JP2003269445A - モータおよびディスク装置 - Google Patents

モータおよびディスク装置

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JP2003269445A
JP2003269445A JP2002074038A JP2002074038A JP2003269445A JP 2003269445 A JP2003269445 A JP 2003269445A JP 2002074038 A JP2002074038 A JP 2002074038A JP 2002074038 A JP2002074038 A JP 2002074038A JP 2003269445 A JP2003269445 A JP 2003269445A
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Japan
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gap
motor
oil
conical
shaft
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JP2002074038A
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English (en)
Inventor
Yoichi Sekii
洋一 関井
Atsushi Hachiman
篤志 八幡
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受機構の構造が簡素化された小型化可能な
モータを提供する。 【解決手段】 ディスク駆動装置等に使用されるモータ
部1において、ロータ部11にシャフト21が設けら
れ、シャフト21のロータ部11側の端部がロータ部1
1側に向かって径が大きくなる略円錐形状の円錐部21
1とされる。シャフト21のもう一方の端部には略円錐
形状のコーン部材23がロータ部11とは反対側に向か
って径が大きくなるように固定される。ステータ部12
に固定されるスリーブ22がシャフト21を回転可能に
支持することによりオイルの流体動圧を利用する軸受機
構2が構成される。円錐部211がシャフト21の一部
とされることにより軸受機構2の構造が簡素化され、モ
ータ部1の小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式のモータお
よびモータを用いたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハードディスク装置等のディ
スク駆動装置において記録ディスクを駆動するモータの
軸受として、回転軸であるシャフトとスリーブとの間に
介在させたオイル等の流体動圧を利用する動圧軸受が採
用されている。
【0003】このような動圧軸受の1つとして、米国特
許第6,148,501号公報に記載されているよう
に、略円錐形状の2つの部材(以下、「コーン部材」と
いう。)を側面(円錐面)が互いに向かう合うようにシ
ャフトに取り付け、スリーブ側に2つのコーン部材の側
面と対向する傾斜面を設けたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ディ
スク駆動装置のさらなる小型化の要求が高まっており、
モータにも一層の小型化が求められている。同時に、デ
ィスク装置が比較的安価な電子機器に搭載されるにつ
れ、更なる製造コストの削減も要求されている。
【0005】このような状況において、シャフトの両端
部にコーン部材が取り付けられる上記の構造では、モー
タの部品点数が増加すると共に組立作業が煩雑となって
しまう。さらに、シャフトの両端部にオイルの流出を防
止するシール構造を設ける場合には、組立工程がさらに
複雑になるとともにシャフトに沿って多数の部品が設け
られるため、モータの小型化および低コスト化が一層困
難となる。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、軸受機構の小型化および構造の簡略化により、モー
タの小型化および製造コストの削減を図ることを主たる
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動式のモータであって、中心軸の周囲に配置され
る界磁用磁石が取り付けられた第1の部材と、前記界磁
用磁石に対向するとともに前記界磁用磁石との間で前記
中心軸周りの回転力を発生する電機子が取り付けられた
第2の部材と、前記第1の部材を前記第2の部材に対し
て前記中心軸を中心に相対的に回転可能に支持する軸受
機構とを備え、前記軸受機構が、一端側に向かって径が
増大する略円錐形状の円錐部を有し、前記第1の部材お
よび前記第2の部材のいずれか一方の部材に取り付けら
れるシャフトと、前記シャフトの他端に取り付けられ、
前記一端から前記他端に向かう方向に関して径が増大す
