JPH0331436B2 - - Google Patents

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JPH0331436B2
JPH0331436B2 JP63184556A JP18455688A JPH0331436B2 JP H0331436 B2 JPH0331436 B2 JP H0331436B2 JP 63184556 A JP63184556 A JP 63184556A JP 18455688 A JP18455688 A JP 18455688A JP H0331436 B2 JPH0331436 B2 JP H0331436B2
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arginine
arginine deiminase
enzyme
solution
cells
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JP63184556A
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Yutaka Sato
Junji Kobayashi
Kazuo Horyu
Makoto Nogawa
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なアルギニン・デイミナーゼお
よびその製造法並びにその用途に関する。 〔従来の技術〕 アルギニン・デイミナーゼ(酵素分類番号
3.5.3.6)は、L−アルギニンと水からL−シトル
リンとアンモニアを生成する酵素反応を触媒する
酵素であり、動物、細菌、酵母類にその存在が知
られている〔酵素ハンドブツク、602頁、朝倉書
店、1984年版、第1版第3刷〕。これらの酵素の
うち、精製されたと報告のあるものには、シユー
ドモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、マ
イコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma
hominis)、マイコプラズマ・アルスリテイデイ
ス(Mycoplasma a arthritidis)がある〔カ
キモト,テイー.ら(Kakimoto,T.etal)フエ
ブス レター(FEBS Lett.)VOL.19,P 166
−168、(1971);シムケ,アール.テイー.
(Shimke,R.T.)メソツド オブ エンザイモ
ロジー(Meth.Enzymol.)VOL.17A,P 310−
313,(1970);ワイクマン,ジエー.エル.アン
ド フアルニー,デイー.イー.(Weickman,
J.L.&Fahrney,D.E.)ジヤーナル オブ バイ
オロジカル ケミストリー(J.Biol.Chem.)
VOL.252,P2615−2620,(1977)〕。 また、L−アルギニンを分解する酵素であるL
−アルギナーゼが抗腫瘍作用を有していることが
知られていることから、アルギニン・デイミナー
ゼへの同様な作用への期待はされていた〔特開昭
48−58187号〕。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、これら従来のアルギニン・デイ
ミナーゼ生産菌による生産にはいくつかの問題点
があつた。すなわち、これらのアルギニン・デイ
ミナーゼ生産菌は、アルギニン・デイミナーゼ生
産性が低いこと;マイコプラズマに属するマイコ
プラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)、
マイコプラズマ・アルスリデイス(Mycoplasma
arthritidis)から採取する場合は培養管理が煩雑
であり、該酵素の大量生産における酵素源として
用いるには難点があること;精製純化するのに極
めて困難である等の問題があつた。 また、マイコプラズマ由来のアルギニン・デイ
ミナーゼが、腫瘍細胞増殖阻害を示す明確な報告
もない。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、動物腫瘍細胞の中から、培養液
