JPH0333200A - 皮革様積層体およびその製造方法 - Google Patents
皮革様積層体およびその製造方法Info
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Landscapes
- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、銀面層の天然皮革の製造時に副産物として発
生する銀面なしの床革を有効に利用する柔軟で耐光性の
ある皮革様積層体とその製造方法に関する。
生する銀面なしの床革を有効に利用する柔軟で耐光性の
ある皮革様積層体とその製造方法に関する。
(従来の技術)
従来から皮革製品を製造するには、第2図に示すように
皮革のうちの上表層である皮、銀面層、網状層の上部の
みを切り剥がし、これをクロムやタンニンで処理して染
色し、表面に樹脂類を塗布して製品としていた。
皮革のうちの上表層である皮、銀面層、網状層の上部の
みを切り剥がし、これをクロムやタンニンで処理して染
色し、表面に樹脂類を塗布して製品としていた。
そして、これらの残りの網状層の下部層である床革は、
余り利用されていないが、その切断面に合成樹脂の溶液
やエマルジョンを塗布し、サンディングや熱プレスなど
の平滑化処理をした後、樹脂を塗布した床革製品が知ら
れている。
余り利用されていないが、その切断面に合成樹脂の溶液
やエマルジョンを塗布し、サンディングや熱プレスなど
の平滑化処理をした後、樹脂を塗布した床革製品が知ら
れている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、上記の床革製品は、網状組織の上に第1樹脂を
塗布し、平滑化処理をした後、第2樹脂を塗布すること
によD、網状組織の繊維突出や凹凸を表面から目立ちに
<<シているが、このための第1樹脂の網状組織への含
浸量を多くする必要があD、その結果、製品としてのし
なやかさを欠き、剛直な風合いとなD、その上に1層ま
たは2層以上の第2の樹脂を塗布するため、−層剛直さ
を増すことになる。
塗布し、平滑化処理をした後、第2樹脂を塗布すること
によD、網状組織の繊維突出や凹凸を表面から目立ちに
<<シているが、このための第1樹脂の網状組織への含
浸量を多くする必要があD、その結果、製品としてのし
なやかさを欠き、剛直な風合いとなD、その上に1層ま
たは2層以上の第2の樹脂を塗布するため、−層剛直さ
を増すことになる。
従来の床革製品は、上記のように風合いが剛直なため、
柔軟さを要求される椅子張り用や衣料用には使用しにく
かった。
柔軟さを要求される椅子張り用や衣料用には使用しにく
かった。
また、特に自動車用椅子張りは、高い耐光性が要求され
、本発明者は、塗布する樹脂としてポリカーボネート系
ポリウレタン樹脂が適することを見い出した。
、本発明者は、塗布する樹脂としてポリカーボネート系
ポリウレタン樹脂が適することを見い出した。
しかし、この樹脂は耐油性が低く、柔軟処理のために床
革に加えた油剤が樹脂を溶解または軟化するという欠点
があった。
革に加えた油剤が樹脂を溶解または軟化するという欠点
があった。
本発明は、特殊な構造及び方法によD、これらの問題点
を解決し、銀面層のない床革を用いて、柔軟性がありか
つ耐光性に優れ、天然皮革に近い風合いを持った積層体
を提供するものである。
を解決し、銀面層のない床革を用いて、柔軟性がありか
つ耐光性に優れ、天然皮革に近い風合いを持った積層体
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上から順に積層され、かつ互いに接着されて
いる下記層状要素。
いる下記層状要素。
A、100%モジュラスが100〜150kg/7のポ
リカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とする厚さ
が1〜5μmである耐摩耗層2とB、ポリカーボネート
系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分とし、その乾燥時の
ff1fl比が100:30〜l 00 : 100て
厚さが3〜1o/7mである耐光着色7!I3と C,100%モジュラスが40〜80 kg / cI
llのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主
成分とし、乾燥時の重量比が100:3〜100:15
で厚さが10〜30μmである耐久着色層4と D、i4油性接着剤層5と E、flした天然皮革の床革層6とからなる皮革様積層
体である。
リカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とする厚さ
が1〜5μmである耐摩耗層2とB、ポリカーボネート
系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分とし、その乾燥時の
ff1fl比が100:30〜l 00 : 100て
厚さが3〜1o/7mである耐光着色7!I3と C,100%モジュラスが40〜80 kg / cI
llのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主
成分とし、乾燥時の重量比が100:3〜100:15
で厚さが10〜30μmである耐久着色層4と D、i4油性接着剤層5と E、flした天然皮革の床革層6とからなる皮革様積層
体である。
また、その製造方法は、離型性シート上にポリカーボネ
ート系ポリウレタン樹脂を主成分とする乾燥後の樹脂の
100%モジュラスが100−150kg/C+flの
樹脂)夜を乾燥後の厚さが1〜571mになるように塗
布し、乾燥し、耐摩耗p!!2とし、その上からポリカ
ーボネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分とし、樹
脂成分と顔料の乾燥後の重量比が100 : 30〜1
00 : 100テある樹脂液を乾燥後の厚さが3〜1
0μmになるように塗布し、ついで乾燥し、嗣光着色P
!3とし、その上に乾燥後の樹脂の100%モジュラス
が40〜80 kg / caのポリカーボネート系ポ
リウレタン樹脂と顔料を主成分とし、樹脂成分と顔料の
乾燥後の重量比が100:3〜100:15である樹脂
液を乾燥後の厚さが10〜30μmになるように塗布し
、ついで乾燥し、耐久着色層4を形成し、表皮フィルム
lとし、該表皮フィルム1とぺした天然皮革の床革層6
とを耐油性接着剤5を介して接着した後、離型紙シート
から剥離することを特徴とする皮革様積層体の製造方法
である。
ート系ポリウレタン樹脂を主成分とする乾燥後の樹脂の
100%モジュラスが100−150kg/C+flの
樹脂)夜を乾燥後の厚さが1〜571mになるように塗
布し、乾燥し、耐摩耗p!!2とし、その上からポリカ
ーボネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分とし、樹
脂成分と顔料の乾燥後の重量比が100 : 30〜1
00 : 100テある樹脂液を乾燥後の厚さが3〜1
0μmになるように塗布し、ついで乾燥し、嗣光着色P
!3とし、その上に乾燥後の樹脂の100%モジュラス
が40〜80 kg / caのポリカーボネート系ポ
リウレタン樹脂と顔料を主成分とし、樹脂成分と顔料の
乾燥後の重量比が100:3〜100:15である樹脂
液を乾燥後の厚さが10〜30μmになるように塗布し
、ついで乾燥し、耐久着色層4を形成し、表皮フィルム
lとし、該表皮フィルム1とぺした天然皮革の床革層6
とを耐油性接着剤5を介して接着した後、離型紙シート
から剥離することを特徴とする皮革様積層体の製造方法
である。
以下、図に従って本発明について詳細に説明する◆
第3図は、本発明の製造方法の一例を示す。
本発明の表皮フィルムlは、離型性シート上に耐摩耗層
2を塗布、乾燥後、副光着色層3を塗布、乾燥し、その
上から、耐久着色層4を順にナイフコーターで積層する
。
2を塗布、乾燥後、副光着色層3を塗布、乾燥し、その
上から、耐久着色層4を順にナイフコーターで積層する
。
耐摩耗層2は、製品の最外層となるもので、摩耗や衝撃
に耐えられるよう硬質である必要があり高モジュラスの
もの、具体的には100%モジュラスが100部150
kg/Cll1て無着色のポリカーボネート系無黄変型
ポリウレタン樹脂溶液を乾燥後の厚さが1〜5μmにな
るように塗布するのが好ましい。無着色の樹脂を用いる
ことで樹脂比率を高め、強度、硬度を向上することがで
きる。
