JPH03283142A - 直流ブラシレスモータ - Google Patents

直流ブラシレスモータ

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JPH03283142A
JPH03283142A JP8395590A JP8395590A JPH03283142A JP H03283142 A JPH03283142 A JP H03283142A JP 8395590 A JP8395590 A JP 8395590A JP 8395590 A JP8395590 A JP 8395590A JP H03283142 A JPH03283142 A JP H03283142A
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JP
Japan
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wall
rotor
motor housing
hub
motor
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Pending
Application number
JP8395590A
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English (en)
Inventor
Jiyunki Miyoshi
三好 順基
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03283142A publication Critical patent/JPH03283142A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ハードディスク駆動装置のスピンドルモータ
、レーザビームプリンタ用のスキャナモータ等に使用さ
れる直流ブラシレスモータに関する。
[従来の技術] 第4図は従来のI\−ドディスク駆動装置用直流ブラシ
レスモータの一例である。このモータは、ロータ1のハ
ブ2が、その中心部にロータ軸を備えないタイプのモー
タである。
つまり、モータハウジング3と一体の軸部4に嵌着して
固定軸5が取付けられ、この軸5の中間部外周にはステ
ータ6が取付けられている。固定軸5にはその上下端部
に配置された一対の球軸受7.8を介してハブ2が回転
自在に支持されている。ハブ2は、ハブ本体2aとハブ
端板2bとから形成されている。なお、第4図中9はロ
ータマグネット、10は上記モータが取付けられたシー
ルドケース、Aはシールドケース10の密閉された内部
空間である。この直流ブラシレスモータには、ハブ2の
周壁部2cに嵌合して少なくとも一枚の磁気ディスクが
取付けられ、このディスクはハブ2とともに380Or
pmの回転速度で回転されるようになっている。
第5図は従来のハードディスク駆動装置用直流ブラシレ
スモータの他の例である。このモータは、ロータ11の
ハブ12がその中央部にロータ軸13を有し、このロー
タ軸13を一対の球軸受14.15を介してモータハウ
ジング16に回転自在に支持したタイプである。
つまり、モータハウジング16と一体の筒部17の内側
には、一対の球軸受14.15を介してロータ軸13が
回転自在に支持されており、筒部17の外側にはステー
タ18が取付けられている。なお、第5図中19はロー
タマグネット、20は上記モータが取付けられたシール
ドケース、Aはシールドケース20の内部空間である。
この直流ブラシレスモータには、ハブ12の周壁部12
aに嵌合して少なくとも一枚の磁気ディスクが取付けら
れ、このディスクはハブ12とともに360Orpmの
回転速度で回転されるようになっている。
そして、この直流ブラシレスモータには、筒部17の上
端に支持される磁性流体シール21が設けられている。
このシール21は上側の球軸受14の上方に配置されて
、筒部17とロータ軸13の根元部との間をシールして
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ハードディスク駆動装置では、そのディスク
形メディア(磁気ディスク)への記録密度をより一層向
上することが要請されている。そのための一つの方法と
して、上記メディアに対してデータ情報を書き込んだり
読み出したりするヘッドを、メディアに可能な限り接近
させれば良いことは理論的に知られている。そして、そ