る略円錐形状の円錐部材と、他方の部材に取り付けら
れ、前記円錐部および前記円錐部材の傾斜面との間にお
いて流体動圧を発生するスリーブとを有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータであって、前記円錐部と前記スリーブとの間の
第1間隙、および、前記円錐部材と前記スリーブとの間
の第2間隙が、流体動圧発生用のオイルにより満たされ
ている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のモータであって、前記円錐部および前記円錐部材に挟
まれる領域と前記スリーブとの間の第3間隙が、前記オ
イルにより満たされている。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のモータであって、前記円錐部材が、前記第3間隙から
前記第2間隙の前記第3間隙とは反対側の領域へと前記
オイルを導く循環用の流路を有する。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のモータであって、前記反対側の領域において前記円錐
部材と対向するキャップ部材をさらに有し、前記円錐部
材と前記キャップ部材との間の間隙において前記オイル
が保持されることにより、前記流路から前記第2間隙へ
と前記オイルが導かれる。
【0012】請求項6に記載の発明は、情報を記録する
円板上の記録媒体が装着されるディスク装置であって、
前記記録媒体を収容するハウジングと、前記ハウジング
内部に固定されて前記記録媒体を回転させる請求項1な
いし5のいずれかに記載のモータと、前記記録媒体に対
する情報の書き込みまたは読み出しを行うアクセス手段
とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一の実施の形態に
係る電動式のモータ部1が取り付けられた一般的なディ
スク装置70の内部構成を示す図である。ディスク装置
70の内部はハウジング71により塵や埃が極度に少な
いクリーンな空間とされる。ハウジング71は、円板状
の記録媒体であるディスク板72、ディスク板72への
情報の書き込みおよび(または)読み出しを行うアクセ
ス部73、並びに、ディスク板72を回転させるモータ
部1を収容する。
【0014】アクセス部73は、ディスク板72に近接
して情報の書き込みおよび読み出しを磁気的に行うヘッ
ド731、ヘッド731を支持するアーム732、並び
に、アーム732を移動させることによりヘッド731
とディスク板72との相対的位置を変更するヘッド移動
機構733を有する。このような構成により、ヘッド7
31は回転するディスク板72に近接した状態でディス
ク板72の所要の位置にアクセスし、情報の書き込みお
よび読み出しを行う。
【0015】図2はモータ部1の構成を示す縦断面図で
ある。モータ部1は回転体であるロータ部11と固定体
であるステータ部12を有し、ロータ部11はオイルに
よる流体動圧を利用した軸受機構2によりステータ部1
2に対して回転可能に支持される。
【0016】ロータ部11は、ステータ部12に向かっ
て開口する略椀状のハブ111、および、多極に着磁さ
れた円環状の界磁用磁石112を有する。ハブ111に
は中央にてシャフト21が一体的に形成され、円環状の
界磁用磁石112はシャフト21を中心としてハブ11
1の内側面に固定される。なお、シャフト21は必ずし
も一体的に形成される必要はなく、別途製作されたシャ
フトがハブに取り付けられてもよい。
【0017】ステータ部12は、中央に円筒状の保持部
122が形成されたブラケット121、および、保持部
122の周囲に配置された電機子123を有する。保持
部122内にはシャフト21が挿入される略円筒状のス
リーブ22が固定され、スリーブ22がシャフト21を
回転可能に支持することにより軸受機構2が構成され
る。電機子123はロータ部11の界磁用磁石112に
対向するように取り付けられ、電機子123および界磁
用磁石112により構成される駆動機構がトルク(回転
力)を発生し、シャフト21を中心軸としてステータ部
12に対してロータ部11を回転させる。なお、保持部
122には後述する通気孔124がスリーブ22の下方
から保持部122の上方へと設けられる。
【0018】シャフト21には、軸方向中央付近からロ
ータ部11側に向かって径が漸次増大する略円錐形状の
円錐部211が形成されており、ステータ部12側の端
部にはステータ部12側に向かって径が漸次増大する略
円錐形状のコーン部材23が取り付けられる。また、コ
ーン部材23内部には傾斜面232に平行な複数の循環
孔231が設けられる。なお、コーン部材23の中央に
設けられた挿入孔にシャフト21が圧入されることによ
り、コーン部材23がシャフト21に取り付けられる。
【0019】略円筒形状のスリーブ22の内側面はシャ
フト21が挿入される挿入孔となっており、挿入孔の径
は軸方向中央付近において最小とされ、両端部に向かっ
て径が漸次増大する。したがって、円錐部211の傾斜