が顕著に増殖阻害作用を示す細胞株を見出し、そ
の株について、種々研究を行つた結果、その株に
寄生したマイコプラズマ属に属する菌株
(TGIF)が、産生する蛋白質が、腫瘍細胞増殖
阻害を示すことを見出した。また研究者らは、該
蛋白質を、前記マイコプラズマに属する菌株
(TGIF)を培養し、単離精製することにより均
質に得、この蛋白質が新規なアルギニン・デイミ
ナーゼであることも見出し本発明を完成した。 すなわち、本発明は下記の理化学的性状を有す
るアルギニン・デイミナーゼであり、 (a) 作用;L−アルギニンと水からシトルリンと
アンモニアを生成する酵素反応を触媒する (b) 基質特異性;L−アルギニンに基質特異性を
有する (c) 至適PH;7.0〜7.5 (d) PH安定性;5.0以上 (e) 分子量;47000±5000(SDS−PAGE法によ
る) (f) 等電点;7.4±0.5 マイコプラズマ・オラーレに属するアルギニン・
デイミナーゼ生産菌を培地に培養し、培養物より
該アルギニン・デイミナーゼを採取することを特
徴とするアルギニン・デイミナーゼの製造法であ
り、更にマイコプラズマ属に属する微生物由来の
アルギニン・デイミナーゼ活性を有する腫瘍細胞
増殖阻害活性物質を提供するものである。 本発明の新規なアルギニン・デイミナーゼ生産
菌の分類学的性状は以下の通りである。 培地における生育状態 マイコプラズマ・オラーレ(TGIF)の液体培
地〔培地組成;培地1中にPPLOブロスW/O
(DIFCO社製)15g、L−アルギニン塩酸塩5
g、ウマ血清200ml、酵母エキス25g、酢酸タリ
ウム0.25g、ペニシリンGカリウム10万単位、フ
エーノールレツド5mgを含有する〕に於ける増殖
は、種菌として1×105CFU/ml〔CFUは集落形
成単位(Colony Foming Unit)の略記号であ
る〕接種し、37℃で、静置培養した結果、誘導期
に続いて対数増殖期に入り、培養開始4〜5日後
に菌数が最大になる定常期に至る。定常期の期間
は短く、培養によつて異なり、且つほぼ数時間
で、減数期に入る生育状態をとる。 生理的諸条件 生育し得るPH;6〜8 至適PH;7.4〜7.6 生育し得る温度;30〜37℃ 至適生育温度;37℃ 顕微鏡下における形態的特徴 寒天培地〔培地組成;培地1中に、バクトア
ガール(DIFCO社製)10g、PPLOブロスW/
O CV(DIFCO社製)14.5g、L−アルギニン
塩酸塩5g、L−グルタミン3g、DNA(粗製)
20mg、NAD150mg、グルコース10g、イーグルビ
タミン液(×100)10ml、ウマ血清200ml、酵母エ
キス25gを含有する〕に於ける集落の大きさは、
10〜500μmであり、中心部が濃く、周辺が薄く、
いわゆる目玉焼状を呈する。染色はDienes(デイ
エネス)液〔メチレンブルー2.5g;アズール
1.25g;マルトース10.0g;Na2CO30.25g;蒸
留水 100ml〕を用いて行つた。染色液を寒天面
に流し、1〜2分後に余分の液を捨て、顕微鏡観
測した。集落の中心部は濃青色に周辺部は淡青色
に染まつて見える。100倍の顕微鏡倍率下では、
周辺部は顆粒状に見える。 抗体による発育阻害 各マイコプラズマ種の抗血清を用い、ワラス
(Wallace A.Clyde,JR)著の文献〔ジヤーナル
オブ イムノロジー(J.Immunol.)VOL.92,
P.958−965,(1964)〕に従い同定の結果〔東京大
学医学部付属動物実験施設にて〕、マイコプラズ
マ・オラーレと同定された。 グルコース、アルギニン、尿素の分解試験被
検菌を10%(V/V)ウマ血清添加ハートインフ
ユジヨンブロス(Heart infusion broth)Difco
社製)で、24時間培養し、その1mlをそれぞれグ
ルコース、アルギニン、尿素を含む被検培地およ
び対照培地に接種した。培養試験管を密栓して、
37℃で1週間培養した。被検物質を含ませない対
照と0.5以上のPHの下降または上昇のみられたも
のを陽性として判定した結果以下の通りであつ
た。 グルコース分解活性;陰性 アルギニン分解活性;陽性 尿素分解活性;陰性 以上の結果から、細胞壁の完全欠如、直径0.1〜
