JPH0328541Y2 - - Google Patents

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JPH0328541Y2
JPH0328541Y2 JP15147587U JP15147587U JPH0328541Y2 JP H0328541 Y2 JPH0328541 Y2 JP H0328541Y2 JP 15147587 U JP15147587 U JP 15147587U JP 15147587 U JP15147587 U JP 15147587U JP H0328541 Y2 JPH0328541 Y2 JP H0328541Y2
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lid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エアーコンデイシヨナーのリモート
コントロール送信機などの収納に好適に用いられ
る収納ケースに関する。
〔従来の技術〕 従来、エアーコンデイシヨナーのリモートコン
トロール送信機の収納ケースとしては、送信機を
収納ケース下端部の出入口よりケース内に挿入し
てケース内のキヤリアに係合させ、その状態で送
信機を更に押し込むことによりキヤリアを移動
し、ケース奥に設けられたラツチに前記キヤリア
を係合させてケース内に保持することにより収納
し、送信機を取り出す時は再度送信機を押し込む
ことによりキヤリアを押圧してラツチとキヤリア
との係合を解除して送信機を収納ケースから取り
出すようにしたものが用いられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の収納ケースは送信機を介してキ
ヤリアを押圧し、キヤリアとラツチとのロツクを
解除する構成であるため、送信機を押圧する位置
によつてロツクが解除しない場合があり、操作が
確実でない。また、ケース内の送信機がケース外
部より見えているため、エアーコンデイシヨナー
本体に収納ケースを設けた場合、エアーコンデイ
シヨナー本体の外観を損なうという問題があつ
た。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、エ
アーコンデイシヨナーのリモートコントロール送
信機等の被収納物の収納及び取り出しを確実かつ
簡単に行なうことができると共に、被収納物を外
部から見えないように収納することができる収納
ケースを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本考案は上記目的を達成するため、一端
部に被収納物の出入口が形成されたケース本体
と、このケース本体に回動可能に軸支された上記
出入口を閉塞する蓋体と、上記ケース本体内に移
動可能に収容され、被収納物が着脱可能に係合さ
れるキヤリアと、このキヤリアをケース本体一端
側に前進させる付勢手段と、上記キヤリアと係合
してキヤリアをケース本体他端側に保持する第1
のラツチと、上記蓋体と係合して蓋体を閉塞状態
に保持する第2のラツチと、押圧することにより
上記キヤリアと第1のラツチとの係合状態及び蓋
体と第2のラツチとの係合状態を同起動で解除す
る解除部材とを具備することを特徴とする収納ケ
ースを提供する。
〔作用〕
本考案の収納ケースは、上述した構成としたの
で、ケース本体一端部の出入口から被収納物をキ
ヤリアに係合すると共に、被収納物を押圧してキ
ヤリアをケース本体他端側に移動させ、かつ第1
のラツチをキヤリアに係合してキヤリアをケース
本体他端側に保持した後、蓋体と第2のラツチと
を係合して蓋体を閉じることにより、被収納物を
ケース本体内に外部から見えない状態で収納する
ことができる。また、解除部材を押圧することに
より、キヤリアと第1のラツチとの係合状態及び
蓋体と第2のキヤリアとの係合状態を同時にで解
除し、蓋体を開くと共に、キヤリアを付勢手段に
