JPH03284909A - 難燃性樹脂組成物のペレット化方法 - Google Patents

難燃性樹脂組成物のペレット化方法

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JPH03284909A
JPH03284909A JP2087248A JP8724890A JPH03284909A JP H03284909 A JPH03284909 A JP H03284909A JP 2087248 A JP2087248 A JP 2087248A JP 8724890 A JP8724890 A JP 8724890A JP H03284909 A JPH03284909 A JP H03284909A
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JP
Japan
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resin
resin composition
retardant resin
vinyl chloride
softening component
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JP2087248A
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English (en)
Inventor
Shinobu Ochikoshi
忍 落越
Yasuhiro Mishima
育宏 三島
Hideki Hosoi
細井 英機
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、難燃性樹脂組成物のペレット化方法に関し、
特に、耐熱性、耐衝撃性、加工性に優れたスチレン系樹
脂と塩化ビニル系樹脂を主成分とする難燃性樹脂組成物
に好適なペレット化方法に関する。
〔従来技術と問題点] ABS樹脂と塩化ビニル樹脂のブレンド型の難燃性樹脂
組成物は、各種音響機器、オフィス・オートメーション
機器等のハウジング材に使用されている。
しかしながら、この材料は、射出成形時に射出速度を上
げると成形体のゲート近傍に焼けが生し成形体の外観を
著しく損ない、成形加工が難しいという問題がある。こ
の原因として、特に、塩化ビニル系樹脂を含むために射
出成形時の樹脂の溶融粘度が高く、その結果、金型のゲ
ート等の細管を樹脂が通過する際に剪断発熱が大きくな
り、塩化ビニル系樹脂の熱分解を起こし、成形品に焼け
、フラッシュ等を引き起こすことが考えられる。これら
の改良手段として、安定剤や滑剤を多量に添加する方法
が一般に用いられているが、安定剤や滑剤の大量の添加
は耐衝撃強度等機械的物性の低下を招(ことになり、品
質的に望ましい方法ではない。また、安定剤、滑剤を効
率的に添加する方法として、ペレットに少量部数を付着
させる方法が知られているが、この方法では、射出成形
機のブロワ−、ホッパー、スクリュウに安定剤や滑剤が
残存したり、ペレット同士が融着したりして、定常的に
計量できないため、逆に成形品に焼け、フラッシュを惹
き起こすことになる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる問題点を解消するべく鋭意検討し
た結果、安定剤を効率的に樹脂中に分散させ、焼は発生
の原因となる樹脂の熱分解を極力抑えることができる難
燃性樹脂組成物のペレット化方法を見い出した。
即ち、本発明の第1は、難燃性樹脂組成物中の低軟化温
度の成分が溶融する前に、高軟化温度の成分を前記低軟
化温度の成分と混合させることを特徴とする難燃性樹脂
組成物のペレット化方法を、本発明の第2は、難燃性樹
脂組成物を、非噛み合い型同方向回転の2軸押用機、噛
み合い型あるいは非噛み合い型異方向回転の2軸押用機
を用いてペレット化することを特徴とする難燃性樹脂組
成物のペレット化方法を、それぞれ内容とするものであ
る。
本発明が適用される難燃性樹脂組成物としては特に制限
されないが、剪断発熱による熱分解を起こし易い樹脂組
成物が好適であり、特にスチレン系樹脂と塩化ビニル系
樹脂とからなる組成物が好適である。
スチレン系樹脂としては、ABS樹脂、AS樹脂、MB
S樹脂、AAS樹脂、AES樹脂、アクリロニトリル−
ブタジェン−スチレン−α−メチルスチレン共重合体、
スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイ
ミド共重合体、アクリロニトリル−メチルメタクリレー
ト−ブタジェン−スチレン−α−メチルスチレン−マレ
