JPH03288095A - 分岐接続管継手の接続方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、管体の周壁に支管を接続するための分岐接続
管継手を、管体に接続するための接続方法に関するもの
である。

（従来の技術） 従来より、このような分岐接続管継手を管体に接続する
方法としては、分岐接続管継手のサドル部の内面側と管
体の周壁との間に接合剤を充填させることによって、こ
の両者間の止水性と接合強度とを確保する方法が多数提
案されている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、このような方法によると、充分な止水性および
接合強度を得るためには、サドル部の内面の広範囲にわ
たって多量の接合剤を充填しなければならず、接合剤の
充填が不充分な場合には漏水するといった不都合を生じ
る。

また、サドル部の内面と管体の周壁との間に接合剤を充
填させるため、接続した状態での接合剤の充填状態が確
認できない。すなわち、接合剤内部に気泡が残り、この
気泡によって空気の抜は道を生していたとしても、サド
ル部の内面と管体の周壁との間に接合剤を充填させるた
め、この抜は道が発見されず、その結果、漏水するとい
った不都合を生しる。

本発明は、係る実情に鑑みてなされたもので、止水状況
を確認しながら確実に接続することのできる分岐接続管
継手の接続方法を提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段） 本発明の分岐接続管継手の接続方法は、支管の端部を受
ける受口部の基端部に、管体の周壁に略沿うように湾曲
されたサドル部が形成されてなる分岐管接続部材と、こ
のサドル部外側の管体の周壁に略沿うように湾曲される
とともに、該サドル部の上表面に密着してサドル部の外
周縁部近傍を覆うようになされた枠部材とからなる分岐
接続管継手を、管体の周壁に接続するための方法であっ
て、管体の周壁に分岐孔を穿設するとともに、この分岐
孔と前記分岐管接続部材の受口部とが連通ずるように、
管体の周壁にサドル部を当接して分岐管接続部材を仮着
し、この分岐管接続部材のサドル部の上表面から管体の
周壁にかけて該サドル部の外周縁部近傍を覆うように接
合剤を塗着し、この接合剤の表面を枠部材で圧接すると
ともに接合剤を充填硬化させるものである。

（作用） 本発明の接続方法は、まず、管体の周壁に分岐孔を穿設
するとともに、この分岐孔と前記分岐管接続部材の受口
部とが連通ずるように、管体の周壁にサドル部を当接し
て分岐管接続部材を仮着する。そして、この分岐管接続
部材のサドル部の上表面から管体の周壁にかけて該サド
ル部の外周縁部近傍を覆うように接合剤を塗着する。こ
の際、サドル部の外周縁と管体の周壁との境界部分を目
視によって確認しながら接合剤を塗着し、確実に止水し
ておく。その後、この接合剤の表面を枠部材で圧接して
接合剤を充填硬化させる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図ないし第３図は、リブ付管１への分岐接続管継手
２　（以下、単に管継手と言う。）の接続方法を説明す
る工程図である。

すなわち、リブ付管１の周壁に分岐孔１２を穿設すると
ともに、この分岐孔１２と分岐管接続部材２１の受口部
２３とが連通ずるように、リブ付管１の周壁にサドル部
２２を当接して分岐管接続部材２１を仮着し、この分岐
管接続部材２１のサドル部２２の上表面およびリブ付管
１の周壁にかけて該サドル部２２の外周縁部近傍を覆う
ように接合剤３を塗着し、この接合剤３の表面を枠部材
２４で圧接して接合剤３を充填硬化させるものである。

リブ付管１は、その管本体１３の外周に多数の環状リブ
１１を有するもので、合成樹脂、セラミック、金属もし
くはこれらの複合材料から構成されている。なお、リブ
付管１は、第１図に示すように、環状リブ１１が単なる
鍔状のものに限らず、例えば、第７図に示すような断面
形状が台形のものであってもよい。

分岐接続管継手２は、第４図に示すように、支管（図示
省略）の端部を受ける分岐管接続部材２１と、この分岐
管接続部材２１のサドル部２２の上表面からリブ付管１
の周壁にかけて該サドル部２２の外周縁部近傍を覆うよ
うになされた枠部材２４とからなる。

分岐管接続部材２１は、支管（図示省略）の端部を接続
する受口部２３の基端部に、リブ付管１の周壁に略沿う
ように湾曲されたサドル部２２が形成されてなる。

受口部２３は、その内壁面に周方向に沿う環状溝２３１
が形成されたもので、この環状溝２３１には、前記支管
の端部外周面と接するＯリング（図示省略）が嵌入され
るようになされている。

サドル部２２は、リブ付管ｌの環状リブ１１に嵌合して
管本体１３に略沿うように湾曲されたもので、その周方
向には環状リブ１１を嵌合する多数の嵌合溝２５が形成
され、波板状となされている。そして、このサドル部２
２の略中央部に、前記受口部２３が突設されている。こ
の受口部２３とサドル部２２とは、一体に構成されてい
てもよく、また、別体に構成したものを接続して分岐管
接続部材２１とするものであってもよい。

枠部材２４は、前記サドル部２２をリブ付管１の環状リ
プ１１に嵌合して管本体１３に沿わせた状態で、このサ
ドル部２２の上表面に略沿うように湾曲された内枠部２
６と、リブ付管１の周壁に略沿うように湾曲された外枠
部２７とが一体に形成されてなり、サドル部２２の外周
縁部近傍を覆うとともに、このサドル部２２を安定した
状態でリブ付管１に固定するようになされている。

