JPH0332761Y2 - - Google Patents

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JPH0332761Y2
JPH0332761Y2 JP1984151046U JP15104684U JPH0332761Y2 JP H0332761 Y2 JPH0332761 Y2 JP H0332761Y2 JP 1984151046 U JP1984151046 U JP 1984151046U JP 15104684 U JP15104684 U JP 15104684U JP H0332761 Y2 JPH0332761 Y2 JP H0332761Y2
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roughness
air
fuel ratio
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ignition timing
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JP1984151046U
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの制御装置に関し、特に暖
機促進と安定性を極力両立させるようにしたエン
ジンの制御装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来、例えば実開昭57−31552号公報にはエン
ジン本体の振動を検出する加速度センサからの出
力を用いてアイドリング時に空燃比を制御するよ
うにした空燃比制御装置が起載されている。とこ
ろで、上記空燃比制御装置は、アイドリング時に
空燃比をリーン限界に制御しようとするものであ
るから、暖機時に空燃比をリツチ限界に設定して
暖機を促進するような制御を行うことは出来な
い。
また、例えば、特開昭58−135331号公報には、
暖機時に空燃比をリツチ方向へまた点火時期を遅
角方向へ制御するようにしたエンジンの制御装置
が記載されている。上記両公報の技術を組合せた
場合、暖機時にも許容ラフネスの範囲内で空燃比
リーン限界への空燃比リーン制御が実行されるの
で、暖機促進の為の空燃比リツチ方向への制御が
実行されたとしてもラフネスがしきい値以下であ
ると空燃比リーン制御が実行されるので、暖機促
進の為のリツチ補正が相殺され、暖機促進を図る
ことが難しいという問題がある。特に、暖機運転
時にエンジンに要求される性能として、暖機性と
安定性(ラフネス抑制)の両立が要求されるが、
前者の要求からはラフネス抑制制御(空燃比リー
ン制御)を停止することが望ましく、また後者の
要求からはラフネス抑制制御を行うことが望まし
い、という相反する要求がある。
(考案の目的) 本考案の目的は、エンジンの暖機促進とエンジ
ンの安定性とを極力両立させ得るようなエンジン
の制御装置を提供することである。
(考案の構成) 本考案に係るエンジンの制御装置は、第1図の
機能ブロツク図に示すように、吸入空気量検出手
段、ラフネス検出手段及びクランク角検出手段か
らの検出信号を受けて燃料噴射器及び点火装置へ
出力するエンジンの制御装置であつて、ラフネス
がしきい値以下のときには空燃比と点火時期の少
なくとも何れか一方を空燃比についてはリーン方
向へまた点火時期については進角方向へ制御する
とともに、ラフネスがしきい値以上になつたとき
にはラフネスがしきい値以下のときとは逆の制御
方向へ制御するラフネス制御手段とを備えたエン
ジンの制御装置において、冷却水温検出手段から
の検出信号を受け冷却水温度が所定値よりも低い
暖機運転状態が検出された時はラフネスがしきい
値以下のときであつても冷却水の温度上昇率が所
定値に達するまではラフネス制御手段による空燃
比のリーン方向への制御若しくは点火時期の進角
方向への制御を停止し空燃比についてはリツチ方
向へまた点火時期については遅角方向へ制御する
冷却水温制御手段を設けたものである。
(作用) 本考案に係るエンジンの制御装置においては、
ラフネス制御手段は、通常の運転状態のときには
ラフネスをしきい値以下に保持しながら空燃比と
点火時期の少なくとも一方を空燃比についてはリ
ーン限界へまた点火時期については進角方向へ制
御することになる。
一方、冷却水温制御手段は、冷却水温度検出手
段からの検出信号を受け冷却水温度が所定値より
も低い暖機運転状態のときには、ラフネスがしき
い値以下のときであつても冷却水の温度上昇率が
所定値に達するまではラフネス制御手段による空
燃比のリーン方向への制御若しくは点火時期の進
角方向への制御を停止し、空燃比についてはリツ
チ方向へまた点火時期については遅角方向へ制御
するので、暖機促進の為の空燃比及び/又は点火
時期の制御がラフネス制御手段による制御で相殺
されることなく、冷却水の温度上昇率が所定値に
達するまでは暖機が著しく促進されることにな
る。そして、冷却水の温度上昇率が所定値に達し
て暖機促進よりもラフネス抑制つまりエンジンの
安定性が要求される時期になるとラフネス制御手
段によるラフネス抑制制御が開始されることにな
る。このようにして、暖機促進とエンジンの安定
性確保とが極力両立するような制御が実行される
ことになる。
(考案の効果) 本考案に係るエンジンの制御装置によれば、以
上説明したように、通常の運転状態ではラフネス
をしきい値以下に抑制しつつ空燃比をリーン限界
に制御して燃費の節減を図りながら、冷却水温度
が所定値よりも低い暖機時冷却水温度上昇率が所
定値に達するまでは、ラフネスがしきい値以下で
あつても空燃比についてはリツチ方向へまた点火
時期については遅角方向へ制御することにより暖
