JPH03290225A - 射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調整方法およびその装置 - Google Patents
射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調整方法およびその装置Info
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- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/64—Heating or cooling preforms, parisons or blown articles
- B29C49/6409—Thermal conditioning of preforms
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-
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-
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調
整方法およびその装置に関する。
整方法およびその装置に関する。
［従来の技術］
二軸延伸吹込成形の一方法であるホットパリソン方式に
おいては、一般に、第１工程において射出成形によりパ
リソンを成形し、第２工程においてパリソンを加熱して
その温度調整を行い、第３工程において延伸吹込を行い
、第４工程において型開きと製品の取り出しを行い、こ
れらの工程を連続的に実施している。
おいては、一般に、第１工程において射出成形によりパ
リソンを成形し、第２工程においてパリソンを加熱して
その温度調整を行い、第３工程において延伸吹込を行い
、第４工程において型開きと製品の取り出しを行い、こ
れらの工程を連続的に実施している。
前記第２工程の温度調整は、所望の肉厚分布の容器を成
形するために必要なパリソンの温度分布を得ることを目
的としている。
形するために必要なパリソンの温度分布を得ることを目
的としている。
このようなパリソンの温度調整装置として、例えば特開
昭１３３−２０７［１０号公報に開示されたタイプのも
のがある。この装置においては、ネック型４に保持され
たパリソン１を多段に配置された温調ブロック２Ａ〜２
Ｅからなる温度調整ポット２のキャビティ３内に収め、
さらに、ネック型４の内部に挿通されたロッド５内のエ
ア吹込リング６を介してパリソン１内にエアを圧入し、
このエアの圧力によってパリソン１をキャビティ３の内
壁に全体的に接触させて温度調整を行っている。そして
、温度調整ポット２は、温度調整用流体を通過させる水
路７によって温度設定がなされている。
昭１３３−２０７［１０号公報に開示されたタイプのも
のがある。この装置においては、ネック型４に保持され
たパリソン１を多段に配置された温調ブロック２Ａ〜２
Ｅからなる温度調整ポット２のキャビティ３内に収め、
さらに、ネック型４の内部に挿通されたロッド５内のエ
ア吹込リング６を介してパリソン１内にエアを圧入し、
このエアの圧力によってパリソン１をキャビティ３の内
壁に全体的に接触させて温度調整を行っている。そして
、温度調整ポット２は、温度調整用流体を通過させる水
路７によって温度設定がなされている。
また、パリソン１の首下部１ａは胴部１ｂよりも肉厚が
小さく、したがって胴部１ｂよりも保有熱量が小さく延
伸され難いため、首下部１ａを胴部１ｂより高温で加熱
調整する必要があり、首下部１ａの周囲にはヒータ８が
設けられている。
小さく、したがって胴部１ｂよりも保有熱量が小さく延
伸され難いため、首下部１ａを胴部１ｂより高温で加熱
調整する必要があり、首下部１ａの周囲にはヒータ８が
設けられている。
［発明が解決しようとする課題］
しかしながら、上記タイプの温度調整装置においては、
前記ヒータ８はパリソン１の首下部１ａと接触状態にあ
り、かっヒータ８はかなり高温に設定される必要がある
ことから、パリソン１の首下部１ａの外表面がヒータ８
の内壁面に溶着してしまい、パリソン１を温度調整ポッ
ト２から離脱させる際にパリソン１−に変形や損傷が生
ずることがあるという問題があった。
前記ヒータ８はパリソン１の首下部１ａと接触状態にあ
り、かっヒータ８はかなり高温に設定される必要がある
ことから、パリソン１の首下部１ａの外表面がヒータ８
の内壁面に溶着してしまい、パリソン１を温度調整ポッ
