JPH0328945Y2 - - Google Patents

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JPH0328945Y2
JPH0328945Y2 JP11662484U JP11662484U JPH0328945Y2 JP H0328945 Y2 JPH0328945 Y2 JP H0328945Y2 JP 11662484 U JP11662484 U JP 11662484U JP 11662484 U JP11662484 U JP 11662484U JP H0328945 Y2 JPH0328945 Y2 JP H0328945Y2
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JP
Japan
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valve
center shaft
pressing piece
storage chamber
liquid storage
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JP11662484U
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JPS6131785U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は筆記具用インキ、化粧用インキ等の液
体を内蔵せる弁付塗布具に関するものである。
(従来技術) 液体を内蔵せる弁付塗布具が種々発案されてい
る中にあつて、液体を収納せる液体収納室の押圧
変形と略同時に、該変形する液体収納室の一部で
液体収納室内に配置される弁棒を押圧前進して弁
を開放させ、ペン先に液体を加圧供給できるよう
なした構造の弁付塗布具は、使用される液体が高
粘度である場合であつても常に確実に液体をペン
先に供給することができるという利点を奏するこ
とから実用的であると言える。
この種弁付塗布具としては、実公昭48−16943
号公報に開示される如く、弁をスプリングで後方
に付勢して弁座に圧接し、該弁の後方に連設した
弁棒を、一部を蛇腹としたインクタンク内に配置
し、該インクタンク後端をノツクピンで押圧して
変形させると略同時に前記弁棒を押圧前進して弁
を開放するようなした構造が知られているが、こ
の構造では液体をペン先に供給するに、その都度
使用を中断し軸筒を持ち変えて軸筒後端のノツク
ピンを押圧する、所謂後端ノツク操作を施す必要
があり、操作が非常に面倒であるといつた問題が
あつた。
(目的) 本考案は上述せる問題点に鑑みなされたもの
で、液体を収納せる液体収納室の押圧変形と略同
時に、該変形する液体収納室の一部で液体収納室
内に配置される弁棒を押圧前進して弁を開放さ
せ、ペン先に液体を加圧供給できるようなした構
造の利点を生かしつつ、且つ、使用時に於いてペ
ン先に液体を供給する際の操作を軸筒を持ち変え
ることなく使用状態のままで行えるようなすこと
で、実用的であり、操作性に優れた弁付塗布具を
提供せんとするものである。
(考案の構成) 本考案は、先端部にペン先を有し、後部に押圧
変形可能な前後方向の弾性復帰力を有する液体収
納室を連設し、内部に弁座を有する中軸内に、弁
を有する弁体を、該弁体と前記中軸との間にスプ
リングを張設して該弁体を前記中軸に対して後方
に付勢することによつて前記弁が前記弁座に圧接
するように、かつ、該弁体の後端が前記液体収納
室の底部と僅かな間隙を有するように配置してな
り、また、前記中軸を、側壁に押圧片を設けた外
軸内に、前記ペン先が突出するように、かつ、前
記押圧片か該中軸の少なくともいずれか一方にテ
ーパー面を設け前記押圧片と該中軸がこのテーパ
ー面部で当接するよう配置してなり、これによつ
て、前記押圧片を内方押圧したとき前記テーパー
面での前記押圧片と前記中軸との当接位置が前記
液体収納室の弾性復帰力に抗して変化し、相対的
に前記弁座が前記弁に対して後退し弁開放するよ
うにした弁付塗布具を要旨とする。
(実施例) 以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づき
詳細に説明する。
第1図において、参照符号1は樹脂、金属等か
ら形成される有底筒状の外軸であり、該外軸1の
前部側面には内方突出部2を具備する押圧片3が
第2図に示す如く、軸心に対し対称的に2個設け
られている。図示した例では、該押圧片3を外軸
1に一体で形成するに、第3図に示す如く、外軸