のためには、メディアを収納するシールドケースの内部
空間に含まれるダストが一定以下であることが必要であ
る。
一方、球軸受の内部にはグリースが入っており、球軸受
の軸受動作により高温になると、上記グリースを発生源
としてを球軸受からダストが放出されることも知られて
いる。
上記第4図に示した従来のモータでは、上側の球軸受7
が上記シールドケース10の内部空間Aに直接臨んでい
るので、動作に伴って球軸受7から放出されるダストが
、上記内部空間Aへ侵入してしまうという問題がある。
そうすると、ヘッドをメディアにより近接させた場合に
は、これらの間に、球軸受から放出されたダストが挾ま
れて、データクラッシュを引き起こす原因となる。した
がって、第4図のモータ構造は、メディアへの記録密度
をより一層向上するには不適当である。
これに対して第5図に示した従来のモータは、磁性流体
シール21を備えているので、上側の球軸受14から放
出されるダストが上記シールドケース20の内部空間A
への侵入することを防止できる。しかし、磁性流体シー
ル20を用いているから、部品点数が多く、組立ておよ
び構造が複雑であるとともに、この磁性流体シール20
の配役スペースが必要であるから、モータ全体の高さ方
向寸法が大きいという問題がある。
本発明の目的は、球軸受から発生するダストが外部に放
出されることを簡単な構造で防止できるとともに、組立
てが容易で、しかも偏平化できる直流ブラシレスモータ
を得ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の直流ブラシレスモ
ータにおいては、下面が開放された収納部を有し、この
収納部にロータマグネットが取付けられたロータと、支
持部材を中央部に有したモータハウジングと、上記ロー
タを上記支持部材に対して回転自在に支持する一対の玉
軸受と、上記収納部に収められて上記モーツノ1ウジン
グに取付けられたステータとを具備し、互いに近接して
対向するとともに上記ロータの軸方向に延びる環形の壁
部を、上記球軸受の周囲に位置して上記ロータおよびモ
ータハウジングに夫々設け、これら両壁部間に上記ロー
タの回転時においてラビリンス効果によるエアーシール
を行うシール手段を設けたものである。
また、同様の目的を達成するために、本発明の直流ブラ
シレスモータは、中央部に筒部を有するとともに、この
筒部の軸方向に延びる環形の壁部を上記筒部の周囲に有
したモータハウジングと、このハウジングの上記壁部の
内周面に近接して対向する環形の周壁部を周部に有する
とともに、二〇周壁部の上端を塞いだ端壁を有し、かつ
、この端壁の中央部に上記筒部内に挿入され一対の玉軸
受を介して上記筒部に回転自在に支持されるロータ軸を
有したハブと、このハブにおける上記周壁部の内周面に
取付けられたロータマグネットとを備えたロータと、上
記ハブの周壁部とロータ軸と端壁との間に形成された下
面開口の収納部に収められて上記モータハウジングに取
付けられたステータとを具備し、上記相対向するモータ
ハウジングの環形の壁部と上記ロータの環形の周壁部と
のいずれか一方の壁部における他方の壁部に対向する面
を、平滑面とするとともに、上記他方の壁部における上
記平滑面と対向する面に、周方向全体にわたる凹溝を、
少なくとも一つ設けたものである。
さらに、同様の目的を達成するために、本発明の直流ブ
ラシレスモータは、中央部に固定軸が連結されるととも
に、この固定軸の軸方向に延びる環形の壁部を上記固定
軸の周囲に有したモータハウジングと、周部に外側周壁
部を有し、かつ、上記固定軸が挿入される中心孔を有す
るとともに、外周面を上記環形壁部の内周面に近接対向
させて上記固定軸と上記環形壁部との間に挿入され、−
対の玉軸受を介して上記固定軸に回転自在に支持される
環形の内側周壁部を、上記外側周壁部の内方に有し、上
記内外両周壁部の上端間を繋いだ端壁、およびこの端壁
に上記中心孔の上端開口を塞いで取付けられた蓋板を夫
々有したノ1ブと、このハブにおける上記外側周壁部の
内周面に取付けられたロータマグネットとを備えたロー
タと、上記内外両局壁部と上記端壁との間に形成された
下面開口の収納部に収められて上記モータハウジングに
取付けられたステータとを具備し、上記相対向するモー
タハウジングの環形の壁部と上記ロータの内側周壁部と
のいずれか一方の壁部における他方の壁部に対向する面
を、平滑面とするとともに、上記他方の壁部の上記平滑
面と対向する面に、周方向全体にわたる凹溝を、少なく
