JPH0331538Y2 - - Google Patents

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JPH0331538Y2
JPH0331538Y2 JP14860987U JP14860987U JPH0331538Y2 JP H0331538 Y2 JPH0331538 Y2 JP H0331538Y2 JP 14860987 U JP14860987 U JP 14860987U JP 14860987 U JP14860987 U JP 14860987U JP H0331538 Y2 JPH0331538 Y2 JP H0331538Y2
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JP
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gasket
mold
monomer
cylindrical body
end surface
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラスチツクレンズの注型重合法に
用いられるガスケツトに関する。
〔従来の技術〕
プラスチツクレンズを成型する方法としての注
型重合法は既に知られており、その例として例え
ば、1986年5月22日発行、メデイカル葵出版「眼
鏡」には、ジエチレングリコールビスアリルカー
ボネイト製レンズの製造工程が開示されている。
このレンズの製造工程では、ガラス母型の上型モ
ールドおよび下型モールドとガスケツトとを組み
合わせたレンズ注型が示されている。
注型重合法では、モールドとガスケツトによつ
て形成されるキヤビテイ内に液(モノマー)を充
填するが、その例として、ガスケツトに液注入口
を設ける方法と、注入管をモールドとガスケツト
との間に挟む方法がある。
ガスケツトに注入口を設ける方法として、実公
昭59−40189号公報に開示された方法がある。こ
の方法では、第4図に示すように短筒状のガスケ
ツト21の嵌合部に上型モールド22と下型モー
ルド23を嵌合してキヤビテイ24が形成され
る。そして、ガスケツト21の内周面の一部から
周壁を貫通する注入口25が設けられ、この注入
口25から外側の周壁に突出して形成された注入
管26が周壁と一体に形成されている。この注入
管26からモノマーをキヤビテイ24内部の空気
が残留しないように排気しながら注入し、しかる
後、注入管26を封鎖する。次に重合炉で加熱し
てモノマーを重合させてプラスチツクレンズを成
型するようになつている。
注入管をモールドとガスケツトとの間に挟む方
法として、米国特許2542386号明細書に開示され
た方法がある。この方法は、第5図に示すように
短筒状のガスケツト27に上型モールド28およ
び下型モールド29を嵌合し、バネ30で挟持し
てキヤビテイが形成される。次にガスケツト27
と上型モールド28との間に偏平状の注入管31
を挟み、ここからモノマーが注入される。キヤビ
テイがモノマーで満たされてきたら、注入管31
からモノマーが少量出ている状態で注入管31を
引き抜くと、バネ30の付勢力によりガスケツト
27と上型モールド28との〓間は再び密閉さ
れ、空気が残留していないことを確認して注入を
完了する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第4図に示す例では、上型モー
ルド22と下型モールド23との間〓が小さい場
合には、ガスケツト21の内壁が薄くなり、そこ
に貫通されるべき注入口25を形成することが極
めて困難となる。また、上型モールド22と下型
モールド23との間〓が大きい場合には、内壁の
厚さに対し注入口25の口径が相対的に小さくな
り、キヤビテイ24内の空気を完全に抜くことが
困難となる。また、注入口25とキヤビテイ24
が連通した構造となつているので、成形されたレ
ンズの外周面に注入口25の形状をした突起が残
留し、この突起を除去する工程を要し、さらにそ
の除去部の周辺に光学的歪みが生じるとともに除
去部の外周に跡が残る。
一方、第5図に示す例では、ガスケツト27と
上型モールド28および下型モールド29で形成
されたキヤビテイ容積よりやや多い量のモノマー
を注入し、且つ注入管31よりモノマーを流出さ
せながら、注入管31を引き抜くために余分のモ
ノマーが溢出して無駄になるばかりでなく、ガス
ケツト27、上型モールド28および下型モール
ド29にモノマーが付着する。したがつて、重合
炉内を汚さないように下型モールド29の下に吸
取紙を敷く等の対策が必要であり、且つモールド
を再使用する場合、その洗浄に対する負荷が大き
くなる。
本考案の目的は、上記した従来技術の問題を解
消し、モールドの間隔の変動、即ちレンズの度数
のよる肉厚の変動にかかわらず注入口を容易に配
設することができ、且つキヤビテイ内の空気の排
気が容易で、安定してプラスチツクレンズを製造
することができるプラスチツクレンズ注型ガスケ
ツトを提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するためになされた
もので、筒状体の内壁面にその円周方向に沿つて
リング状突起帯を有し、この突起帯の上端面およ
び下端面はそれぞれ上型モールドの下端面および
下型モールドの上端面が当接可能に形成され、前
記筒状体の内周面で前記モールドを挟持可能に形
成されるとともに前記リング状突起帯の一部にそ
の上端面から下端面側に延設された凹部が形成さ
れ、この凹部に隣接する前記筒状体の外周壁側に
上向きの開口部を有するモノマー注入口が形成さ
れ、このモノマー注入口の底部と前記凹部の底部
とを前記筒状体に形成された貫通孔を介して連通
したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案のガスケツトの一実施例を示
す平面図、第2図は第1図のA−A線断面図であ