に耐えられるよう硬質である必要があり高モジュラスの
もの、具体的には100%モジュラスが100部150
kg/Cll1て無着色のポリカーボネート系無黄変型
ポリウレタン樹脂溶液を乾燥後の厚さが1〜5μmにな
るように塗布するのが好ましい。無着色の樹脂を用いる
ことで樹脂比率を高め、強度、硬度を向上することがで
きる。
ここで、rl 00%モジュラス」とは樹脂フィルムの
変形しにくさを示すW411Il!で、原形の100%
伸ばしたときの引張力(kg )をフィルムの断面積(
cdl )で割った数値である。
変形しにくさを示すW411Il!で、原形の100%
伸ばしたときの引張力(kg )をフィルムの断面積(
cdl )で割った数値である。
耐摩耗層2の100%モジュラスが100kg/cnl
00kgきは、伸縮性があるが硬さが不足し、使用によ
り摩耗やキズがつきやすい。
00kgきは、伸縮性があるが硬さが不足し、使用によ
り摩耗やキズがつきやすい。
150kg/+4以上のときは、製品としての風合いを
剛くし、しなやかさを欠き、ヒビ割れが起こりやすくな
る。
剛くし、しなやかさを欠き、ヒビ割れが起こりやすくな
る。
また、乾燥後の厚さが5μmを越えると硬くなりすぎ、
1μm以下では強度が不足し摩耗により下の層が露出し
たD、ヒビ割れがしやすくなる。
1μm以下では強度が不足し摩耗により下の層が露出し
たD、ヒビ割れがしやすくなる。
また、樹脂の乾燥は100℃〜120℃のPAfflで
30秒〜3分が適する。
30秒〜3分が適する。
乾燥は、他の方法、例えば赤外線などを用いてもよい。
このようにして、耐摩耗pi!2を形成後、その上から
閉光着色F’3を形成する。
閉光着色F’3を形成する。
この耐光着色層3は、ポリカーボネート系ポリウレタン
樹脂と顔料が主成分で、その乾燥後の樹脂と顔料の重量
比がl 00 : 30〜100:100である樹脂液
を乾燥後の厚さが3〜10μmになるように塗布して乾
燥し、閉光着色層3を形成する。
樹脂と顔料が主成分で、その乾燥後の樹脂と顔料の重量
比がl 00 : 30〜100:100である樹脂液
を乾燥後の厚さが3〜10μmになるように塗布して乾
燥し、閉光着色層3を形成する。
ここでのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂は高モジ
ュラスが適し、100%モジュラスが100〜150k
g/c+lIが望ましい。
ュラスが適し、100%モジュラスが100〜150k
g/c+lIが望ましい。
乾燥後の樹脂に対する顔料の重量が50部以下では着色
が薄く、紫外線が耐久着色層4に透過し、削光脆化が起
こりやすい。
が薄く、紫外線が耐久着色層4に透過し、削光脆化が起
こりやすい。
また、顔料が100部を超えると樹脂との混合がしに<
<、樹脂の強度が低下する。
<、樹脂の強度が低下する。
また、厚さは、3μm以下では、紫外線が透過しやすく
、閉光脆化が起こりやすく、10μm以上になると製品
が硬くなD、ヒビ割れしやすくなる。
、閉光脆化が起こりやすく、10μm以上になると製品
が硬くなD、ヒビ割れしやすくなる。
次に、副光着色層3の上に、樹脂を塗布し耐久着色層4
を形成する。この耐久着色層4は、ポリカーボネート系
ポリウレタン樹脂が主成分で乾燥後の厚さが10〜30
μmになるように塗布して乾燥し、膜を形成する。
を形成する。この耐久着色層4は、ポリカーボネート系
ポリウレタン樹脂が主成分で乾燥後の厚さが10〜30
μmになるように塗布して乾燥し、膜を形成する。
そして、ここでのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂
は、中モジュラスタイプが適しておD、具体的には10
0%モジュラス40〜80 kg / caの樹脂が適
している。製品のしなやかさを持たせるため耐久着色層
4は、表皮フィルムlのうちで最も厚くするのが望まし
い。
は、中モジュラスタイプが適しておD、具体的には10
0%モジュラス40〜80 kg / caの樹脂が適
している。製品のしなやかさを持たせるため耐久着色層
4は、表皮フィルムlのうちで最も厚くするのが望まし
い。
したがって、樹脂の100%モジュラスが80kg /
C−以上のときは、剛くなり椅子張りや衣料用には使
用しにくかった。
C−以上のときは、剛くなり椅子張りや衣料用には使
