JPH03273464A - 再処理機能付き自動改札機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば鉄道等の駅務に装備されるような自
動改札機に関し、さらに詳しくは改札時のデータ処理不
良券の発生を低減することができる再処理機能付き自動
改札機に関する。

（ロ）従来の技術 鉄道等の乗車利用時に普通切符、回数券および定期券等
の乗車券を自動改札処理する改札機は、第５図に示すよ
うに、乗車券投入口５ａと乗車券放出口５ｂとの間を搬
送ベルト装置５ｃで結び、この搬送部間に、投入された
乗車券を幅寄せする整列部５ｄ、乗車券の磁気情報を読
取り・書込み処理して間接的に変化を与える券間接デー
タ処理部５ｅ、乗車券に印字処理を施しパンチ穴を穿っ
て券の外面上に直接的に変化を与える券直接データ処理
部５ｆおよび放出部５１が、この順序でメインフレーム
に装備されている。

この場合、投入された乗車券に磁気書込み洩れ等の書込
み不良が発生しても、−旦投入された乗車券は、搬送ベ
ルト装置を通って後段へと導かれ、不良券状態のまま放
出口に放出されてトラブルの発生原因になるなど磁気処
理性能の信頼性に乏しく、ことに近年、上記した通常の
乗車券の他に、カード直接データ処理部５ｇ、カード間
接データ処理部５ｈを連設して、金額カードや回数カー
ド等の乗車カードを取引許容する構成にした場合、間接
データ処理時の書込み処理が金額の授受と同等となり、
このデータ処理性能が益々重要視され、データ処理性能
を向上させることが大きな課題となっていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 この発明は、上記問題に鑑み、投入された乗車券あるい
は乗車カードに書込み不良が発生しても、別の磁気ヘッ
ドで確実に再書込み処理することができる再処理機能付
き自動改札機の提供を目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、乗車券と乗車カードとの券種の異なる双方
を、投入口側に位置して券情報を券のいずれの記録面に
対しても読取り書込み処理する間接データ処理部と、放
出口側に位置してパンチ打ち処理および券面印字処理を
実行する直接データ処理部とを搬送路上に配設した自動
改札機であって、上記間接データ処理部の後段に表裏反
転装置を配設し、該間接データ処理部でデータ処理不良
券が発生したことを間接データ検知手段が検知したとき
、そのデータ処理不良券を表裏反転装置に導いて反転動
作させた後、上記搬送路を逆転駆動してデータ処理不良
券を間接データ処理部の前段に導いて再度間接データ処
理する再処理制御手段を備えた再処理機能付き自動改札
機である。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、投入された乗車券または乗車カード
を間接データ処理部で間接データ処理した時に、間接デ
ータ検知手段がデータネ良の発生を検知すると、再処理
制御手段が該データ処理不良券を表裏反転装置に導いて
反転させた後、搬送路を逆転駆動して間接データ処理部
の前段に表裏を反転させて導き、これより再度間接デー
タ処理を実行する。

（へ）発明の効果 このため、データ処理不良券は再び間接データ処理され
、しかもこの時の不良券は表裏が逆転されて１回目とは
別のデータ処理部でデータ処理され、要用と農用との双
方のデータ処理部で２回に分けて間接データ処理される
ことになり、この結果、投入された券に対して確実に間
接データ処理を施すことができ、データ処理不良券を不
測に放出しなくなり、乗車券ならびに乗車カードに適し
た信頼性の高い間接データ処理を実行する。

また、複雑な搬送構造を要せず、反転搬送および逆転搬
送させるだけの搬送路構成で、信頼性の高い間接データ
処理動作を容易に達成することができる。

（ト）実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

第２図は再処理機能付き自動改札機の外観図を示し、改
札機本体１１の前後に、乗車利用客に対する通り抜は制
御用の開閉扉１２．１２を備え、改札機本体の上面に周
知の乗車券投入口１３と乗車券放出口１４とを開口して
いる。