ト２から離脱させる際にパリソン１−に変形や損傷が生
ずることがあるという問題があった。
本発明の目的は、パリソンの温度分布を正確かつ迅速に
コントロールすることができ、所望の肉厚および形状を
有し、衝撃強度、熱安定性、バリア性等の特性に優れた
中空容器を得ることができるパリソンの温度調整方法お
よびその装置を提供することにある。
コントロールすることができ、所望の肉厚および形状を
有し、衝撃強度、熱安定性、バリア性等の特性に優れた
中空容器を得ることができるパリソンの温度調整方法お
よびその装置を提供することにある。
［課題を解決するための手段］
本発明の第１の発明は、射出成形によって形成されたパ
リソンにおいて高い調整温度が要求される第１の延伸部
は、該第１の延伸部と非接触状態で配設された第１の温
度調整部の輻射熱によって加熱温度調整され、パリソン
において前記第１の延伸部より低い調整温度が要求され
る第２の延伸部は、該第２の延伸部と接触状態で配設さ
れた第２の温度調整部によって温度調整されることを特
徴とするパリソンの温度調整方法に関する。
リソンにおいて高い調整温度が要求される第１の延伸部
は、該第１の延伸部と非接触状態で配設された第１の温
度調整部の輻射熱によって加熱温度調整され、パリソン
において前記第１の延伸部より低い調整温度が要求され
る第２の延伸部は、該第２の延伸部と接触状態で配設さ
れた第２の温度調整部によって温度調整されることを特
徴とするパリソンの温度調整方法に関する。
本発明の第２の発明は、射出延伸吹込成形におけるパリ
ソンの温度調整装置において、射出成形によって形成さ
れたパリソンのネック部を保持するパリソン保持部と、 パリソンの第１の延伸部の外周において該延伸部と離間
して配設され、加熱手段を有する第１の温度調整部と、 パリソンの第２の延伸部の外周と接触して配設され、温
度調整手段を有する第２の温度調整部とパリソンの開口
部よりパリソン内にエアを供給するエア吹込部とを含む
ことを特徴とするパリソンの温度調整装置に関する。
ソンの温度調整装置において、射出成形によって形成さ
れたパリソンのネック部を保持するパリソン保持部と、 パリソンの第１の延伸部の外周において該延伸部と離間
して配設され、加熱手段を有する第１の温度調整部と、 パリソンの第２の延伸部の外周と接触して配設され、温
度調整手段を有する第２の温度調整部とパリソンの開口
部よりパリソン内にエアを供給するエア吹込部とを含む
ことを特徴とするパリソンの温度調整装置に関する。
［作 用］
本発明においては、肉厚が小さく延伸されにくい部分あ
るいは大きな延伸率が要求される部分などからなり、従
ってそれ以外の部分からなる第２の延伸部より高温で温
度調整される必要のある第１の延伸部に対しては、この
第１の延伸部と離間して設けられた第１の温度調整部の
輻射熱によって温度調整がなされるため、パリソンと温
度調整部との接触によるパリソンの変形や損傷の発生が
防止され、その結果、第１の延伸部を目的とする温度に
十分かつ速やかに加熱することができる。
るいは大きな延伸率が要求される部分などからなり、従
ってそれ以外の部分からなる第２の延伸部より高温で温
度調整される必要のある第１の延伸部に対しては、この
第１の延伸部と離間して設けられた第１の温度調整部の
輻射熱によって温度調整がなされるため、パリソンと温
度調整部との接触によるパリソンの変形や損傷の発生が
防止され、その結果、第１の延伸部を目的とする温度に
十分かつ速やかに加熱することができる。
このように、より高い調整温度を必要とする第１の延伸
部と、第１の延伸部に比較して低い調整温度を必要とす
る第２の延伸部とを異なった方式の第１の温度調整部と
第２の温度調整部とによって調整することにより、パリ
ソンの温度分布を所望の状態に確実かつ迅速に設定する
ことができる。
部と、第１の延伸部に比較して低い調整温度を必要とす
る第２の延伸部とを異なった方式の第１の温度調整部と
第２の温度調整部とによって調整することにより、パリ
ソンの温度分布を所望の状態に確実かつ迅速に設定する
ことができる。
ここにおいて、「調整温度」とは、パリソン自体の温度
ではなく、温度調整部の設定温度を意味する。
ではなく、温度調整部の設定温度を意味する。
［実施例］
第１実施例
第１図は、本発明の第１実施例を示す断面説明図である
。
。
第１実施例の温度調整装置１００は、全体形状がほぼ箱
体状をなし、その下部において２段にわたって積層され
た第２の温度調整部２０．２０と、上位の第２の温度調
