JPH03285993A - 香料組成物 - Google Patents

香料組成物

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JPH03285993A
JPH03285993A JP8644190A JP8644190A JPH03285993A JP H03285993 A JPH03285993 A JP H03285993A JP 8644190 A JP8644190 A JP 8644190A JP 8644190 A JP8644190 A JP 8644190A JP H03285993 A JPH03285993 A JP H03285993A
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JP
Japan
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fragrance
mosquito
mosquitoes
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perfume
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JP8644190A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tanida
正弘 谷田
Akio Kikuchi
菊池 晶夫
Hiroshi Tejima
手島 洋
Hideo Morohoshi
諸星 英雄
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は蚊取り効果のある香料組成物、特に揮散する香
料成分によって、空中を飛んでいる蚊を落とすことが出
来る蚊取り効果のある香料組成物に関する。
[従来の技術] 例えば、アカイエカ、ハマダラ力、テングカなどの家紋
は、特に夏期に一般家庭に発生する代表的な害虫として
知られ、雌の蚊は産卵期に吸血するため、吸血された局
部の皮膚に耐えがたいかゆみをもたらし、また各種の伝
染病の媒介の恐れもあることから、蚊の駆除は、llf
!f的かつ快適な生活を維持する上で極めて重要な意義
を持つ。
ところで、従来の家庭で用いる蚊取り効果のある家庭用
品としては、除虫菊由来のピレスロイド化合物を有効成
分とする蚊取り線香及びマット式の電気蚊取り等が知ら
れている。
これらは、線香の燃焼あるいはマットの加熱等加熱によ
り有効成分を空中に揮散させることにより、蚊取り効果
を発揮するものである。
また、蚊取り線香、マット式電気蚊取りには、その特異
臭をおきえるため芳香物質が混入されているものが多い
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の蚊取り効果のある家庭用品は、な
んらかの手段で加熱することにより、その効果を発揮す
るものであり、家庭内で、より簡単かつ安全に、蚊取り
効果を発揮する手法が望まれていた。
すなわち、蚊は、昼夜を通じて家庭内を飛びかい、いつ
吸血するかが予測出来ないことが多い。
このような状況の下では、従来の蚊取り効果のある家庭
用品の場合、就寝中も燃焼、加熱あるいは発煙をともな
うため、安全の面からも健康の面からもその使用方法の
改善が強く求められていた。
また、その香りは、芳香物質が加えられていても、除虫
菊由来の特異臭や加熱、発煙による焦臭をおさえること
は難しく、不快感の強いものであった。
一方、インドを始めとする複数の国において、ある種の
植物が蚊や蝿などの昆虫に対して殺虫、忌避などの効果
を持つことが伝え知られていた。
特にレモングラスと呼ばれるイネ科の植物から得られる
精油は、蚊や蝿に対する殺虫性、忌避能力、揮発成分に
より蚊を落とす能力を持つことが報告きれているo (
Evaluatfon of 1nsecticida
l。
fumigant、and repellant pr
operties of lemon−grass o
il、 B+に、Tivari、et al、Indi
an J、Exptl。
Biol、4(2)、129−9(1966))。
しかしながら、これらの植物あるいは植物精油は、やは
り特異臭をともなうものであり、不快感を伴うものであ
った。
本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その
目的は、芳香を持つとともに、熱を加えないで容易に揮
発し、しかも効果的に蚊取り効果を発現させることが出
来る蚊取り効果のある香料組成物を提供することにある
[課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために本発明者らが鋭意検討した結