イミド共重合体等が挙げられ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。
特に、メチルエチルケトン可溶部の還元粘度が、N、N
−ジメチルホルムアミド溶液中、温度=30℃,濃度=
 0.3 g/diで、0.20−0.55dl/gで
あるスチレン系樹脂が好適である。メチルエチルケトン
可溶部の還元粘度が0.20 dl/g未満では耐衝撃
性が低下し、一方、0.55 dl/gを越えると、流
動性の低下をきたし加工性が悪くなる傾向がある。また
、スチレン系樹脂のメチルエチルケトン可溶部のガラス
転移温度が110℃以上であることが好ましい。110
℃未満では耐熱性が低下する傾向がある。
塩化ビニル系樹脂は、平均重合度が40Q〜800、よ
り好ましくは450〜750の単独重合体、及び少なく
とも80重量%以上が塩化ビニルである共重合体、後塩
素化塩ビニル樹脂等が含まれ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。平均重合度が400未満で
は耐衝撃強度が低下し、800を越えると加工性が低下
する。
塩化ビニルと共重合可能な他の単量体とは、酢酸ビニル
、ステアリン酸ビニル、メチルメタクリレート、アクリ
ロニトリル、エチレン又はプロピレン等のα−オレフィ
ン類、マレイミド等が挙げられ、これらは単独又は2種
以上組み合わせて用いられる。
スチレン系樹脂と塩化ビニル系樹脂との配合割合は、ス
チレン系樹脂が30〜80重量%、より好ましくは35
〜75重量%、塩化ビニル系樹脂が70〜20重量%、
より好ましくは65〜25重量%である。スチレン系樹
脂が30M量%未満では相対的に塩化ビニル系樹脂の辻
率が高くなり、加工性の低下を来し、一方、80M量%
を越えると耐衝型強度の低下が生し、物性、加工性共に
良好な組成物を得難くなる。
本発明の組成物は、必要に応して、酸化防止剤、熱安定
剤、滑剤はもとより、UV吸収剤、顔料、帯電防止剤、
難燃荊等を含有することもできる。
本発明の難燃性樹脂組成物は、上記の如くスチレン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、及び熱安定剤、滑剤等の配合剤
といったように、軟化温度の異なる成分から形成されて
いる。これらの成分同士の混合を通常の1軸押出機で行
うと、低軟化温度の成分が先に溶融してしまい、媒体が
低粘度となるために、高軟化温度の成分は剪断がかから
ず溶けないままとなるため、均一な混合物を得ることが
できない、従って、得られた組成物は期待された物性、
加工性を充分に発現しにくい、特に、ガラス転移温度が
110℃以上であるスチレン系樹脂は、塩化ビニル系樹
脂、配合剤と大きく軟化温度を異にするため、組成物全
体の混合が不均一となり、加工性、耐衝撃強度が充分に
発現しない。
そこで、押出機内での混合方法を鋭意検討した結果、フ
ィードロから送り込まれた難燃性樹脂組成物の中の低軟
化温度を持つ成分が溶融してしまう前に、高軟化温度を
持つ成分を混合させることにより、均一な混合物を得ら
れることが分かった。
二のような混合方法を実施する具体的な装置としては、
例えば2軸押出機が挙げられる。
一方、塩化ビニル系樹脂を含む難燃性樹脂組成物の場合
には、200℃以上の高温では、短時間でも脱塩酸によ
る熱劣化が起こる。噛み合い型同方向回転の2軸押出機
のような強力な混合能力をもつ押出機では、シリンダ内
での剪断発熱により塩化ビニル樹脂の熱分解を引き起こ
す。従って、得られた組成物には熱分解に起因するフラ
ッシュ、焼けを発生する。この熱劣化を防止するために
、スクリュウ回転数を低下し剪断を抑制することも可能
であるが、それでは吐出量が極端に少なくなり生産性が
劣る。
このような難燃性樹脂組成物に適し、シリンダ内での剪
断発熱を防止し、生産性を低下させない2軸押出機とし
ては、非噛み合い型同方向回転の2軸押出機、噛み合い
型あるいは非噛み合い型異方向回転の2軸押出機が挙げ
られ、これらの押出機を用いてペレット化することが好
ましい。噛み合い型異方向回転の2軸押出機は、セルフ
クリーニング性が良好な点で特に好ましい。非噛み合い
型同方向回転の2軸押出機、噛み合い型あるいは非噛み
合い型異方向回転の2軸押出機は、セグメント方式のも
の、セグメント方式でないもののずれでも構わない。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例、比較例を挙げて更に詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるもので
はない。尚、実施例、比較例及び表中の「部Jは「重量
部Jを示す。
実施例1 a)スチレン系樹脂Iの合成 アクリロニトリル20部、スチレン30部、αメチルス