る。
このガスケツト1は、筒状に形成され、その筒
状体2の内壁面2aには筒状体2の高さ方向のほ
ぼ中間位置に円周方向に沿つたリング状突起帯3
が形成されている。この筒状体2の外壁面2bに
は水平断面が略半円状の側壁4が設けられ、この
側壁4と筒状体2の外周面とによつてモノマー注
入口5が形成されている。このモノマー注入口5
に近接したリング状突起帯3にはその上端面から
下端面側に延設された凹部6が形成され、筒状体
2にはこの凹部6とモノマー注入口5を連通する
貫通孔7が配設されている。
さらに前記モノマー注入口5からそれぞれ筒状
体2の外周に沿つて90度の角度で移動した位置に
第1突起部8と第2突起部9が設けられている。
なお、筒状体2の内径は、ガスケツト1に嵌合
されるべきモールドの外径の同一となつており、
モールドの端面が筒状体2の内壁で挟持できるよ
うになつている。また、リング状突起部3の内径
はプラスチツクレンズ外径に対応した大きさとな
つており、リング状突起部3の幅(高さ方向)は
成形レンズの処方により異なり、この幅によりレ
ンズの周縁厚が決定される。
ガスケツト1は、樹脂製からなり、その素材は
用途に応じて任意に選定でき、例えばエチレン−
酢酸ビニル共重合体、ボリエチレン、ボリエチル
アクリレート等を挙げることができる。また、こ
のガスケツト1は、射出成形法により金型のキヤ
ビテイに樹脂を充填することにより成形可能であ
る。また、第1突起部8と第2突起部9は、それ
ぞれガスケツト1を射出成形する場合、ガスケツ
ト1を使用してプラスチツクレンズを成型すると
きの乱視レンズの場合の乱視軸方向およびレンズ
レイアウト、ガスケツトの型名の区分等に使用で
きる指標となる。
第3図はプラスチツクレンズ成形時の状態を示
す断面図であり、この第3図と前記第2図により
本考案のガスケツトを使用したときの作用効果を
説明する。
まず、ガスケツト1のリング状突起帯3の下端
面3aに下型モールド10の上端面が当接した状
態となるように下型モールド10がガスケツト1
に嵌合される。また、リング状突起部3の上端面
3bから上型モールド11の下端面が僅かに離間
した状態(仮止め)となるようにガスケツト1に
上型モールド11が嵌合される。この状態でモノ
マー注入口5からモノマーが注入される。モノマ
ー注入口5に注入されたモノマーは、貫通孔7を
経て凹部6に達した後、この凹部6から溢出して
キヤビテイ12内に充填される。キヤビテイ12
内にモノマーが充填されると、上型モールド11
の下端面がリング状突起部3の上端面3bに当接
するまで上型モールド11を下方に押圧する。
この操作によりキヤビテイ12内に必要以上の
モノマーが充填されている場合、この余分なモノ
マーは、凹部6、貫通孔7およびモノマー注入口
5を逆流して外部に押し出される。このとき、キ
ヤビテイ12内に発生した気泡も同様に排出され
る。このモノマーの注入量は、自動的にレンズの
度数により調整される。
(効果) 以上のように本考案によれば、モノマー注入口
が上向きにガスケツトの側壁面に形成されている
ので、モノマーが注入が容易であり、モノマー注
入位置の検出が容易で注入の自動化を図ることが
でき、さらにレンズの度数による肉圧変化に影響
されることなく、モノマー注入中に発生した気泡
を容易に除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のガスケツトの一実施例を示す
平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図は第1図のガスケツトを使用してプラスチツク
レンズを成形するときの状態を示す断面図、第4
図は従来のレンズ注型を示すための断面図、第5
図は従来のレンズ注型を示すための斜視図であ
る。 1……ガスケツト、2……筒状体、3……リン
グ状突起帯、4……側壁、5……モノマー注入
口、6……凹部、7……貫通孔、8……第1突起
部、9……第2突起部、10……下型モールド、
11……上型モールド、12……キヤビテイ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状体の内壁面にその円周方向に沿つてリング
    状突起帯を有し、この突起帯の上端面および下端
    面はそれぞれ上型モールドの下端面および下型モ
    ールドの上端面が当接可能に形成され、前記筒状
    体の内周面で前記モールドを挟持可能に形成され
    るとともに前記リング状突起帯の一部にその上端
    面から下端面側に延設された凹部が形成され、こ
    の凹部に隣接する前記筒状体の外周壁側に上向き
    の開口部を有するモノマー注入口が形成され、こ
    のモノマー注入口の底部と前記凹部の底部とを前
    記筒状体に形成された貫通孔を介して連通したこ
    とを特徴とするプラスチツクレンズ注型ガスケツ
    ト。
JP14860987U 1987-09-29 1987-09-29 Expired JPH0331538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14860987U JPH0331538Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14860987U JPH0331538Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

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Publication Number Publication Date
JPS6452711U JPS6452711U (ja) 1989-03-31
JPH0331538Y2 true JPH0331538Y2 (ja) 1991-07-04

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