0.2μmの基本小体を有し、集落形態として、寒天
培地にくい込んで増殖し、目玉焼状集落を形成す
る特徴を有し、発育に血清を必要とすることから
マイコプラズマ属に属する。そこで、抗体による
増殖阻害試験により、本菌株(TGIF)は、マイ
コプラズマ・オラーレ(TGIF)〔Mycoplasma
orale(TGIF)〕と同定命名した。 なお、本菌株は、工業技術院微生物工業技術研
究所にマイコプラズマ・オラーレ(TGIF)
〔Mycoplasma orale(TGIF)〕微工研菌条寄第
1970号(FERM BP−1970)として寄託されて
いる。 本発明のアルギニン・デイミナーゼを生産する
に当たつては、このアルギニン・デイミナーゼ生
産菌を酵素などを生産する通常の方法で培養す
る。培養の方法は、液体培養でも固体培養でもよ
いが、工業的にはアルギニン・デイミナーゼ生産
菌をその生産用培地に接種し、静置培養を行うの
が有利である。アルギニン・デイミナーゼを培養
するための培地組成は、微生物、特にマイコプラ
ズマを培養するのに通常用いられるものが広く用
いられる。窒素源として利用可能な窒素化合物で
あればよく、例えば酵母エキス、ラクトアルブミ
ン水解物、尿素、ペプトン、肉エキスなどが使用
される。炭素源としては資化可能な炭素化合物で
あればよく、例えばブドウ糖などが使用される。
その他マイコプラズマの培養に必須である血清ま
たはステロール類を適宜添加すればよく、また
種々の無機塩が必要に応じて使用される。培養温
度は菌が発育し、アルギニン・デイミナーゼを生
産する範囲内で適宜変更し得るが、30〜37℃、好
ましくは35〜37℃である。培養時間は、条件によ
つて多少異なるが、通常4〜8日、好ましくは5
〜6である。しかしながら、本菌株の増殖が最高
力価に達する時期を見計らつて適当な時期に培養
を終了するのは当然のことである。 培養終了後、該培養物より本酵素を採取するに
は通常の酵素採取手段を用いることができる。な
お、本酵素は、菌体内酵素であるので、超音波処
理、凍結菌体衝撃破砕法(低温細胞破砕法)、各
種薬剤による方法等菌体内よる酵素を採取する通
常の手段を用いて、粗酵素液を得る。このように
して得られた粗酵素液は、さらに公知の蛋白質、
酵素などの単離、精製手段を用いて精製し、精製
されたアルギニン・デイミナーゼが得られる。例
えば、粗製のアルギニン・デイミナーゼ含有液
を、トリス−塩酸緩衝液等の緩衝液で緩衝化し、
これをカルボキシ−セルロース、カルボキシメチ
ル−デキストランゲル、スルホプロピル−デキス
トランゲルなどのイオン交換樹脂やデキストラン
ゲルやポリアクリルアマイドなどのゲル濾過剤に
よるクロマトグラフイーを適宜組み合わせて精製
し、ついで、必要に応じて濃縮し緩衝液に溶解し
た溶液としてし、精製アルギニン・デイミナーゼ
溶液を得ることができる。 このようにして得られたアルギニン・デイミナ
ーゼの理化学的性質は以下に述べる通りである。 (1) アルギニン・デイミナーゼ活性測定法 基質溶液の調整: 200mMトリス−塩酸緩衝液(PH7.2)200μ
に50mMDTT(デイチオスレイトール)80μ、
100mMアルギニン・塩酸付加物40μを溶解し
て、基質溶液を調整する。 酵素溶液の調整: 後述の実施例により得られた本発明アルギニ
ン・デイミナーゼ溶液を10mMトリス塩酸緩衝
液(PH7.0)でOD280=0.005になる様に希釈し
て酵素溶液とした。 活性測定: 前記の基質溶液320μを小試験管に取り、
37℃、水浴中に2分間静置した後、酵素溶液
80μ添加し、反応を開始する。正確に30分
間、37℃で反応した後、5M過塩素酸100μを
添加し反応を停止する。その後、反応液に、酸
化還元緩衝液〔9.0g NH4Fe(SO42
12H2O、11.0g(NH42Fe(SO42・6H2Oを
1N硫酸溶液に溶解し100mlとした溶液〕125μ
を加え、その後酸混合液〔蒸留水200ml、
H3PO4(d=1.74)300ml、H2PO4(d=1.84)
100ml〕625μを加え、ジアセチルモノキシム
溶液〔ジアセチルモノキシム0.75gを蒸留水に
溶解し100mlとした溶液〕250μを加え、遮光
下、20分間沸騰水中で加熱し、その後冷却し、
490nmの吸光度を測定する。シトルリン生成