機性を確実に向上させることが出来る。特に、暖
機時エンジン温度が一旦急激に上昇し始めると、
その後エンジン温度が低下することは殆どないと
いう点に着目し、冷却水温度が所定の暖機温度に
至る前の比較的低温状態であつても、冷却水温度
上昇率が所定値に達したときにはラフネス制御手
段による制御を開始することで、エンジンの安定
性を確保することが出来る。このようにして、暖
機促進と安定性確保とを極力両立させることが出
来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
先ず、エンジンの制御装置及び関連機器の全体
構成について、第2図により説明する。
エアクリーナ1からエンジンEの吸気ポート2
に至る吸気路3の上流部にはエアフローメータ4
が設けられ、吸気路3の途中部にはスロツトル弁
5が設けられ、スロツトル弁5の開度を検出する
スロツトル開度センサ6がスロツトル弁5に連結
して設けられている。また、吸気管3aの下流側
端部において吸気管3aの管壁にインジエクタ7
が装着され、このインジエクタ7から吸気ポート
2へ向けて燃料を噴射できるようになつている。
シリンダブロツク8の側壁部にはエンジン本体
に作用する振動加速度を検出するラフネスセンサ
9が装着され、またシリンダブロツク8の側壁部
には冷却水温を検出する水温センサ10がウオー
タジヤケツト11に臨ませて装着されている。
また、クランク軸(図示略)のクランク角を検
出するクランク角センサ12も設けられ、点火装
置のイグニシヨンコイル13a及びデイストリビ
ユータ13bも設けられ、デイストリビユータ1
3bからは各シリンダの点火プラグへ出力され
る。
上記エアフローメータ4、スロツトル開度セン
サ6、ラフネスセンサ9、水温センサ10及びク
ランク角センサ12から各検出信号がコントロー
ルユニツト14へ出力され、コントロールユニツ
ト14からはインジエクタ7及び点火装置へ出力
される。
上記コントロールユニツト14は各検出センサ
4,6,9,10,12からの各検出信号をAD
変換するA/D変換器、これらA/D変換器から
の信号をCPUへ出力する入力ポート、CPU後述
のフローチヤートに示されている各種演算と制御
の為のプログラム情報が前以つて入力されている
ROM、CPUとの間でデータを授受するRAM、
CPUから出力信号を受ける出力ポート、出力ポ
ートからの出力信号を受けてDA変換するインジ
エクタ7用のD/A変換器及び駆動回路、点火装
置用のD/A変換器及び駆動回路などから構成さ
れている。
次に、上記コントロールユニツト14で実行さ
れる制御の一実施例について、第4図のフローチ
ヤートにより説明する。
先ず、空燃比とラフネス(エンジン振動)との
関係について説明すると、第3図に示すように空
燃比がオーバーリーンのときにもオーバーリツチ
のときにもラフネスが著しく増加する。
上記ラフネスはシリンダ内での爆発時にクラン
ク軸にかかるトルクの反力としてシリンダブロツ
クに作用する振動と、不釣合い慣性力とに起因す
る振動とによるものであるが、このラフネスが著
しくなると様々な悪影響が出るので、ラフネスを
しきい値r以下に抑えておく必要がある。
通常の運転状態のときにはラフネスがしきい値
r以上とならない範囲で空燃比をリーン限界に制
御する一方、暖機時にはラフネスがしきい値以上
とならない範囲で空燃比をリツチ限界に制御しつ
つ、暖機が進行した結果冷却水の温度上昇率が所
定値以上になつたときには空燃比をリーン方向へ
制御しようとするものである。
以下、第4図のフローチヤートについて説明す
るが、図中S1〜S18は各ステツプを示すもの
である。
S1においてスタート後、S2において初期化
され、S3においてエアフローメータ4、クラン
ク角センサ12、スロツトル開度センサ6、ラフ
ネスセンサ9及び水温センサ10からの検出信号
が読込まれる。
S4においては吸気空気量とエンジン回転数と
に基いて予め入力されているマツプ等を用いて燃
料噴射量Tが演算される。
S5においてラフネスセンサ9の出力をAD変
換したラフネス値Rとラフネスのしきい値rとの
差xが演算される。
S6においては冷却水温が設定値(例えば、60
℃)より高いか否かが判定され、設定値より高い
ときには通常の運転状態であるとしてS7へ移行
し、設定値より高くないときには暖機運転である
としてS10へ移行する。
S7においては上記ラフネスの差xがx≧0か
否かが判定され、x<0のときつまりラフネスが
しきい値より低いとき(ラフネス未発生時)には
S8へ移行し、またx≧0のときつまりラフネス
がしきい値以上のとき(ラフネス発生時)にはS
9へ移行する。
S8はラフネス未発生の場合であり、この場合
空燃比をリーン方向へ修正するためS4で得られ
た燃料噴射量Tから単位補正量ΔTのx倍を減算
してリーン方向へ修正した燃料噴射量Tが演算さ
れる。
S9はラフネス発生の場合であり、この場合空
燃比がオーバーリーンになつているためS4で得
られた燃料噴射量Tに単位補正量ΔTのx倍を加
算してリツチ方向へ修正した燃料噴射量Tが演算
される。
上記S8及びS9からはS17へ移行する。
一方、暖機中の場合にはS10において冷却水
の水温上昇率を演算するため今回の水温WTj
n回前の水温WTj-oとの差yが演算される。
S11においてはS7と同様ラフネスの差xが
x≧0か否かが判定され、ラフネス発生(x≧
0)のときにはS8へ移行しS8において既述の
ように燃料噴射量Tがリーン方向へ修正され、ラ
フネス未発生(x<0)のときにはS12へ移行
する。
S12においては前記水温差yが設定値α以上
か否かつまり水温上昇率が設定値(例えば、6〜
7゜/分)以上か否かが判定され、y<αのときに
は暖機が十分でないとしてS13とS14で燃料
