JPH0329668Y2 - - Google Patents

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JPH0329668Y2
JPH0329668Y2 JP7548985U JP7548985U JPH0329668Y2 JP H0329668 Y2 JPH0329668 Y2 JP H0329668Y2 JP 7548985 U JP7548985 U JP 7548985U JP 7548985 U JP7548985 U JP 7548985U JP H0329668 Y2 JPH0329668 Y2 JP H0329668Y2
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JP
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pipe
refrigerant pipe
fixing
elastic member
insertion hole
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JP7548985U
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JPS61191587U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用空調装置の冷媒配管等の固定具
に関する。
〔従来の技術〕
従来例えば、自動車用空調装置において、エン
ジンルーム内に設けられた圧縮機等の冷凍サイク
ル機器から車室内のインスツルメンタルパネル部
の蒸発器に冷媒を導く冷媒配管は、エンジンルー
ムと車室内を仕切るダツシユパネルを貫通させ、
その部分で固定させる構造となつている。その構
造は第5図の断面図に説明するように冷媒配管1
中の冷媒ガスの脈動等により発生する振動がダツ
シユパネル2に伝わると騒音発生の原因となるた
め、ゴム等の弾性材料からなる防振部材10によ
つて冷媒配管1を保持しパネル2に固定する構造
となつている。
そして冷媒配管挿通孔は冷媒配管1の外周面と
接触しないように冷媒配管1の外径よりも大きく
なつている。そのために隙間からエンジンルーム
内の空気が車室内に侵入することよつて空調感覚
をそこなうことがないように、前記隙間にゴム等
の弾性材料からなるグロメツト11を別体で設
け、これによつて隙間を密封する構造となつてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記の如き従来の配管固定構造に
あつては、配管保持用の防振部材10と、密封の
ためのグロメツト11が別体で構成されていたた
めに、配管固定作業上配管保持部材10で固定し
たあと、密封用グロメツト11を組付ける作業が
非常にしずらく、組付工数が増加し、またそれぞ
れの部品を別体で成形し製造しなければならない
ので価格上昇の原因ともなつている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、上記の如き問題点を解消する
ために、弾性部材を、配管を保持する配管保持部
と、この配管保持部と一体に形成されパネルに設
けられた配管挿通穴を密封する密封部とで構成す
るという手段を採用するものである。
〔作用〕
上記手段によれば、配管保持部と密封部とが一
体で形成されているために一つの部品で配管の保
持と、配管挿通穴の密封を同時に行うことができ
る。
〔考案の効果〕
従つて配管保持部材と、密封部材を別体でそれ
ぞれ製造する場合に比べて製作価格が低減される
と同時に組付作業も一体であるため非常に容易に
なるというすぐれた効果を有する。
〔実施例〕
以下本考案を図に示す実施例に基づいて説明す
る。第1図a,bは本考案の配管固定構造の構成
を説明する正面図およびそのA−A断面図で、1
は車両用空調装置の冷媒配管、2は車両の図示し
ないエンジンルームと車室内を仕切るダツシユパ
ネル(板状部材)である。3は、冷媒配管1を保
持固定すると同時にダツシユパネル2に設けられ
た冷媒配管挿通穴2aを密封するための弾性部材
で、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等のゴ
ム材料からなる。そしてその形状は第2図a,b
の正面図およびそのB−B断面図を示すようにそ
の正面視形状は全体略小判型をなし、冷媒配管1
を挿入させて保持するための厚肉部である配管保
持部3aには冷媒配管1を外径とほぼ同一の直径
を有する挿入穴3bを2つ有し、さらにこの配管
保持部3aには第3図に示すように冷媒配管1の
挿入作業を容易にするために切れ込み部3cが設
けられている。
またこの弾性部材3は、冷媒配管1の外周面と
冷媒配管挿通穴2aとの間を密封するスカート状