量を算定するための標準線は、1M過塩素酸で
調整した種々の濃度(0.01〜0.05μmole/ml)
のL−シトルリン溶液500μを用い、上記酸
化還元緩衝液125μ添加以降の操作行つてシ
トルリン濃度に対する490nmの吸光度の関係
をプロツトして作成し、直線領域を標準検量線
として使用した。 (2) 基質特異性: 遊離アミノ酸に対する反応の特異性を調べる
ために、アミノ酸混合液(1の10mMトリス
塩酸緩衝液PH7.0)L−アルギニン200mg、L−
アスパラギン・H2O 56.8mg、L−アスパラギ
ン酸20mg、L−シスチン50mg、L−グルタミン
酸20mg、L−グルタミン300mg、グリシン10mg、
L−ヒスチジン15mg、L−ヒドロキシプロリン
20mg、L−イソロイシン50mg、L−ロイシン50
mg、L−リジン・HCl40mg、L−メチオニン15
mg、L−フエニルアラニン15mg、L−プロリン
20mg、L−セリン30mg、L−スレオニン20mg、
L−チロシン20mg、L−バリン20mg、L−トリ
プトフアン mgを含有する)800μに200μ
の本発明アルギニン・デイミナーゼ溶液
(OD280om=0.016)を添加し、37℃、18時間イ
ンキユベートした後、アミノ酸濃度の変化をア
ミノ酸自動分析装置(日立 L−8500型)を用
いて解析した。対照として、本発明アルギニ
ン・デイミナーゼ溶液の代わりに10mMトリス
塩酸緩衝液を添加して同じ操作を行つた。その
結果第1表に示す如く本発明アルギニン・デイ
ミナーゼは、L−アルギニンに特異的に作用し
てシトルリンを生成する反応を触媒する酵素で
あることがわかつた。
【表】
【表】 (3) 酵素作用: 次の反応を触媒する。 L−アルギニン+H2O→シトルリン+NH3 (4) PH安定性: 10μの本発明酵素溶液(OD280om=0.8)を
40μの試験PH緩衝液と混合し、37℃、3時間
インキユベートした後、950μのPBSを加え
て、20倍に希釈し、残存する酵素活性を前記酵
素活性測定法に従つて計測した。その結果、PH
5.0〜10.0まで安定であつた。 尚、試験PH緩衝液は、PH3.0〜6.0までは0.1M
クエン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液、PH7.0
〜9.0までは0.1Mトリス塩酸緩衝液、PH10.0は
0.1Mグリシン−NaOH緩衝液を用いた。 (5) 至適PH: 種々のPH値の緩衝液を用いて、前述の酵素活
性測定法に従い、測定した結果、PH7.0〜7.5の
範囲に至適PHを有していた。 (6) 分子量: 47000±5000(SDS−PAGE法) 55000±5000(ゲル濾過法) (7) 等電点 アンフオライン ピーエージープレート
(AMPHOLINE PAGPLATE;LKB社製)を
用いる等電点電気泳動法により測定した結果、
p17.4±0.5に等電点を有する。 (8) N末端アミノ酸配列解析 後述の実施例に基づいて得られた本発明酵素
(総OD280om=0.01)を用いて液相プロテイン
シーケンサー(ベツクマン社製:
BECKMAN System 890ME)によりN末端
側からのアミノ酸配列を解析した結果、まず、
以下の如く5番目までの配列が明らかとなり、 X−Ser−Val−Phe−Ser−Asp− (式中、Xは水素原子又はMetを示す) 更に、総OD280om=0.05のサンプルで解析の結
果、以下の如く30番目までの配列が明らかとな
つた。 X−Ser−Val−Phe−Ser−Asp−Lys−Phe
−Asn−Gly−Ile−His−Val−Tyr−Ser−
Glu−Ile−Gly−Asp−Leu−Glu−Ser−Val−
Leu−Val−His−Glu−Pro−Gly−Lys−Glu
− (式中、Xは水素原子又はMetを示す) (9) アミノ酸組成分析 精製した本発明酵素標品(OD280om=0.08)
1mlに12N塩酸を等量加え、105℃、24時間加
水分解した後、アミノ酸自動分析装置(日立L
−8500型)を用いて解析した。本発明酵素の分
子量はSDS電気泳動から約47000であり、アミ
ノ酸の平均分子量を110とすると構成アミノ酸