よつてケース本体一端側に移動させることができ
るため、この従来で出入口より被収納物を引き抜
くことにより、被収納物とキヤリアとの係合を解
除して被収納物を簡単に取り出すことができる。
従つて、本考案の収納ケースは、従来の収納ケー
スのようにキヤリアのロツク解除操作を被収納物
を介して行なうものではなく、解除部材への押圧
操作によつて行なうため、ロツク解除操作が確実
に行なわれるものである。
次に実施例を示し、本考案を具体的に説明する
が、本考案は下記実施例に限定されるものではな
い。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係る収
納ケースを示すもので、この収納ケース1はエア
ーコンデイシヨナーのリモートコントロール送信
機を収納するのに用いられる。
第1,2図中2はケース本体で、このケース本
体2は、第3図に示すように収納部3の下端に出
入部4が一体に連設されてなるものである。
上記収納部3は、互に対向する一対の長方形状
側板5,5′をその前側上端部、前側中央部、前
側下端部、後側上端部、後側中間部の各箇所でそ
れぞれ方形状の骨板6,7,8,9,10で互に
連結することにより形成されている。なお後側上
端部の骨板9と後側中央部の骨板10とはその中
央部で骨板11によつて互に連結されている。
ここで、上記一方の側板5には、高さ方向に沿
つてスライド孔12が穿設されていると共に、側
板5の内面下部には上記スライド孔12の後方に
存してスライド孔12と平行な一対の下側レール
状突起13a,13bが互に所定間隔離間して突
設され、側板5の内面上部には上記下側レール状
突起13a,13bの上方に存してスライド孔1
2と平行な上側レール状突起14が突設されてい
る。なお、上記スライド孔12の上部には幅広部
15が形成され、この幅広部15周壁から幅広部
15内に脱出防止突起16が突設されている。ま
た、他方の側板5′には上記一方の側板5のスラ
イド孔12と互に対向するほぼ同一構成のスライ
ド孔12′(図示せず)が穿設されていると共に、
上記下側レール状突起13a,13b及び上側レ
ール状突起14と互に対向する同一構成の下側レ
ール状突起13a′,13b′及び上側レール状突起
14′がそれぞれ突設されている。但し、他方の
側板5′のスライド孔12′には上記幅広部及び脱
出防止突起は設けられていない。
また、上記前側中央部の骨板7ほぼ中央部には
歯車17を有する油圧式ダンパー18が上記歯車
17を骨板7裏面より後方に突出させた状態で埋
設されていると共に、他方の側板5′内面の前側
下部には先端が上記ダンパー18の下方に達する
バネ取付突起19が一体に突設されている。更
に、両側板5,5′の前端外縁部には外方に向け
て方形状の取付板20,20′がそれぞれ一体に
突設されていると共に、これら取付板20,2
0′の上下2箇所にはそれぞれ底部にビス螺入孔
21,21及び21′,21′を有する取付凹部2
2,22及び22′,22′がそれぞれ形成されて
いる。
上記出入部4は、互に対向する一対の略五角形
状側板23,23′をその後側下端部において骨
板24で互に連結することにより形成され、これ
によつて下端部に出入口4aを有するもので、上
記側板23,23′の上端が上記収納部3の側壁
5,5′の下端後部に一体に連結されているもの
である。
上記側板23,23′の前端上部には内方に向
けてそれぞれ四角突板25,25′が一体に突設
されていると共に、これら突板25,25′の先
端外縁部には前方に向けて四角状係止板26,2
6′がそれぞれ互に対向状態で一体に突設されて
いる。これら係止板26,26′の前端下部には、
上端に向かうに従い漸次前方に突出するテーパ面
26a,26a′が設けられていると共に、このテ
ーパ面26a,26a′中央から斜め上方に向けて
互に対向するボタンスライド溝27,27′それ
ぞれ形成されている。また、係止板26,26′
の前端上部には互に対向するラツチ取付溝28,