果、レモングラス精油あるいは他の植物精油に一般的に
存在する揮発成分の中である特定の構造を持つ揮発性の
高い化合物が、芳香を持ちかつ優れた蚊取り効果がある
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本出願の請求項1記載の蚊取り効果のある香
料組成物は、蚊取り効果を持つ香料化合物を気中濃度で
0.6μg/c■3以上となるように存在させることを
特徴とする。
また、請求項2記載の香料組成物は、香料がシトラール
、シトロネラールを含むテルペン系アルデヒドであるこ
とを特徴とする 請求項3記載の香料組成物は、香料がリモネン、チルピ
ネンを含むテルペン系炭化水素であることを特徴とする 請求項4記載の香料組成物は、香料がアルデヒドC−8
であることを特徴とする 請求項5記載の香料組成物は、香料がフェニルアセトア
ルデヒドであることを特徴とする。
以下、本発明の構成を詳述する。
本発明において、蚊取り効果とは、空中を飛んでいる蚊
を殺虫効果あるいは麻痺効果により落下きせるものであ
る。
また、本発明にかかる蚊取り効果のある香料組成物は、
前記有効成分が有効量空中に揮散し、効力範囲内にいる
蚊に対して、殺虫効果、麻痺効果を発現するものを指し
、室内芳香剤、コロン、塗布医薬品、医薬部外品の他、
エアゾールスプレーデイスペンサー型のミスト製品等も
包括するものである。
また、本発明におけるシトラール、シトロネラ−ルを含
むテルペンアルデヒド類、リモネン、チルピネンを含む
テルペン炭化水素類、アルデヒドC−8、フェニルアセ
トアルデヒドは、公知の香料化合物であり、標準商業品
種が本発明に用い得るが、有機合成などにより得られる
どのような品位の化合物でも用いることができる。
ざらに天然の植物あるいはその精油から蒸留、抽出等の
方法で得られた香料化合物を本発明に用いることができ
る。
尚、揮発により効果を発揮するものであるため、気中濃
度に効果が依存するが、各蚊取り効果を持つ香料化合物
について、0.6μg/C13以上で優れた効果が得ら
れる。
このように、本発明にかかる蚊取り効果のある香料組成
物は、特定の香料を一定濃度以上で気中に存在させ、蚊
に対して殺虫効果あるいは麻痺効果を及ぼすことにより
、容易に優れた蚊取り効果を発現することができる。
[実施例] 以下、本発明のより具体的な実施例を説明する。
尚、本発明はこれにより限定されるものではない。また
、配合量は特に指定がない限り重量%で示す。
り まず、蚊取り効果の評価法を説明する。
実験昆虫;同じ日に成虫となった吸血していない雌のア
カイエカを、一定環境で2日間飼育した後、−群を12
匹として実験を行なった。
実験装置;口径6cm、高き10cmの透明ガラス製の
コツプを用い、蚊を内部に入れて蚊が逃げない程度の隙
間をあけて伏せ、内部の香気が循環しないように無風の
ドラフト中に静置し、蚊を自由活動させた。
香料;揮発性の低い溶媒であるT E C(Triet
hylcitrate)を対照香料、効果の報告されて
いるレモングラス精油を基準香料として別表記載の8種
類を用いて検討した。
香り刺激;コツプ内に内径2cm、高き1cmのポリエ
チレン製の円筒型の小皿に、TECで5%に希釈した各
香料を約20mg入れ、90分間刺激した。
第  1  表 以上の実験では、香料の蚊取り効果により蚊が麻痺効果
あるいは殺虫効果により死に至って落下し、効果が高い
ほど落下に要する時間が短かくなる。
従って、各香料によって、落下した蚊をカウントし、経
時による落下%の推移を調べることにより、その香料の
蚊取り効果を評価することができる。
そこで、TECをコントロール、レモングラス油を基準
となる効果香料として、別表中に記載した8種の香料に
ついて実験を行ない、それぞれの蚊の落下数をカウント
し、経時による落下%の推移を調べた。
結果を次の第1表に示す。
ゲラニオールは、シトラールと同様の炭素骨格を持ち、
官能基がアルデヒド基から水酸基に置き変わった化合物
であり、フェニルアセトアルデヒドとフェニルエチルア
ルコールも同じ関係にある。
また、シトラールジエチルアセタールは、アルデヒド基
がアセタール化されて、その特性を失っている。
このように、香料全般に蚊取り効果があるのでなく、特
定の香料にのみ、優れた蚊取り効果があることが理解き
れる。
また、効果の顕著な香料は、テルペン炭化水素あるいは
アルデヒドを官能基に持つ化合物であることが分る。
これらの効果の顕著な香料は、全て芳香を持つものの、
あまり高い濃度で用いると嗜好が低下すると考えられる
が、前記実験例では、気中濃度は0.6μg/c■3で
あり、この程度の嗜好のよい濃度において十分な蚊取や
効果が発揮される。
尚、このような気中濃度を得るためには、シトラールは
