JPH03272375A - モータアクチュエータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモータの回転によりアクチュエータを駆動する
だめのモータアクチュエータに関し、モタの回転、停止
位置をスイッチにて検出するものに関する。

従来の技術 近年、冷蔵庫の温度制御の高精度化の要求が高まυ冷蔵
庫内の温度制御は、従来のガス圧式のダンパーから、モ
ータにてダンパーを駆動する電動式のものが増加しつつ
ある。電動式ダンパーは、庫内の温度をサーミスタ等で
検知し、ある設定温度よシ庫内温度が高い時は、ダンパ
ーを開状態として、冷気を庫内に流入せしめ、逆に、庫
内温度が低くなると、ダンパーを閉状態として、冷気流
入を停止せしむる。ここで、モータアクチュエータは、
ダンパーの開又は閉状態にてモータを停止せしむる検出
手段を保有し、庫内温度状態に対応して、モータを駆動
−停止させ、ダンパーの開閉を行う。ここで、モータに
逆転する可能性のあるＡＣモータを使用する時、実開昭
６１−２０５３７６号公報の如く、モータの位置検出手
段を工夫する必要がある。上記構成を第７図、第８図に
従って説明すると、１は逆転する可能性のあるモータ（
例えばＡＣ同期モータ）である。このモータ１の出力は
、複合型減速ギア２，３に順次かみ合っており、更に第
１の回転部材４とかみ合う。この第１の回転部材４は、
２つの異なる径を、これらの径部を斜面で結ぶ外周カム
部５と連動している。

すなわち、第１の回転部材４の同軸上にカム部６があシ
、両者は、そｈぞれの突起６にて開離自在に当接して連
動している。すなわち、回転部材４の突起がカム部５の
突起と接し、連動する。また、前記カム部６の外周カム
に摺接して、リードスイッチ７を動作させるマグネット
８を保持した駆動部材８が、回動自在に保持されている
。更に、第２の回転部材９が第１の回転部材４とかみ合
っており、この第２の回転部材９には、軸方向に変位す
る傾斜カム部１０があり、この傾斜カム１ｏと当接し、
軸方向に変位しダンパー（図示せず）を開閉するビン１
１がある。

ここで動作を説明する。モータ１が回転すると減速ギア
２，３及び第１の回転部材４、更に第２の回転部材９が
回転し、ピン１１が軸方向に変位し、ダンパー（図示せ
ず）を開閉する。ここで、ダンパーの開、及び閉位置で
モータ１を停止せしむる必要があり、これは、第１の回
転部材４と連動するカム部５の外径の変位により、マグ
ネット８を保持した駆動部材８′が移動し、リードスイ
ッチ７を０Ｎ−ＯＦＦさせる。ここで、リードスイッチ
のＯＮ点又はＯＦＦ点は、カム部５の傾斜面である可能
性が大であるため、モータ１が再起動時、少し逆転する
とリードスイッチ７のチャタリング、又は誤動作が起こ
りやすい。そこでリードスイッチ７がＯＮする時は、ス
イッチ了がＯＮしてから何秒か通電してからモータ１を
停止させる遅延回路を設け、駆動部材８′がカム部６の
斜面をすぎてから、モータ１を停止させる。また、スイ
ッチ７がＯＦＦする時は、例え駆動部材８′がカム部５
の斜面で止ってモータ１を停止させても、第１の回転部
材４は停止しても回転部材４と連動しているカム部５は
、モータ１回転方向には自由に回転出来るため、駆動部
材８′の押力によりカム部５は、斜面から安定な小径部
まで回転し、スイッチ７がいわゆる速断状態を作り出し
、スイッチングの不安定が発生せず、このため遅延回路
を設けずモータ１を停止出来る。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記構成においては、第１の回転部材４と連動
するカム部６を別部品として設けねばならず、更に、ス
イッチ７のＯＮ又はＯＦＦのどちらかは速断状態にてス
イッチングさせ得るが、両方共、速断状態にてスイッチ
ングさせ得ないため、少なくとも１つの遅延回路を設け
る必要があり、部品のコストがアップする問題点があっ
た。本発明は、上記点に鑑み比較的簡単な構成で、モー
タが逆転してもスイッチングに不安定な状態を発生させ
ず、また、必要により、スイッチングのＯＮ。