28′がそれぞれ形成されている。更に、係止板
26,26′はその前端中央部において連結板2
9によつて互に連結されている。なお、側板2
3,23′の下端後部にはそれぞれ蓋体取付溝3
0,30′が互に対向状態で形成されている。
第1,2図中31は蓋体である。この蓋体31
は、第4図に示すように、先端部が内側にやや屈
曲した四角板状主体32の基端内面両側部に互に
対向する突起33,33′をそれぞれ一体に突設
し、かつこれら突起33,33′の先端部外面に
円柱状係合ピン34,34′を外方に向けて突設
すると共に、主体32の先端内面中央部に先端に
断面三角状の引掛突部35aを有する係止突片3
5を一体に形成したもので、上記係合ピン34,
34′を上記ケース本体の蓋体取付溝30,3
0′にそれぞれ挿入することにより、ケース本体
2の出入口4aに回動可能に取り付けられてい
る。
第1,2図中36はキヤリアである。このキヤ
リア36は、第5図に示すように、四角主板37
の裏面上端に主板37とほぼ同じ幅の四角天板3
8を後方に向けて一体に突設すると共に、この天
板38の下端中央部に下方に向けて先端に被収納
物との係合突部39aを有する係合板39を一体
に突設したものである。
ここで、上記主板37の中央部には2個の四角
窓部40a,40bがそれぞれ形成され、これら
窓部40a,40bの一側方に存して上記ダンパ
ー18の歯車17と噛合する歯溝を有するラツク
状突起41が高さ方向に沿つて一体に突設されて
いると共に、主板37上端には上記ラツク状突起
41の上方に存してバネ取付突起42が突設され
ている。また、主板37の下端中央部にはやや斜
め前方に向けて延出する方形状ラツチ係止板43
が一体に突設されている。更に、主板37の両側
部にはそれぞれ上下二箇所に円柱状取付突起4
4,44及び44′,44′が一体に突設されてい
る。なお、45,45,45は上記天板38に突
設された補強リブ、46,46及び46′,4
6′は主板37の各隅部に突設された角柱状突起
である。
上記キヤリア36は、ケース本体2のスライド
孔12及び12′に上記取付突起44,44及び
44′,44′をそれぞれ挿入すると共に、ダンパ
ー18の歯車17とラツク状突起41の歯溝とを
噛合させた状態でケース本体1内に収容すること
により、ケース本体2内に上下動可能に配設され
ている。また、ケース本体2のバネ取付突起16
先端部には金属製バネ47の一端が取り付けられ
ていると共に、このバネ47の他端はキヤリア3
6のバネ取付突起42先端に取り付けられ、この
バネ47によつてキヤリア36が常時出入口4a
方向に付勢されている。
第1,2図中48は第1のラツチで、この第1
のラツチは、第6図に示すように、高さ方向に長
尺とされた略方板状ラツチ本体49の下端に取付
部50が一体に連設されたものである。ここで、
上記ラツチ本体49の背面上部には上端に向かう
に従い漸次後方に突出するテーパ面51が形成さ
れていると共に、主体49の一側面下端には短軸
の円柱状係合ピン52a、他側面下端には長軸の
円柱状係合ピン52がそれぞれ一体に突設されて
いる。なお、主体49表面にはほぼ全面にわたつ
て溝53が形成され、この溝53の中央部に高さ
方向に沿つて補強リブ54が設けられている。上
記取付部50は、主体49の下端両側部に後方に
やや屈曲した状態で突設された側板55,55′
間の上部に押圧ピン56を形成し、かつこのピン
56の下方に断面L字状のストツプ板57を設け
ると共に、両側板55,55′の背面下部に互に
対向する一対のピン挿入溝58,58′を形成し
たものである。
上記第1のラツチは、係合ピン52a,52b
をケース本体2のラツチ取付溝28,28′にそ
れぞれ挿入することによりケース本体2に回動可
能に取り付けられていると共に、長軸の係合ピン
52bに巻回された第1のトーシヨンバネ59に
よつてラツチ本体49が常時後方に付勢され、こ
の付勢力によつてラツチ本体49の背面下部が上