は約427残基となることから、分析結果を427残
基当たりのアミノ酸残基数で表し、その結果を
第2表に示す。
【表】 以上の諸性質を公知のアルギニン・デイミナー
ゼと比較すると、いずれの酵素とも異なることが
判る。 また、本発明酵素は腫瘍細胞にたいする強い増
殖阻害活性を示すことから抗癌剤としての用途が
考えられる。以下に本発明酵素の腫瘍細胞に対す
る理化学的諸性状を示す。 (a) 細胞増殖抑制活性の測定法 測定に用いる細胞:本発明酵素に対し阻害感
受性の高い細胞としてCCRF−CEM細胞(ヒ
トリンパ球系白血病細胞;大日本製薬(株)から購
入)を選定し、検定に使用した。 培養用培地:10%牛胎児血清(FCS)添加
RPMI−1640培地(100mg/のペニシリンG
及び硫酸ジヒドロストレプトマイシンを含む)。 測定方法:上記培養用培地で培養された対数
増殖期にあるCCRF−CEM細胞を集め、新鮮
な培養用培地に懸濁し、細胞濃度を1.11×104
個/mlに調整する。その後、得られた細胞含有
溶液を24穴マルチプレート(MULTIDISH;
NUNC社製)に900μ/穴(well)づつ均質
な細胞懸濁液を播種する。フイルター
(MILLEX GV フイルター;ミリポア社製)
で濾過滅菌した試験溶液を100μ/well添加
し、ゆるく撹拌する。コントロールとして
PBS(リン酸緩衝液生理食塩水)100μ/well
添加する。細胞懸濁液を播種した24穴マルチプ
レートそれぞれを、5%CO2、95%空気、100
%湿度、37℃のインキユベーターで4日間培養
した後、各well内の細胞数をコールターカウン
ター(米国;コールター社製)を用いて計測す
る。 以下の式に従い増殖抑制率(%)を算出す
る。 増殖抑制率(%)=1−A−B/C−B×100 A;試験液細胞数 B;播種細胞数 C;コントロール溶液の細胞数 この系で、CCRF−CEM細胞の増殖を50%
阻害する活性を1単位(u)とした。 (b) 細胞増殖抑制に対するPH安定性 10μの本発明酵素溶液(10000u/ml)を
40μの試験PH緩衝液と混合し、37℃、3時間
インキユベートした後、950μのPBSを加え
て、20倍に希釈し、残存する細胞増殖抑制活性
を前記細胞増殖抑制活性の測定法に示した方法
に従つて計測した。その結果、PH5.0〜10.0ま
で安定であつた。 尚、試験PH緩衝液は、PH3.0〜6.0までは0.1M
クエン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液、PH7.0
〜9.0までは0.1Mトリス塩酸緩衝液、PH10.0は
0.1Mグリシン−NaOH緩衝液を用いた。 (c) 細胞増殖抑制に対する熱安定性 10μの本発明酵素溶液(10000u/ml)を
990μの0.05Mトリス塩酸緩衝液(PH7.0)に
加え、37℃で24時間、60℃で1時間、100℃で
5分間処理した後氷冷し、残存する細胞増殖抑
制活性を測定することにより評価した。以下の
第3表にその結果を示す。
【表】 (d) 細胞増殖抑制作用の各種酵素に対する安定性 各種の酵素を用い、それぞれの至適PHで37
℃、6時間反応した後、残存する細胞増殖抑制
活性を測定することにより評価した。以下にそ
の結果を第4表に示す。
【表】 (e) 細胞増殖抑制作用の各種の有機酸および有機
溶媒に対する安定性 本発明酵素溶液(2000u/ml)に各種の有機
酸および有機溶媒を各添加濃度(V/V%)で
添加し、25℃、1時間反応した。その後反応液
をPBSを用いて希釈し、本発明酵素濃度を
100u/mlになる様に調整した後、残存する細
胞増殖抑制活性を測定することにより評価し
た。以下にその結果を第5表に示す。
【表】 (f) 各種腫瘍細胞に対する増殖抑制作用 各種培養系の腫瘍細胞に対する本発明酵素の
増殖抑制作用について、ヒトリンパ球系白血病
由来細胞株(CCRF−CEM、CCRF−HSB2、
CCRF−SB、RPMI−8226)、ヒト骨髄系白血
病由来細胞株(K−562、HEL92・1・7)、
ヒト腎癌由来細胞株(TRC−29R)、ヒト肺癌
由来細胞株(TLC−7NC3)、マウス乳癌由来
細胞株(C−1271)を用い、これらの細胞株の
増殖に及ぼす影響を調べた。培養に用いた培地