ＯＦＦ両方に、スイッチングの不安定状態を排除出来、
遅延回路を用いなくてもよい、モータアクチュエータを
提供せんとするものである。

課題を解決するための手段 前記課題を解決するため、本発明においては、モータに
より駆動される減速ギアと、このギアと共に回転するカ
ム部材とカム部材のカム変位により、スイッチを駆動す
るスイッチ駆動部材から成り、このスイッチ駆動部材は
、前記カム部材と摺接し、モータ回転方向には固定され
、逆転方向には移動自在である駆動体を介してカム部材
と連動しており、また、カム部材のカム面はモータ回転
方向に対しては駆動片との摺接抵抗が小さく、逆方向に
は大きくしたものである。

作　　用 上記の構成により、例え駆動片がカムの斜面に止っても
、モータ再起動時モータが少し逆転しても、モータの逆
転方向には駆動片とカム部材の摺接抵抗が大なるため、
駆動体はスイッチ駆動部材の軸上を移動しカムの斜面を
スイッチの不安定方向には、スイッチ駆動部材を動かさ
ないため、安定したスイッチングが出来る。

実施例 本発明の請求項１記載の一実施例を第１図、第２図、第
３図及び第４図を用いて詳細に説明する。

第１図は、本発明のモータアクチュエータの全体的な構
造を示している。このモータアクチュエータは割型のケ
ー７２１、及びケースカバー２２の内部に組み込まれて
いる。回転駆動体としてのモータ２３は１例えばＡＣモ
ータであシ、ケースカバー２２の底面に取り付けられて
おり、そのモータ軸２４のモータギア２６をケース２１
の内部に臨ませている。このモータギア２６は複合型減
速ギア２６，２７に順次噛み合っており、ギア部を保有
したカム部材２８に回転力を伝達する。これらのギア２
６．２７はケー７２１に固定され、ケースカバー２２に
よって支持された軸２９．３０によって回転自在に支持
されている。

また、カム部材２８はケース２１より突出したリプ３１
と嵌合し、ケー７２１及びケースカバー２２の間で回転
自在に支持されている。又、上記カム部材２８は、第３
図に示す様に、ギア部３２ｆと輪郭カム部３２から成シ
輪郭カム部３２は径の小さい輪郭カム３２ａ、径の大き
い輪郭カム３２Ｃ９及びこれらを傾斜面で結ぶ輪郭カム
ｓ２ｂ、　３２ｄを一体的に形成し、さらにＤ形状の突
起３３がケースカバー２２より外部に突出しており、突
起３３の回転によりダンパー（図示せず）のフラップの
開閉を行なうものである。

またケース２１の内部には、スイッチ駆動部材３４がケ
ース２１に形成された支軸３５によって回動自在に支持
されており、該スイッチ駆動部材３４は先端部分３４ａ
で永久磁石３６を保持し、リードスイッチなどのスイッ
チ３７と対応させている。スイッチ駆動部材３４はケー
ス２１の支軸３５に嵌合する穴部３４ｂとバネ受部３４
ｃとから成り、前記先端部３４ａとを結ぶ軸部３４ｄか
ら成る。駆動部材３４には軸部３４ｄに摺動に取付けら
れた駆動体３９があり、駆動体３９の一端にＬ字状の駆
動片４ｏを形成し、他端には平面状のバネ受け４０　ａ
を形成している。駆動片４０の先端は輪郭カム３２ａ、
３２ｂ、３２ｃ、３２ｄに接し得る状態となっている。

またリードスイッチ３７はケース２１に取り付けられ前
記スイッチ駆動部材３４の先端部３４ａに取付けられた
永久磁石３６と対応した位置にある。そして上記スイッ
チ駆動部材３４のバネ受部３４ｃはケース２１の内部に
組み込まれた２つに分れだ板バネの１片４０ａと接し、
スイッチ駆動部材３４は輪郭カム部に接触する方向に付
勢されている。また同時に前記板バネの他片４ｏｂは駆
動体３９をスイッチ駆動部材３４の支軸３６より常に離
れる方向に付勢しており、その付勢力は、スイッチ駆動
部材３４を付勢する付勢力より弱いものである。