整部２０上に２段にわたって積層された第１の温度調整
部１０．１．０と、パリソン保持部として機能するネッ
ク型５ｏとを有している。
体状をなし、その下部において２段にわたって積層され
た第２の温度調整部２０．２０と、上位の第２の温度調
整部２０上に２段にわたって積層された第１の温度調整
部１０．１．０と、パリソン保持部として機能するネッ
ク型５ｏとを有している。
前記第１の温度調整部１０は、内部にパリソンＰを収容
するための中空部１６を有するリング状の調整部本体１
２と、この調整部本体１２の外周の円周方向に沿って配
設されたベルト状のヒータ１４とから構成されている。
するための中空部１６を有するリング状の調整部本体１
２と、この調整部本体１２の外周の円周方向に沿って配
設されたベルト状のヒータ１４とから構成されている。
そして、第１の温度調整部１０は、その調整部本体１２
の内壁がパリソンＰの首下部に相当する第１の延伸部Ｐ
１に対向するよう配置され、かつ第１の延伸部Ｐ１の外
表面と調整部本体１２の内壁面とが所定間隔を有するよ
う中空部１６の直径が規定されている。
の内壁がパリソンＰの首下部に相当する第１の延伸部Ｐ
１に対向するよう配置され、かつ第１の延伸部Ｐ１の外
表面と調整部本体１２の内壁面とが所定間隔を有するよ
う中空部１６の直径が規定されている。
ここで、前記第１の延伸部Ｐ１は、金型構造等の理由か
ら、その下部胴体を構成する第２の延伸部Ｐ２より薄肉
に形成されて保有熱量が小さいため、所期のパリソン温
度を得るためには、第２の延伸部Ｐ２より高い調整温度
を必要とする。
ら、その下部胴体を構成する第２の延伸部Ｐ２より薄肉
に形成されて保有熱量が小さいため、所期のパリソン温
度を得るためには、第２の延伸部Ｐ２より高い調整温度
を必要とする。
前記第２の温度調整部２０は、内部に中空部２６を有す
る調整部本体２２と、この調整部本体２２の外周の円周
方向に沿って形成された溝からなり、水等の温度調整用
流体が流される流体路２４と、前記調整部本体２２の外
側に嵌め込まれたリング状の枠体２６とから構成されて
いる。
る調整部本体２２と、この調整部本体２２の外周の円周
方向に沿って形成された溝からなり、水等の温度調整用
流体が流される流体路２４と、前記調整部本体２２の外
側に嵌め込まれたリング状の枠体２６とから構成されて
いる。
そして、前記調整部本体２２．２２の中空部２６．２６
は、これら中空部２６によって構成されるキャビティＣ
内にパリソンＰの第２の延伸部Ｐ２が接触状態で収容さ
れるように、第２の延伸部Ｐ２の外形に対応した形状を
有している。
は、これら中空部２６によって構成されるキャビティＣ
内にパリソンＰの第２の延伸部Ｐ２が接触状態で収容さ
れるように、第２の延伸部Ｐ２の外形に対応した形状を
有している。
また、温度調整部１０，１０，２０．２０の相互間には
、リング状の断熱部材３０が介挿されている。このよう
な断熱部材３０を設けることにより、各温度調整部の熱
制御をより確実に行うことができる。
、リング状の断熱部材３０が介挿されている。このよう
な断熱部材３０を設けることにより、各温度調整部の熱
制御をより確実に行うことができる。
また、パリソンＰのネック部Ｐ３は、このネック部Ｐ３
を成形すると共にパリソンＰを各工程位置に移送するネ
ック型５０によって保持されている。そして、ネック型
５ｏの中央には、下端がパリソンＰ内に挿入されるコア
部４ｏが設けられている。このコア部４０は、リング状
のコア本体４２の内部に、空気孔４４ａを有するエア吹
込部４４と、ロッド状のカートリッジヒータ４６とを同
心円状に挿通固定して形成されている。そして、前記エ
ア吹込部４４およびカートリッジヒータ４６はその下端
がパリソンＰ内に突出する状態で設けられ、さらにエア
吹込部４４の先端外周にはリング状の内部加熱部４８が
設けられている。
を成形すると共にパリソンＰを各工程位置に移送するネ
ック型５０によって保持されている。そして、ネック型
５ｏの中央には、下端がパリソンＰ内に挿入されるコア
部４ｏが設けられている。このコア部４０は、リング状
のコア本体４２の内部に、空気孔４４ａを有するエア吹
込部４４と、ロッド状のカートリッジヒータ４６とを同
心円状に挿通固定して形成されている。そして、前記エ
ア吹込部４４およびカートリッジヒータ４６はその下端
がパリソンＰ内に突出する状態で設けられ、さらにエア
吹込部４４の先端外周にはリング状の内部加熱部４８が
設けられている。
次に、第１実施例の作用について説明する。
