JPH03284405A

JPH03284405A - 車両の振動抑制装置

Info

Publication number: JPH03284405A
Application number: JP8554590A
Authority: JP
Inventors: Masanori Taguchi; 正則田口; Tetsuji Sawatsubashi; 沢津橋　哲二
Original assignee: Toyo Umpanki Co Ltd
Current assignee: TCM Corp
Priority date: 1990-03-31
Filing date: 1990-03-31
Publication date: 1991-12-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、例えば、ホイールローダ等の車両の振動抑制
装置に関する。

（従来の技術）ホイールローダ等の車輪式建設車両においては、路面の
左右方向に関する起伏や傾斜による車体のローリングを
防止するため、一般に、前後両アクスルの一方を左右方
向中央部で車体に前後方向の軸心回りに揺動自在に備え
ている。

（発明が解決しようとする課題）然しながら、従来においては、前後両アクスルの他方は
固定されていたため、この固定されたアクスル側の車輪
が、左右方向に関して起伏のある路面や傾斜している路
面を通る際に、車体がローリングして、乗り心地が悪い
という問題があった。

本発明は上記問題を解決できる車両の振動抑制装置に関
する。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するために、本発明が採用した手段は、
車体に、前後両アクスルが左右方向中央部で揺動自在に
枢支され、少なくとも前アクスルの揺動を解除自在に阻
止する阻止装置が備えられた点にある。

尚、車体に、作業部を昇降シリンダを介して昇降可能に
備え、作業部が所定位置にあることを検出して阻止装置
を作動させるセンサを備えることもある。

（作用）車両の走行時には、前・後両アクスルを揺動自在として
おくことにより、両アクスルに備えられた前・後いずれ
の車輪が、左右方向に関して起伏のある路面や傾斜して
いる路面を通っても、前・後各アクスルが揺動するので
、車体がローリングすることがなく、乗り心地は良好で
ある。

又、作業時において、阻止装置により、前、後両アクス
ルの少なくとも一方の揺動を阻止することができる。

（実施例）以下、本発明をホイールローダに適用した一実施例を図
面に基づき説明すると、第１図はホイールローダを示し
、ホイールローダは、車両本体ｌと、車両本体１の前部
に備えられた作業装置２とから構成されている。

車両本体１は、前・後フレーム４．５等から成る車体６
と、前−後ドライブアクスル７．８と、左右一対宛の前
・後輪９、ｌＯと、座席１１等を有する。

第２図にも示すように、前・後ドライブアクスル７．８
は、前・後フレーム４．５に、前後一対宛の支持装置１
２、工３を介して前後方向の支持軸１４．１５により左
右揺動自在に支持されている。

前・後各ドライブアクスル７．８は、アクスルハウジン
グ１６．１７と、その左右方向中央部内に配設されたデ
フ装置と、デフ装置から左右に延出された左右一対の駆
動軸１８．１９を有し、各デフ装置には、後フレーム５
から下段された伝動ケース２０から伝動軸２１．２２を
介して伝動される。

第３図において、２４は前ドライブアクスル揺動阻止装
置で、前ドライブアクスル７の揺動を解除自在に阻止す
るものであって、左右一対宛のガイド２５、係合体２６
及び操作シリンダ２７と、その制御弁２８等を有する。

各ガイド２５は前フレーム４の下面の左右各側に固設さ
れて、前ドライブアクスル７の一側後方に位置しており
、各ガイド２５内に、夫々、各保合体２６が前後方向に
移動自在に配設されて、各保合体２６が、前フレーム４
と前ドライブアクスル７のアクスルハウジング１６両者
の左右各側部間に後方から係脱自在に係合可能とされて
いる。

各操作シリンダ２７は前フレーム４の下面の左右各側に
固設されて、各ガイド２５の後方に位置し、そのピスト
ンロッド２９が各係合体２６に固定されている。操作シ
リンダ２７は単動式油圧シリンダで、ピストン３０とシ
リンダ３１の前端部間にバネ３２が弾発状に介装されて
いる。

制御弁２８は、ハネ３４付電磁弁タイプの３ボ一ト２位
置切換弁で、通常はハネ３４により制御弁２８を付勢し
て、各操作シリンダ２７の油室２７Ａを油タンクと連通
させている。