とも一つ設けたものである。
[作用] 本発明の直流ブラシレスモータにおいて、その動作時に
おいて球軸受から放出されたダストは、玉軸受の周囲に
位置して互いに近接して対向する環形の壁部間を経由し
て、モータフレームとハブとの間から漏れようとする。
しかし、ロータが回転すると、その環形の壁部(ハブの
周壁部、またはハブの内側周壁部)は、モータハウジン
グの環形の壁部に近接対向した状態を保って回転される
から、これら両壁部間において圧力値が異なる動圧が、
シール手段により軸方向に互いに隣接して形成される。
つまり、動圧が高い部分と動圧が低い部分とが連続して
設けられる。したがって、上記両壁部間の動圧が低い部
分で、上記両壁部間を通過しようとする空気を急激に膨
張させて、その圧力を低下させるとともに上記空気の運
動エネルギーを減衰させることができる。つまり、この
ようなラビリンス効果により、球軸受から放出されたダ
ストが、球軸受の周囲に設けられた上記両壁部間を通っ
て外部ヰ、例えばシールドケースの内部空間などに漏れ
ることを防止できる。
磁性流体シールに代えて設けられるシール手段は、上記
相対向した壁部の一方に少なくとも一つの凹溝と、他方
の壁部の平滑面とで形成されるから、格別な部品を必要
とすることがないとともに、このシール手段は一対の球
軸受上に重なる配置ではなく、球軸受の周囲に位置され
ているから、モータの高さを大きくする原因となること
がない。
その上、請求項2においては、周速度が大きいハブの周
壁部を利用してシール手段を設けているので、両壁部間
に発生される動圧を大きくでき、したがって凹溝の加工
精度を低くできる。
同様に、請求項3においては、ハブの外側周壁部を利用
しないで、ハブに設けた内側周壁部を利用してシール手
段を設けたから、外側周壁部に取付けられる被回転部材
を取付けるための高さ寸法が制限されることがないとと
もに、上記被回転部材に制約されることなく、シール手
段を形成するための高さ寸法を大きく確保できる。
[実施例] 以下、第1図および第2図に示すハードディスク駆動装
置用の直流ブラシレスモータについて説明する。
第1図中31はシールドケース32に取付けられるモー
タハウジングである。このハウジング31にはその中央
部に位置して支持部材としての筒部33が一体に突出さ
れている。この筒部33は円筒形であって上向きに設け
られている。
モータハウジング31には、筒部33の周囲に位置して
環形の壁部34が一体に形成されている。
この壁部34は上記筒部33の軸方向に延びて形成され
ているとともに、その内周面34aは平滑面で形成され
ている。筒部33の外面にはステータ35が取付けられ
ている。
上記モータハウジング31には、ハブ37と、ロータマ
グネット38とを備えたロータ36が回転自在に支持さ
れている。つまり、ロータ36のハブ37は、円筒の周
壁部39と、端壁4oと、ロータ軸41とを有した一体
品である。そして、周壁部39は上記筒部33の軸方向
に延びており、その上端は端壁40で塞がれているとと
もに、この端壁40の中央部にロータ軸41が下向きに
突出されている。したがって、バブ37は下面が開口さ
れた収納部42を有している。このようなロータ36は
、そのロータ軸41を上記筒部33の内部に挿入して、
これら両者間に配置された上下一対の球軸受43.44
を介して回転自在に支持されている。この取付は状態に
おいて、収納部42には上記ステータ35が収められて
いる。
上記周壁部39の内周面には上記ロータマグネット38
が取付けられているとともに、周壁部39の外面には、
上記壁部34の上端に近接して対向する鍔45が一体に
突設されている。周壁部39の鍔45より上側部分には
、被回転部材としての磁気ディスク(図示しない)が嵌
合して取付けられる。なお、第1図中46は端壁40に
形成されたねし孔で、これには上記磁気ディスク固定用
のねじ(図示しない)が螺合されるようになっている。
上記周壁部39の鍔45よりも下側はシール部分39a
となっている。つまり、シール部分39aは、上記壁部
34の内周面34aに近接して対向されている。これら
両壁部34,39の対向面間のギャップG(第2図参照
)は0.1〜0.2龍程度である。そして、シール部分
39aの外周面には、上記壁部34との間でシール手段
をなす凹溝47が複数設けられている。これら凹溝47
はシール部分39aの周方向全体にわたって形成されて
いる。そして、第2図に示すように各凹溝47の深さB
は0.1〜0.2m而程度であるとともに、幅Cは0.
