JPH03284590A - 工事用の高速人荷兼用エレベータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建設現場に仮設し、建設資材を垂直運搬す
るリフトとして、及び作業員を垂直運搬するエレベータ
として兼用される高速人荷兼用工レヘータに間する。

従来の技術 従来、一般的には建設資材を運ぶリフトと、作業員を運
ぶエレベータとは区別して使用されている。

特閏昭６４−２２７８９号公報に記載された垂直運搬機
は、リフトとして使用する際にはケージを取り付け、長
さが４ｍ級にもなる建設資材を運搬可能とする。また、
エレベータとして使用する際は、出入口に唾を有する籠
に取り替えて乗員の安全性を確保するやり方で人荷兼用
としている。

本発明が解決しようとする課題 リフトとエレベータを別々に仮設すると、スペースを要
するだけでなく、仮設費とランニングコストが嵩むこと
になる。

リフトとエレベータを兼用にするためには、方で４ｍ級
もの大型の建設資材の積載を可能ならしめ、他方では乗
員の絶対的安全性が担保されねばならない。従って、荷
台の形状、構造を十分に検討し改善しなければならない
。

従来荷台の昇降速度は通例３０〜６０ｍ／ｗｉｎ位であ
るが、軸道効率を高め建築生産の高効率化を図るために
は、荷台の昇降速度を１００ｆｆｌ　／　＠　ｉ　ｎ程
度にまで高めねばならない。と同時に、荷の有無に拘ら
ず、荷台の停止位置のレベル精度を十分に高めることも
要求される。

人荷兼用のエレベータは、従来のように機側（機内）操
作だけては、運転手の位置が限定され疲労の原因となり
易い。従って、機外操作も可能ならしめれば、ひいては
無人自動運転の実現に近づけることになる。

建築資材運搬用のリフトとして使用する場合、荷台と建
物側床面との間に踏板を渡すなとして建築資材の出し入
れ（水平移動）、特に台車などによる出し入れ、移動を
容易にする必要がある。また、前記自動化運転を実現す
るためにも、荷台の扉の開閉を自動化し、併せて前記踏
板の開閉も自動化して乗降効率を高める必要がある。

前記のように荷台の昇降速度を高速化した場合、非常止
め用のガバナー装置は、落下方向のみならず、上昇方向
にも作動する構成であってはじめて完全な安全性が担保
される。

従来機のように速度制御及び停止信号なとの伝達経路に
電線を使用した構成では、外部からのノイズ（外乱）の
侵入によりｌ動作の可能性がある。

機外操作や無人自動運転を実現するためには、前記ノイ
ズの問題を解決する必要がある。

人荷兼用といえとも、工事用としては、組立、解体、盛
り替えの作業性の良さが考慮されねばならない。

以上に述べた諸点が本発明の解決するべきｙＩｍである
。

課題を解決するための手段 上述した従来技術の！！！１を解決するための手段とし
て、この発明に係る工事用の高速人荷兼用エレベータは
、図面に実施例を示したとおり、所望の高さに組み立て
られたマス）１と、前記マスト１に沿って昇降する荷台
２と、前記荷台２に付設され前記マストｌに並設された
ラック３に反力をとったラックピニオン方式で荷台２を
昇降させる電動機４を動力源とする駆動ユニット５と、
前記マスト１に沿フて昇降し前記荷台２及び駆動ユニッ
ト５とワイヤー６で連結されたカウンターウェイト７と
、前記荷台２に付設され前記ラック３に反力をとったラ
ックピニオン方式により前記カウンターウェイト７に代
わる補助動力として前記駆動ユニット５と共同で荷台２
を昇降させる補助動力部８と、前記荷台２に設置された
上下方向に作動するガバナ装置１９、及び操作盤ＩＯと
で構成したことを特徴とする（第１〜３図）。

本発明において、操作盤は、荷台２の内ｊｉｌｔ（機内
）と機外の静止位置との２ｍ所に設置し、両者は切り換
え使用が可能に構成したこと（第［ｌ！Ｉ）、荷台２の
出入口の扉は、上下に二分して上方及び下方へ開閉動作
するもの１１ａ、１１ｂとしく第１図）、下方の１ｌｌ
ｌｂの白画に沿ってもたれかかり荷台２の床２ａに回転
自在なヒシジ部】３で取り付けた踏板１２を設置し、建
物側の盾１４は吊り下げ式で開閉自在に設置したこと（
第４．５図）、 速度開−及び停止信号などの信号伝達経路に光ファイバ
ーケーブル１５を使用したこと（第２図）、 もそれぞれ特徴とする。