は、C−1271細胞株には、E−MEM培地に10
%牛胎児血清を添加した培地を使用し、それ以
外の細胞株は、RPMI−1640培地に10%牛胎児
血清を添加した培地を使用した。それぞれの細
胞株を各培地で培養し、対数増殖期にあるこれ
らの腫瘍細胞株を集め、新鮮な培養用培地に懸
濁し、細胞濃度を1×104個/mlになる様に調
整した。24穴マルチプレートに均一に懸濁した
細胞浮遊液を1ml/wellに播種した後、PBS
に溶解した本発明酵素の種々の濃度の希釈液
100μ/well添加し、5%CO2、95%空気、
100%湿度、37℃のインキユベーターで4日間
培養した。対照として本発明酵素の希釈液の代
わりにPBSを添加して培養した。 培養後の細胞数の測定は、浮遊系の細胞(白血
病由来細胞)は、ISOTON (米国;コール
ター社製)で20倍に希釈し、付着性細胞は、培地
を吸引除去した後0.1%トリプシン溶液1mlで、
培養基質から細胞を剥離し、ISOTON で20
倍に希釈して測定用サンプルとし、コールターカ
ウンター(米国;コールター社製)を用いて計測
した。更に以下の式に従い増殖抑制率(%)を算
出する。 増殖抑制率(%)=1−A−B/C−B×100 A;試験液細胞数 B;播種細胞数 C;対照溶液の細胞数 その結果、試験に供したすべての腫瘍細胞株で増
殖抑制作用が認められ、50%の増殖阻害をしめす
本発明酵素濃度は第6表に示す如く、280nmに
於けるOD値が10-5〜10-6の領域にあり、極めて
微量で作用することが明らかとなつた。
【表】 (g) 一般正常細胞に対する本発明酵素の影響 マウス3T3細胞は長期***増殖可能である
が、造腫瘍能を有さないことから、正常細胞に
近い細胞として、細胞変異及び細胞毒性の研究
に広く用いられており、今回一般正常細胞に対
する本発明酵素の影響の指標として用いた。マ
ウス3T3細胞を10%牛胎児血清を含むイーグル
MEM培地に懸濁し、5×104個/mlになるよ
うに調整し、φ35mmの組織培養用プラスチツク
デイシユに2mlずつ播種した。更にPBSに溶
解したOD280om値4.7×10-3の本発明酵素溶液
を終濃度がOD280om値2.35×10-4(10.2u/ml)
になるように添加し、5%CO2、95%空気、
100%湿度、37℃のインキユベーターで培養し
た。対照として本発明酵素溶液の代わりに
PBSを添加して培養した。2日間及び4日間
培養した後、0.1%トリプシン溶液を用いて細
胞を剥離し、再度培養用培地に懸濁させて単細
胞浮遊液とした。細胞浮遊液1容にPBSに溶
解した0.1%トリパンブルー溶液9容を加えた
後、ノイバウエル氏血球計測盤を用いて細胞数
を計測した。トリパンブルーにより青色に染ま
る細胞は死細胞、染まらない細胞は生細胞であ
るので、その数を計測した結果、第7表に示す
如く、本発明酵素添加培養と無添加培養の場合
に於いて、細胞生存率に有意な差は認められ
ず、本発明酵素が、正常細胞に対して直接的な
毒性を有さないことを示した。
〔実施例〕
次いで本発明の実施例を挙げるが、本発明はこ
れらによつて何ら限定されるものではない。 実施例 1 PPLOブロス(DIFCO社製)7容、ウマ血清
2容、酵母エキス1容、ペニシリンG1000u/ml、
酢酸タリウム500μg/mlを加えた液体培地500ml
に、1×106CFU/mlのマイコプラズマ・オラー
レ(TGIF)を10ml接種し、37℃、5日間静置培
養した。培養液を高速冷却遠心分離機(日立
SCR−20BA型)を用い、4℃、11000r.p.m、30
分間遠心し、ペレツト状に集菌した。 得られたマイコプラズマ・オラーレTGIFの菌
体1g(湿重量)を30mlのPBSに懸濁した後、
氷冷下超音波処理(120秒、4〜5回)により菌
体を破砕した。破砕液を4℃、18000r.p.mで40分
間遠心分離し、上清を分離した。沈澱物は、再度
30mlのPBSに懸濁した後、上記と同一の操作を
行い、上清液を分離し、先に得た上清と混合して
透折用セルロースチユーブ(米国、VISKASE社
製)に入れ、10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)
3に対し4℃での透折を24時間づつ2回くり返