面212およびコーン部材23の傾斜面232の双方が
スリーブ22の内側面と僅かな間隙を隔てて対向するこ
ととなる。
【0020】スリーブ22のステータ部12側の端面に
は略円板状のキャップ部材24がコーン部材23の底面
と対向するようにして取り付けられる。キャップ部材2
4は中央に空気孔241が設けられ、外周部が、半径方
向外側に向かって漸次コーン部材23の底面へと近づく
ように傾斜した形状(テーパ形状)となっている。な
お、保持部122に設けられた通気孔124および空気
孔241により、モータ部1がハウジング71(図1参
照)に取り付けられた後もキャップ部材24とコーン部
材23との間の領域が外気圧に保たれる。
【0021】スリーブ22の内側面と円錐部211の傾
斜面212との間の第1間隙31、スリーブ22の内側
面とコーン部材23の傾斜面232との間の第2間隙3
2、および、円錐部211およびコーン部材23に挟ま
れる領域とスリーブ22との間の第3間隙33にはオイ
ルが途切れることなく充填される。
【0022】また、スリーブ22の内側面のうち、円錐
部211およびコーン部材23と対向する領域にはヘリ
ングボーン溝(図示省略)が形成される。したがって、
シャフト21が回転すると、第1間隙31および第2間
隙32において流体動圧が生じ、スリーブ22と円錐部
211およびコーン部材23とが非接触状態とされる。
傾斜面212および傾斜面232は互いに向かい合うよ
うに位置するため、シャフト21はスラスト方向および
ラジアル方向に対して拘束されることとなる。
【0023】なお、モータ部1が組み立てられる際に
は、まず、ロータ部11に設けられたシャフト21がス
リーブ22に挿入され、コーン部材23がロータ部11
とは逆の方向からシャフト21に圧入される。続いて、
キャップ部材24がスリーブ22のロータ部11とは反
対側の端面に固定され、スリーブ22がステータ部12
の保持部122に挿入される。
【0024】図3および図4は、図2中の軸受機構2の
右側を示す拡大図である。なお、図3はモータ部1の停
止時における様子を示す図であり、図4はモータ部1の
駆動時における様子を示す図である。
【0025】図3に示すように、第1間隙31の軸方向
上方(ロータ部11の本体側)ではシャフト21の外側
面が中心軸とほぼ平行とされ、スリーブ22の内側面と
の間の間隙が軸方向上方に向かって漸次増大する。これ
により、このテーパ状の間隙において毛管現象および表
面張力によりオイル界面がメニスカス状となってオイル
の流出が防止される(以下、円錐部211側のオイル流
出防止構造を「第1シール部41」と呼ぶ。)。
【0026】また、第2間隙32の軸方向下方(ステー
タ部12の本体側)では、キャップ部材24の外周部が
上述のようにテーパ形状となっており、コーン部材23
の底面233との間の間隙が中心軸側に向かって漸次増
大する。したがって、このテーパ状の間隙においてもオ
イル界面がメニスカス状となってオイルの流出が防止さ
れる(以下、コーン部材23側のオイル流出防止構造を
「第2シール部42」と呼ぶ。)。なお、オイルの重量
の影響で第1シール部41よりも開口幅が大きい位置で
第2シール部42のオイル界面が形成されている。
【0027】モータ部1が駆動されてシャフト21が回
転すると、スリーブ22の内側面に形成されたへリング
ボーン溝により第1間隙31および第2間隙32には流
体動圧が発生する。第1間隙31では間隙の中央(すな
わち、軸方向中央)に向けてオイルを流動させるように
ヘリングボーン溝が設けられ、第2間隙においても間隙
の中央へとオイルを流動させるようにヘリングボーン溝
が設けられる。
【0028】ところが、第1間隙31および第2間隙3
2では、シャフト21の端部に向かうにつれてスリーブ
22の内径が大きくなって線速度が速くなることから、
各間隙において、シャフト21の端部側からのポンピン
グ圧がシャフト21の中央側からのポンピング圧を上回
ることとなる。その結果、第1間隙31および第2間隙
32では図4中の矢印51および矢印52に示すように
第3間隙33に向かう方向にオイルの流動が発生する。
また、図3中に示すスリーブ22上面から第1シール部
41のオイル界面までの距離L1は、モータ部1の駆動
により図4中に示す距離L2へと増大し、オイル界面が
第1間隙31内に引き込まれる。
【0029】第1間隙31および第2間隙32における
ポンピング圧により内圧が高められた第3間隙33のオ
イルは、矢印53にて示すように第3間隙33から第2
間隙32の第3間隙33とは反対側の領域へと循環孔2
31を介して流出する。このとき、コーン部材23の底
面233とこれに対向するキャップ部材24との間の間
隙(すなわち、第2シール部42)においてオイルが保
持されており、循環孔231の出口と第2間隙32との
間はオイルで満たされていることから、第3間隙33か
ら循環孔231を経由して第2間隙32へと至るオイル
の循環が発生することとなる。なお、モータ部1が駆動