又、作業装置２は、前フレーム４に昇降自在に枢支され
た左右一対のブーム３６と、前フレーム４と各ブーム３
６間に介装された昇降シリンダとして例示する左右一対
のブームシリンダ３７と、ブーム３６の前端部に回動自
在に枢支された作業部として例示するパケット３８と、
前フレーム４とパケット３８間に介装されたバケットシ
リンダ３９等を有する。

４０はセンサで、ブーム３６に備えられて、バケット３
８が掬い位置にあることを検出するもので、この検出に
より、制御弁２８のソレノイド３５に通電される。

上記のように構成した実施例によれば、ホイールローダ
を走行させている際には、操作シリンダ２７の油室２７
Ａは油タンクと連通しており、そのピストン３０はバネ
３２により後方に付勢されで、各係合体２６は第３図の
仮想線で示すように、後方に位置して、前フレーム４と
前ドライブアクスル７のアクスルハウジング１６間から
離脱している。

従って、前・後側ドライブアクスル４．５とも支持軸１
４．１５回りに揺動自在であり、従って、前・後側ドラ
イブアクスル４．５に備えられた前・後いずれの車輪９
．１０が、左右方向に関して起伏のある路面や傾斜して
いる路面を通っても、前・後各ドライブアクスル４．５
が揺動するので、車体がローリングすることがなく、乗
り心地は良好である。

又、作業時において、バケット３８により掬い込み作業
を行う際には、前ドライブアクスル７が固定されていた
方が作業を行い易いが、実施例では、ブーム３６を下降
させて、パケット３８を掬い位置にした際には、センサ
４０がこれを検出して、制御弁２８を作動させ、各操作
シリンダ２７の油室２７Ａに作動油を供給する。

これにより、各操作シリンダ２７のピストン３０が前進
して、第３図の実線で示すように、各保合体２６が、前
フレーム４と前ドライブアクスル７のアクスルハウジン
グ１６両者の左右各側部間に係合されて、前ドライブア
クスル７の揺動が阻止される。

これにより、パケット３８による掬い込み作業を容易番
洋行える。

尚、実施例では、前ドライブアクスル揺動阻止装置の操
作シリンダを左右一対としたが、単一として、左右方向
中央部に配置するようにしてもよい。

又、実施例では、前ドライブアクスル揺動阻止装置を備
えたが、後ドライブアクスル揺動阻止装置、又は、前・
後ドライブアクスル揺動阻止装置を備えてもよい。

更に、実施例では、前・後側アクスルに駆動軸を備えた
が、一方のみ駆動軸を備えるようにしてもよい。

又、実施例では、バケットが掬い位置にあることをセン
サにより検出するようにしたが、バケットがそれ以外の
位置にあることをセンサにより検出するようにしてもよ
い。

更に、実施例では、阻止装置をセンサにより作動させる
ようにしたが、手動で操作するようにしてもよい。

又、本発明は、ホイールローダ以外の車両にも適用可能
である。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明によれば、前後両アクスル
を揺動自在としたので、車体のローリングを防止でき、
乗り心地を向上できると共に、作業時には、阻止装置に
より、前後両アクスルの少なくとも一方の揺動を阻止す
ることにより、作業を行い易いようにできる。

又、請求項２で示すように、作業部が所定位置にあるこ
とを検出して阻止装置を作動させるセンサを備えれば、
作業時に、阻止装置を自動的に作動させることができ、
作業をより一層容易に行える。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はホイールロー
ダの縦側断面図、第２図は第１図のＡＡ線矢視断面図、
第３図は第２図のＢ−Ｂ線矢視断面図である。ｌ・−・・・・車両本体、２・・・・・・作業装置、６
・・・・・・車体、７．８・・・・・・前・後ドライブ
アクスル、９．１０−・−・・・前・後輪、２４・−・
・・・前ドライブアクスル揺動阻止装置、３６・−・・
・ブーム、３７・・・・・・ブームシリンダ（昇降シリ
ンダ）、３８・・・・・・バケット（作業部）、４０・
・・・・・センサ。 −３′ｌ第２図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車体に、前後両アクスルが左右方向中央部で揺動
自在に枢支され、少なくとも前アクスルの揺動を解除自
在に阻止する阻止装置が備えられたことを特徴とする車
両の振動抑制装置。
（２）車体に、作業部が昇降シリンダを介して昇降可能
に備えられ、作業部が所定位置にあることを検出して阻
止装置を作動させるセンサが備えられたことを特徴とす
る請求項１記載の車両の振動抑制装置。