用しにくかった。
また、40kg/((以下では、柔らかすぎと同時に強
度不足となる。
度不足となる。
また、顔料は、樹脂100部に対して3部〜ls部混入
するのがよい。
するのがよい。
また、耐久着色F!4の厚さが、10μm以下では、強
度が不十分で下の床革層Gなどの凹凸が出やすく、30
μm以上では剛くなりすぎる。
度が不十分で下の床革層Gなどの凹凸が出やすく、30
μm以上では剛くなりすぎる。
次に、床革の製造方法について詳述する。
床革は、天然皮革のうちの最も表面にある銀面層を採取
した残りの網状層をいう。
した残りの網状層をいう。
この床革は、通常の皮革と同じくべ処理、即ちクロムま
たはタンニンなどで処理し、乾燥し安定化する。 以上
の処理を行った床革を必要に応じ染色した後、しなやか
さを付与するために油脂を添加し、乾燥し、必要に応じ
て、サンディングにより表面の突出した繊維を取り除き
平滑にする。
たはタンニンなどで処理し、乾燥し安定化する。 以上
の処理を行った床革を必要に応じ染色した後、しなやか
さを付与するために油脂を添加し、乾燥し、必要に応じ
て、サンディングにより表面の突出した繊維を取り除き
平滑にする。
また、必要に応じて、太鼓打ちと呼ぶ一種のタンブラ−
によりもみほぐされ柔らかくする。
によりもみほぐされ柔らかくする。
次に、該床革を離型シート状の表皮フィルム1に積層す
る。
る。
表皮フィルム1と床革6の貼り合わせは、離型性シート
上に表皮フィルムlを形成後、その上から耐油性接着剤
5を塗布し、その上から床革6を載置、ローラーなどで
圧着した後、M型性シートから剥離して完成する。
上に表皮フィルムlを形成後、その上から耐油性接着剤
5を塗布し、その上から床革6を載置、ローラーなどで
圧着した後、M型性シートから剥離して完成する。
このときの耐油性接着剤はl)α型の溶剤型が適し、例
えばエステル系ウレタン樹脂が耐油性、接着力、柔軟性
の点で適しておD、粘度は500〜10000cps、
塗布量は50〜150g/l+?が適する。
えばエステル系ウレタン樹脂が耐油性、接着力、柔軟性
の点で適しておD、粘度は500〜10000cps、
塗布量は50〜150g/l+?が適する。
なお、2液型で反応型の接着剤では、剛くなりやすく、
柔軟性を要求されるものには適しない。
柔軟性を要求されるものには適しない。
また、表皮フィルムの積層及び床革の接着は連続式でも
よいが、バッチ式で1枚づつ積層してもよい。
よいが、バッチ式で1枚づつ積層してもよい。
(実施例)
次に、本発明を実施例により詳述する。
実施例
シボ付の離型紙上に第1表に示されるit摩耗層、耐光
着色層、耐久着色層用の配合液を順次、塗工、乾燥を繰
り返し、積層した表皮フィルムを形成した上に耐油性接
着剤配合液を塗工し、その上に床革を載置し圧着した後
、乾燥させ剥離した。
着色層、耐久着色層用の配合液を順次、塗工、乾燥を繰
り返し、積層した表皮フィルムを形成した上に耐油性接
着剤配合液を塗工し、その上に床革を載置し圧着した後
、乾燥させ剥離した。
比較例1
第2表に示すように、耐久着色層をポリカーボネート系
ウレタン樹脂をエステル系ウレタン樹脂に変えた他は、
実施例と全く同じ製造方法と構造によるものである。
ウレタン樹脂をエステル系ウレタン樹脂に変えた他は、
実施例と全く同じ製造方法と構造によるものである。
比較例2
第3表に示すように、耐光着色層を欠く以外は、実施例
と全く同じ製造方法と構造によるものである。
と全く同じ製造方法と構造によるものである。
比較例3
第4表に示すように、接着層を1液型接着剤から2液反
応型接着剤に変えた以外は、実施例と全く同じ製造方法
と構造によるものである。
応型接着剤に変えた以外は、実施例と全く同じ製造方法
と構造によるものである。
比較例4
第4表に示すように離型シート上にあらかじめ表皮フィ
ルムを形成せず、床革の上に直接耐久着色層、耐光着色
層、耐摩耗層の順に塗工、乾燥を繰り返し、でき上がっ
たものを90℃×10秒間、熱プレスし、シボ付けを行
った。
ルムを形成せず、床革の上に直接耐久着色層、耐光着色
層、耐摩耗層の順に塗工、乾燥を繰り返し、でき上がっ
たものを90℃×10秒間、熱プレスし、シボ付けを行
った。
製品物性値
実施例、比較例1〜4により得られた積層体の物性値を