される際には、第1シール部41のオイル界面の低下に
対応して第2シール部42のオイル界面が僅かにシャフ
ト21側へと移動する。
【0030】コーン部材23におけるオイル循環によ
り、第1間隙31または第2間隙32においてオイル内
部に気泡が発生したとしても圧の低い第3間隙33へと
導かれ、その後、循環孔231から第2シール部42へ
と導かれて大気中に放出される。これにより、モータ部
1では気泡による動圧軸受の性能の低下を防ぐことがで
きる。
【0031】また、モータ部1の駆動時(シャフト21
の回転時)には第2シール部42のオイルには遠心力が
作用することから、オイルを軸受機構2内に押し込む力
が発生する。その結果、第2シール部42ではオイルが
軸受機構2外へと流出することが確実に防止される。
【0032】第1シール部41においても、モータ部1
の駆動時に前述のように矢印51に示すポンピング圧に
よりオイル界面が第1間隙31内に入り込むことから、
モータ部1駆動時のオイルの飛散や流出が抑制される。
【0033】以上に説明したように、モータ部1では円
錐部211がシャフト21と一体となっているため、1
つのコーン部材23をシャフト21に取り付けるのみで
2つのコーン部材がシャフトに取り付けられるモータ部
と同様の構造が実現される。これにより、モータ部1の
構造を簡素化することができ、モータ部1を容易に小型
化することができる。また、モータ部1の組立工数も削
減することができ、製造コストの削減が実現される。
【0034】また、モータ部1ではコーン部材23およ
びキャップ部材24をシャフト21の一端に設けるのみ
で、駆動中においてもオイルが漏れにくく、かつ、オイ
ル内に発生した気泡を取り除くことができる構造が実現
される。
【0035】さらに、図2に示すモータ部1がディスク
装置70に使用されることにより、ディスク装置70の
小型化および信頼性の向上も実現される。
【0036】図5はモータ部1の他の例を示す縦断面図
である。図5に示すモータ部1ではシャフト21aがス
テータ部12aのブラケット121aに固定され、スリ
ーブ22が軸方向上側の端部においてロータ部11aの
ハブ111aに固定される。また、シャフト21aが挿
入される空気孔241aが中央に設けられたキャップ部
材24aがスリーブ22のステータ部12a側の端部に
固定される。シャフト21aは上部(自由端側)が上方
に向かって径が増大する円錐部211となっており、シ
ャフト21aの下部(ブラケット121a側)には下方
に向かって径が増大する略円錐形状のコーン部材23が
取り付けられる。
【0037】界磁用磁石112、電機子123等のモー
タ部1の他の構成は図2と同様である。すなわち、図5
に示すモータ部1は、図2に示すモータ部1と比べてシ
ャフト21aがステータ部12aに取り付けられ、スリ
ーブ22がロータ部11aに取り付けられるという点を
除いて同様となっている。
【0038】図5に示すモータ部1が組み立てられる際
には、ロータ部11aに固定されたスリーブ22にシャ
フト21aが挿入され、コーン部材23がロータ部11
aとは反対側からシャフト21aに圧入される。続い
て、キャップ部材24aがスリーブ22のロータ部11
aとは反対側の端部に固定され、シャフト21aのキャ
ップ部材24a側の端部がブラケット121aに接続さ
れる。以上のように、図2に示すモータ部1も図2に示
すモータ部1と同様に構造が簡素化されており、モータ
部1の小型化および組立工数の削減が実現される。
【0039】また、図5に示すモータ部1においても、
ロータ部11aに固定されたスリーブ22がシャフト2
1aに対して回転するとコーン部材23の循環孔231
を利用したオイルの循環により、オイル内に発生した気
泡を容易に取り除くことができる。さらに、第1シール
部41におけるオイル界面の低下および第2シール部4
2における遠心力の作用によるシール性能の向上も実現
される。
【0040】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるもので
はなく様々な変形が可能である。
【0041】例えば、図2または図5に示すモータ部に
おいて、界磁用磁石が固定された部材が固定体とされ、
電機子が取り付けられた部材が回転体とされてもよい。
【0042】また、流体動圧を発生させる溝は円錐部2
11やコーン部材23の傾斜面に設けられてもよく、こ
れらの部位(部材)とスリーブ22との双方に溝が形成
されてもよい。溝はへリングボーン溝に限定されず、ス
パイラル溝等であってもよい。
【0043】なお、軸受機構2の小型化のためには上述
した構造が好ましいが、第1間隙31および第2間隙3
2のみにオイルが充填された構造とすることも可能であ
る。さらには、軸受機構2はオイル以外の流体(例え
ば、空気)による動圧を利用する軸受とされてもよい。
【0044】ディスク装置70は、いわゆるハードディ
スク装置に限定されず、光ディスクや光磁気ディスク等
を駆動する装置であってもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1ないし5の発明では、軸受機構
