形
    成する胴板と、上記胴部の解放底面を閉塞する底
    板と、胴部の解放上面を閉塞する蓋板とを備えた
    筒容器において、 上記胴板は、その下端に当該胴板の内面に対し
    て折り返し重合される折り返し片が連設され、 上記底板は、底板本体とこの底板本体を折曲自
    在に取り付ける取付片とから成り、 上記蓋板は、蓋板本体とこの蓋板本体を折曲自
    在に取り付ける取付片とから成り、 上記折り返し片が折り返された胴板下端適所
    に、上記底板の取付片を底板本体が上方に位置す
    るようにして取り付け、 胴板の上端に、上記蓋板の取付片を蓋板本体が
    上方に位置するようにして取り付け、 また、上記胴部内に、胴部内周とほぼ等しい外
    周の補助胴板を挿入し、 前記底板の下面周縁部を前記折り返し片の上端
    によつて支持させる一方、前記蓋板の下面周縁部
    を上記補助胴板の上端によつて支持させるように
    した ことを特徴とする筒容器。
JP9855284U 1984-07-02 1984-07-02 筒容器 Granted JPS6114624U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9855284U JPS6114624U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 筒容器

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JP9855284U JPS6114624U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 筒容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6114624U JPS6114624U (ja) 1986-01-28
JPH0333614Y2 true JPH0333614Y2 (ja) 1991-07-17

Family

ID=30658090

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JP9855284U Granted JPS6114624U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 筒容器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547379U (ja) * 1978-09-22 1980-03-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547379U (ja) * 1978-09-22 1980-03-28

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Publication number Publication date
JPS6114624U (ja) 1986-01-28

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