記ケース本体2の前側下端部の骨板8に押し付け
られた状態となつている。
第1,2図中60は第2のラツチで、この第2
のラツチ60は、第7図に示すように、四角板状
ラツチ本体61の上端部に取付部62が一体に連
設されたものである。上記ラツチ本体61表面に
は、軸方向に沿つて角溝63が形成され、これに
より本体61下端に係合突部64が形成されてい
る。また、上記取付部62は、本体61上端に突
設された方板65の裏面上端縁に角溝66が形成
され、これにより方板65上端部に係止片67が
形成されていると共に、方板65の一側面上部に
短軸の円柱状係合ピン68a、他側面上部に長軸
の円柱状係合ピン68bがそれぞれ突設されてい
るものである。
上記第2のラツチ体60は、第8図に示すよう
に、係合ピン68a,68bを第1のラツチ48
のピン挿入溝58,58′にそれぞれ挿入するこ
とにより第1のラツチに回動可能に取り付けられ
ていると共に、長軸の係合ピン68bに巻回され
た第2のトーシヨンバネ69によつてラツチ本体
61が常時前方に付勢され、この付勢力によつて
上記角溝66に第1のラツチ48のストツプ板5
7下部が挿入され、係止片67がストツプ板57
下部に押し付けられた状態となつている。なお、
第2のトーシヨンバネ69の付勢力は第1のトー
シヨンバネ59の付勢力よりも弱く設定されてい
る。
第1,2図中70は解除ボタン(解除部材)で
ある。この解除ボタン70は、第9図に示すよう
に、略方板状つまみ部71の下端ほぼ中央部に角
棒状取付体72が一体に突設され、かつこの取付
体72の先端部に下端に開口部を有する断面略円
形状の取付溝73が形成されていると共に、取付
体72の一側面上部に短軸の楕円柱状係合ピン7
4a、他側面上部に長軸の楕円柱状挿入ピン74
bがそれぞれ突設されたものである。
上記ボタン70は、その先端部の取付溝73に
上記第1のラツチの押圧ピン56を挿入すること
により第1のラツチに取り付けられていると共
に、ケース本体2のボタンスライド溝27,2
7′に上記挿入ピン74a,74bがそれぞれ挿
入され、これにより挿入ピン74a,74bがス
ライド溝27,27′内をスライドしてボタンが
往復動し得るようになつている。
次に、上記収納ケース1にエアーコンデイシヨ
ナーのリモートコントロール送信機を収納すると
共に、ケース1から送信機を取り出す方法につい
て説明する。なお、第2図に示すように、送信機
75の両側部にはケース本体2の下側レール状突
起13a,13b及び13a′,13b′並びに上側
レール状突起14,14′が挿入されるスライド
溝(図示せず)76,76′がそれぞれ高さ方向
に沿つて形成されている。また、送信機75の背
面上部にはキヤリア36の係合板39先端の係合
突部39aと係合する係合溝77が形成されてい
る。
まず、送信機1を収納する場合、蓋体31の引
掛部35aと第2のラツチ60の係合突部64と
の係合を解除して蓋体31を開くと共に、バネ4
7の付勢力によつてキヤリア36をケース本体2
内下部に保持する。なお、このとき第1のラツチ
48の上部はキヤリア36の下側窓部40a内に
挿入され、ラツチ48上端面と下側窓部40aの
上壁部40a′とが当接しており、これによりキヤ
リア36がそれ以上下降することが防止されてい
る。上記状態で送信機75を出入口4aよりキヤ
リア36内に挿入するものであるが、この場合ケ
ース本体2の下側レール状突起13a,13b及
び13a′,13b′が送信機75のスライド溝7
6,76′にそれぞれ挿入された状態で送信機7
5がケース本体2内をスライド上昇すると共に、
送信機75上端がキヤリア36の天板38に当接
したときにキヤリア36の係合突部39aが送信
機75の係合溝77に入、キヤリア36に送信機
75が係止される。そして、更に送信機75を押
し込むと、キヤリア36が送信機75に押圧され
て送信機75と共にバネ47の付勢力に抗して上
昇するものであるが、このときキヤリア36前面
と第1のラツチ48のラツチ本体49裏面上端部
