JPH03296009A - 自動焦点カメラのレンズ駆動装置 - Google Patents

自動焦点カメラのレンズ駆動装置

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JPH03296009A
JPH03296009A JP9991390A JP9991390A JPH03296009A JP H03296009 A JPH03296009 A JP H03296009A JP 9991390 A JP9991390 A JP 9991390A JP 9991390 A JP9991390 A JP 9991390A JP H03296009 A JPH03296009 A JP H03296009A
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正文 山崎
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哲雄 宮坂
Yasushi Odanaka
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児玉 晋一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動焦点カメラのレンズ駆動装置、詳しくは被
写体の結像予定焦点面に対するずれ量を検出し、このず
れ量に基づいて合焦位置へレンズ駆動する自動焦点カメ
ラのレンズ駆動装置に関する。
[従来の技術] 従来、自動焦点カメラのレンズ駆動装置として、被写体
が結像された像面の光軸上の位置とフィルム面の光軸上
の位置との焦点ずれ量を検出して、この焦点ずれ量を焦
点調節用レンズの駆動量に変換し、この駆動量分だけ焦
点調節用レンズを駆動するものが数多く提供されている
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来の自動焦点カメラのレンズ駆動装置に
おいて、焦点調節の精度を向上させようとした場合、1
つの方法として、焦点調節用レンズの駆動量をモニタす
るエンコーダの検出分解能を高めることで焦点調節用レ
ンズの位置決め精度を向上させる方法が考えられる。こ
の場合、エンコーダの検出能力そのものを高めたり、焦
点調節用レンズの直進移動量を増速伝達系で拡大してか
ら検出することで、エンコーダの検出分解能の向上を図
っていたが、このような方法では、微細加工技術が必要
になったり、機械的ガタが無視できなくなったりするた
め精度向上には自ずと限界が生じしまう。
別の方法として、AF(オートフォーカス)センサ上の
2像の変化(デフォーカス値の変化)に対する撮影レン
ズの像面移動を小さくする、つまりレンズ駆動量に対す
る像面移動量を小さくすることでAFセンサの検出分解
能を向上させる方法が考えられる。しかし、この場合に
はAFセンサの焦点検出可能範囲が狭くなって、撮影レ
ンズの全範囲をカバーできなくなるとともに、それによ
って高速の焦点調節動作ができなくなるという別の問題
点が発生する。
そこで本発明の目的は、上記問題点を解消し、広いデフ
ォーカス範囲に対して、高速に、且つ精度良く焦点調節
が可能な自動焦点カメラのレンズ駆動装置を提供するに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る自動焦点カメラのレンズ駆動装置は、レン
ズの駆動量に対して焦点位置の変化量が比較的大きい第
1のレンズと、レンズの駆動量に対して焦点位置の変化
量が上記第1のレンズに比べて小さい第2のレンズと、
第1のレンズを駆動する第1の駆動手段と、第2のレン
ズを駆動する第2の駆動手段と、カメラの予定焦点面位
置に対するレンズの焦点位置のずれ量を検出する焦点検
出手段と、上記ずれ量と予め決められた量とを比較する
比較手段と、上記比較手段の結果に応じて上記第1のレ
ンズと第2のレンズを選択的に駆動する選択手段とを具
備したことを特徴とするものである。
[作 用コ この自動焦点カメラのレンズ駆動装置では、レンズの駆
動量に対して焦点位置の変化量が比較的大きい第1のレ
ンズと、レンズの駆動量に対して焦点位置の変化量が上
記第1のレンズに比べて小さい第2のレンズとを用意す
る。そして、先ず、第1のレンズの駆動により大まかに
焦点を合わせた後に、第2のレンズを駆動して精度よく
