JPH032815Y2 - - Google Patents

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JPH032815Y2
JPH032815Y2 JP18954782U JP18954782U JPH032815Y2 JP H032815 Y2 JPH032815 Y2 JP H032815Y2 JP 18954782 U JP18954782 U JP 18954782U JP 18954782 U JP18954782 U JP 18954782U JP H032815 Y2 JPH032815 Y2 JP H032815Y2
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fluid
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coil
magnetic flux
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JP18954782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、導電性を有する被測定流体の流速を
被測定流体中に発生する渦電流に基づいて測定す
る渦電流式流速計の改良に関するものである。
第1図は、この種の装置の検出部を構成する検
出ユニツトDETの一例を示す構成説明図であつ
てCBはコイルボビン、WEXはコイルボビンCBに
巻回された励磁コイル、WD1,WD2は励磁コイル
WEXを挾むようにしてコイルボビンCBに巻回さ
れた検出コイルである。
このように構成された検出ユニツトDETを、
コイルボビンCBの中心軸が導電性の被測定流体
の流れの方向Fと一致するように流体中に配置さ
れた案内管(図示せず)に挿入し、励磁コイル
WEXに交流信号を加えると、この流体中に渦電流
が発生する。なお、被測定流体によつては、案内
管に挿入することなく、直接被測定流体中に挿入
することもある。この渦電流は、励磁コイルWEX
によつてきる磁束φによるものと、磁束φと流体
の流速とのベクトル積に対応した起電力によるも
のとに大別できる。そして、流体がある流速で移
動すると、後者の渦電流にしたがつてできる新し
い磁束が励磁コイルWEXによつてできている主磁
束φと相互に干渉し合い、励磁コイルWEX付近の
磁束分布は第2実線φに示すような形状から点線
φ′に示すような形状に歪む。ここで、磁束分布が
歪む量Δφは被測定流体の流速に対応する。検出
コイルWD1,WD2には、これと鎖交する磁束に対
応した信号e1,e2が発生し、両信号e1,e2の差を
演算することによつて磁束分布の歪み量Δφ、す
なわち被測定流体の流速を求めることができる。
ところで、従来、このような検出ユニツトと外
部回路とを接続するのにあたつては、第3図に示
すように各コイル毎にツイスト線TWを用い、こ
れらツイスト線相互を固着することなくフレキシ
ブル管FTに挿入し、このフレキシブル管FTを案
内管WL内に挿入することが行われている。
しかし、このような構成によれば、ツイスト線
によりある程度の電磁誘導ノイズは低減できるも
のの、ツイスト線相互間の位置関係が被測定流体
の温度変化による構成部材の膨張、収縮や被測定
流体の流体振動による案内管WLへの押付力の経
時変化などによつて変化することから、完全に除
去することはできない。
本考案は、このような従来の欠点を解決したも
のであつて、検出部の各コイルへのリード線とし
て芯線の外周が磁性体で被覆されたものを用い、
リード線に電磁誘導ノイズが発生しないようにし
たことを特徴とする。
以下、図面を用いて詳細に説明する。
第4図は、本考案の一実施例を示す構成説明図
であつて、第3図と同等部分には同一符号を付し
ている。
第4図において、Lは1対の芯線、MSは磁性
体よりなる被覆体、STは外被体、INSは絶縁体
である。すなわち、本実施例では、1対の芯線L
の外周を磁性体(例えば鉄、ニツケルなど)より
なる被覆体MSで被覆したものを検出部の各コイ
ルへのリード線として用いている。なお、本実施
例では、被覆体MS内に1対の芯線Lを収納する
のにあたつて、芯線L相互間の位置関係が変化し
ないようにするために、芯線Lの周囲に絶縁性鉱
物(例えばMnO2,ZnO2,Al2O3)を充填してい
る。また、このようにして芯線Lが収納された複
数の被覆体MSを前述と同様な絶縁性鉱物と共に
例えばステンレス鋼よりなる外被体ST内に挿入
し、被覆体MS相互間の位置関係が被測定流体の
温度変化による構成部材の膨張、収縮や被測定流
体の流体振動による案内管WLへの押付力の経時
変化などによつて変化しないようにしている。
このような構成によれば、芯線Lの外周が磁性
体よりなる被覆体MSで覆われているので、従来
のようなリード線における電磁誘導ノイズの発生
を極めて少なくすることができる。また、仮りに
電磁誘導ノイズが発生したとしても、芯線L相互
間及び被覆体MS相互間の位置関係が従来のよう
に大幅に変化することはなく、電磁誘導ノイズの
変化は十分小さなものとなり、電気回路処理によ
り残留電磁誘導ノイズを除去することができ、高
分解能が得られる。
なお、上記実施例では、1対の芯線を磁性体で
形成された被覆体内に収納した例を示したが、用
途に応じて1本あるいは3本以上の芯線を収納す
ればよい。
また、被覆体相互間の位置関係を固定するのに
あたつては、相互間をロウ付けや接着剤、固定部
材などを用いてもよい。
また、被覆体が酸化するおそれがある場合に
は、被覆体内及び外被体内に不活性ガスを充填し
てもよい。
以上説明したように、本考案によれば、電磁誘
導ノイズの発生が少なく、測定分解能が高い渦電
流式流速計が実現でき、液体ナトリウムのような
導電性の被測定流体の流速や流量測定に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの種の装置の検出部を構成する検出
ユニツトDETの一例を示す構成説明図、第2図
は第1図の動作説明図、第3図は従来のリード線
構造の一例を示す構成説明図、第4図は本考案に
係るリード線構造の一例を示す構成説明図であ
る。 L……芯線、MS……被覆体(磁性体)、ST…
…外被体、INS……絶縁性鉱物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性を有する被測定流体の流れ方向に沿つて
    交流信号が印加される励磁コイルとこの励磁コイ
    ルの近傍に少なくとも2個の検出コイルが配置さ
    れた検出部を用い、任意の2個の検出コイルの出
    力信号の差の信号に基づいて被測定流体の流速を
    求めるように構成された渦電流式流速計におい
    て、検出部の各コイルへのリード線として芯線の
    外周が磁性体で被覆されたものを用いることを特
    徴とする渦電流式流速計。
JP18954782U 1982-12-15 1982-12-15 渦電流式流速計 Granted JPS5992817U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18954782U JPS5992817U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 渦電流式流速計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18954782U JPS5992817U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 渦電流式流速計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5992817U JPS5992817U (ja) 1984-06-23
JPH032815Y2 true JPH032815Y2 (ja) 1991-01-25

Family

ID=30408640

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18954782U Granted JPS5992817U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 渦電流式流速計

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JPS5992817U (ja) 1984-06-23

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