作　　　用 荷台２は、ラックピニオン方式で昇降されるので、高速
運転でも停止位置のレベル精度は高い。

速度をインバータ制御される電動機４を動力源とする駆
動ユニット５は、カウンターウェイト７を補助動力とし
て利用するが故に、例えば６ｍ／■ｉｎ〜１００ｍ／ｗ
ｉｎを定格速度とする高速な昇降を極めてスムースな加
減速で行なう。

補助動力部８は、カウンターウェイト７に代わる補助動
力源として駆動ユニット５を補助し、荷台２の昇降を可
能ならしめる。したがって、駆動ユニット５とカウンタ
ーウェイト７とを切り離すことが可能であり、マス）ｌ
の朝立、解体、盛り替えが自在にできる。と同時に、駆
動ユニット５の電動機４は、自重量の軽い高速用を採用
でき、前述の高速昇降を可能ならしめる。

ガバナー装置９は、荷台２の上昇方向及び落下方向の２
方向に、安全速度以上の異常速度をｔ％知して作動する
ので、荷台２の安全性が担保される。

荷台２は機内の操作盤で運転できるほか、機外の操作盤
１０によっても運転できるので、運転手の位置が限定さ
れず、遠隔操作のみならず自動運転も可能ならしめる。

荷台２に開閉自在な盾１１ａ、１１ｂを設置しているの
で、乗用のエレベータとして使用可能である。前記１１
１１ａ、１１ｂ＋７）みナラず、！［１２の開閉も自動
化されているので、前述の遠隔操作や自動運転が可能な
人荷兼用エレベータになっている。

建物側の睡１４は吊り下げ式で床面に案内レールが無い
ので、荷台２から出入りする台車等の走行に至便である
。

光ファイバーケーブル１５を使用して信号の伝達を行な
うので、ノイズが混入する心配がない。

実　　施　　例 次に、図示した本発明の詳細な説明する。

第２図と第３図で明らかなように、この高速人荷兼用エ
レベータのマストｌは、軽量で剛性が大きいボックスト
ラス構造であり、１段当りの高さが約４．５ｍ位のトラ
スユニットを継ぎ足す方式で、最大２００ｍ位の高さま
で構築される。このマス）１に沿って昇降する荷台２は
、その上側に付設された駆動ユニット５及び下捌に付設
された補助動力部８と一体をなしている。マスト上端の
ガイドシーブ１６に巻掛けられたワイヤー６の一端をカ
ウンターウェイト７と連結し、他端は駆動ユニット５と
連結し、カウンターウェイト７を補助動力として昇降す
る構成とされている。カウンターウェイト７にワイヤー
６の巻取機１７が付設されている。

荷台２は、積載荷重３トン又は最大定員が４６名はとの
大形なものであり、輸送能力の増強が図られている。８
台２の床面形状は第４図のように、たて１．３ｍ、横４
．５ｍ程度の細長い形状で、４ｍ級の大形建築資材の積
載も可能に構成されている。第４図の場合は、荷台２の
たて、よこ２辺が出入口とされ、各辺に踏板１２．１２
が設置され、各々の面に上下に二分して上方及び下辺へ
開閉動作する１ｌｌａとｌｌｂの対が設置されている（
第１図参照）。盾１１ａ、１１ｂの開閉は、手動でも良
いが、自動開１ＦＪＩＲとして自動運転を可能ならしめ
ている。踏板１２は、第５図に２点鎖線で示したように
、下方の１ｌｌｌｂの内面に約８０°位の傾斜角でもた
れかかるように、荷台２の床２ａにヒンジ部１３て開閉
自在に設置されている。したがって、ｌ１ｌｌｂが第５
１！Ｉ中の実線図示のように下方へ下ると、−板１２は
重力作用で倒れ、建物側のスラブ１８の床面へ略水平に
乗り渡る。よって、この踏板１２上を台車等の車輪が走
行して建設資材等のスムースな出し入れが可能となる。