焦点を合わせる。更に、焦点検出手段によるデフォーカ
ス量の値に応じてデフォーカス量が所定値より大きいと
きは、はじめに第1のレンズ駆動により大まかに焦点検
出したのち、第2のレンズにより精度良く焦点合わせを
する。一方、デフォーカス量が所定値より小さいときは
第2のレンズのみにより焦点合わせする。
[実 施 例] 以下、図示の実施例により本発明を説明する。
先ず、本発明の詳細な説明するのに先立って、第2図に
より自動焦点カメラにおける一般的な焦点検出光学系の
構成を簡単に説明する。図において、撮影レンズ21の
後方の予定焦点面37に、あるいはこの焦点面37の後
方の位置にコンデンサレンズ36が、更にその後方にセ
パレータレンズ34a、34bがそれぞれ配設されてい
る。そして、各セパレータレンズ34a、34bの結像
面には、例えばCCD等を受光素子として有するライン
センサ35a、35bがそれぞれ配設されている。各ラ
インセンサ35a、35b上の像は、ピントを合わすべ
き物体の像が予定焦点面37より前方に結像する、所謂
前ビンの場合互いに光軸0に近づき、逆に後ピンの場合
それぞれ光軸から遠くなる。そして、ピントが合った場
合、2つの像の互いに対応し合う2点間の間隔は、光学
系の構成から定められる特定の距離となる。従って、ラ
インセンサ35a、35b上の2つの像の光分布パター
ンを電気信号に変換し、それらの相対的位置関係を求め
れば焦点状態を知ることができる。
なお、上記ラインセンサ35a、35bを一括して、以
後センサ35と呼称する。
以上が一般的な焦点検出光学系の構成のあらましである
。次に、本発明に係る自動焦点カメラのレンズ駆動装置
の実施例を第10.11図のフローチャートにより説明
するが、その前にハード的な構成を第1図および第3〜
9図により説明する。
第1図は、自動焦点カメラの概略の構成図である。図に
おいて、撮影レンズ群21は、レンズの駆動量に対して
焦点位置の変化量が比較的大きい、つまり焦点距離を粗
調整する第1のレンズ42Rと、レンズの駆動量に対し
て焦点位置の変化量が上記第1のレンズ42Hに比べて
小さい、つまり焦点距離を微調整する第2のレンズ42
Fとから構成されているが、これら第1.第2のレンズ
42R,42Fは、実際には後記第3,4図で説明する
ように多数のレンズが組合わされて形成されていて、後
記第5〜7図で説明するリニアタイプの超音波モータ(
以下、LUMと略記する)からなる第1の駆動手段23
.第2の駆動手段22によりそれぞれレンズ駆動されて
合焦位置に移動されるようになっている。
上記撮影レンズ群21で集光された被写体光は、ビーム
スプリッタ25でその一部が反射され、ピントグラス2
6.コンデンサレンズ27.ペンタプリズム28.接眼
レンズ29からなるファインダ光学系に導かれる。また
、上記被写体光の残りは、ビームスプリッタ25を透過
した後サブミラー31で反射され、カメラ本体の下部に
設けられフィルム面32に対する撮影レンズ21の焦点
位置のずれ量を測定するAFモジュール3oに導がれる
。このAFモジュール3oは、上記第2図で説明した焦
点検出光学系を含み、カメラの予定焦点面位置に対する
レンズの焦点位置のずれ量を検出する焦点検出手段とな
っている。なお、33はフォーカルブレーンシャッタで
ある。
第3図は、上記第1図に示した撮影レンズ群21のレン
ズ構成の一例を示す光学配置図である。
この例は、正のパワーの第1群レンズ41と、正のパワ
ーの第2群レンズ42と、負のパワーの第3群レンズ4
3とからなり、第1群レンズ41゜第3群レンズ43が
物体側に移動し、且つ第2群レンズ42が第1群レンズ
41との間隔を広げ、第3群レンズ43との間隔を縮小
しながら物体側に移動することで、ワイドからテレへ変
倍を行うようにした3群構成のズームレンズである。そ
して、上記第2群レンズ42は、負のパワーの第2のレ
ンズ42Fと正のパワーの第1のレンズ42Rとからな
り、この第1のレンズ42Rがレンズの光軸方向におけ
る移動に対するピント移動量が大きい焦点粗調整用であ
り、第2のレンズ42Fが光軸方向移動に対するピント
移動量が小さい焦点微調整用である。従って、第1のレ
ンズ42Rで高速フォーカシングが、第2のレンズ42
Fで高精度なフォーカシングがそれぞれ可能になる。
上記第1〜第3群レンズ41,42.43は、ズーミン