射出成形によって成形されたパリソンＰはネック型５０
によって温度調整装置１００の上方まで移送され、さら
にネック型５０を下降させることにより、あるいは温度
調整装置１００を上昇させることにより、パリソンＰを
温度調整装置１００のキャビティＣ内に収容する。
によって温度調整装置１００の上方まで移送され、さら
にネック型５０を下降させることにより、あるいは温度
調整装置１００を上昇させることにより、パリソンＰを
温度調整装置１００のキャビティＣ内に収容する。
そして、エア吹込部４４を介してパリソンＰ内にエアを
供給することにより、パリソンＰの第２の延伸部Ｐ２と
第２の温度調整部２０の調整部本体２２内壁とを接触さ
せ、熱伝導によって温度調整を行っている。このとき、
エア吹込部４４から供給されるエアの圧力が大き過ぎる
と、第１の延伸部Ｐ１が膨張して第１の温度調整部１ｏ
の内壁に接触してしまうため、エアの圧力はこのような
事態が生じない範囲の圧力、例えば１〜５ ｋｇ ／
ｃｏｌｔ程度の低圧に制御される必要がある。
供給することにより、パリソンＰの第２の延伸部Ｐ２と
第２の温度調整部２０の調整部本体２２内壁とを接触さ
せ、熱伝導によって温度調整を行っている。このとき、
エア吹込部４４から供給されるエアの圧力が大き過ぎる
と、第１の延伸部Ｐ１が膨張して第１の温度調整部１ｏ
の内壁に接触してしまうため、エアの圧力はこのような
事態が生じない範囲の圧力、例えば１〜５ ｋｇ ／
ｃｏｌｔ程度の低圧に制御される必要がある。
また、第１の温度調整部１０はヒータ１４により、第２
の温度調整部２０は流体路２４内の流体により、さらに
内部加熱部４８はヒータ４６により所定の調整温度に設
定され、パリソンＰの温度調整が行われる。そして、パ
リソンＰの温度調整が終了した段階で、パリソンＰを温
度調整装置１００から抜き取り、次の延伸吹込工程へと
移送される。
の温度調整部２０は流体路２４内の流体により、さらに
内部加熱部４８はヒータ４６により所定の調整温度に設
定され、パリソンＰの温度調整が行われる。そして、パ
リソンＰの温度調整が終了した段階で、パリソンＰを温
度調整装置１００から抜き取り、次の延伸吹込工程へと
移送される。
０
本発明において特徴的なことは、パリソンの肉厚や形状
あるいは最終成形品の肉厚や形状によって適正な調整温
度が異なる第１の延伸部Ｐ１と第２の延伸部Ｐ２とを、
別個の温度調整部１０゜２０によってそれぞれ温度調整
することにより、パリソンＰの温度分布を適正かつ迅速
にコントロールすることができる点にある。すなわち、
肉薄で保有熱量が小さく、より高い調整温度を必要とす
る第１の延伸部Ｐ１に対しては、これと非接触状態で設
けられた第１の温度調整部１０，１．０の輻射熱によっ
て温度調整を行うことにより、軟化したパリソン壁が温
度調整部に接触することによる変形や傷の発生を防止す
ることができ、一方、比較的低い調整温度が要求される
第２の延伸部Ｐ２に対しては、第２の温度調整部２０の
接触による熱伝導によって温度調整を行うことにより、
パリソンＰ全体の温度調整を正確かつ迅速に行うことが
できる。
あるいは最終成形品の肉厚や形状によって適正な調整温
度が異なる第１の延伸部Ｐ１と第２の延伸部Ｐ２とを、
別個の温度調整部１０゜２０によってそれぞれ温度調整
することにより、パリソンＰの温度分布を適正かつ迅速
にコントロールすることができる点にある。すなわち、
肉薄で保有熱量が小さく、より高い調整温度を必要とす
る第１の延伸部Ｐ１に対しては、これと非接触状態で設
けられた第１の温度調整部１０，１．０の輻射熱によっ
て温度調整を行うことにより、軟化したパリソン壁が温
度調整部に接触することによる変形や傷の発生を防止す
ることができ、一方、比較的低い調整温度が要求される
第２の延伸部Ｐ２に対しては、第２の温度調整部２０の
接触による熱伝導によって温度調整を行うことにより、
パリソンＰ全体の温度調整を正確かつ迅速に行うことが
できる。
また、第１実施例においては、第１の温度調整部１０，
１０と内部加熱部４８とによって第１の１ 延伸部Ｐ１を内外両側より輻射熱により加熱しているた
め、第１の延伸部Ｐ１を速やかにムラなく適正温度に加
熱することができる。その結果、延伸不足から衝撃強度
、熱安定性、バリヤー性等の特性が不十分となりやすい
第１の延伸部Ｐ１の延伸をより確実に達成することがで
きる。
１０と内部加熱部４８とによって第１の１ 延伸部Ｐ１を内外両側より輻射熱により加熱しているた
め、第１の延伸部Ｐ１を速やかにムラなく適正温度に加