１ｉｌｌｂが上昇すると、踏板１２は突き起され、荷台
２の内側へ自動的に収納されるのである。

他方、建物側の１１４は、第６図に示したように１両側
２本の垂直な支柱２０．２０の上端部に水平な走行レー
ル２１を支持せしめている。前記の走行レール２１の中
にハンガー車２２を介して走行自在に吊られた多数の走
行フレーム２３・・・の−側面が平行リンク２４で一連
に連結され、他側面に蛇腹状の扉パネル２５・・・を取
り付けた構成とされている。この１１１４には下部（床
部）に走行レールが無いので、台車等の走行の障害はな
く、建設資材類の出し入れをスムースに出来る。第５図
中の符号２６は振止フレームである。

荷台２の上部に付設された前記駆動ユニット５は、出力
１５ＫＷの４極ギヤードモータ４を３台使用して動力源
とし、ラック３と噛み合う駆動ビニオンを回転するラッ
クピニオン方式で構成されている。前記ギャードモータ
４の制御方式はインバータ＃御方式であり、荷台２は１
００ｍ／＠ｉｎ〜６ｍ／ｓｉｎを定格速度として昇降さ
れる。

荷台２の下部に付設された補助動力部８は、カウンター
ウェイト７による動力を補填するための予備的動力であ
るため、出カフ、δに−の４極ギヤートモータを動力源
として使用し、前記ラック３と噛み合うビニオンを回転
するラックピニオン方式で構成されている。マスト】の
朝立や解体又は盛り替えに際して荷台２、駆動ユニット
５とカウンターウェイト７とを切離した場合には、補助
動力部８が駆動ユニット５と共同して荷台２の昇降を行
なう、補助動力部８を使用した際の荷台２の昇降は、定
格速度１９ｍ／ｓｉｎ位で行なわれる。

次に、荷台２に設置された非常止め用（落下防止用）の
ガバナー装置９の構Ｒ詳細は、第７１！ｌと第８図Ａ、
　　Ｂに示したように、マスト１のラック３と噛み合う
ビニオン３０を取り付けた回転軸３１に、爪ホルダ−３
２がキーで一体的に回転するように取り付けられている
。爪ホルダ−３２の外側面には、第８図Ａ、　　Ｂに示
したように、圧縮用のコイルバネ３３で強力に引張られ
たフック棒３４によって２個の板状の爪片３５．３８が
各々およそ接線方向に向けて左右対称的に取り付けられ
ている。前記回転軸３１の他端部にはメタルを介して回
転ドラム３７が回転自在にはめられ、回転軸３１と同心
配置とされている。この回転ドラム３７０円すいコーン
部は、前記爪ホルダ−３２及び爪片３５．３Ｂの外周を
包囲する配置とされている。この円すいコーン部の内周
面には、第８１！ＩＡ、Ｂに示したように、爪片３５．
３６がコイルバネ３３の拘束力に打ち勝って２点鎖線で
示した如く一定の角度まで片開きすると、爪片３５゜３
６の先端が丁度突き当たる形状の段Ｉｇ３８が、正逆転
方向に２１１１１所ずつ対称的配置で合計４ｍｍ膜設ら
れている。つまり、荷台の昇降速度が定格速度を超えて
異常に遼くなると、回転軸３１及びこれに取り付けた爪
片３５．３６の回転速度も異常に速くなり、爪片３５．
３６の遠心力作用がコイルバネ３３の拘束力に打ち勝ち
、爪片３５゜３６は片開きする。その結果、爪片３５又
は３６の先端が段部３８に突き当たり、回転ドラム３７
を同方向に共回りさせるに至る。２個の爪片３５と３６
が有るため、荷台２の落下方向の回転は勿論のこと、上
昇方向の逆回転でも回転ドラム３７を共回りさせること
になる。

回転ドラム３７は、前記回転軸３１と同心のねし軸３９
を有し、該ねし軸３９が第１のナツト部材４０にねじ込
まれている。前記第１のナツト部材４０の外周には、向
きが正反対のねし４７て第２のナツト部材４３がねし込
まれている。第２のナツト部材４３は、支持片４１によ
ってケーシング４２に回り止めが行なわれている。第２
のナツト部材４３とケーシング４２との間には、ねし軸
３９と同心配置で多数の皿バネ４４が設置され、回転ド
ラム３７に常時第７図の左方向への引張力を与えている
。ケーシング４２は、前記回転トラム３７の円すいコー
ン部と平行な円すいコーン部４５と一体に形成され、こ
の円すいコーン部４５と前記回転ドラム３７の円すいコ
ーンとの隙間にブレーキシュー４６が介在せしめられて
いる。

