JPH0326926Y2 - - Google Patents

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JPH0326926Y2
JPH0326926Y2 JP11719484U JP11719484U JPH0326926Y2 JP H0326926 Y2 JPH0326926 Y2 JP H0326926Y2 JP 11719484 U JP11719484 U JP 11719484U JP 11719484 U JP11719484 U JP 11719484U JP H0326926 Y2 JPH0326926 Y2 JP H0326926Y2
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container
cap
vent
liquid
air vent
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JP11719484U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、容器をスクイズして内容液を注出
またはスプレーし使用に供する注出容器に関す
る。
「従来技術およびその問題点」 この種の注出容器として、容器口部に設けられ
た内容液注出口に容器底部に達する内容物導出管
を設け容器がスクイズされると内容液が導出管を
介して注出口に押し上げられ注出またはスプレー
されるようになされたものがある。このものは、
容器を起立させた状態で内容液を注出できる利点
がある。
ところが、このような注出容器に、次亜塩素酸
ナトリウムのように経時的に分解してガスを発生
する物質を成分とする内容液、例えば、トイレク
リーナ、カビ取り剤などを収容すると、保存中に
容器の内圧が分離ガスにより上昇して、内容液を
使用するために容器を開栓すると、上記内圧によ
り内容物が噴出し、内容物が使用者の目に入つた
り皮膚や衣類などに付着する危険があつた。
「考案の目的」 この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
内容液が次亜塩素酸ナトリウム等のように経時的
に分解が進行してガスを発生する物質を成分とす
るトイレクリーナ等であつても、開栓時に不意に
内容液が噴き出すことのない安全な注出容器を提
供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 以下実施例に沿つて上記問題点を解決するため
の手段を説明する。
第1図は、この考案の第1実施例を示すもので
あつて、図中符号1は容器本体、符号2はキヤツ
プである。
容器本体1は、上部開口が縮径された筒状の内
容液収容部3と、この収容部3の上部開口を閉じ
る中栓4とにより構成されている。この中栓4に
は、抜気口5と注液口6が穿設されると共に、こ
れら抜気口5と注液口6とを囲む環状壁7が上方
に向けて設けられている。この中栓4の注液口6
には、内容液収容部3の底に達する内容液導出管
6aが嵌め合わされている。また、中栓4の抜気
口5は、中栓4の中央に設けられており、その下
部には抜気口5よりも若干大径の弁部材収容部8
が形成されている。この弁部材収容部8内には、
弁部材9が収容されており、この弁部材9は、弁
部材収容部8の下部に突設された突起10……に
より収容部8から脱落しないように保持されてい
る。
この弁部材9は、容器本体1の内圧で動作して
抜気口5を開閉するもので、この例にあつてはボ
ール状に形成されている。このボール状の弁部材
9は、本体1の内圧に従つて弁部材収容部8内を
上下動するように、軽量に形成されている。そし
て、スクイズされるなどして容器本体1内の圧力
が高まると、弁部材収容部8内を押し上げられて
抜気口5を内側から閉鎖し、本体1内の圧力が低
下すると、落下して抜気口5を開放する。
また上記環状壁7は、その上端縁7aが抜気口
5および注液口6よりも上方に位置するように形
成されている。さらに、このような中栓4で閉じ
られた内容液収容部3の上端部の外周には上記キ
ヤツプ2を装着せしめるためのねじ11が形成さ
れている。
上記キヤツプ2は、円板状の頂板12とこの頂
板12の外周から下方に延びる筒部13とからな
るもので、筒部13の内面には上記容器本体1の
ねじ11と螺合するねじ14が形成されている。
また、キヤツプ2の頂板12の内面には、シール
リング15と栓リング16と抜気口開放部材17
が設けられている。シールリブ15は、上記中栓
4の環状壁7の外周面と液密に接するシール突起
18が設けられ、環状壁7との間に液密な空間1
9を形成するものである。このシールリング15
には、これを貫いて筒部13から外部に開口する
吐出口20が設けられている。また、上記栓リン
グ16は、シールリング15の内側に設けられて
おり、上記容器本体1の環状壁7の内周面と気密
に接するように形成されている。また、この栓リ
ング16はシールリング15よりも低く形成され
ており、第2図および第3図に示すように、キヤ
ツプ2が緩められて上昇せしめられた時、キヤツ
プ2のシールリング15と中栓4の環状壁7とが
接合している状態で、栓リング16が環状壁7か
ら離間するようにされている。
上記抜気口開放部材17は、キヤツプ2を容器
本体1から緩めてキヤツプ2を開放せしめるキヤ
ツプ開放動作の初期、中栓4の抜気口5とキヤツ
プ2の吐出口20とが連通する際において、抜気
口5に設けられた弁部材9の動作を規制して抜気
口5を開放するものである。この抜気口開放部材
17は、細棒状のもので、上記中栓4の抜気口5
の位置に対応するキヤツプ2の頂板12の内面中
央に下方に向つて設けられている。この細棒状の
抜気口開放部材17の太さは、上記中栓4の抜気
口5中に遊嵌する太さとされ、またその長さ寸法
