JPH03275832A

JPH03275832A - 柱梁の仕口構法

Info

Publication number: JPH03275832A
Application number: JP7548690A
Authority: JP
Inventors: Akira Kurosawa; 明黒澤; Yasunao Nakanishi; 中西　靖直; Kazutoshi Kikukawa; 菊川　和俊
Original assignee: Mitsubishi Construction Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Construction Co Ltd
Priority date: 1990-03-27
Filing date: 1990-03-27
Publication date: 1991-12-06
Anticipated expiration: 2010-03-08
Also published as: JPH0721207B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁よりなる構造物
における柱梁の仕口構法に係るものである。

（従来の技術）従来この種の工法として、特開昭５０−１７９９４６号
従来この種の工法として、特開昭５０−１７９９４６号
公報に示すように、端部に人相筋材が固定された鉄骨梁
を、同太納筋材が柱主筋及び帯筋間に位置するように支
持し、この状態で柱の型枠を組つけコンクリートを打設
する施工方法が提案されている。

（発明が解決しようとする課題）前記従来の施工方法においては柱梁の仕口部の配筋が複
雑で、コンクリート打設前にだぼ筋が配設された鉄骨梁
の端部の納まりが複雑であり、また、同鉄骨梁の重量の
支持が困難である一般に鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁と
よりなる構造物においては、鉄骨梁と鉄筋コンクリート
柱の応力伝達の際に、柱梁の仕口部の剛性が不足するた
め１、鉄骨梁が変形しやすく、同鉄骨梁の変形に伴って
、その端部とコンクリート部の接触面で、コンクリート
が損傷しやすいことと、部分的な応力集中により、柱梁
交点の柱コンクリートが損傷しやすい。

本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、その目的とする処は、剛性の高い鉄骨鉄筋コン
クリートのキャピタル部を構築し、応力の伝達が円滑に
行われ、施工が合理化された柱梁の仕口構法を提供する
点にある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を遺戒するため、本発明に係る柱梁の仕口構
法によれば、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構
造物において、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリ
ートを打設し、次いで、梁鉄骨を十字型に組立てるとと
もに、同梁鉄骨に梁主筋及び助筋並に柱梁接合部内に位
置する柱帯筋を配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニット梁
を載架し、相隣る同ユニット梁間を中間鉄骨梁で連結し
、柱頭部にコンクリートを打設して鉄骨鉄筋コンクリー
トのキャピタル部を構築するものである。

（作用）本発明においては前記したように、鉄筋コンクリート柱
を梁下までコンクリートを打設し、社主筋が上方に突設
された状態で、柱梁接合部中央の鉄骨を連続させた十字
型の梁鉄骨に、梁主筋及び助筋並に柱梁接合部に位置す
る柱帯筋を予め配筋して組立てられた十字型鉄骨鉄筋ユ
ニット粱を柱頭に載架し、相隣る同ユニット梁間を中間
鉄骨梁で連結し、柱頭部における同ユニット梁にコンク
リートを打設して、剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートの
キャピタル部を構築するものである。

従って、前記鉄筋コンクＩＪ　−ト柱と鉄骨梁は剛性の
高い鉄骨鉄筋コンクリートのキャピタル部を介して一体
に接合され、柱梁間の応力伝達が確実に行われ、且つ粱
端部の変形が抑止されるとともに、コンクリート部から
離れた裸の鉄骨梁部に架構全体の降伏点を明確に位置づ
けることができ、剛性の高い、はとんど損傷しないコン
クリート部と柔らかく変形する鉄骨梁との組み合わせに
より、粘りのある架構を組立ることができる。

（実施例）以下本発明を図示の実施例によって説明する。

鉄筋コンクリ−１・柱（４）のコンクリートを梁下まで
打設し、（第１図参照）次いでフランジにスタッドボル
ト（１）またはンヤー鉄筋が植立されたＨ型調梁（２）
を十字型に組立て、同各Ｈ型鋼梁（２）の上下面及び外
周に梁主筋（３）と肋筋（４）を配筋するとともに、パ
ネルゾーンにおける相隣る前記Ｈ型綱梁（２）のウェブ
間に柱帯筋（５）を配筋して十字型鉄骨鉄筋ユニット梁
ＩＢｌを組立て、（第７図参照）同ユニット−（（８）
を、柱主筋（６）が上方に突出した前記鉄筋コンクリー
トなお第７図中（７）は前記Ｈ型鋼梁（２）に取イ・］け
られた梁主筋（３）の取付部片である。