1前部にコ字状スリツト4を設けてなるものを示
したが、外軸1に透孔を適宜数設け、該透孔に外
軸1と別部材の押圧片3を、弾性部材を必要に応
じて介在させる等して取り付けるようにしてもよ
い。又、押圧片3の個数は図示した2個に限ら
ず、第4図に示す如く、軸心に対し放射状に4個
設けるようにしてもよく、要するに押圧片3は後
述する中軸5が外軸1内に支障なく後退できるよ
うに設ければよい。5は先端部に合成繊維束、天
然繊維束、ウレタン、スポンジ等の毛細管作用を
有するペン先6が固定環7等を用いて取り付けら
れた中軸であつて、該中軸5の後部には所要部を
蛇腹状とすることにより押圧時圧縮変形可能であ
り、かつ、弾性復帰可能な液体収納室8が連設さ
れている。該液体収納室8内には筆記具用イン
キ、化粧用インキ等の液体が収納される。図示し
た例では前記せる中軸5と液体収納室8とをブロ
ー成形にて一体に形成し、弁座9たる環状体を該
中軸5内面に固定してなるものを示したが、弁座
9を一体に有する中軸5と液体収納室8とを別体
にて形成し組み立て時に連結固定するようにして
もよく、又、弁座9の位置も液体収納室8とペン
先6の間であれば種々変更できる。中軸5は前記
外軸1内に中軸5先端部を突出して配置されるも
のであつて、詳しくは液体収納室8の底部を外軸
1の底部に当接するとともに、第5図に示す如
く、外軸1の先端部に固定された筒体10の回り
止め溝11内に中軸5の外面に形成された鍔部1
2(図中は2個)を係合し、かつ、該筒体10で
前方移動を規制されて外軸1内に配置されている
ものである。尚、前記せる回り止め手段は外軸1
より突出する中軸5の螺子部分にキヤツプ(図示
せず)を螺合する際の中軸5の回りを防止する為
のものであつて、キヤツプ止着手段として他のも
のを採用するか、或いはキヤツプを外軸1に止着
するような場合には必ずしも必要なものではな
い。13は前記せる押圧片3の内方突出部2と作
動当接する位置で中軸5の外面に形成された前方
に傾斜するテーパー面であつて、つまり第1図の
状態で押圧片3の内方突出部2で該テーパー面1
3を押圧すれば中軸5は後退することができるよ
うになつている。14は、前記中軸5との間に張
設されたスプリング15で後方に付勢され、その
前方の弁16を弁座9に圧接して配置される弁体
であつて、該弁体14は弁16後方に弁棒17た
る棒状部を有しており、該弁棒17はその後端を
常態では液体収納室8の底部と僅かな隙間をもつ
て位置している。18は前記弁体14の弁棒17
後端部に設けられた弁体14振れ止め用の脚であ
る。
第1図の状態で外軸1を把持し、指先で押圧片
3を内方に押圧し、該押圧片3の内方突出部2で
中軸5のテーパー面13を押圧すれば、該中軸5
はテーパー面13の傾斜に沿つて、液体収納室8
の蛇腹部分を圧縮変形させつつ、その弾性に抗し
て後退することになる。中軸5が僅かに後退した
ところでは該中軸3と一体で後退する弁体14の
弁棒17後端が液体収納室8の底部に当接して該
弁体14はその後退を阻止されることになるか
ら、更に中軸5をスプリング15の弾撥力に抗し
て後退させれば、弁体14の弁16は中軸5の弁
座9より離反し弁が開放する。弁開放後も中軸5
は押圧片3が押しきられる迄後退することが可能
であるから、液体収納室8内の液体をペン先6に
加圧供給することができる。ペン先6へ液体を供
給した後は、押片3の指先による押圧を解除すれ
ば、弁体14はスプリング15の弾撥力で、中軸
5および液体収納室8は蛇腹部分の弾性で第1図
の状態に復帰することになる。
上述せる如く、押圧片3を内方に押圧する際の
液体供給量は中軸5の後退量、即ち押圧片3の押
圧ストローク並びに中軸3のテーパー面13のテ
ーパー角度により決定される訳だが、僅かな押圧
で中軸5を上記同様に後退させたい場合や弁16
を弁座9に確実に密封させるにスプリング15の
弾撥力を強く設定する場合等では押圧片3の押圧
操作が重くなるきらいがあるから、このような場
合には第6図に示す如く、押圧片3の内方突出部
2にボール19を回転自在に、もしくは固定して
配置し、該ボール19とテーパー面13との摩擦
抵抗を低減するようにしたり、第7図に示す如
く、押圧片3に設ける内方突出部2の位置を第1
図に示したものより後方とし、てこ作用を利用す
ることで押圧片3を内方に押圧する力より大きな
押圧力が内方突出部2に生じるようなしたり、
又、第8図、第9図に示す如く、押圧片3内面に
テーパー面13aを設け、該テーパー面13aで
中軸5に設けた突出部2aを押圧するようにした
りして、液体供給時の押圧片3の押圧力の低減を