チレン30部、ブタジェン20部よりなり、還元粘度が
0.35 dl/gのABS樹脂を公知の乳化重合法に
より重合し、ABS樹脂■を得た。
b)塩化ビニル系樹脂Iの合成 塩化ビニル100部よりなり、平均重合度が600の塩
化ビニル樹脂を公知の懸濁重合法により重合し、塩化ビ
ニル系p4脂fを得た。
スチレン系樹脂1を50部、塩化ビニル系樹脂Iを50
部、熱安定剤としてジオクチルスズマレートを3部、滑
剤としてポリエチレンワックスを1部をスーパーミキサ
ーで混合し、噛み合い型異方向回転の2軸押出機(日本
製鋼kk;TEX−5S)により、難燃性樹脂ベレット
を得た。
実施例2〜11、比較例1〜6 第1表に示すスチレン系樹脂、第2表に示す塩化ビニル
系樹脂を、第4表に示す配合で難燃性樹脂組成物を実施
例1と同様の方法で得、第3表に示す押出機で難燃性樹
脂ベレットを得た。
但し、塩化ビニル系樹脂■、■は、実施例1で得た塩化
ビニル系樹脂Iを公知の塩素化法により、各々塩素含量
が60−tχ、63wtXになるまで塩素化した。
尚、実施例1のスチレン系樹脂r、塩化ビニル系樹脂l
及びこれらからなる難燃性樹脂ペレットの製造と評価も
、それぞれ第1表、第2表、第4表に示した。
上記の方法で作製した難燃性#M脂ベレットを5オンス
射出成形機にて、スクリュウ回転数80rp園、ノズル
設定温度200℃の条件で加工性の評価のための試験片
を作製した。
加工性は、厚み1.5 wa X長さ100m++x幅
150!Imの平板(ゲート径長さ1m×幅1.5閣)
を100シヨツト成形した際の焼けを5点法で評価した
5点:焼け・異物が全くない 4点:焼け・異物がときどき発生する 3点:焼け・異物がわずか発生する 2点:焼け・異物が発生する 1点:焼け・異物がひどく発生する 耐衝撃強度は、ASTM  D−256によるアイゾツ
ト衝撃試験で評価した。
耐熱性は、ASTM  D−648による加熱変形温度
で評価した。
スチレン系樹脂の還元粘度は以下の様にして測定した。
スチレン系樹脂のメチルエチルケトン可溶分を、N、N
−ジメチルフォルムアミドに濃度0、3 g/dlとな
るように溶解し高分子溶液として、JIS  K  6
721に従って、30℃でウヘローデ型粘度計(柴山科
学機器製作所kk製の毛細管粘度自動計測装置)を用い
、通過時間(1)を測定した。一方、溶媒のN、N−ジ
メチルホルムアミドについても、同装置を用い、30℃
で通過時間(to)を測定し、次式により、還元粘度(
vred)を算出した。
vred = (t/1o−1)/C (式中、Cは高分子溶液の濃度) ガラス転移温度(Tg)の測定のための試料は、スチレ
ン系樹脂的0.4gをメチルエチルケトン101に溶解
後、メタノールで再沈し得た。この試料5■をDSC測
定Ill (PERKrN−ELMER社製、 [1S
C7)で、開始温度50℃、昇温速度20℃/s+n%
終了温度170℃1標準試料インジュウムで、ガラス転
移温度を測定した。
第  1  表 スチレン系樹脂 第3表 押出機 AN:アクリロニトリル、 St:スチレンαSt:α
−メチルスチレン PMI:フェニルマレイミド PBd:平均粒径250OAのポリブタジェンTgニガ
ラス転移温度(℃) 第2表  塩化ビニル系樹脂 〔作用・効果〕 叙上の通り、本発明によれば、難燃性樹脂組成物の高軟
化点成分と低軟化点成分とが均一に混合されるため、剪
断発熱による焼けが防止されるとともに、耐衝撃強度等
の機械的物性や加工性の良好な難燃性樹脂組成物を提供
することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、難燃性樹脂組成物中の低軟化温度の成分が溶融する
    前に、高軟化温度の成分を前記低軟化温度の成分と混合
    させることを特徴とする難燃性樹脂組成物のペレット化
    方法。 2、難燃性樹脂組成物を、非噛み合い型同方向回転の2
    軸押出機、噛み合い型あるいは非噛み合い型異方向回転
    の2軸押出機を用いてペレット化することを特徴とする
    難燃性樹脂組成物のペレット化方法。 3、難燃性樹脂組成物が、メチルエチルケトン可溶部の
    還元粘度が0.20〜0.55dl/g(N,N−ジメ
    チルホルムアミド溶液、温度=30℃、濃度=0.3g
    /dl)であるスチレン系樹脂30〜80重量%と、平
    均重合度が400〜800の塩化ビニル系樹脂70〜2
    0重量%からなる請求項1又は2記載のペレット化方法
    。 4、スチレン系樹脂のメチルエチルケトン可溶部のガラ
    ス転移温度が110℃以上である請求項3記載のペレッ
    ト化方法。
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