グによって各々異なった移動量で焦点面に対して繰り出
される。更に、ワイド、スタンダード、テレのフォーカ
シング時には、第2レンズ群42が無限から至近に繰り
出され各々の焦点距離によってフォーカシング繰り出し
量が異っている。
第4図は、上記第3図に示すレンズ群をレンズ枠に組込
んで構成したレンズ鏡筒の断面図である。
図において、第1群レンズ41.第2群レンズにおける
第2のレンズ42F、第2群レンズにおける第1のレン
ズ42R9第3群レンズ43は、各々1群枠2.2F群
枠52F、2R群52R13群枠53にそれぞれ固定さ
れて保持されている。
2F群枠52F、2R群枠52R,3群枠53は1群枠
2のボディ側に延びた中空枠部の内側にリニアタイプの
LUMによって光軸方向にのみ移動可能なように、1群
枠2の内周部に配置されたベアリングボールからなる支
持体60. 61. 62にそれぞれガイドされている
。そして、光軸0に対し、各支持体とほぼ対称な位置で
1群枠2に配設されたLUMの振動体56,57.58
によって支持体方向にそれぞれ押圧されている。従って
、2F群枠52F、2R群枠52R,3群枠53は、各
支持体60,61.62と各振動体56. 57゜58
によって1群枠2に対して光軸方向の位置及び光軸中心
に対するずれを生ずることなく、しかも、ガタなく位置
決めされている。
1群枠2は、固定枠1の内周側に配置され、光軸方向に
のみ移動可能なように固定枠1に配置された支持体13
によってガイドされ、がっ、光軸に対して支持体13と
対向する位置で固定枠1に配置された振動体12によっ
て支持体13の方向に押圧されている。従って、1群枠
2も固定枠1に対しガタなく位置決めされる。なお、5
4はカバーである。次に、振動体の取り付は部の詳細及
びリニア型超音波モータの動作について述べる。
本実施例では4個のLUMを用いているが、その取り付
けや動作については同様なので、代表として1群枠2に
用いられたLUMについて第5〜7図により以下に説明
する。
第5図において、中空の円筒体からなる固定部材である
固定枠1の内側には、同じく中空の円筒体からなる移動
部材である1群枠2が一定の隙間を有して中心軸線方向
に移動し得るように配設される。そして、固定枠1と1
群枠2の隙間の上部(第5図において)の一部には、1
群枠2の中心軸線方向に延びるスライド板3が1群枠2
上に固定されていて、このスライド板3に対向する固定
枠1の中程の部分には中心軸線方向の前後方向に長い長
方形状の切欠孔1d(第6図参照)が穿設されてる。こ
の切欠孔1dは後述する振動体の配設用の孔である。
一方、スライド板3の配置された隙間と反対側の隙間に
は、1群枠2の支持案内機構が設けられている。この支
持案内機構は本実施例では3本のガイド溝と同各溝内に
それぞれ配設された複数のベアリングボールからなる支
持体とで構成されている。即ち、上記スライド板3の、
中心軸0を挾む対向位置には1群枠2の外周面に部分円
弧状凹部からなる直線溝2bが移動枠中心軸線方向に穿
設されており、固定枠1の内周面の、上記直線溝2bに
対向する位置の中程には固定枠中心軸線方向に部分円弧
状凹部からなる直線溝1bが設けられていて、更にこの
両歯線溝1b、2bの両側の円周方向の等距離の位置に
は同じく部分円弧状凹部からなる直線溝1a、2as 
lc、2cが固定枠1の外周面と1群枠2の内周面とに
それぞれ中心軸線方向Oに向けて穿設されている。そし
て、上記各直線溝1 a l  2 a % 1 b 
+ 2 bおよびlc。
2C内には、複数のベアリングボールからなる支持体1
3a、13bおよび13cがそれぞれ配設されている。
二の支持機構においては、1群枠2の支持体13bに対
向する位置に配設される振動体12(後述する)をスラ
イド板3を介して中心軸線0方向に向けて押圧すると、
上記直線溝1a〜1cおよび2a〜2cと支持体13a
〜13cによって求心作用が働き、1群枠2は固定枠1
に対して中心軸を一致させるように正確かつ精密に配置
される。また支持体1351〜13cは複数個のベアリ
ングボールを固定枠1の中心軸線方向に配置しているの
で、1群枠2は中心軸線の振れもなく支持される。更に
1群枠2の支持は支持体13a〜13cのみによって行
われているので、移動枠2゜固定枠1はその直線溝1a
〜1cおよび2a〜2cのみを高精度に加工しておけば
1群枠2を固定枠1に対して精度良く位置決めすること
