JPH0327549Y2 - - Google Patents

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JPH0327549Y2
JPH0327549Y2 JP10158385U JP10158385U JPH0327549Y2 JP H0327549 Y2 JPH0327549 Y2 JP H0327549Y2 JP 10158385 U JP10158385 U JP 10158385U JP 10158385 U JP10158385 U JP 10158385U JP H0327549 Y2 JPH0327549 Y2 JP H0327549Y2
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rice
pot
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、所謂炊き込みご飯をつくる場合に特
に好適する炊飯器に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 炊飯器によつて、米を醤油、塩等の調味料或は
各種の具と共に炊き込むという所謂炊き込みご飯
をつくる場合、従来においては、炊飯器の鍋内に
水研ぎを済ませた米及び所要量の水を収納すると
共に、その鍋内に醤油、塩等の調味料(必要に応
じて具も)を予め投入しておいて炊飯動作を開始
させるようにしている。しかしながら、醤油等の
調味料は鍋の底に沈みがちであつて、炊飯動作進
行中においても鍋内全体に広がることがなく、結
果的に調味料が炊き上がつたご飯全体に均一に浸
透しないという問題点があるばかりか、炊飯開始
当初において鍋内の温度上昇が上記鍋底部の調味
料に妨げられて炊飯工程の進行が遅れるという問
題点があつた。また、斯様に調味料が鍋の底に沈
みがちになる結果、ご飯の炊き上がり間際におい
て鍋内がドライアツプ状態となつて鍋底部が高温
を呈したときにこれが焦げ付き易いという不具合
もあつた。このような問題点を解決するための最
良の手段として、予め米及び水のみで炊飯動作を
開始し、ご飯の炊き上がり間際に調味料を投入す
る手段があるが、これではご飯の炊き上がり時期
を見計らう必要があつて極めて面倒になるばかり
か、一般的に知られている美味しいご飯を炊き上
げる条件の一つである炊飯途中において蓋を開け
ないという条件が満たされなくなつて、美味しい
ご飯が得られなくなる虞がある。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、炊き込みご飯をつくる場合に、
調味料を炊き上がつたご飯全体に万遍なく浸透さ
せることができると共に、調味料の焦げ付き並び
に炊飯動作の遅延といつた不具合が惹起される虞
がなく、しかも斯様な効果を極めて簡便に得るこ
とができると共に、ご飯を常に美味しく炊き上げ
ることが可能になる等の数々の効果を奏する炊飯
器を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は上記目的を達成するために、鍋の上面
開口部を閉鎖するための蓋の下面に液体流出口を
有した液体貯留容器を設けると共に、このとき上
記液体流出口を蓋が閉鎖された状態における前記
液体貯留容器の最低位置部分に対応させて設け、
さらに常時において前記液体流出口を閉鎖するよ
うに設けられ前記鍋内の温度が所定値以上となつ
たときにこれに応動して上記液体流出口を開放さ
せるように変位する熱応動部材を設ける構成とし
たものであり、これによつて、液体貯留容器内に
予め収納した調味料がご飯の炊き上がり間際にお
いて鍋内に自動的に投入されるように構成したも
のである。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図において、位置は炊飯器本体2内に収納
された鍋、3は炊飯器本体2に図示しない軸部を
支点に回動可能に枢設された蓋で、これは把手4
aを有した外蓋4及び前記鍋1の上面開口部を閉
鎖するための内蓋5より成る。
さて、6は例えば耐熱性あるプラスチツクによ
り扁平な矩形状に形成された液体貯留容器であ
り、以上これについて第2図乃至第3図も参照し
ながら述べる。即ち、この液体貯留容器6は、内
部の収納物の量を透視できるように透明状若しく
は半透明状に形成され、その両側部に絞り込んだ
形状の凹部7,7を有すると共に、この凹部に対
応した薄肉部分にだるま穴状の掛合穴8,8を有
する。そして、前記内蓋5の下面には径大な頭部
を有した取付けピン9,9が突設されており、液
体貯留容器6は、この取付けピン9に前記掛合穴
8を掛合させることによつて内蓋5の下面中央部
に着脱可能に取付けられる。また、液体貯留容器
6の一側面には外周にねじ部10aを有した口体
10が突設されており、この口体10はねじ部1
0aに螺着されるキヤツプ11によつて密閉され
るようになつている。さらに、液体貯留容器6に
あつては、これを構成する隔壁のうち前記蓋3が
閉鎖された状態における下面相当部分がその中央
部に向かうに従つて徐々に傾斜した形状に形成さ
れて、その最低位置部分が鍋1の中央に対応する
ように構成され、斯かる最低位置部分には液体流
出口12が形成されている。13は上記液体流出
口12の周縁部に嵌着されたリング状のゴムブツ
シユ、14は例えば形状記憶合金或は形状記憶ポ
リマー等より成る熱応動部材としての弁体であ
り、この弁体14は第3図に示すように液体貯留
容器6に片持ち状に支持されて、常時において前
記ゴムブツシユ13に当接して液体流出口12を
閉鎖すると共に、自身の温度(ひいては鍋1内の
上部の温度)が沸騰点に近い所定値M(具体的に
は95°C〜100°C程度)以上となつたときに第4図
に示すように反り変形して液体流出口12を開放