8m而程度である。そして、隣接する凹溝47間に形成
された凸部48の幅りは0.4m而程度である。
上記構成を備える/%−ドディスク駆動用直流ブラシレ
スモータにおいて、その動作に伴って球軸受43.44
からダストが放出される。そのうち、下側の球軸受44
から放出されるダストは、シールドケース31外に放出
されるので、問題とはならない。
これに対して、上側の球軸受43から放出されるダスト
は、収納部42を経由した後、モータハウジング31の
壁部34と、ロータ36のハブ37における周壁部39
のシール部分39aとの間を通って、シールドケース3
2の内部に漏れる可能性がある。
しかし、シールドケース32内へのダストの漏れは以下
のようにして防止される。
つまり、ロータ36が回転されると、そのノ1ブ37の
周壁部39におけるシール部分39aは、モータハウジ
ング31の壁部34に近接対向した状態を保って回転さ
れるから、これら壁部34と周壁部39のシール部分3
9aとの間には動圧が発生される。この場合、壁部34
と上記凸部48との間のギャップが狭いので、これらの
間には大きな値の動圧が発生し、かつ、凸部48の上側
に隣接している凹溝47と壁部34との間のギヤ・ツブ
は広いので、これらの間には小さな値の動圧が発生され
る。
そのため、相対向した壁部34と周壁部39のシール部
分39aとの間を通ろうとする空気は、凹溝47におい
て急激に膨張されて、その圧力が低下されて運動エネル
ギーを減衰される。このようなラビリンス効果により、
球軸受43から放出されたダストが、球軸受43の周囲
に設けられた壁部34と周壁部39のシール部分39a
との間を通過することが防止される。つまり、上記ダス
トがシールドケース32の内部空間に漏れることを防止
できる。したがって、この実施例のモータ構造は磁気デ
ィスクの記録の高密度化を促進するのに好適するもので
ある。
そして、シール手段が設けられた壁部34と周壁部39
のシール部分39aとは、一対の球軸受43.44上に
重なる配置ではなく、球軸受43゜44の周囲に位置さ
れているから、モータの高さを大きくする原因となるこ
とがないとともに、ダストの漏れを以上のように磁性流
体シールを用いることなく実現できるから、モータ全体
の高さを小さくでき、偏平なモータを得ることができる
その上、上記シール手段は、周壁部39のシール部分3
9aに設けた凹溝47と、壁部34の平滑な内周面34
aとで形成されるから、格別な部品を必要とすることが
ない。したがって、部品点数が削減され、構成を簡単化
できるとともに、組立て上の手数を少なくでき、簡単に
組立てることができる。
しかも、モータハウジング31の壁部34に対向するハ
ブ37の壁部として、ハブ37の周壁部39を利用した
から、周速度が大きい周壁部39によって大きい動圧を
発生できる。したがって、凹溝47の加工精度を低くし
ても、壁部34と凸部48との間に発生される動圧が大
きく確保されて、ダストの漏れを確実に防止できる。
次に、第3図に示す第2実施例について説明する。
第3図中51はモータハウジングで、この中央部には支
持部材としての固定軸52が上下方向に貫通して設けら
れている。上記ハウジング51に中間部が連結された固
定軸52の下部は、ハードディスク駆動装置のシールド
ケース53に固定されている。
モータハウジング51には固定軸52の軸方向に延びる
円筒形の上向き壁部54が設けられている。この壁部5
4の内周面54aは平滑面で形成されているとともに、
外周面にはステータ55が取付けられている。
上記固定軸52には、ハブ56と、ロータマグネット5
7とを備えたロータ58が回転自在に支持されている。
つまり、ロータ58のハブ56は、その中央部に上下方
向に貫通する中心孔56aを有しているとともに、外側
周壁部59と、内側周壁部60と、端壁61と、蓋板6
2とを有して形成されている。
蓋板62を除いた部分は一体品であり、蓋板62は上記
中心孔56aの上端開口を塞いで端壁61に取付けられ
ている。上記外側周壁部59は、円筒状をなしてハブ5
6の周部に設けられており、この周壁部59と上記内側
周壁部60の上端は端壁61によって一体に繋げられて
いる。内側周壁部60は固定軸52の軸方向に延びる円
筒形であって、上記モータハウジング51の壁部54と
固定軸52との間に挿入されている。そして、上記内外
両局壁部59.60と端壁61とによって下面が開口さ
れた収納部63が形成されている。
このような構成のロータ58は、そのハブ56の中心孔
56aを固定軸52に嵌合させて、これらハブ56と固
定軸52との間に配置された上下一対の球軸受64.6
5を介して、固定軸52に回転自在に支持されており、
この取付は状態において、その収納部63には上記ステ
ータ55が収められている。
上記外側周壁部59の内周面には上記ロータマグネット
57が取付けられているとともに、この周壁部59の外
周面には、被回転部材としての磁気ディスク(図示しな
い)が嵌合して取付けられるようになっている。
上記内側周壁部60の外周面は上記壁部54の内周面5
4aに近接して対向されている。これら両壁部54,6
0の対向面間のギャップ0.1〜0.2關程度である。
同内側周壁部60の外周面には、上記壁部54との間で
シール手段をなす凹溝66が複数設けられている。これ
ら凹溝66は内側周壁部60の周方向全体にわたって形
成されている。なお、各凹溝66の深さは0.1〜0.