とが当接しながらキヤリア36が上昇し、ラツチ
本体49上端面がキヤリア36のラツチ係止板4
3下端より下方に位置したときに第1のトーシヨ
ンバネ59の付勢力によつてラツチ本体49が後
方に移動し、ラツチ本体49上端面とラツチ係止
板43の下端面とが当接することにより、キヤリ
ア36の下降が防止されてキヤリア36がケース
本体2内上部に保持され、第2図に示すように送
信機75全体がケース本体2内に収納される。そ
の後、第2図中矢印xで示すように蓋体31を前
方に回動して係止突片35の引掛部35aを第2
のラツチの四角溝63に挿入し、引掛部35aと
係合突部64とを係合することにより蓋体31を
閉じるものであるが、この場合、第2のラツチ6
0は第1のラツチ48に回動可能に取り付けら
れ、かつ第2のトーシヨンバネ69によつて前方
に付勢されているため、蓋体31を回動したとき
に蓋体31の引掛部35aが第2のラツチ体60
の係合突部64を押圧してラツチ本体61を後方
にわずかに移動させながら蓋体31が回り、更に
引掛部35aが係合突部64を乗り越えたときに
第2のトーシヨンバネ69の付勢力によつてラツ
チ本体61が元の状態に復帰することにより、四
角溝63に引掛部35aが挿入されるものであ
る。
また、収納した送信機75を取り出す場合は、
解除ボタン70のつまみ部11を後方に押し込
む。これによつて係合ピン74a,74bがケー
ス本体2のボタンスライド溝27,27′内をス
ライド移動してボタン70が後方に移動し、取付
体72の取付溝73に挿入された第1のラツチ4
8の押圧ピン56を押圧することにより、第1の
ラツチ48が第1のトーシヨンバネ59の付勢力
に抗して係合ピン52a,52bを支点として回
動し、第2図中矢印y,zで示すように第1のラ
ツチ48の本体49が前方に、第1のラツチ48
に取り付けられた第2のラツチ60が後方に移動
する。従つて、蓋体31の引掛部35aと第2の
ラツチ60の係合突部64との係合が解除され、
蓋体31が自重により回動して蓋体が開くと共
に、第1のラツチ48の上端面とキヤリア36の
ラツチ係止板43下端面との係合が解除され、バ
ネ47の付勢力によつてキヤリア36がスライド
下降し、第10図に示すようにキヤリア36に係
止した送信機75下部が出入口4aより突出する
ため、この送信機75下部を引つ張り、係合溝7
7と係合突部39aとの係合を解除することによ
つて送信機75を取り出すことができるものであ
る。なお、このときケース本体1の骨板7に設け
られたダンパー18とラツク状突起41の歯溝と
が噛合しているため、ダンパー18のダンパー効
果によりキヤリア36はゆつくりと下降する。ま
た、送信機75の取り出し後は、蓋体31を回動
して蓋体31を閉じるものであるが、送信機75
を収納するときには解除ボタン70を押して蓋体
31を開くことにより、収納ケース1を最初に述
べた状態にすることができる。
従つて、本実施例の収納ケース1は、キヤリア
36内に送信機75を挿入係合し、この送信機7
5を押し上げてキヤリア36をケース本体2上部
に係合した後、蓋体31を閉じるだけで送信機7
5を収納できると共に、送信機75を取り出すと
きは解除ボタン70を押すだけで蓋体31が開
き、かつ送信機75が下降してくるため、送信機
75の取り出し操作が確実、簡単になされ、従来
の収納ケースのようにプツシユ位置によつて送信
機75のロツクが外れないというような不都合が
生じない。
また、本収納ケース1はキヤリア36をケース
本体2内に収容すると共に、このケース本体2に
蓋体を取り付けてあるため、送信機75の収納時
に送信機75が外部から見えたり、送信機75を
取り外したときに収納ケース1の内部が外部から
見えることが防止され、外観をすつきりとさせる
ことができる。
更に、本収納ケース1はダンパー18を備え、
送信機75の送り出しをゆつくりと行なうように
構成されているため、送信機75の送り出し動作