改札機本体１１の内部には、第１図に示すように、乗車
券投入口１３と乗車券放出口１４を両端に備えた乗車券
改札処理系１５が設けられ、この乗車券改札処理系１５
は、切符、回数券、定期券等の通常の乗車券と、金額カ
ード、回数カード等の乗車カードとの双方を共通して取
扱うものである。

この乗車券改札処理系１５は、乗車券搬送方向に、整列
部Ａ１間接データ処理部Ｂ１表裏反転装置Ｃ１直接デー
タ処理部Ｄ１放出部Ｅを配備している。

整列部Ａは、乗車券投入口１３より投入された乗車券あ
るいは乗車カードを、偏心回転する幅寄せローラ１６を
用いてメインフレーム側に幅寄せする。

間接データ処理部Ｂは、券面情報読取り部Ｂ１と、券面
情報書込み部Ｂ２と、券面情報チエツク部Ｂ３とを、こ
の順に直列に配設して構成している。

券面情報読取り部Ｂ１は、表用と表用の上下−対の読取
り磁気ヘッド１７．１８により、乗車券あるいは乗車カ
ードの上下いずれかの一方の面に記録されている磁気情
報を読出す働きをする。

券面情報書込み部Ｂ２は、乗車券あるいは乗車カードの
上下のいずれかの磁気面に対して、表用と表用の上下一
対の書込み磁気ヘッド１９．２０による書込みを実行す
る。

券面情報チエツク部Ｂ３は、券あるいはカードの上下い
ずれかの面に書込まれた磁気情報を表用と表用の上下一
対の確認磁気ヘッド２１．２２で読取り確認する働きを
する。

ところで、これら磁気ヘッド１７〜２２は、乗車券改札
処理系１５の乗車券投入口１３から乗車券放出口１４ま
で貫通装備されるメイン搬送ベルト装置２３の前段側に
装備しており、この後段側に分岐して、乗車券放出口１
４の前段で再びメイン搬送ベルト装置２３に合流するサ
ブ搬送ベルト装置２４を並列装備している。

このサブ搬送ベルト装置２４は、後述する表裏反転装置
Ｃと直接データ処理部りとを装備して構成するものであ
って、始端側の分岐位置に配設した第１フラツパｆ１に
より、後段側で一方の搬送ベルト装置１２３．２４に振
分は操作し、さらにこのベルト装置２４の後段に配設し
た第２フラツパｆ２により、表裏反転装置Ｃ側と直接デ
ータ処理ＩＤ側とに振分は操作する。

表裏反転装置Ｃは、乗車券および乗車カードが表向きに
侵入した時は、第２フラツパｆ２は動作させず、表向き
のまま後段の直接データ処理部りに搬送するようにし、
裏向きに侵入した時は、第２フラツパｆ２を振分は動作
させることより、乗車券および乗車カードは搬送方向と
略直角方向の反転通路２５側に導いて反転させた後、前
方のサブ搬送ベルト装置２４側に合流させて、いずれも
表向きの状態で直接データ処理部りへと搬送する。

直接データ処理部りは、パンチ装置２６と、感熱印刷装
置２７とを装備して構成され、これらは既述した間接デ
ータ処理部Ｂの磁気情報に基づいて、乗車券および乗車
カードに所定のパンチ穴形成と、所定の駅名印字とを共
通して実行する。

放出部Ｅは、放出搬送ベルト２８により、券およびカー
ドの放出を司る。

第３図は再処理機能付き自動改札機の制御回路ブロック
図を示し、ＣＰＵ３　ｉはインターフェース３２を介し
てソレノイドドライバ回路３３、モータドライバ回路３
４、印刷ヘッドドライバ回路３５、磁気データリードラ
イト部３６、センサドライバ回路３７に接続され、ＲＯ
Ｍ３８に格納されているプログラムに従ってこれらを制
御し、その制御によって得られた必要情報をＲＡＭ３９
に記憶する。