2m程度であるとともに、幅は0.8m−程度であり、
また、隣接する凹溝66間に形成された凸部67の幅は
0.4龍程度である。
上記構成を備えるハードディスク駆動用直流ブラシレス
モータにおいて、その動作に伴って球軸受64.65か
らダストが放出されるが、そのうち、上側の球軸受64
からは放出されるダストがシールドケース53内に侵入
することは、蓋板62によって防止される。
これに対して、下側の軸受65より放出されるダストは
、モータハウジング51の壁部54と、ロータ58のハ
ブ56における内側周壁部60との間を通って、収納部
63を経由してシールドケース53の内部に漏れる可能
性がある。
しかし、シールドケース53内へのダストの漏れは、上
記壁部54,60間でのシール手段によるラビリンス効
果により防止されるから、本発明の所期の目的を達成で
きる。なお、このラビリンス効果によるダストの漏れ防
止の詳細は、上記第1実施例の場合と同様であるから、
ここではその説明は省略する。
また、この第2実施例では、ハブ56に設けた内側周壁
部60を利用してシール手段を設けたから、外側周壁部
59に取付けられる磁気ディスクを取付けるための高さ
寸法が制限されることがないとともに、上記磁気ディス
クに制約されることなく、シール手段を形成するための
高さ寸法、つまり内側周壁部60の長さを大きく確保で
きる。
本発明は上記各実施例には制約されない。例えば、上記
各実施例では、凹溝47または66を容易に加工できる
ように、これらを周壁部39または内側周壁部60の外
周面に設けたが、これに代えて壁部34.54の内周面
に形成しても良い。
そして、本発明において、凹溝47,66は少なくとも
一つあればよいものであり、さらに、凹溝47.66は
相対向する壁部34,39または54.60の両方に設
けても差支えない。また、本発明をレーザビームプリン
タ用のスキャナモータに適用する場合には、シール手段
のダスト漏れ防止作用によって、ハブに取付けられる被
回転部材としてのポリゴンミラーが、球軸受から放出さ
れるダストによって曇ることを防止できる。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成されているので、以下の効果
を有する。
請求項1の直流ブラシレスモータにおいては、ロータに
設けた環形の壁部と、これに近接対向した状態を保って
回転されるモータハウジングの環形の壁部との間に、ラ
ビリンス効果を得るシール手段を設けて、このシール手
段により、上記両壁部間の動圧が低い部分で空気を急激
に膨張させて、その圧力を低下させるとともに運動エネ
ルギーを減衰させて、球軸受から放出されたダストが、
球軸受の周囲に設けられた上記両壁部間を通って漏れる
ことを防止する構成であるから、従来必要であった磁性
流体シールを省略できる。したがって、モータを偏平化
できるとともに、上記シール手段は、上記相対向した壁
部の一方に少なくとも一つの凹溝と、他方の壁部の平滑
面とで形成され、格別な部品を必要とすることがないか
ら、モータの部品点数を削減でき、構造を簡単化できる
とともに、組立ても簡単化できる。
その上、請求項2のブラシレスモータにおいては、周速
度が大きいハブの周壁部を利用してシール手段を設けて
いるので、両壁部間に発生される動圧を大きくでき、し
たがって凹溝の加工精度を低くできるという効果もある
同様に、請求項3においては、ハブの外側周壁部を利用
しないで、ハブに設けた内側周壁部を利用してシール手
段を設けたから、外側周壁部に取付けられる被回転部材
を取付けるための高さ寸法が制限されることがないとと
もに、上記被回転部材に制約されることなく、シール手
段の形成するためを高さ寸法を大きく確保できるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示し、第°
1図はモータ全体の縦断面図、第2図はシール部分回り
を拡大して示し断面図である。 第3図は本発明の第2実施例を示すモータ全体の縦断面
図である。 第4図および第5図は夫々異なる従来のモータを示す縦
断面図である。 31.51・・・モータハウジング、33・・・筒部(
支持部材) 、34.54・・・壁部、35.55・・
・ステータ、36.58・・・ロータ、37.56・・
・ハブ、38.57・・・ロータマグネット、39・・
・周壁部、40.61・・・端壁、41・・・ロータ軸
