JPH03274071A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、現像装置に係り、特に、トナーの帯電効率を
良くし、トナー担持体から感光体へのトナーの移行を良
好にした現像装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、トナーを所望の極性に帯電させる方法の一つとし
て、トナーに磁性材を用いた磁性−成分現像方式が知ら
れている。

第４図は従来の磁性−成分現像方式の例を示すものであ
り、筐体５１の開口部５１ａ近傍には、トナーを表面に
付着して搬送する円筒状のトナー担持体５２が、反時計
方向に回転するように配設されている。トナー担持体５
２の内部には永久磁石からなるマグロール５３が配設さ
れている。筐体５１の上部の一端部５１ｂには板状のブ
レード支持板５４を介して弾性ゴムブレード５５が取り
付けられている。弾性ゴムブレード５５は、トナー担持
体５２の横幅とほぼ等しい幅を有し、弾性ゴムブレード
５５の先端部（自由端）はトナー担特休５２の回転方向
と対向するように配設されている。筐体５１内には磁性
を有するトナー５６が収納されている。筐体５１の開口
部５１ａの外部近傍であって、トナー担持体５２に対向
した位置には、時計方向に回転する感光体ドラム５７が
配設されている。感光体ドラム５７には図示しない手段
により、画像の静電潜像が形成されるようになっている
。

次に動作を説明する。

マグロール５３の磁束分布は、図において点線ｄ１で示
すように、マグロール５３の外周面から緩やかな４つの
凸部を形成し、磁束密度の高低が生じている。筺体５１
内部に収納されたトナー５６は磁性を帯びているためマ
グロール５３の磁力によってトナー担持体５２の表面に
吸着される。

この吸着状態では、前記磁束密度の高低に応じてトナー
５６の層厚に凹凸を生している。マグロール５３の磁気
拘束力によってトナー担持体５２に吸着されたトナー５
６は、トナー担持体５２の回転移動と共に、弾性ゴムブ
レード５５の自由端に到達する。前記自由端まで運ばれ
たトナー５６は弾性ゴムブレード５５とトナー担持体５
２の間に侵入し、弾性ゴムブレード５５によってトナー
担持体５２の中心方向に押さえ付けられる。この際、弾
性ゴムブレード５５のゴムの弾性により、前記凹凸のあ
るトナー層厚が厚いときは弾性ゴムブレード５５の押圧
力が強く働き、逆にトナー層厚が薄いときは弾性ゴムブ
レード５５の押圧力が弱く働く。従って、弾性ゴムブレ
ード５５による押圧作用を通過したトナー５６は、その
層厚がほぼ一定に保たれる。また、トナー５６は、前記
弾性ゴムブレード５５によって押圧される間に、感光体
ドラム５７に移行するに十分な電荷に摩擦帯電される。

このように磁性−成分現像方式は、トナー層厚規制とト
ナーへの帯電とを一度に済ませることができ、装置が大
型化しないという利点がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記従来の磁性−成分現像方式による摩
擦帯電には次の欠点があった。即ち、トナー帯電の速度
は、トナー担持体の回転速度（搬送速度）で決定される
ため、トナー帯電の立ち上がりが遅く、そのためトナー
帯電が十分になされない場合があるという欠点があった
。これを解決するには、例えばトナー担持体の回転を速
くすればよいが、感光体ドラムの回転速度との整合が崩
れること、また、高速回転による摩擦でトナー担持体に
トナーが固着すること等のため、画質を損ねる問題があ
った。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明は、回転するトナー
担持体の表面に弾性ブレードを摺接させることにより、
前記トナー担持体表面に付着したトナーの層厚を調整し
、予め静電潜像が形成された感光体に前記トナーを移行
して当該静電潜像を顕像化する現像装置において、前記
弾性ブレードの摺接面に溝を設けた。

〔作用〕

トナー担持体の表面に磁気拘束力により付着したトナー
は、弾性ブレードにより押圧されて層厚が均一化される
と共に、弾性ブレードに設けられた溝に沿って例えばジ
グザグに長い距離を移動する。この長い移動の間に前記
トナーには十分な摩擦帯電がなされる。従って、感光体
に対して、トナーが移行しやすくなる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。