した。 得られた菌体抽出液を、予め同一緩衝液
〔10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)〕で平衡化し
たDEAE−Sepharoseカラム(φ16×200mm)に吸
着させ、カラム容量の3倍の同一緩衝液で洗浄し
た後、同一緩衝液に溶解したNaClによる0から
200mMの直線的濃度勾配で溶出を行つた。溶出
液は6mlごとの分画に集め、各分画の細胞増殖抑
制活性を前記の活性測定法に示した方法により調
べた結果、NaCl濃度20mMから100mMまでの分
画に活性の溶出が認められた。 DEAE−Sepharoseのイオン交換クロマトグラ
フイーで精製された細胞増殖抑制活性画分を集
め、限外濾過膜(YM−10;米国アミコン社製)
を用いて9.5ml濃縮した後、予め50mMのNaClを
含む10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)で平衡化
したゲル濾過(UltrogelAcA44;スウエーデン、
LKB社製)のカラム(φ26×930mm)にチヤージ
し、同一緩衝液を用いて溶出した。溶出液は5ml
の分画に集め、各分画の細胞増殖抑制活性を前記
の活性測定法に示した方法により調べた結果、溶
出液量の240mlから310mlの範囲に細胞増殖抑制活
性の溶出が認められた。 ゲル濾過によつて精製された細胞増殖抑制活性
画分を集めることにより61mlの溶液が得られた。
得られた溶液を限外濾過膜(YM−10;米国アミ
コン社製)を用いて5mlに濃縮した後、透折用セ
ルロースチユーブ(米国、VISKASE社製)を用
いて10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)2に対
し、4℃で2回(48時間)透折した。透折後の溶
液の一部を予め10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)
に平衡化したイオン交換クロマトグラフイー
(MonoQ HR5/5カラム;スウエーデン、フア
ルマシア社製)に吸着させた後、同一緩衝液に溶
解したNaClによる0から200mMの直線的濃度勾
配で溶出した。流速1ml/分で20mlの溶媒を使用
した。溶出液の蛋白濃度変化を280nmの紫外線
吸収で観測しながら、蛋白質溶出ピーク毎に分画
し、各分画の細胞増殖抑制活性を前記の活性測定
法に示した方法により調べた結果、NaCl濃度が
55mMから65mMに溶出する蛋白ピークに存在す
ることが明らかとなつた。 前記のイオン交換クロマトグラフイー
(MonoQ HR5/5カラム;スウエーデン、フア
ルマシア社製)によつて精製された活性蛋白ピー
ク画分をさらに精製するために、得られた活性蛋
白ピーク画分を集め、この溶液を透折用セルロー
スチユーブ(米国、VISKASE社製)を用いて
10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)3に対し、
4℃で24時間透折した後、透折後の溶液の一部を
予め10mMトリス塩酸緩衝液(PH7.0)に平衡化
したイオン交換クロマトグラフイー(MonoS
HR5/5カラム;スウエーデン、フアルマシア
社製)に吸着させた。吸着した蛋白質の溶出は、
同一緩衝液に溶解したNaClによつて行い、流速
1ml/分で20分後からNaClの濃度を0から
100mMまでの直線的濃度勾配で溶出させた。溶
出液の蛋白濃度変化を280nmの紫外線吸収で観
測しながら、蛋白質溶出ピーク毎に分画し、各分
画の細胞増殖抑制活性を前記の活性測定法に示し
た方法により調べた結果、NaCl濃度が60mM付
近にある単一ピークに局在して溶出することがわ
かり、その分画を採取した。 イオン交換クロマトグラフイー(MonoQ
HR5/5カラム;スウエーデン、フアルマシア
社製)およびイオン交換クロマトグラフイー
(MonoS HR5/5カラム;スウエーデン、フア
ルマシア社製)を用いる精製操作を繰り返し全試
料の処理を行つた結果、本発明酵素標品として約
3mgを得た。 試験例(純度検定) (1) 逆相高速液体クロマトグラフイーによる検定 本発明酵素の0.1%トリフルオロ酢酸溶液