に高級感を有している。即ち、従来の収納ケース
は送信機の送り出しに棒スプリングを使用してい
たため、引き抜き強度がばらついたり、送信機が
自重によつてストンと落下することがあり、高級
感に乏しいものであつたが、本収納ケースはこの
点を改善したものである。
なおまた、本収納ケース1においては、第1の
トーシヨンバネ59の付勢力を第2のトーシヨン
バネ69の付勢力よりも強く形成したため、蓋体
31を閉じるときに第2のラツチ60が回動して
もこれと共に第1のラツチ48が回動することが
なく、従つて蓋体31の閉塞時に第1のラツチ4
8とキヤリア36との係合が解除してキヤリア3
6が下降するというような不都合が生じない。更
に、ケース本体2に下側レール状突起13a,1
3b及び13a′,13b′並びに上側レール状突起
14,14′を形成したので、送信機75がこれ
らレール状突起13a,13b、13a′,13
b′、14,14′と係合してスライド移動するこ
とにより、送信機75の上昇及び下降が確実にス
ムーズに行なわれる。
なお、上述した実施例はエアーコンデイシヨナ
ーのリモートコントロール送信機の収納ケースと
して構成したが、本考案の収納ケースは、テレ
ビ、ビデオ等のリモートコントロール送信機やそ
の他の種々の被収納物の収納ケースとしても採用
し得るものであり、その用途は適宜選定できる。
更に、ケース本体、蓋体、キヤリア、ラツチ、解
除部材等の形状、構造等は上記実施例に制限され
るものではなく、本考案の要旨の範囲で種々変更
して差支えない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の収納ケースは、
被収納物の取り出しをワンタツチで確実にかつ簡
単に行なうことができる。また、被収納物を外部
から見えないように収納し、外観を良好にするこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る収納ケースを
示す正面図、第2図は同収納ケースの第1図−
線に沿つた断面図、第3図は同収納ケースのケ
ース本体を示すもので、Aは正面図、Bは左側面
図、Cは底面図、第4図は同収納ケースの蓋体を
示すもので、Aは正面図、Bは右側面図、第5図
は同収納ケースのキヤリアを示すもので、Aは正
面図、Bは左側面図、Cは底面図、第6図は同収
納ケースの第1のラツチを示すもので、Aは正面
図、Bは右側面図、第7図は同収納ケースの第2
のラツチを示すもので、Aは正面図、Bは右側面
図、第8図は第1のラツチと第2のラツチとを連
結した状態を示すもので、Aは正面図、Bは右側
面図、第9図は同収納ケースの解除ボタンを示す
もので、Aは正面図、Bは右側面図、第10図は
送信機を取り出すときの収納ケースの状態を示す
断面図である。 1……収納ケース、2……ケース本体、4a…
…出入口、31……蓋体、36……キヤリア、4
7……バネ、48……第1のラツチ、60……第
2のラツチ、70……解除ボタン(解除部材)、
75……送信機(被収納物)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部に被収納物の出入口が形成されたケース
    本体と、このケース本体に回動可能に軸支された
    上記出入口を閉塞する蓋体と、上記ケース本体内
    に移動可能に収容され、被収納物が着脱可能に係
    合されるキヤリアと、このキヤリアをケース本体
    一端側に前進させる付勢手段と、上記キヤリアと
    係合してキヤリアをケース本体他端側に保持する
    第1のラツチと、上記蓋体と係合して蓋体を閉塞
    状態に保持する第2のラツチと、押圧することに
    より上記キヤリアと第1のラツチとの係合状態及
    び蓋体と第2のラツチとの係合状態を同起動で解
    除する解除部材とを具備することを特徴とする収
    納ケース。
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