ができる。
上記切欠孔1dは第7図に示す如く、固定枠1の上部中
程の位置に、上記スライド板3に対向して穿設される。
即ち、固定枠1の上周面の中程を中心軸線Oに直交する
向きに切り殺いで平面部を形成し、同平面部の中央部に
軸方向に長い長方形状の貫通孔からなる切欠孔1dを穿
設しである。
従って、同切欠孔1dの軸方向の両側には平面部ldo
が形成され、この平面部1doは振動子12を支持した
ホルダ8の取付部となっている。
上記振動体は屈曲振動子11と縦振動子4とで構成され
る振動体12で形成されている。上記屈曲振動子11は
上記切欠孔1d内に余裕をもって配置される大きさの、
比較的厚味のある矩形の弾性体5と該弾性体5より短い
長さで厚味の薄い矩形形状の圧電体6とよりなり、圧電
体6を弾性体5の上面にエポキシ系の接着剤で固着され
て構成されている。そして、この屈曲振動子11の圧電
体6には、その板厚方向に駆動用の高周波電圧か印加さ
れるようになっていて、本実施例の場合には1次の屈曲
共振を発生するようになっている。
この屈曲振動の2つの節の部分で圧電体6の固着してな
い弾性体下面に、積層圧電体で矩形柱状に形成され積層
板の厚味方向に縦振動をする縦振動子4が屈曲振動子1
1の板厚方向に縦振動をするように固着されている。
また、上記屈曲振動子11には、その節の位置で屈曲振
動子の板幅方向の外側方に向けてそれぞれ延びる4本の
円柱状の支持ピン7が弾性体5に固着されていて、該ピ
ン7の中程には円周方向にホルダ取付用溝部7aが設け
られている。
このように構成された振動体12は、断面がチャンネル
状をなし上記振動体12を上方から覆う形状に形成され
たホルダ8に下方から収納されて保持される。即ち、同
ホルダ8は弾性薄板を折り曲げて形成されていて、その
雨垂下壁の、上記支持ピン7に対応する位置には、下方
が開放された円孔状の受部8aが設けられており、同受
部8aの下方開放部は上記ホルダ取付用溝部7aの径よ
り若干小径の幅を有する切欠で形成されている。
またこのホルダ8の雨垂下壁の中程には、外方に折り曲
げられて、それぞれ水平に延び出した取付固定部8bが
設けられており、該取付固定部8bには固定用ビス10
がそれぞれ貫通する開孔8cが穿設されている。
上記振動体12はこのホルダ8に対して、その支持ピン
7のホルダ取付用溝部7aを上記受部8a内に緩く嵌合
することによりホルダ8内に振動自在に格納され、しか
るのち、ホルダ8の開孔8Cに固定用ビス10を皿バネ
9を介して貫通させて同じス10を固定枠1の前記平面
部1doに螺設されたねじ孔1eに螺着させることによ
り、振動体12は固定枠1の切欠孔1d内に配設される
。この配設された振動体12は、その縦振動子4の下端
面が1群枠2に固定されたスライド板3の上側平面に圧
接される。
このように構成された本実施例の超音波モータの動作原
理は、本出願人が先に提案した特願平1−195767
号のものと同じで、屈曲振動と縦振動の位相差を90°
にすることで1群枠2を、その中心軸線方向に進退移動
するような楕円振動を縦振動子4の端面に発生させる。
2つの縦振動子4は振動の位相が180’異なって振動
するように構成されているので、屈曲振動による節まわ
りの振り子振動の一方向の動作のみを1群枠2のスライ
ド板3に作用させる。従って、これによって1群枠2は
中心軸方向に進退移動をすることになる。
そして、上記1群枠2が中心軸方向に移動する際の移動
量をモニタするためにエンコーダが設けられている。即
ち、このエンコーダは、第5図に示すように、磁気ヘッ
ド14と磁気スケール15がそれぞれ固定枠1と1群枠
2に取り付けられて形成されており、そのブロック構成
は公知のもので第8図に示すようになっていて、磁気リ
ニアエンコーダと呼称されるディジタル式の代表的なも
のである。
即ち、各レンズ枠(第4図参照)の基板表面に中心軸に
平行に強磁性体を塗布またはメツキして薄い磁性体膜を
形成したのち、これを一定間隔に磁化して磁気スケール
15を作る。そして、同スケール15の磁気の読み取り
には、可飽和鉄心71上に励磁巻線73と信号巻線72
が巻装されて形成された磁束応答型の磁気ヘッド14を
用い、静止状態でも位置を読み取ることができるように
している。
次に、読み取り回路について説明する。高周波で励磁し
た磁気ヘッド14を磁気スケール15に近づけるとその