ソレノイドＳＱＬは、ソレノイドドライバ回路３３を駆
動して、各フラッパｆ１．ｆ２・・・を振分は動作させ
る。

モータＭは、搬送ベルト装置２３．２４や幅寄せローラ
１６等の搬送系を駆動する。

また、センサＳは、乗車券、乗車カードの投入、放出、
その他の位置検出に用いるものである。

ところで、このＣＰＵ３１は、確認磁気ヘッド２１．２
２を介して、投入された乗車券あるいは乗車カードに磁
気書込み洩れ等の書込み不良を検知したときは、データ
ネ良券あるいはデータネ良カードを放出しないよう指令
出力し、これらを間接データ処理部Ｂの後段に装備され
た表裏反転装置Ｃに導いて反転動作させた後、その後段
位置に相当するサブ搬送装置２４上に設定した一旦プー
ル部Ｐで一時停止させた後、両搬送路２３．２４を逆転
駆動して、不良券または不良カードを間接データ処理部
Ｂの前段に導いて一時停止させ、これより再び正送りし
て再度磁気書込み処理を実行するようにし、−旦投入さ
れた乗車券および乗車カードに対して、確実に磁気書込
み処理を施す再処理機能を有している。

また、この再処理時にあっては、磁気書込み不良券は表
裏が逆転されて１回目とは別の磁気ヘッドで書込み処理
され、表用と表用との双方の磁気ヘッド１９．２０で２
回に分けて書込み処理され、投入された乗車券あるいは
乗車カードに対して確実に書込み処理を施すことができ
るようにして磁気処理性能を高めている。

次に、再処理機能付き自動改札機の処理動作を第４図の
フローチャートを参照して説明する。

今、乗車券投入口１３に乗車券または乗車カードが投入
されると、これをセンサＳが検知し、ＣＰＵ３１は投入
物が小さな券サイズであるか大きなカードサイズである
かを判断し、大きなカードサイズのときは幅寄せローラ
１６を退避させ、カードや定期券の通過に邪魔にならな
いようにする一方、この投入物の搬入時は乗車券投入口
１３のシャッタを閉じて券の投入間隔を制御しく第１〜
第３ステツプｎ１〜ｎ３）、 整列処理後は間接データ処理部Ｂに導いて、ここで投入
物の券面情報を読取り、また必要に応じて券面情報を書
込み、その書込んだ券面情報をチエツクする（第４〜第
６ステツプｎ４〜ｎ６）。

このとき、適正に磁気処理されたことをチエツクすると
（第７ステツプｎ？）、 ＣＰＵ３１は、その磁気処理した券種を判定し、切符、
回数券、定期券等の乗車券であれば、乗車券直接データ
処理部Ｃに導く。この乗車券が回数券の場合は駅名、日
付は等の印字処理およびパンチ打ち処理を施し、また切
符の場合はパンチ打ち処理を施し、定期券の場合は直接
データ処理を要しないまま、それぞれ乗車券放出口１４
へと放出する（第８〜第１３ステツプｎ８〜ｎ１３）。

一方、投入物が乗車カードである場合は、サブ搬送ベル
ト装置２４側に導き、その投入された乗車カードが表向
きであれば、そのまま乗車カード直接データ処理部りへ
と導き、裏向きの投入面であれば反転通路２５に導いて
反転させてから乗車カード直接データ処理部りへと導く
（第１４〜第１５ステツプｎ１４〜ｎ１５）。

そして、この乗車カード直接データ処理部りで、パンチ
打ち処理および感熱印字処理を施した後、再びメイン搬
送ベルト装置２３に合流させて乗車券放出口１４より放
出する（第１６〜第１７ステツプｎ１６〜ｎ１７）。

ところで、上述の第７ステツプｎ７での磁気チエツク時
に、ＣＰＵ３１が確認磁気ヘッド２１゜２２を介して投
入された乗車券あるいは乗車カードに書込み不良が発生
したことを検知すると、この書込み不良券を後段の表裏
反転装置Ｃに導いて反転動作させた後、この後段位置に
相当する一旦プール部Ｐに投入面と逆向きの状態にして
一時停止させる（第１８〜第１９ステツプｎ１８〜ｎ］
９）。