ここで本発明の請求項１記載の一実施例の動作について
述べる。モータ２３が回転するとモータ軸２４のモータ
ギア２５を介して複合型減速ギア２６．２７及び、カム
部材２８更に、輪郭カム３２が回転し、Ｄ型状突起３３
が回転しダンパー（図示せず）を開閉する。ここでダン
パーの開及び閉位置でモータ２３を停止せしめる必要が
あり、これはカム部材２８と連動する輪郭カム３２の外
径の変位により、永久磁石３６を保持したスイッチ駆動
部材３４が移動し、スイッチ３γを○Ｎ−０ＦＦさせる
。ここでスイッチ３７のＯＮ点、又はＯＦＦ転は、輪郭
カム３２の傾斜面である可能性が犬であるため、モータ
２３が再起動時、少し逆転するとスイッチ３７のチャタ
リング又は誤動作が起こりやすい。そこで、スイッチ３
７がＯＮする時はスイッチ３７がＯＮしてから何秒か通
電して安定なＯＮ状態になってからモータ２３を停止さ
せる遅延回路を設け、駆動部材３４が、輪郭カム３２の
斜面をすぎてからモータ２３を停止させる。またスイッ
チ３７が○ＦＦする時は、スイッチ駆動部材３４が輪郭
カム３２の大径部の輪郭カム３２Ｃを過ぎて輪郭カム３
２の傾斜面である輪郭カム３２ｂに差し掛かると、スイ
ッチ３７が○ＦＦし、スイッチ駆動部材３４は斜面３２
ｂで停止する。

ここでモータ２３が再起動するとき逆転するとカム部材
２８も逆転し、スイッチ駆動部材３４に保持された駆動
体３９は輪郭カム３２ｂの斜面３２ｂをのぼる方向に付
勢されるが、斜面３２ｂをのぼる抵抗が大なるため板バ
ネ４０ｂの力に抗してスイッチ駆動体３４の軸部３４ｄ
を軸穴３４ｂ方向に摺動・移動する。このためスイッチ
移動体３４の先端部３４ａの永久磁石３６の位置は変化
せず、スイッチ３７を不安定動作させない。

以上述べた如く、モータにより駆動される減速ギアと、
このギアと共に回転するカム部材と、カム部材のカム変
位によりスイッチを駆動する駆動部材から成り、この駆
動部材は、前記カム部材と摺接し、モータ回転方向には
固定され、逆転方向には移動自在である駆動体を介して
カム部材と連動しているため、比較的簡単な構成でモー
タが逆転してもスイッチングに不安定な状態を発生させ
ず、安定したスイッチングが出来る。

以下本発明の請求項２記載の実施例を第５，６図を用い
て説明する。構成はカム部材２８を除き同一である。カ
ム部材２８′は、ケース２１より突出したリプ３１と嵌
合しケース２１及びケースカバー２２の間で回転自在に
支持されている。上記カム部材２８′は輪郭カム３２′
を形成し、該カム３２′は径の大なる外周カム部３２Ｃ
′と径の小さい外周カム部３２ａ′と、これらを結ぶ斜
面部３２ｂ′３２ｄ′から成る。ここでこの斜面部のう
ち、径の小さいカム部３２ａ′から大きい径のカム部３
２Ｃ′を結ぶ斜面部３２ｄ′には、三角波状の切込み３
２０′が形成されており、この三角波状の切込み３２Ｃ
′は、カム部材２８′の回転方向になめらかで、逆転方
向にエッヂ状になっておシ、かつ、前記駆動部材３４の
接触片３８とかみ合う大きさとなっている。上記以外は
カム部材２８′は特許請求の範回１項のカム部材２８と
同様に形成される。

ここで請求項２の動作について説明する。モータ２３の
回転により、カム部材２８′も連動し、輪郭カム部３２
′と摺接したスイッチ駆動部材３４が、スイッチ３７を
○Ｎ−０ＦＦさせる。ここで、駆動部材３４が、径の小
さいカム部３２ａ′から径の大きなカム部３２Ｃ′の間
の三角波状の切込みを持った斜面部３２ｄ′をのぼりは
じめると、駆動部材３４がスイッチ３７方向に移動し、
永久磁石３６により、スイッチ３７がＯＮ信号を発生し
、モータ２３の回転は停止する。ここで駆動部材３４の
接触片部３８は、モータ２３の回転方向に対しては、三
角波状切込み３２０′をのυこえることが出来る。