第6表に示す。
第6表に示す。
第6表より明らかなごとく、実施例のみが剛軟度が低く
柔らかく、耐光性が強く、11it1摩耗性も満足して
いる。
柔らかく、耐光性が強く、11it1摩耗性も満足して
いる。
一方、比較例1,2は剛軟度が低く柔らかいが比較例1
は耐久着色層がエステル系のため耐光性が低く、また、
比較例2は、耐光着色層がないため耐光性が低い。
は耐久着色層がエステル系のため耐光性が低く、また、
比較例2は、耐光着色層がないため耐光性が低い。
比較例3,4は耐光性は高いが、比較例3は耐油性接着
剤が2液反応型で架橋結合により剛軟度が高くなる。ま
た比較例4は、予め離型シート上にフィルムを形成せず
、直接床革に樹脂を塗布するため、床革表面のひげや凹
凸を隠すためには耐久着色層の厚さを80μmとせざる
を得ず、その結果剛軟度が高くなっている。
剤が2液反応型で架橋結合により剛軟度が高くなる。ま
た比較例4は、予め離型シート上にフィルムを形成せず
、直接床革に樹脂を塗布するため、床革表面のひげや凹
凸を隠すためには耐久着色層の厚さを80μmとせざる
を得ず、その結果剛軟度が高くなっている。
(発明の効果)
本発明によれば、従来の床革に樹脂を直接塗布したもの
に比較して、離型シート上に樹脂を塗布後、乾燥し、固
化し、薄い膜としたものを床革に貼りあわせるため、床
革の表面の凹凸が樹脂膜の表面に表われに<<、樹脂層
を薄くすることができ、それによD、積層体を柔軟にす
ることが可能となった。
に比較して、離型シート上に樹脂を塗布後、乾燥し、固
化し、薄い膜としたものを床革に貼りあわせるため、床
革の表面の凹凸が樹脂膜の表面に表われに<<、樹脂層
を薄くすることができ、それによD、積層体を柔軟にす
ることが可能となった。
また、最外層に硬質のポリカーボネート系ポリウレタン
樹脂を主成分とする耐摩耗層を積層したため、耐摩耗性
が高く、他の樹脂を用いたときに比して耐光性が高い。
樹脂を主成分とする耐摩耗層を積層したため、耐摩耗性
が高く、他の樹脂を用いたときに比して耐光性が高い。
また、その下の層の耐光着色層には、高削光性監上表
比較例
(注)UD8348 :ポリエステル系ウレタン樹脂(
大日精化工業製) 固形分70% 量1表 比較例4 通止表 物性値
大日精化工業製) 固形分70% 量1表 比較例4 通止表 物性値
第1図は、本発明にかかる皮革様憤層体の一例を示す断
面拡大図である。 第2図は、天然皮革を示す断面拡大図である。 仕 骨 図 ネ ユ 図
面拡大図である。 第2図は、天然皮革を示す断面拡大図である。 仕 骨 図 ネ ユ 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、離型性シート上にポリカーボネート系ポリウレタン
樹脂を主成分とする乾燥後の樹脂の100%モジュラス
が100〜150kg/cm^2の樹脂液を乾燥後の厚
さが1〜5μmになるように塗布し、乾燥し、耐摩耗層
2とし、その上からポリカーボネート系ポリウレタン樹
脂と顔料を主成分とし、樹脂成分と顔料の乾燥後の重量
比が100:30〜100:100である樹脂液を乾燥
後の厚さが3〜10μmになるように塗布し、ついで乾
燥し、耐光着色層3とし、その上に乾燥後の樹脂の10
0%モジュラスが40〜80kg/cm^2のポリカー
ボネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分とし、樹脂
成分と顔料の乾燥後の重量比が100:3〜100:1
5である樹脂液を乾燥後の厚さが10〜30μmになる
ように塗布し、ついで乾燥し、耐久着色層4を形成し、
表皮フィルム1とし、該表皮フィルム1と鞣した天然皮
革の床革層6とを耐油性接着剤5を介して接着した後、
離型紙シートから剥離することを特徴とする皮革様積層
体の製造方法。 2、上から順に積層され、かつ互いに接着されている下
記層状要素、 A、100%モジュラスが100〜150kg/cm^
2のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とす
る厚さが1〜5μmである耐摩耗層2とB、ポリカーボ
ネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分とし、その乾
燥時の重量比が100:30〜100:100で厚さが