噴射量Tが単位補正量ΔTずつ増量修正されてリ
ツチ方向へ修正され、またy≧αのときには暖機
が十分進行したとしてS15とS16で燃料噴射
量Tが単位補正量ΔTずつ減量修正されてリーン
方向へ修正される。
上記S14及びS16からはS17へ移行す
る。
S17においてはクランク角センサ12からの
検出信号に基いて噴射タイミングか否かが判定さ
れ、噴射タイミングになつた時点でS18へ移行
し、S18において上記燃料噴射量Tに相当する
出力信号がインジエクタ7へ出力され、インジエ
クタ7から燃料が噴射される。
S18からS3へ移行し次回の制御が実行され
る。
ところで、上記フローチヤートにおいては、点
火時期についての説明は省略してあるが、一般に
空燃比がリーンになる程燃焼室内の温度が低下し
て燃焼性が低下するため、空燃比をリーン方向へ
制御するのに対応して点火時期を進角方向へ或い
は空燃比をリツチ方向へ制御するのに対応して点
火時期を遅角方向へ制御することが望ましい。但
し、点火時期の進角・遅角は所定の限度内で行う
必要がある。
上記実施例に係るエンジンの制御装置によれ
ば、通常運転状態(暖機時でないとき)のときに
は、ラフネスをしきい値以下に保持しながら空燃
比をリーン限界に制御することが出来るだけでな
く、暖機運転時にもラフネスをしきい値以下に保
持しつつ暖機不十分のときには空燃比をリツチ限
界にまた暖機が進行したときには空燃比をリーン
方向へ制御することが出来る。
つまり、リーン制御による燃費の節減、ラフネ
スの抑制及び暖機性確保の3者を合理的に実現す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案の機能ブロツク図、第2図は全体構成図、
第3図は空燃比とラフネスとの関係を示す線図、
第4図はコントロールユニツトで実行される制御
のフローチヤートである。 4……エアフローメータ、7……インジエク
タ、9……ラフネスセンサ、10……水温セン
サ、12……クランク角センサ、13a……イグ
ニシヨンコイル、13b……デイストリビユー
タ、14……コントロールユニツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 吸入空気量検出手段、ラフネス検出手段及びク
    ランク角検出手段からの検出信号を受けて燃料噴
    射器及び点火装置へ出力するエンジンの制御装置
    であつて、ラフネスがしきい値以下のときには空
    燃比と点火時期の少なくとも何れか一方を空燃比
    についてはリーン方向へまた点火時期については
    進角方向へ制御するとともに、ラフネスがしきい
    値以上になつたときにはラフネスがしきい値以下
    のときとは逆の制御方向へ制御するラフネス制御
    手段とを備えたエンジンの制御装置において、 冷却水温検出手段からの検出信号を受け冷却水
    温度が所定値よりも低い暖機運転状態が検出され
    た時はラフネスがしきい値以下のときであつても
    冷却水の温度上昇率が所定値に達するまではラフ
    ネス制御手段による空燃比のリーン方向への制御
    若しくは点火時期の進角方向への制御を停止し空
    燃比についてはリツチ方向へまた点火時期につい
    ては遅角方向へ制御する冷却水温制御手段を設け
    たことを特徴とするエンジンの制御装置。
JP1984151046U 1984-10-04 1984-10-04 Expired JPH0332761Y2 (ja)

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JP1984151046U JPH0332761Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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JP1984151046U JPH0332761Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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Publication Number Publication Date
JPS6165258U JPS6165258U (ja) 1986-05-02
JPH0332761Y2 true JPH0332761Y2 (ja) 1991-07-11

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ID=30709179

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5672257A (en) * 1979-11-15 1981-06-16 Toyota Motor Corp Controlling method of ignition timing in internal combustion engine
JPS58135331A (ja) * 1982-02-06 1983-08-11 Nissan Motor Co Ltd 空燃比制御装置
JPS599742A (ja) * 1982-07-08 1984-01-19 Nissin Electric Co Ltd 選別方法

Patent Citations (3)

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JPS6165258U (ja) 1986-05-02

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