従って、前述したように荷台２の昇降速度が異常に速く
なり、爪片３５又は３６が片開きして回転トラム３７を
例えば荷台２の落下方向へ共回りさせると、ねじ軸３９
と第１のナンド部材４０とのねし運動によって回転ドラ
ム３７は第７図の左方へ移動される。その結果、固定の
円すいコーン部４６との間でブレーキシュー４６を圧縮
し大きな制動力を発生させる。また、回転トラム３７が
荷台２の上昇方向に共回り（逆転）された場合には、第
１のナツト部材４０は一方向クラッチ４８を介してねじ
軸３９と共回りし、第２のナツト部材４３との間でねじ
４７によるねじ運動を発生する。そして、やはり回転ト
ラム３７を第７図中の左方へ移動させて大きな制動力を
発生する。かくして、荷台２にはガバナー装置９によっ
て上下２方向に非常止めが作動し、安全性が確保される
のである。なお、マスト１の下端部にはショックユニッ
ト５０が立設されている。

次に、第１図に示した機外の操作盤１０は、荷台２の操
作盤と切り替え使用が可能に構成されている。従って、
操作盤ＩＯによって荷台２の遠隔操作ができる。操作盤
ｌＯに荷台２の作動パターン（動作プログラム）を人力
することにより、無人自動運転も可能である。そのため
にも速度制御や停止信号なとの信号伝達経路には光ファ
イバーケーブル１５が使用されている。

本発明が奏する効果 本発明に係る工事用の高速人荷兼用エレベータは、スム
ースな高速運転によって輸送効率を高めるので、建築生
産の高効率化に寄与する。また、機側操作と機外操作と
を使い分けることができ、自動化運転も可能であるから
、運転手の疲労を軽減でき、あるいは省力化、省人化が
図れる。さらに、荷台２はカウンターウェイト無しの自
刃昇降が可能なので、この高速人荷兼用エレベータは朝
立、解体、盛り替えの作業性に優れ、工事用としての適
性に優れるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る高速人荷兼用エレベータの原理
図、第２図と第３１！！は同エレベータの実施例を示し
た正面図と側面図、第４図は荷台の平面概念図、第５図
は第４図のｖ−ｖ線矢視に相当する拡大した断面図、第
６図は建物側の扉の斜視図、第７図はガバナー装置の断
面図、第８図Ａ。 Ｂは第７（！ｌの■−■と■−■線矢視に相当する断面
図である。 ６ 第１図 １・・・マスト　　　　２・・・荷台　　　　３・・・
ラック４・・・電動機　　　　５・・・駆動ユニット６
・・・ワイヤー　　　７・・・カウンターウェイト８・
・・補助動力部　　９・・・ガバナー装置１０・・機外
の操作盤　　　１１ａ、Ｉｌｂ・・・睡２ａ・・・荷台
の床　　　　　１３・・・ヒンジ部］２・・・踏板　　
　　１４・・・建物儒の睡１５・・・光ファイバーケー
ブル 第 ４ 図 第 ８ 図Ａ 第 図Ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【１】所望の高さに組み立てられたマストと、前記マス
   トに沿って昇降する荷台と、前記荷台に付設され前記マ
   ストに並設されたラックに反力をとったラックピニオン
   方式で荷台を昇降させる、電動機を動力源とする駆動ユ
   ニットと、前記マストに沿って昇降し前記荷台及び駆動
   ユニットとワイヤーで連結されたカウンターウェイトと
   、前記荷台に付設され前記ラックに反力をとったラック
   ピニオン方式により前記カウンターウェイトに代わる動
   力として前記駆動ユニットと共同で荷台を昇降させる補
   助動力部と、前記荷台に設置された上下方向に作動する
   ガバナ装置、及び操作盤とで構成されていることを特徴
   とする工事用の高速人荷兼用エレベータ。 【２】操作盤は、荷台の内部と機外の静止位置との２箇
   所に設置され、両者は切り換え使用が可能に構成されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載した
   工事用の高速人荷兼用エレベータ。 【３】荷台の出入口の扉は、上下に二分して上方及び下
   方へ開閉動作するものとされ、下方の扉の内面に沿って
   もたれかかり荷台の床に回転自在なヒンジ部で取り付け
   た踏板が設置され、建物側の扉は吊り下げ式で開閉自在
   に設置されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載した工事用の高速人荷兼用エレベータ。 【４】速度制御及び停止信号の信号伝達経路に光ファイ
   バーケーブルが使用されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項又は第２項に記載した工事用の高速人荷
   兼用エレベータ。