の構造が簡素化され、モータを小型化することができ
る。
【0046】また、請求項4の発明では、オイルを循環
させることによりオイル内に生じた気泡を除去すること
ができ、請求項5の発明では、モータ駆動時のシール性
能を向上することができる。
【0047】請求項6の発明では、信頼性の高いディス
ク装置を容易に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク装置の内部構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】モータ部の縦断面図である。
【図3】モータ部静止時の軸受機構の様子を説明するた
めの図である。
【図4】モータ部駆動時の軸受機構の様子を説明するた
めの図である。
【図5】モータ部の他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 モータ部 2 軸受機構 11,11a ロータ部 12,12a ステータ部 21,21a シャフト 22 スリーブ 23 コーン部材 24,24a キャップ部材 31 第1間隙 32 第2間隙 33 第3間隙 42 第2シール部 70 ディスク装置 71 ハウジング 72 ディスク板 73 アクセス部 112 界磁用磁石 123 電機子 211 円錐部 212,232 傾斜面 231 循環孔
フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA07 AA20 BA11 CA02 JA02 KA04 MA02 5H605 AA07 AA08 BB05 BB10 CC04 DD03 EA04 EB06 EB17 EB21 EB28 5H607 BB01 BB05 CC09 DD03 DD09 DD14 DD15 FF01 GG01 GG09 GG12 GG15 GG25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式のモータであって、 中心軸の周囲に配置される界磁用磁石が取り付けられた
    第1の部材と、 前記界磁用磁石に対向するとともに前記界磁用磁石との
    間で前記中心軸周りの回転力を発生する電機子が取り付
    けられた第2の部材と、 前記第1の部材を前記第2の部材に対して前記中心軸を
    中心に相対的に回転可能に支持する軸受機構と、を備
    え、 前記軸受機構が、 一端側に向かって径が増大する略円錐形状の円錐部を有
    し、前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか一
    方の部材に取り付けられるシャフトと、 前記シャフトの他端に取り付けられ、前記一端から前記
    他端に向かう方向に関して径が増大する略円錐形状の円
    錐部材と、 他方の部材に取り付けられ、前記円錐部および前記円錐
    部材の傾斜面との間において流体動圧を発生するスリー
    ブと、を有することを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータであって、 前記円錐部と前記スリーブとの間の第1間隙、および、
    前記円錐部材と前記スリーブとの間の第2間隙が、流体
    動圧発生用のオイルにより満たされていることを特徴と
    するモータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のモータであって、 前記円錐部および前記円錐部材に挟まれる領域と前記ス
    リーブとの間の第3間隙が、前記オイルにより満たされ
    ていることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータであって、 前記円錐部材が、前記第3間隙から前記第2間隙の前記
    第3間隙とは反対側の領域へと前記オイルを導く循環用
    の流路を有することを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のモータであって、 前記反対側の領域において前記円錐部材と対向するキャ
    ップ部材をさらに有し、 前記円錐部材と前記キャップ部材との間の間隙において
    前記オイルが保持されることにより、前記流路から前記
    第2間隙へと前記オイルが導かれることを特徴とするモ
    ータ。
  6. 【請求項6】 情報を記録する円板上の記録媒体が装着
    されるディスク装置であって、 前記記録媒体を収容するハウジングと、 前記ハウジング内部に固定されて前記記録媒体を回転さ
    せる請求項1ないし5のいずれかに記載のモータと、 前記記録媒体に対する情報の書き込みまたは読み出しを
    行うアクセス手段と、を備えることを特徴とするディス
    ク装置。
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