3〜10μmである耐光着色層3と C、100%モジュラスが40〜80kg/cm^2の
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂と顔料を主成分と
し、乾燥時の重量比が100:3〜100:15で厚さ
が10〜30μmである耐久着色層4と D、耐油性接着剤層5と E、鞣した天然皮革の床革層6とからなる皮革様積層体
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16733889A JPH0641599B2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 皮革様積層体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16733889A JPH0641599B2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 皮革様積層体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0333200A true JPH0333200A (ja) | 1991-02-13 |
JPH0641599B2 JPH0641599B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=15847884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16733889A Expired - Lifetime JPH0641599B2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 皮革様積層体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641599B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990007409A (ko) * | 1997-06-30 | 1999-01-25 | 호시노 히로아키 | 내연기관의 연소촉진 보조장치 |
JP2009297985A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Seiren Co Ltd | スプリットレザー |
JP2013103971A (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Midori Hokuyo Kk | 皮革表面の傷による凹凸が隠蔽されている自動車シート用天然皮革及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2009119551A1 (ja) * | 2008-03-24 | 2011-07-21 | 株式会社クラレ | スプリットレザー製品及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP16733889A patent/JPH0641599B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990007409A (ko) * | 1997-06-30 | 1999-01-25 | 호시노 히로아키 | 내연기관의 연소촉진 보조장치 |
JP2009297985A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Seiren Co Ltd | スプリットレザー |
JP2013103971A (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Midori Hokuyo Kk | 皮革表面の傷による凹凸が隠蔽されている自動車シート用天然皮革及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641599B2 (ja) | 1994-06-01 |
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