熱することができる。その結果、延伸不足から衝撃強度
、熱安定性、バリヤー性等の特性が不十分となりやすい
第１の延伸部Ｐ１の延伸をより確実に達成することがで
きる。
第２実施例
第２図は、第２実施例を示す断面説明図である。
なお、第２実施例および後記する第３実施例において、
第１実施例と同様あるいは同様の機能を有する部材には
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第１実施例と同様あるいは同様の機能を有する部材には
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第２実施例の温度調整装置２００は、基本的に前記第１
実施例の装置１００と同様の構成を有し、同様の機能を
有しているが、以下の点で異なっている。すなわち、第
１の温度調整部１０の調整部本体１２および内部加熱部
４８の表面に、第１の延伸部Ｐ１の吸収しやすい遠赤外
線発生部１２ａおよび４８ａをそれぞれ設けている。こ
のような遠赤外線発生部１２ａ、４８ａを設けることに
よ２ す、第１の延伸部Ｐ１の加熱を短時間で効率良く行うこ
とができる。
実施例の装置１００と同様の構成を有し、同様の機能を
有しているが、以下の点で異なっている。すなわち、第
１の温度調整部１０の調整部本体１２および内部加熱部
４８の表面に、第１の延伸部Ｐ１の吸収しやすい遠赤外
線発生部１２ａおよび４８ａをそれぞれ設けている。こ
のような遠赤外線発生部１２ａ、４８ａを設けることに
よ２ す、第１の延伸部Ｐ１の加熱を短時間で効率良く行うこ
とができる。
第３実施例
第３図は、第３実施例を示す断面説明図である。
第３実施例の温度調整装置３００は、肉厚が変化する首
下部のみならず、肉厚差のない胴部において他の部分よ
り延伸率を高めたい一部分を第１の延伸部Ｐ１とし、複
数箇所に第１の温度調整部１０を設けた点で前記第１実
施例と異なっている。
下部のみならず、肉厚差のない胴部において他の部分よ
り延伸率を高めたい一部分を第１の延伸部Ｐ１とし、複
数箇所に第１の温度調整部１０を設けた点で前記第１実
施例と異なっている。
また、第３実施例においては、パリソンＰの肉厚差があ
まり大きくないため、第１実施例における内部加熱部４
８を設けていない。
まり大きくないため、第１実施例における内部加熱部４
８を設けていない。
以上、本発明の実施例について述べたが、本発明はこれ
らに限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種
々の改変が可能である。
らに限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種
々の改変が可能である。
例えば、パリソンＰにおいて第１の延伸部Ｐ１は、肉厚
差のある首下部によって構成されることが一般的である
が、これに限らず、首下部と胴部の一部、あるいは胴部
の複数箇所によって構成されていてもよい。また、第１
の温度調整部１０お３ よび第２の温度調整部２０の形状、配置１個数等は、延
伸部ＰＬ、Ｐ２の配列状態の他に、パリソンＰや最終成
形品の大きさ、形状、肉厚等によって適宜設定される。
差のある首下部によって構成されることが一般的である
が、これに限らず、首下部と胴部の一部、あるいは胴部
の複数箇所によって構成されていてもよい。また、第１
の温度調整部１０お３ よび第２の温度調整部２０の形状、配置１個数等は、延
伸部ＰＬ、Ｐ２の配列状態の他に、パリソンＰや最終成
形品の大きさ、形状、肉厚等によって適宜設定される。
［発明の効果］
本発明によれば、高い調整温度が要求される第１の延伸
部と低い調整温度が要求される第２の延伸部とに対して
別個の温度調整部を設けることにより、パリソンの温度
分布を正確かつ迅速にコントロールすることができ、所
望の肉厚、形状を有し、衝撃強度１熱安定性、バリア性
等の特性に優れた中空容器を得ることができるパリソン
の温度調整方法およびその装置を提供することができる
。
部と低い調整温度が要求される第２の延伸部とに対して
別個の温度調整部を設けることにより、パリソンの温度
分布を正確かつ迅速にコントロールすることができ、所
望の肉厚、形状を有し、衝撃強度１熱安定性、バリア性
等の特性に優れた中空容器を得ることができるパリソン
の温度調整方法およびその装置を提供することができる
。
第１図は、本発明の温度調整装置の第１実施例を示す断
面説明図、 第２図は、本発明の温度調整装置の第２実施例を示す断