の薄肉部からなる密封部3eを有しており、この
密封部3eの外周面が前記挿通穴2aの内周面に
当接して、隙間をふさぐことによつて密封がおこ
なわれるよう構成されている。
4は弾性部材3を保持しダツシユパネル2に冷
媒配管を固定するための金属または樹脂製クラン
プで、弾性部材3の外周面を保持するC字型形状
のバンド部4aと、このバンド部4aの開裂部を
ボルト5で締付けることによつて弾性部材3を固
定保持させる締付部4bと、前記バンド部4aに
一体に接続された固定部4cとで構成されてい
る。そして固定部4cに設けられたかぎ穴形状の
固定穴4dに固定用グロメツト6を挿入し、ワツ
シヤ7をはさんでボルト8とナツト8aとによつ
てクランプ4はダツシユパネル2に固定されてい
る。なお9は固定用グロメツトの死に代を規定す
る金属または樹脂製カラーである。
上記の構成においてその作動を説明すると、弾
性部材3はクランプ4のバンド部4aをボルト5
によつて締付けることによつて締付け固定されて
おり、冷媒配管1内の冷媒の流れに脈動が生じた
場合等、冷媒配管に振動が発生しても弾性部材3
により吸収され、さらに固定用グロメツト6によ
つても吸収されるために冷媒配管の振動はほとん
どダツシユパネル2に伝達されず、車両内に騒音
が伝達されるのを防止している。また密封部3e
の外周面は、配管挿通穴2aの内周面に密着して
おり、挿通穴2aと冷媒配管1の外周面との間に
形成される隙間を密封することによつて、エンジ
ンルーム内の熱風や、低温時の冷風が車室内に侵
入することによる空調機能の低下や乗員の不快感
を防止することができる。そしてこの密封部は約
2mm程度の厚みであるので冷媒配管の振動がダツ
シユパネル2に伝わることはほとんどない。
次に上記弾性部材を用いて冷媒配管1を固定す
る組付作業について説明する。冷媒配管1を弾性
部材3の保持部3aの切込み部3cを押し広げて
挿入穴3bに挿入した後、クランプ4のバンド部
4aを保持部3aにはめ込み締付け部4bでボル
ト5にて締付け固定する。そしてクランプ4の固
定部4cに設けられた固定穴4dに固定用グロメ
ツト6をはめ込み、固定用グロメツトの貫通穴6
aにカラー9を通した後ワツシヤ7を押え板とし
て用いボルト8を通した状態で、前記密封部3e
を挿通穴2aに弾性的に押し込み密封を行つた後
ナツト8aをボルト8に螺合固定する。
次に本考案の他の実施例について説明すると、
本考案における弾性部材3の密封部3eは第4図
にその断面図を示すように、そのすそ部が外側に
ラツパ状に広がつた形状に形成されていてもよ
く、これをダツシユパネル2の配管挿通穴2aの
周縁部に押し付けることによつて密封を行うこと
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の配管固定構造の形状を
説明する正面図およびそのA−A断面図、第2図
a,bは第1図における弾性部材3の形状を説明
する正面図およびそのB−B断面図、第3図は弾
性部材3へ冷媒配管1を保持させる工程を説明す
る断面図、第4図は本考案の他の実施例の形状を
説明する断面図、第5図は従来の配管固定構造の
形状を説明する断面図である。 1……冷媒配管、2……ダツシユパネル、3…
…弾性部材、3a……配管保持部、3e……密封
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 配管を板状部材に設けられた配管挿通孔に挿通
    させ固定する配管固定具であつて、 前記配管をその外周囲より保持し、弾性部材よ
    り成形される配管保持部と、 この配管保持部と一体に成形され、前記配管の
    外周壁と前記配管挿通孔の内周壁との間の密封を
    行なう密封部と、 前記配管保持部を保持すると共に、前記板状部
    材に固定されるクランプとを備える配管固定具。
JP7548985U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH0329668Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7548985U JPH0329668Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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JP7548985U JPH0329668Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61191587U JPS61191587U (ja) 1986-11-28
JPH0329668Y2 true JPH0329668Y2 (ja) 1991-06-24

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