10重量%以上、その他の効果香料では5重量%以上配
合した調香料を得、それを有効成分として各種組成物に
配合することが好適である。
また、本発明にかかる蚊取り効果のある香料組成物は、
次のような各種用途に使用可能である。
(1)室内での蚊取り剤として使用する例。
[1]室内芳香剤(ゲルペース、その他)[2]枕、寝
具に香料を用い就寝中の蚊の吸血を防止する。
(2)野外などでの携帯使用をする例 [1] ニアリール、ヂイスベシサーによるスプレー型
態の製品[2]直接皮膚に塗布することによるクリーム
[3コ携帯使用が可能な線香水、匂い袋(3)香りを主
体とする機能商品としての使用例香水、オーデコロン、
化粧品等。
次に各種配合例を示し、より詳細に発明を説明する。尚
、各実施例とも優れた蚊取り効果を示した。
大豊豆工 室内芳香剤 標準商業品種の蚊取り効果のある香料を重量濃度で5%
、10%、20%加えたフレグランス洋調合香料をトリ
ステアリン酸デカグリセリン5gエタノール30%水溶
液80gを混合加熱して形成きれる流動性のゲルペース
に20%になるように溶解し、放冷して固化きせること
により、固型の室内芳香剤を調製する。
尚、調香のため他の各種香料を添加しても効果に特に影
響はない。
実施例2 携帯用エアスプレー シトロネラールを15%含む香料 エチルアルコール95% スパン85 ツイン81 プロペラント 6 6 大凰五旦 線香水 を5:4の比で配合した組成物    90.0トリミ
リスチン酸グリセリン     10.0(製法) 各成分を混合撹拌して線香水を得た。
大l五土 クリーム シトラールを60%以上含む香料 ミツロウ セレシン ワセリン ラノリン コスビオール オリーブ油 ソルビタンモノオレエート 精製水 酸化防止剤  0 0 5 0 5 少量 】L亮」1浸−匂い袋 チルピネンを15%含む調香料と流動パラフィンアルデ
ヒド C−8を15%含む香料を1g含浸させた綿塊を
麻製のサツシェにつめて匂い袋とする。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明にかかる蚊取り効果のある
香料組成物によれば、常温での効果香料成分の揮発によ
り容易かつ安全に蚊に対する殺虫効果あるいは麻痺効果
を発現することが出来る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蚊取り効果のある香料を気中濃度で0.6μg/
    cm^3以上となるように存在させることを特徴とする
    蚊取り効果のある香料組成物。
  2. (2)請求項1記載の香料組成物において、香料はシト
    ラール、シトロネラールを含むテルペン系アルデヒドで
    あることを特徴とする蚊取り効果のある香料組成物。
  3. (3)請求項1記載の香料組成物において、香料はリモ
    ネン、チルピネンを含むテルペン系炭化水素であること
    を特徴とする蚊取り効果のある香料組成物。
  4. (4)請求項1記載の香料組成物において、香料はアル
    デヒドC−8であることを特徴とする蚊取り効果のある
    香料組成物。
  5. (5)請求項1記載の香料組成物において、香料はフェ
    ニルアセトアルデヒドであることを特徴とする蚊取り効
    果のある香料組成物。
JP8644190A 1990-03-31 1990-03-31 香料組成物 Pending JPH03285993A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1214879A3 (en) * 2000-12-12 2002-11-13 Takasago International Corporation Antifungal fragrance composition
JP2003138290A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Takasago Internatl Corp 蚊忌避効果を有する香料組成物
JP2007502860A (ja) * 2003-04-24 2007-02-15 ヴァンダービルト ユニバースィティ 昆虫を防除するための組成物及び方法
US8865230B2 (en) 2006-06-27 2014-10-21 Tyratech, Inc. Compositions and methods for treating parasitic infections
CN104414930A (zh) * 2013-09-09 2015-03-18 青岛锦涟鑫商贸有限公司 一种驱虫中药喷剂

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