次いで各柱頭に配設された前記ユニット（（３）におけ
るＨ型鋼梁（２）をフランジにスタッドボルト（１）が
植立された中間Ｈ型綱梁（８）を溶接またはボルトによ
って連結する。（第３図参照）次いで柱梁仕口部の型枠（９）を設置するとともに、床
型枠を設置する。（第４図参照）次いで前記仕口部のコンクリ−）　（１０）および床コ
ンクリート（１１）を打設し、（第５図参照）かくして
構築された剛性の高いキャピタル部（１２）を介して、
柱梁を一体に接合する。（第６図及び第７図参照）このように前記実施例によれば、鉄筋コンクリート柱（
４）のコンクリートを梁下まで打設し、同社（４）の柱
頭部中央に、十字型に組立られた鉄骨鉄筋ユニット粱ｆ
Ｂｌをセットし、中間鉄骨梁（８）を介して、前記ユニ
ット（（３）相互をボルト接合、または溶接したのち床
等の現場打コンクリートを打設するという単純な作業の
繰返しとなり、作業を著しく単純化できる。

また本発明によれば、前記鉄筋コンクリート柱□の柱頭
部中央に十字型鉄骨鉄筋ユニット粱（［３１を載架する
ことによって、同ユニット（８）の柱因に対するセット
をサポートを要することなく簡単に行なうことができる
。

更に、工場あるいは現場で事前に配筋することによって
、精度のよい品質の高い接合部を一つくることができ、
コンクリートを打設して、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋
コンクリートのキャピタル部（１２）を構築し、同キャ
ピタル部（１２）によって前記柱（４）及びユニット梁
（Ｂｌを一体的に接合して、柱梁間の合理的な応力伝達
を図り、十字型に連続した鉄骨梁によって鉄筋コンクリ
ート柱（４）に確実に応力を伝達するようにしただけで
なくコンクリート内部の鉄骨の変形を抑止し、柱梁交点
コンクリド剪断面１カを壇太し、この部分に損傷を全く
生起せしめないようにするとともに、応力伝達時におけ
る鉄骨梁端部のコンクリートの剥離を防止するものであ
る。

（発明の効果）このように本発明によれば、梁下までコンクリートが打
設された鉄筋コンクリート柱の柱頭部に、梁鉄骨を十字
型に組立て、梁主筋及び肋筋型に柱梁接合部に位置する
柱帯筋を予め配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニット梁を
載架することによって、鉄骨梁の柱に対するセットをサ
ポートを要することなく簡単に遂行しうるちのであり、
キャピタル部の複雑な配筋を、予め工場あるいは現場敷
地内等で事前に施工することのできる十字型のユニット
として簡略化することができるため、大巾な施工の合理
化と品質の向上に寄与できる。

更に相隣る前記十字型鉄骨鉄筋ユニット梁間を中間鉄骨
梁で連結し、柱頭部における前記ユニット梁にコンクリ
ートを打設することによって、柱頭部に剛性の高い鉄骨
鉄筋コンクリートのキャピタル部を構築し、同キャピタ
ル部を介して柱梁間の応力伝達を確実にならしめるとと
もに作業を著しく単純化しうるものであり安全性の高い
構法となる。しかも前記ユニット梁は、柱梁接合部の中
央の鉄骨が、連続された十字型に形成されているので、
応力の伝達がより円滑に行なわれ、施工性が向上される
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５１２１は本発明に係る柱梁の仕口構法の
一実施例の工程を示す側面図、第６図は前記柱梁仕口構
法によって構成された柱梁の仕口部を示す斜視図、第７
図は十字型鉄骨鉄筋ユニット梁の斜視図である。囚・・・鉄筋コンクリート柱、（Ｂ）・・・十字型鉄骨鉄筋ユニット梁、（２）・・・
Ｈ型鋼梁、　　　　　（３）・・・梁主筋、（４）・・
・肋筋、　　　　　　　（５）・・・柱帯筋、（６）・
・・社主筋、　　　　　　（８）・・・中間用む梁、（
１０）・・・柱梁仕口部コンクリート、（１２）・・・
キャピタル部。

Claims

【特許請求の範囲】

鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構造物において
、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリートを打設し
、次いで、梁鉄骨を十字型に組立てるとともに、同梁鉄
骨に梁主筋及び助筋並に柱梁接合部内に位置する柱帯筋
を配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニット梁を載架し、相
隣る同ユニット梁間を中間鉄骨梁で連結し、柱頭部にコ
ンクリートを打設して鉄骨鉄筋コンクリートのキヤピタ
ル部を構築することを特徴とする柱梁の仕口構法。