第１図は本発明の実施例に用いる弾性ブレードの斜視図
であり、第２図（Ａ）、（Ｂ）は上記弾性ブレードの正
面拡大図および断面拡大図である。

第１図および第２図（Ａ）、（Ｂ）に示すように、横長
長方形の弾性ブレード１の長手方向表面のほぼ下半分に
は、トナー担持体５２表面と接触する接触部１１が形成
されている。接触部１１の内、弾性ブレード１の自由端
側には溝部１１ａが形成され、この溝部１１ａにはＶ溝
が斜め格子状に形成されている。溝部１１ａの上部側に
は隣接して平坦部１１ｂが形成されている。

次に動作を説明する。

トナー担持体５２の表面に吸着されたトナー５６が、ト
ナー担持体５２の回転と共に弾性ブレード１の自由端側
へと搬送されてくる。トナー５６はトナー担持体５２と
弾性ブレード１との間に侵入し、弾性ブレード１によっ
て押圧される間にトナー層厚が均一化され、この押圧の
際に、トナー５６は第３図（Ｂ）に示す動作をする。即
ち、従来の弾性ゴムブレード５５は、単なる平坦面であ
るため、第３図（Ａ）に符号Ｙで示すように、トナー粒
子Ｔは、弾性ゴムブレード５５上を直線状に進んでいた
。つまり、トナー粒子Ｔと弾性ゴムブレード５５との接
触時間が短かく、また、接触面積が小さかった。

これに対し、本実施例の場合は、第３図（Ｂ）に示すよ
うに、トナー粒子ＴＩは点線で示したようにＶ溝に沿っ
てジグザクに進み、あるいは別のトナー粒子Ｔ２は、−
点鎖線で示すように斜め直線状に進む。このようにトナ
ー粒子は、従来に比べ、トナー担持体５２および弾性ブ
レード１と接触している時間が長く、接触する面積が大
きいので、トナー粒子には十分な摩擦帯電がなされる。

また、溝部１１ａを通過したトナー５６の層厚について
は、■溝を通過することにより多少の凹凸が発生してい
るが、この凹凸は平坦部１１ｂにより押圧され均一化さ
れる。従って、感光体ドラム５７にスムーズに移行され
る。

次に、本実施例に用いる材質としては、次の材質が好適
である。即ち、ポリスチレンをバインダ樹脂とするトナ
ーを、「負」に帯電する場合には、弾性ブレード１の材
質は、シリコーンゴム、ポリウレタン、スチレンブタジ
ェンゴムを使用し、トナー担持体５２はポリメチルメタ
アクリレート等でコーティングしたアルミニウムを使用
すればよい。また、前記ポリスチレンをバインダ樹脂と
するトナーを、「正」に帯電する場合には、弾性ブレー
ド１としてはエチレンプロピレンゴム、天然ゴム、弗素
ゴムを使用し、トナー担持体５２としてはテフロン等を
用いればよい。

なお、本実施例では、弾性ブレード１の自由端をトナー
担持体５２の回転方向に対向させたが、逆に前記回転方
向と同一方向に向けてもよい。

また、本実施例は磁性−成分現像方式の場合について述
べたが、磁性のないトナーを用いる非磁性−成分現像方
式にも適用できるのは勿論である。

〔発明の効果〕

以上詳述したことから明らなように、本発明によれば、
トナーと弾性ブレードおよびトナー担持体との接触時間
・接触面積が増加するので、トナーを十分に帯電させる
ことができる。

１１ａ・・・溝 ５２・・・トナー担持体 ５６・・・トナー ５７・・・感光体ドラム（感光体） ＴＳＴ　ＳＴ２・・・トナー粒子

【図面の簡単な説明】

第を図は本発明の実施例に用いる弾性ブレードの斜視図
、 第２図（Ａ）、（Ｂ）は上記弾性ブレードの正面拡大図
および断面拡大図、 第３図（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ従来のトナー粒子の進
路および本実施例のトナー粒子の進路を示す図、 第４図は従来の現像装置の側断面図である。 １・・・弾性ブレード

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転するトナー担持体の表面に弾性ブレードを摺接
   させることにより、前記トナー担持体表面に付着したト
   ナーの層厚を調整し、予め静電潜像が形成された感光体
   に前記トナーを移行して当該静電潜像を顕像化する現像
   装置において、前記弾性ブレードの摺接面に溝を設けた
   ことを特徴とする現像装置。 ２、前記弾性ブレードの溝形成部分に隣接して平坦部を
   設け、この平坦部により搬送されるトナーの層厚を均一
   化することを特徴とする請求項１記載の現像装置。