面説明図、 第３図は、本発明の温度調整装置の第３実施例を示す断
面説明図、 ４ 第４図は、従来の温度調整装置の一例を示す断面説明図
である。 １０ ・・・ 第１の温度調整部、 ２０ ・・・ 第２の温度調整部、 ３０ ・・・ 断熱部材、 ４８ ・・ 内部加熱部、 Ｐ ・・・ パリソン、 Ｐ］ ・・・ 第１−の延伸部、 Ｐ２ ・・・ 第２の延伸部、 Ｃ・・・ キャビティ。
面説明図、 第２図は、本発明の温度調整装置の第２実施例を示す断
面説明図、 第３図は、本発明の温度調整装置の第３実施例を示す断
面説明図、 ４ 第４図は、従来の温度調整装置の一例を示す断面説明図
である。 １０ ・・・ 第１の温度調整部、 ２０ ・・・ 第２の温度調整部、 ３０ ・・・ 断熱部材、 ４８ ・・ 内部加熱部、 Ｐ ・・・ パリソン、 Ｐ］ ・・・ 第１−の延伸部、 Ｐ２ ・・・ 第２の延伸部、 Ｃ・・・ キャビティ。
Claims (3)
- （１）射出成形によって形成されたパリソンにおいて高
い調整温度が要求される第１の延伸部は、該第１の延伸
部と非接触状態で配設された第１の温度調整部の輻射熱
によって加熱温度調整され、パリソンにおいて前記第１
の延伸部より低い調整温度が要求される第２の延伸部は
、該第２の延伸部と接触状態で配設された第２の温度調
整部によって温度調整されることを特徴とするパリソン
の温度調整方法。 - （２）射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調整装
置において、 射出成形によって形成されたパリソンのネック部を保持
するパリソン保持部と、 パリソンの第１の延伸部の外周において該延伸部と離間
して配設され、加熱手段を有する第１の温度調整部と、 パリソンの第２の延伸部の外周と接触して配設され、温
度調整手段を有する第２の温度調整部と、パリソンの開
口部よりパリソン内にエアを供給するエア吹込部と、 を含むことを特徴とするパリソンの温度調整装置。 - （３）請求項（２）において、 第１の温度調整部の加熱手段は、パリソンの第１の延伸
部が吸収しやすい遠赤外線の発生部を有するパリソンの
温度調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2091491A JPH0649329B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調整方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2091491A JPH0649329B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調整方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03290225A true JPH03290225A (ja) | 1991-12-19 |
| JPH0649329B2 JPH0649329B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=14027887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2091491A Expired - Lifetime JPH0649329B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 射出延伸吹込成形におけるパリソンの温度調整方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649329B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6848899B2 (en) | 1994-09-16 | 2005-02-01 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Injection stretch blow molding device with transfer station and pitch changing for blow molding |
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| ITRM20100535A1 (it) * | 2010-10-12 | 2012-04-13 | Sipa Progettazione Automaz | Dispositivo di riscaldamento di preforme in materiale termoplastico |