ヘッドの振幅が変化する現象を利用し、帯域フィルタ7
4を介して取り出した信号出力のパルス数を検出する。
従って、この方法では、レンズの絶対位置を検出するこ
とはできない。
そこで、レンズの絶対位置の検出はレンズが終端に達し
たことを検出しその位置からのパルス数で逆算すること
になる。
次に、上記第1図および第3〜8図のように構成された
自動焦点カメラにおけるレンズ駆動回路を、そのブロッ
ク構成を示す第9図により以下に説明する。レンズ鏡筒
内の撮影レンズの異なる光路を通過した2像は、カメラ
本体内のセンサ35(第2図参照)の受光面上に結像す
る。同センサ35で光電変換された電気信号がセンサ制
御回路83によって積分時間、センサの各画素の出力タ
イミング等が制御され、得られたセンサの各画素のアナ
ログ信号が、A/D変換器82によりディジタル信号に
変換される。このディジタル信号は、CPU84にて演
算処理され上記2像のずれ量、レンズの駆動量等が求め
られる。
一方、レンズ鏡筒内には、焦点距離、開放F値等レンズ
固有のデータをメモリしたROM85Rが格納されてい
るので、CPU84はこれらのデータに基づいて正確な
レンズの駆動量や露出値を決定することができる。そし
て、レンズ鏡筒内には各々のレンズ群を独立に駆動する
L UM85 L(前記第5〜7図参照)と、レンズの
駆動量を測定するためのエンコーダ85E(上記第8図
参照)も装着されて(−る。また、レンズ駆動回路86
は上記LUM85Lを駆動するための回路で、通常はカ
メラ本体側に設けられるが、レンズ鏡筒側に設けてもよ
い。なお、表示回路87は合焦・非合焦の焦点状態を表
示する回路である。また、スタートスイッチ88は、同
スイッチオンにより焦点検出動作を開始するスイッチで
ある。
このように構成された本発明に係る自動焦点カメラのレ
ンズ駆動装置の第1実施例の動作を、第10図のフロー
チャートに基づいて以下に説明する。上記第9図に示す
スタートスイッチ88を閉じることにより、このフロー
の焦点検出動作がスタートする。そして、AF用のセン
サ35(m2゜9図参照)上の2像間隔からデフォーカ
ス量Δを演算する(ステップSl)。いま、Δが予め決
められた所定値Δlよりも小さいときは(ステップS2
)、微調レンズ群である第2のレンズ42F(第3.4
図参照)のみの駆動により高精度にレンズを合焦位置に
駆動する(ステップS3)。次に、図示しないレリーズ
信号が入力されているか否かを確認しくステップS4)
、もしレリーズ信号が入力されていなければ上記ステッ
プ51〜S4のルーチンを繰り返し実行する。一方、レ
リーズ信号が入力されていれば、AF動作を終了する。
上記ステップS2に戻ってΔ≧Δ1、つまりデフォーカ
ス量Δが所定値Δlより大きいときは、粗調レンズ群で
ある第1のレンズ42R(第3゜4図参照)を駆動しく
ステップS5)、大まかにピントを合わせる。これと並
行してステップS6〜S8により微調用の第2のレンズ
42Fを全駆動レンジの中間位置に移動させる。即ち、
上述のように、上記エンコーダ85E(第8,9図参照
)ではレンズの絶対位置がわからないので、まず、レン
ズが終端に達したか否かを検出する(ステップS7)。
この終端検知は、例えば前記′1s8図に示すエンコー
ダの励磁巻線73に駆動電流を流しても所定時間内にエ
ンコーダのパルス数が変化しなければ終端であると判定
する手段による。次に、この終端位置を基準にして第2
のレンズ42Fを所定駆動量動かすことにより、中間位
置に移動させることができる(ステップS8)。そして
、ステップS1に戻って再びデフォーカス量の演算を行
う。すると、被写体が変化しない限り、ΔくΔlである
から(ステップS2)、今度はステップS3に進んで第
2のレンズ42Fを駆動し、これによって最終的に精度
良く焦点合わせを行うことが可能となる。
以上述べたように、この第1実施例によれば、デフォー
カス量が大きいときは、まず粗調整用の第1のレンズを
駆動したのち(ステップS5)、微調整用の第2のレン
ズを駆動することにより(ステップS3)焦点合わせを
するので、大きなデフォーカス量に対しても高速に精度
良く焦点合わせを行うことができる。この際、粗調整用
の第1のレンズの駆動中に微調整用の第2のレンズをそ
の駆動範囲の中間位置に設定するので(ステップ86〜
S8)、前ビンに対しても後ピンに対しても微調整用の