内枠部２６は、サドル部２２の上表面のうち、少なくと
も外周縁部近傍を覆うように形成されている。また、こ
の内枠部２６は、サドル部２２の上表面全体を覆うよう
になされていてもよい。ただし、この場合、内枠部２６
の内周部分は、前記受口部２３を挿通すことができるだ
けの大きさを確保しておかなければならない。

外枠部２７は、サドル部２２の外周縁部近傍に位置する
リブ付管１を覆うように形成されている。

この外枠部２７は、その面積を大きくすることによって
、サドル部２２を一層安定した状態に固定することがで
きる。

なお、この枠部材２４は、その内周部分に受口部２３を
挿通してサドル部２２を安定した状態に固定するととも
に、サドル部２２の外周縁部近傍を覆うことができれば
、その形状を限定されるものではない。すなわち、第５
図（ａ）に示すように、内周部分および外周部分が共に
円形となされたリング状のものであってもよ（、第５図
（ｂｌに示すように、外周部分が四角形状に形成され、
内周部分が円形状に形成されたものであってもよい。

また、第６図に示すように、サドル部２２の外周縁部を
垂直方向に加工しておくことで、該サドル部２２の外周
縁部と枠部材２４とが合致することとなり、該サドル部
２２と枠部材２４との密着性を増すことができる。

次に、上記のようになる管継手２のリブ付管１への接続
方法について説明する。

まず、リブ付管１の周壁適所に分岐孔１２を穿設すると
ともに、この分岐孔１２と前記分岐管接続部材２１の受
口部２３とが連通ずるように、リブ付管１の各環状リプ
１１にサドル部２２の嵌合溝２５を嵌合させて分岐管接
続部材２１をリブ付管１に仮着する。

そして、この分岐管接続部材２１のサドル部２２の上表
面からリブ付管１の管外周にかけて該サドル部２２の外
周縁部近傍を覆うように接合剤３を塗着する。この際、
サドル部２２の外周縁部とリブ付管１との埠界部分に隙
間ができないように、リブ付管１の管本体１３のみなら
ず、各環状リプ１１にも接合剤３を塗着して確実に止水
しておく。

この塗着状態は、接合剤３塗着後、目視によってｉ認す
る。この接合剤３は、少なくともサドル部２２の外周縁
部とリブ付管１との境界部分に隙間ができないように塗
着する必要がある。また、接続強度を高める場合には、
大形状の枠部材２４を用い、この枠部材２４の形状に合
わせ、該枠部材２４と略等しい面積に接合剤３を塗着す
る。

その後、この接合剤３の表面を枠部材２４で覆い、番線
等によって枠部材２４をリブ付管１に締付固定し、この
状態で接合剤３を充填硬化させて作業を完了する。

なお、本実施例では、リブ付管１に適応する方法を述べ
ているが、これに限定されるものではなく、第８図に示
すように、リプを有しない通常の管体１０についても実
施することができる。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によると、目視によって確認
しながら接合剤を塗着することができるので、止水状況
を確認しながら確実な施工を行うことができる。また、
サドル部の外周縁部近傍を覆うように接合剤を塗着する
ことで、接合剤の塗着量を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は本発明に係る図面であって、第１
図（ａ）はリブ付管に分岐管接続部材を仮着した状態を
示す平面図、第１図（ｂ）は同ｍ−ｍ線断面図、第２図
はリブ付管に分岐管接続部材を仮着して接合剤を塗着し
た状態を示す平面図、第２図（ｂ）は同ｍ−ｍ線断面図
、第３図（ａ）はリブ付管に分岐接続管継手を接続した
後の作業完了状態を示す平面図、第３図（ｂ）は同ｍ−
ｍ線断面図、第４図（ａ）は分岐接続管継手の平面図、
第４図（ｂｌは同部分破断正面図、第４図（Ｃ１は同部
分破断側面図、第５図（ａ）は枠部材の他の形状を示す
平面図、第５図（ｂ）は枠部材のさらに他の形状を示す
平面図、第６図はサドル部外周縁部の他の形状を示す部
分拡大断面図、第７図はリブ付管の他の形状を示す部分
拡大断面図、第８図（ａ）はリブを有しない通常の管体
による実施例を示す平面図、第８図（ｂ）は同側断面図
である。 ２２・・・サドル部 ２３・・・受口部 ２４・・・枠部材 ３・・・接合剤

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）支管の端部を受ける受口部の基端部に、管体の周壁
   に略沿うように湾曲されたサドル部が形成されてなる分
   岐管接続部材と、このサドル部外側の管体の周壁に略沿
   うように湾曲されるとともに、該サドル部の上表面に密
   着してサドル部の外周縁部近傍を覆うようになされた枠
   部材とからなる分岐接続管継手を、管体の周壁に接続す
   るための方法であって、管体の周壁に分岐孔を穿設する
   とともに、 この分岐孔と前記分岐管接続部材の受口部とが連通する
   ように、管体の周壁にサドル部を当接して分岐管接続部
   材を仮着し、この分岐管接続部材のサドル部の上表面か
   ら管体の周壁にかけて該サドル部の外周縁部近傍を覆う
   ように接合剤を塗着し、この接合剤の表面を枠部材で圧
   接するとともに接合剤を充填硬化させることを特徴とす
   る分岐接続管継手の接続方法。