駆動部材３４が斜面３２ｄ′の途中で停止し再度モータ
２３が起動するとき、例えばモータ２３が逆転し、カム
部材２８′が逆転しても、駆動部材３４の接触片３８は
、三角波状切込み３２０′のエッヂをのり越えられぬだ
め、駆動体３９は板バネ４゜のバネ力に抗して、駆動部
材３４の中央部を支軸３６方向に移動し、そのためスイ
ッチ３７を駆動する永久磁石３６の位置は変化しない。

また、スイッチ３７がＯＮからＯＦＦするときは、特許
請求の範囲第１項と同様の作動をする。

以上のべた如く、前記請求項１の構成に加えてカム部材
２８′の輪郭カム部３２′のスイッチ３７をＯＦＦから
ＯＮさせる斜面３２ｄ′に、回転方向にはなめらかで、
逆転方向にけエッヂを持った三角波状の切込み３２０′
を設けたため、スイッチ３７がＯＦＦからＯＮ信号を発
生し、モータ２３の回転が停止した時、駆動部材３４が
斜面３２ｄ′で停止し、モータ２３の再起動時に逆転し
ても、駆動体３９が移動し、駆動部材３４の永久磁石３
６の位置は変化しないため、スイッチ３７の誤動作は発
生せず、モータ２３回転の遅延回路を設ける必要がなく
なり、前記特許請求の範囲第１項の構成によると、スイ
ッチ３７がＯＮからＯＦＦする時の遅延回路も廃止出来
るため、全く遅延回１格を付加しなくともスイッチ３了
の不安定動作がなくなる。

発明の効果 以上述べた如く本発明は、逆転する可能性のあるＡＣモ
ータにより駆動される減速ギアと該ギアと共に回転する
カム部材と、該カム部材によりスイッチを駆動するスイ
ッチ駆動部材とから成り、前記スイッチ駆動部材は、該
カム部材に保持され、かつ前記カム部材と摺接し、モー
タ回転方向には固定され、七−タ回転逆方向には移動自
在である駆動片を介してカム部材と連動しており、また
、カム部材のカム面はモータ回転方向に対しては、駆動
片との摺接抵抗が小さく逆方向には大きくしだことによ
り、比較的簡単な構成で、モータが逆転しても、スイッ
チングに不安定な状態を発生させず、また、必要により
スイッチングのＯＮ−〇ＦＦ両方にスイッチングの不安
定状態を排除することができるだめ、遅延回路を用いな
くてもよく顧客のニーズにマツチした低コヌトで、信頼
性の高い、モータアクチュエータを提供することができ
、その実用効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のモータアクチュエータの請求項１記載
の一実施例を示すケースカバーを取υ外しだ状態を示す
底面図、第２図は同歯車のかみ合い線に沿って示す断面
図、第３図は同輪郭カムの平面図、第４図は同スイッチ
ング動作の要部斜視図、第５図は本発明の請求項２記載
の一実施例の輪郭カムの平面図、第６図は同スイッチン
グ動作の要部斜視図、第７図は従来例のモータアクチュ
エータをケースカバーの取り外し状態で示す底面図、第
８図は同歯車のかみ合い線に沿って示す断面図である。 ２３・・・・・モータ、２６．２７・・・・・・減速キ
ア、２８・・・・・・カム部材、３４・・・・・スイッ
チ駆動部材。 ３９・・・・・・駆動体。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）逆転する可能性のあるＡＣモータと、このモータ
   により駆動される減速ギアと、該ギアと共に回転するカ
   ム部材と、該カム部材によりスイッチを駆動するスイッ
   チ駆動部材とから成り、前記スイッチ駆動部材は該カム
   部材に保持され、かつ前記カム部材と摺接し、モータ回
   転方向には固定され、モータ回転逆方向には移動自在で
   ある駆動体を介してカム部材と連動しており、前記スイ
   ッチがＯＮ状態の時は所定の時間モータを回転させて停
   止させ、スイッチがＯＦＦの時はモータを直ちに停止さ
   せることを特徴とするモータアクチュエータ。
2. （２）カム部材のカム面は、モータ回転方向に対しては
   駆動体との摺接抵抗が小さく、モータ回転と逆方向に対
   しては摺接抵抗を大きくし、スイッチのＯＮ、ＯＦＦ状
   態の時に直ちにモータを停止させることを特徴とした請
   求項１記載のモータアクチュエータ。