第2のレンズによる高精度な焦点合わせが迅速に可能に
なる。
次に第11図を用いて本発明の第2実施例を説明する。
この第2実施例は、レリーズ終了後に粗調整用の第1の
レンズ群と微調整用の第2のレンズ群を、予め全駆動レ
ンジの中間位置に設定するところが上記第1実施例と異
なる。そして、上記第1実施例と同じルーチンには同じ
符号を付する。
AFスタートすると、まずデフォーカス量Δが演算され
る。そして、ΔくΔ1なら微調レンズ群である第2のレ
ンズを駆動し、1回で精度良くレンズを合焦位置に駆動
する。一方、Δ≧Δ1なら、つまりデフォーカス量が所
定値Δ1より大きければ、粗調レンズ群である第1のレ
ンズを駆動して大まかにピントを合わせた後、再びデフ
ォーカス量を演算する。今度は被写体が同じならΔくΔ
1なので微調レンズ群である第2のレンズを駆動するこ
とにより微調を行う。次に、レリーズされているかどう
かを検出し、もしレリーズされていなければ以上の動作
を繰り返し実行する。以上のステップ81〜S5の動作
は、上記第9図における動作と同じであるが、ステップ
S4でレリーズされていれば、次のステップ811以下
に進む。即ち、ステップS11〜S16では、第2のレ
ンズと第1のレンズとを全駆動レンジの中間位置に設定
してAF動作を終了する。
この第2実施例によれば、レリーズ後に第2のレンズと
第1のレンズとを全駆動レンジの中間位置に設定するよ
うにしているので、確率的にAF動作が速くなる。また
、第10図に示す第1実施例ノように、第1のレンズを
駆動中に第2のレンズを中間位置に駆動する必要がない
ので制御が簡単になる。
以上述べたように上記各実施例によれば、デフォーカス
量が大きいときはまずデフォーカスレンジの広い粗調整
用の第1のレンズを駆動したのち、次にデフォーカスレ
ンジの比較的狭い微調整用の第2のレンズを駆動するこ
とにより焦点合わせをするので、大きなデフォーカス量
に対しても高速にしかも精度良く焦点合わせができる。
また、レンズをその駆動全レンジの中間位置に設定した
のちにレンズの駆動を行うので、確率的に素早く確実に
精度良く焦点合わせをすることが可能となる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、広いデフォーカス範
囲に対して、高速に、且つ精度良く焦点調節が可能にな
るという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用された自動焦点カメラの概略の
構成図、 第2図は、自動焦点カメラにおける焦点検出光学系の光
学配置図、 第3図は、上記第1図における撮影レンズの光学配置図
、 第4図は、上記第3図に示すレンズ群を組込んだレンズ
鏡筒の縦断面図、 第5図は、上記第4図におけるA−A断面図、第6図は
、上記第4図における要部断面図、第7図は、上記第5
.6図における振動体の取付構造を示す分解斜視図、 第8図は、上記第5図におけるエンコーダのブロック構
成図、 第9図は、レンズ駆動回路のブロック構成図、第10図
は、本発明の第1実施例を示す自動焦点カメラのレンズ
駆動装置のフローチャート、第11図は、本発明の第2
実施例を示す自動焦点カメラのレンズ駆動装置のフロー
チャートである。 22・・・・・・・・・第2の駆動手段23・・・・・
・・・・第1の駆動手段30・・・・・・・・・AFモ
ジュール(焦点検出手段)42R・・・・・・第1のレ
ンズ 42F・・・・・・第2のレンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レンズの駆動量に対して焦点位置の変化量が比較
    的大きい第1のレンズと、 レンズの駆動量に対して焦点位置の変化量が上記第1の
    レンズに比べて小さい第2のレンズと、第1のレンズを
    駆動する第1の駆動手段と、第2のレンズを駆動する第
    2の駆動手段と、カメラの予定焦点面位置に対するレン
    ズの焦点位置のずれ量を検出する焦点検出手段と、 上記ずれ量と予め決められた量とを比較する比較手段と
    、 上記比較手段の結果に応じて上記第1のレンズと第2の
    レンズを選択的に駆動する選択手段と、を具備したこと
    を特徴とする自動焦点カメラのレンズ駆動装置。
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