(100μg/ml)500μをシリカゲルを担体とした
逆相クロマトグラフイー用カラム(ODS)にか
けて高速液体クロマトグラフイーをおこなつた。
溶出は流速1ml/分で0.1%トリフルオロ酢酸を
溶媒とし、アセトニトリル(CH3CN)の濃度を
0〜60%まで1%/分の速度の直線的濃度勾配で
溶出させた。その結果43〜45%のアセトニトリル
濃度に単一のピークとして溶出されることから、
均一な物質であることがわつた。 (2) ポリアクリルアミドゲル電気泳動による検定 本発明酵素の12%ポリアクリルアミドスラブゲ
ルを用いたSDS電気泳動を常法〔電気泳動学会
編、電気泳動実験法 208頁、(1976年)文光堂〕
に従つて行つた。泳動に供した本発明酵素標品は
1%SDS(ラウリル硫酸ナトリウム)存在下で
0.1M2−メルカプトエタノール添加及び無添加
で、37℃、20時間インキユベートして変性させる
ことにより調製した。泳動終了後、日本バイオラ
ツドラボラトリーズ社製の銀染色キツトを用い、
これに添付されている処方に従つて泳動蛋白染色
を行つた。その結果本発明酵素標品は、還元剤の
存在下でも非存在下でも単一なバンドになること
から、均一な蛋白質であることが明らかになつ
た。また同時に泳動した分子量マーカーとの相対
泳動度から本発明酵素の分子量は約47000である
ことがわかつた。 〔発明の効果〕 本発明は新規なアルギニン・デイミナーゼを提
供するもので、また本アルギニン・デイミナーゼ
は、腫瘍細胞増殖阻害作用を示し、抗腫瘍剤とし
ての用途が期待されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも下記の理化学的性状を有するアル
    ギニン・デイミナーゼ。 (a) 作用;L−アルギニンと水からシトルリンと
    アンモニアを生成する酵素反応を触媒する (b) 基質特異性;L−アルギニンに基質特異性を
    有する (c) 至適PH;7.0〜7.5 (d) PH安定性;5.0以上 (e) 分子量;47000±5000(SDS−PAGE法によ
    る) (f) 等電点;7.4±0.5 2 マイコプラズマ属に属する菌株に由来した酵
    素である特許請求の範囲第1項記載のアルギニ
    ン・デイミナーゼ。 3 N末端側より少なくとも X−Ser−Val−Phe−Ser−Asp− (式中、Xは水素原子又はMetを示す) のアミノ酸配列を有するポリペプチドを構成成分
    としてなる特許請求の範囲第1項記載のアルギニ
    ン・デイミナーゼ。 4 マイコプラズマ・オラーレに属するアルギニ
    ン・デイミナーゼ生産菌を培地に培養し、培養物
    より該アルギニン・デイミナーゼを採取すること
    を特徴とするアルギニン・デイミナーゼの製造
    法。 5 アルギニン・デイミナーゼが特許請求の範囲
    第1項記載のアルギニン・デイミナーゼである特
    許請求の範囲第4項記載の製造法。 6 マイコプラズマ・オラーレに属するアルギニ
    ン・デイミナーゼ生産菌が、マイコプラズマ・オ
    ラーレ(TGIF)(FERM BP−1970)である特
    許請求の範囲第4項記載の製造法。 7 少なくとも下記の理化学的性状のアルギニ
    ン・デイミナーゼ活性を有する腫瘍細胞増殖阻害
    活性物質。 (a) 作用;L−アルギニンと水からシトルリンと
    アンモニアを生成する酵素反応を触媒する (b) 基質特異性;L−アルギニンに基質特異性を
    有する (c) 至適PH;7.0〜7.5 (d) PH安定性;5.0以上 (e) 分子量;47000±5000(SDS−PAGE法によ
    る) (f) 等電点;7.4±0.5
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FR2919804B1 (fr) 2007-08-08 2010-08-27 Erytech Pharma Composition et vaccin therapeutique anti-tumoral
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