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-
1990
- 1990-04-06 JP JP2091491A patent/JPH0649329B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6848899B2 (en) | 1994-09-16 | 2005-02-01 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Injection stretch blow molding device with transfer station and pitch changing for blow molding |
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| JPWO2013012067A1 (ja) * | 2011-07-20 | 2015-02-23 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | プリフォームの温度調整装置及びプリフォームの温度調整方法、樹脂製容器及び樹脂製容器の製造方法 |
| US9393728B2 (en) | 2011-07-20 | 2016-07-19 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Temperature control apparatus for preform, temperature control method for preform, resin container and method for producing resin container |
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| US10144168B2 (en) | 2011-07-20 | 2018-12-04 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Temperature control apparatus for preform, temperature control method for preform, resin container and method for producing resin container |
| JPWO2013125401A1 (ja) * | 2012-02-23 | 2015-07-30 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | ブロー成形方法、ブロー成形型及びブロー成形容器 |
| AU2013223355B2 (en) * | 2012-02-23 | 2015-10-01 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Blow molding method, blow mold, and blow-molded container |
| WO2013125401A1 (ja) * | 2012-02-23 | 2013-08-29 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | ブロー成形方法、ブロー成形型及びブロー成形容器 |
| US9802729B2 (en) | 2012-02-23 | 2017-10-31 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Blow molding method, blow mold, and blow-molded container |
| JP2018126944A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 石川樹脂工業株式会社 | 異形容器の成形装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0649329B2 (ja) | 1994-06-29 |
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