、42゜63・・・収納部、4B、44.64.65・
・・球軸受47.66・・・凹溝(シール手段)、52
・・・固定軸(支持部材)、62・・・蓋板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下面が開放された収納部を有し、この収納部にロー
    タマグネットが取付けられたロータと、支持部材を中央
    部に有したモータハウジングと、上記ロータを上記支持
    部材に対して回転自在に支持する一対の玉軸受と、上記
    収納部に収められて上記モータハウジングに取付けられ
    たステータとを具備し、 互いに近接して対向するとともに上記ロータの軸方向に
    延びる環形の壁部を、上記球軸受の周囲に位置して上記
    ロータおよびモータハウジングに夫々設け、これら両壁
    部間に上記ロータの回転時においてラビリンス効果によ
    るエアーシールを行うシール手段を設けたことを特徴と
    する直流ブラシレスモータ。 2、中央部に筒部を有するとともに、この筒部の軸方向
    に延びる環形の壁部を上記筒部の周囲に有したモータハ
    ウジングと、 このハウジングの上記壁部の内周面に近接して対向する
    環形の周壁部を周部に有するとともに、この周壁部の上
    端を塞いだ端壁を有し、かつ、この端壁の中央部に上記
    筒部内に挿入され一対の玉軸受を介して上記筒部に回転
    自在に支持されるロータ軸を有したハブと、このハブに
    おける上記周壁部の内周面に取付けられたロータマグネ
    ットとを備えたロータと、 上記ハブの周壁部とロータ軸と端壁との間に形成された
    下面開口の収納部に収められて上記モータハウジングに
    取付けられたステータとを具備し、上記相対向するモー
    タハウジングの環形の壁部と上記ロータの環形の周壁部
    とのいずれか一方の壁部における他方の壁部に対向する
    面を、平滑面とするとともに、上記他方の壁部における
    上記平滑面と対向する面に、周方向全体にわたる凹溝を
    、少なくとも一つ設けたことを特徴とする直流ブラシレ
    スモータ。 3、中央部に固定軸が連結されるとともに、この固定軸
    の軸方向に延びる環形の壁部を上記固定軸の周囲に有し
    たモータハウジングと、 周部に外側周壁部を有し、かつ、上記固定軸が挿入され
    る中心孔を有するとともに、外周面を上記環形壁部の内
    周面に近接対向させて上記固定軸と上記環形壁部との間
    に挿入され、一対の玉軸受を介して上記固定軸に回転自
    在に支持される環形の内側周壁部を、上記外側周壁部の
    内方に有し、上記内外両周壁部の上端間を繋いだ端壁、
    およびこの端壁に上記中心孔の上端開口を塞いで取付け
    られた蓋板を夫々有したハブと、このハブにおける上記
    外側周壁部の内周面に取付けられたロータマグネットと
    を備えたロータと、 上記内外両周壁部と上記端壁との間に形成された下面開
    口の収納部に収められて上記モータハウジングに取付け
    られたステータとを具備し、上記相対向するモータハウ
    ジングの環形の壁部と上記ロータの内側周壁部とのいず
    れか一方の壁部における他方の壁部に対向する面を、平
    滑面とするとともに、上記他方の壁部の上記平滑面と対
    向する面に、周方向全体にわたる凹溝を、少なくとも一
    つ設けたことを特徴とする直流ブラシレスモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578184U (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 株式会社三協精機製作所 回転駆動装置
US5996742A (en) * 1993-06-28 1999-12-07 Kone Oy Elevator machinery

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578184U (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 株式会社三協精機製作所 回転駆動装置
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