この逆向きの状態で両搬送路２３．２４を逆転駆動して
、不良券または不良カードを整列部Ａの位置まで逆送し
、これより再び正送りして間接データ処理部Ｂに導き、
再度磁気書込み処理等の間接データ処理を実行する。こ
のとき、磁気書込み不良券は表裏が逆転されて１回目と
は別の磁気ヘッドで書込み処理されるため、表用と表用
との双方の書込み磁気ヘッド１９．２０で２回に分けて
書込み処理され、投入された乗車券あるいは乗車カード
に対して確実に書込み処理が施される（第２０〜第２７
ステツプｎ２Ｇ−ｎ２？）。

そして、ＣＰＵ３１が確認磁気ヘッド２１，２２を介し
て適正に磁気処理されたことを判定すると、上述の第８
ステツプｎ８以降の処理がなされる（第２８ステツプｎ
２８）。

しかし、２回目のチエツク動作でも磁気データネ良と判
定した場合は、取引不能な異存または異カードが投入さ
れたと判定して放出し、またそのときは係員に知らせて
係員処理する（第２９〜第３０ステツプｎ２９〜ｎ３０
）。

上述のように、磁気書込み不良券は２回目の磁気書込み
処理され、しかもこの時の書込み不良券は表裏が逆転さ
れて１回目とは別の磁気ヘッドで書込まれ、表用と表用
との双方の磁気ヘッドで２回に分けて書込み操作される
ことになり、この結果、投入された乗車券あるいは乗車
カードに対して確実に磁気書込み処理を施すことができ
、磁気書込み不良券を不測に放出しなくなり、乗車券な
らびに乗車カードに適した信頼性の高い磁気データ処理
を実行する。また、複雑な搬送構造を要せず、反転搬送
および逆転搬送させるだけの搬送路構成で、信頼性の高
い磁気データ処理動作を容具に達成することができる。

この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、 この発明の投入口は、実施例の乗車券投入口１３に対応
し、以下同様に、 放出口は、乗車券放出口１４に対応し１搬送路は、メイ
ン搬送ベルト装置２３とサブ搬送ベルト装置２４とに対
応し、 間接データ検知手段は、要用確認磁気ヘッド２１と裏用
確認磁気ヘッド２２とに対応し、再処理制御手段は、Ｃ
ＰＵ３１に対応するも、この発明は、上述の一実施例の
構成のみに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は再処理機能付き自動改札機の内部構成図、第２
図は再処理機能付き自動改札機の外観図、第３図は再処
理機能付き自動改札機の制御回路ブロック図、 第４図は再処理機能付き自動改札機の処理動作を示すフ
ローチャート、 第５図は従来の自動改札機の内部構成図である。 １１・・・改札機本体　　　　１３・・・乗車券投入口
１４・・・乗車券放出口　１７〜２２・・・磁気ヘッド
２３．２４・・・搬送ベルト装置　３１・・・ＣＰＵＢ
・・・間接データ処理部　　　Ｃ・・・表裏反転装置Ｄ
・・・直接データ処理部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）乗車券と乗車カードとの券種の異なる双方を、投
   入口側に位置して券情報を券のいず れの記録面に対しても読取り書込み処理す る間接データ処理部と、放出口側に位置し てパンチ打ち処理および券面印字処理を実 行する直接データ処理部とを搬送路上に配 設した自動改札機であって、 上記間接データ処理部の後段に表裏反転装 置を配設し、該間接データ処理部でデータ 処理不良券が発生したことを間接データ検 知手段が検知したとき、そのデータ処理不 良券を表裏反転装置に導いて反転動作させ た後、上記搬送路を逆転駆動してデータ処 理不良券を間接データ処理部の前段に導い て再度間接データ処理する再処理制御手段 を備えた 再処理機能付き自動改札機。