するように構成されている。尚、液体貯留容器6
には、第2図に示すようにその内部に収納された
調味料16の量を表示するための目盛り部15が
施されている。
次に上記構成の作用について説明する。今、炊
き込みご飯をつくる場合には、まず、鍋1内に米
及び所要量の水(必要に応じて具も)を収納す
る。また、これと同時に液体貯留容器12内にそ
の口体10から醤油等所要量の調味料16を収納
すると共に、その口体10をキヤツプ11により
密閉し、斯かる液体貯留容器6を掛合穴8及び取
付けピン9を介して内蓋5の下面に取付けた後に
蓋3を閉鎖する。このときには、弁体14が定常
温度にあつて第3図に示すように液体流出口12
が閉鎖されており、内部の調味料16が流出する
ことはない。この後には、図示しない炊飯動作開
始用スイツチを操作して炊飯動作を開始させるも
のであり、斯様な炊飯動作の終了間際になると、
鍋1内で生成された水蒸気及び泡が弁体14に作
用してその弁体14の温度が所定温度Mに達する
ようになる。すると、弁体14が第4図に示すよ
うに反り変形して液体流出口12が開放されるよ
うになり、これに応じて内部の調味料16が鍋1
内の中央部に投入されるようになる。このため、
その調味料16は、鍋1内において炊き上がる寸
前のご飯の上部から順次下方に広がるようにな
り、以て鍋1内のご飯全体に行き渡るようにな
る。そして、この後には鍋1内がドライアツプ状
態を呈したときに図示しない温度スイツチ装置が
働いて炊飯動作が終了される。
上記した本実施例によれば以下に述べるような
効果を奏することができる。即ち、炊き込みご飯
をつくる場合において、醤油等の調味料16は炊
飯動作の終了間際に鍋1の上方に位置された液体
貯留容器6から自動的に投入される構成であり、
従つてその調味料16を鍋1内に広く行き渡らせ
ることができ、以て調味料16を鍋1内のご飯全
体に万遍なく浸透させることができると共に、調
味料が従来のように鍋1の底部に沈澱することが
なくなつてその焦げ付きを防止することができ
る。勿論、炊飯開始当初において鍋1内の温度上
昇が従来のように調味料によつて妨げられてしま
うことがなく、炊飯動作を円滑に進行させ得る。
しかも、調味料16は必要な時期に自動投入され
る構成であるから、その投入時期を従来のように
見計らう必要がなくて炊き込みご飯を極めて簡便
につくることができると共に、炊飯途中において
蓋3を開放させる必要がなく、以てご飯を美味し
く炊き上げるための条件(炊飯途中において蓋3
を開けないという条件)を何時でも確保すること
ができる。また、液体貯留容器6は着脱可能な構
成であるから、その洗浄その他を極めて手軽に行
ない得る。
尚、上記実施例では熱応動部材たる弁体14自
身が検知した温度にてその弁体14を反り変形さ
せる構成としたが、これに限らず鍋1内の温度を
検知するための素子を別途に設け、その検知温度
が所定値に達したときにこれに応動して液体流出
口12を開放させる熱応動部材を設ける構成とし
ても良い。
[考案の効果] 本考案によれば以上の説明によつて明らかなよ
うに、炊き込みご飯をつくる場合において、調味
料を炊き上がつたご飯に万遍なく浸透させること
ができると共に、調味料の焦げ付き並びに炊飯動
作の遅延といつた不具合が惹起されることがな
く、しかも斯様な効果を極めて簡便に得ることが
できると共に、ご飯を常に美味しく炊き上げるこ
とが可能になる等の数々の実用的効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は炊飯器上部の縦断正面図、第2図は要部の斜視
図、第3図及び第4図は同要部の夫々異なる状態
での一部破断側面図である。 図中、1は鍋、2は炊飯器本体、3は蓋、4は
外蓋、5は内蓋、6は液体貯留容器、8は掛合
穴、9は取付けピン、10は口体、11はキヤツ
プ、12は液体流出口、13はゴムブツシユ、1
4は弁体(熱応動部材)、16は調味料を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍋の上面開口部を閉鎖するための蓋の下面に設
    けられる液体貯留容器と、この液体貯留容器を構
    成する隔壁のうち前記蓋が閉鎖された状態での最
    低位置部分に形成された液体流出口と、常時にお
    いて前記液体流出口を閉鎖するように設けられ前
    記鍋内の温度が所定値以上となつたときにこれに
    応動して上記液体流出口を開放させるように変位
    する熱応動部材とを備えたことを特徴とする炊飯
    器。
JP10158385U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0327549Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10158385U JPH0327549Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10158385U JPH0327549Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6210822U JPS6210822U (ja) 1987-01-23
JPH0327549Y2 true JPH0327549Y2 (ja) 1991-06-14

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JP10158385U Expired JPH0327549Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS643938U (ja) * 1987-06-26 1989-01-11

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