図るようにするとよい。要は、適宜手段により弾
性復帰力を付与した液体収納室を有する中軸と押
圧片との、少なくともいずれか一方にテーパー面
部を適宜設け、これら押圧片と中軸とをこのテー
パー面部で適宜に当接するものとすればよい。
(効果) 本考案の弁付塗布具は、先端部にペン先を有
し、後部に押圧変形可能な前後方向の弾性復帰力
を有する液体収納室を連設し、内部に弁座を有す
る中軸内に、弁を有する弁体を、該弁体と前記中
軸との間にスプリングを張設して該弁体を前記中
軸に対して後方に付勢することによつて前記弁が
前記弁座に圧接するように、かつ、該弁体の後端
が前記液体収納室の底部と僅かな間隙を有するよ
うに配置してなり、また、前記中軸を、側壁に押
圧片を設けた外軸内に、前記ペン先が突出するよ
うに、かつ、前記押圧片か該中軸の少なくともい
ずれか一方にテーパー面を設け前記押圧片と該中
軸がこのテーパー面部で当接するよう配置してな
り、これによつて、前記押圧片を内方押圧したと
き前記テーパー面での前記押圧片と前記中軸との
当接位置が前記液体収納室の弾性復帰力に抗して
変化し、相対的に前記弁座が前記弁に対して後退
し弁開放するようにしたので、使用時に於いて液
体収納室内の液体をペン先に供給するに際して、
従来の如くその都使用を中断し軸筒を持ち変える
ことなく、使用状態のまま指先で押圧片を内方に
押圧するのみの簡単な操作で所望の液体を確実に
ペン先に供給することができるものであり、実用
的且つ操作性に優れた弁付塗布具を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
縦断面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第
3図は第1図の外観図、第4図は第2図の押圧片
の変形例を示す断面図、第5図は第1図のB−B
線断面図、第6図乃至第8図は変形例を示す要部
縦断面図、第9図は第8図のC−C線断面図であ
る。 1……外軸、3……押圧片、5……中軸、6…
…ペン先、8……液体収納室、9……弁座、14
……弁体、15……スプリング、16……弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にペン先6を有し、後部に押圧変形可能な
    前後方向の弾性復帰力を有する液体収納室8を連
    設し、内部に弁座9を有する中軸5内に、弁16
    を有する弁体14を、該弁体14と前記中軸5と
    の間にスプリング15を張設して該弁体14を前
    記中軸5に対して後方に付勢することによつて前
    記弁16が前記弁座9に圧接するように、かつ、
    該弁体14の後端が前記液体収納室8の底部と僅
    かな間隙を有するように配置してなり、また、前
    記中軸5を、側壁に押圧片3を設けた外軸1内
    に、前記ペン先6が突出するように、かつ、前記
    押圧片3か該中軸5の少なくともいずれか一方に
    テーパー面を設け前記押圧片3と該中軸5がこの
    テーパー面部で当接するよう配置してなり、これ
    によつて、前記押圧片3を内方押圧したとき前記
    テーパー面での前記押圧片3と前記中軸5との当
    接位置が前記液体収納室8の弾性復帰力に抗して
    変化し、相対的に前記弁座9が前記弁16に対し
    て後退し弁開放するようにした弁付塗布具。
JP11662484U 1984-07-30 1984-07-30 弁付塗布具 Granted JPS6131785U (ja)

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JP11662484U JPS6131785U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 弁付塗布具

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JPS6131785U JPS6131785U (ja) 1986-02-26
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JPH0619510Y2 (ja) * 1987-09-17 1994-05-25 株式会社吉野工業所 塗布容器

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JPS6131785U (ja) 1986-02-26

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