は、第2図に示すようにキヤツプ2の栓リング1
6が中栓4の環状壁7から離間するキヤツプ開放
動作の初期にあつては、その先端部17aが中栓
4の抜気口5の下方の弁部材収容部8内に位置し
て上記弁部材9の上方への動作を阻止し、第3図
に示すようにキヤツプ2がさらに上昇された開放
動作の後期にあつては抜気口5から抜け出る長さ
に形成されている。
「考案の具体的作用」 次に、このような構造の注出容器の作用を説明
する。まず、キヤツプ2を容器本体1に充分締め
込んで、注出容器を第1図に示すように閉栓状態
にすると、キヤツプ2の栓リング16と中栓4の
環状壁7とが密接して、注液口6および抜気口5
と吐出口20との連通は遮断される。従つて、容
器本体1内の内容液および気体は容器から流出す
ることはない。
ついで、キヤツプ2を容器本体1のねじ11に
沿つて徐々に上昇させ、キヤツプ2を開放せしめ
ると、まず第2図に示すように、そのキヤツプ開
放動作の初期、つまりキヤツプ2の栓リング16
と中栓4の環状壁7とが離間して中栓4の抜気口
5と吐出口20とが連通する際にあつては、容器
本体1の内圧により弁部材9が上昇しようとして
も、キヤツプ2の抜気口開放部材17により弁部
材9の動作が規制されているので、容器本体1内
の圧力が内容液の分解ガスにより高まつていても
抜気口5は弁部材9で閉鎖されることはない。従
つて、本体1内の上部空間と外気とは抜気口5と
吐出口20とを介して連通され、本体1内のガス
は外気に放出された本体1内は大気圧となる。
ついで、キヤツプ2をさらに開放すると、第3
図に示すように、弁部材9は容器本体1の内圧に
従つて動作する状態となるので、本体1をスクイ
ズして本体1内の圧力を高めると弁部材9により
抜気口5は閉塞され、内容液は内容液導出管6a
を上昇し注液口6を介して吐出口20から注出さ
れる。
このように、この注出容器にあつては、キヤツ
プ2の開放動作の初期に容器本体1の上部空間と
外気とが容器本体1内の圧力にかかわらず連通状
態となり、本体1内の圧力が解消されるので、ス
クイズする前に内容液が噴きだしてしまうことが
ない。
「考案の他の実施例」 また、この考案の注出容器にあつては、第4図
に示すように、注液口6にスペーサ21を介して
内容液導出管6aを取り付けることもできる。こ
のスペーサ21は略中空円柱状のものであつて、
その内面には噴気路22,22が形成されてい
る。この噴気路22は、スペーサ21に内容液導
出管6aが嵌め込まれた状態で、スペーサ21の
下端と導出管6aの上端部近傍に開口する細径の
空気流通路を形成する。
この例の注出容器にあつては、容器本体1をス
クイズすると、本体1の上部空間にある気体が噴
気路22,22から高速で吹き出され、内容液導
出管6aを上昇してきた内容液がここで霧状とさ
れて吐出口20からスプレーされる。よつて、こ
の注出容器はスクイズスプレイヤーとして利用で
きるものとなる。
さらに、この考案の注出容器にあつては、第5
図に示すように、スペーサ21の上面にポーラス
体(例えば、焼結ポリマー、メツシユ、通常のス
ポンジ体のような多孔質体など)23を設けるこ
ともできる。ポーラス体23が設けられた注出容
器にあつては、内容液に活性剤を混合させておけ
ば、ポーラス体23を通過する際、内容液導出管
6aを上昇してきた内容液と噴気路22,22を
通過してきた気体とがポーラス体23内で混合さ
れ泡立ち、吐出口20から内容液が泡状となつて
吐出される。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の注出容器は、
抜気口に容器本体の内圧で動作し、この抜気口を
開閉する弁部材を設けると共に、キヤツプに、キ
ヤツプの開放動作の初期抜気口と吐出口とが連通
する際に上記弁部材の動作を規制して抜気口を開
放する抜気口開放部材を設けたので、注出容器か
ら内容液を注出するためにキヤツプを開放する
と、その開放動作の初期において容器本体の上部
空間と外気とは連通状態となり、本体内の分解ガ
ス外気に放出され本体内は大気圧となる。従つ
て、この注出容器は開栓した際、スクイズする前
に内容物が噴出するようなことがない安全な容器
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の注出容器の第
1実施例を示すもので、第1図は閉栓状態を示す
断面図、第2図は開放動作初期の状態を示す断面
図、第3図は開放状態を示す断面図、第4図はこ
の考案の注出容器の第2実施例を示す断面図、第
5図は同第3実施例を示す断面図である。 1……容器本体、2……キヤツプ、5……抜気
口、6……注液口、9……弁部材、17……抜気
口開放部材、20……吐出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 抜気口および注液口が設けられた容器本体と、
    吐出口が設けられたキヤツプとからなり、キヤツ
    プを開放することにより、まず抜気口を介して吐
    出口から容器本体内の気体を吐出せしめ、ついで
    注液口を介して吐出口から内容液を吐出せしめる
    ようにした注出容器において、 上記容器本体の抜気口に容器本体の内圧で動作
    しこの抜気口を開閉する弁部材を設けるととも
    に、上記キヤツプに、キヤツプの開放動作の初期
    抜気口と吐出口とが連通する際に上記弁部材の動
    作を規制して抜気口を開放する抜気口開放部材を
    設けたことを特徴とする注出容器。
JP11719484U 1984-07-31 1984-07-31 注出容器 Granted JPS6133660U (ja)

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JP11719484U JPS6133660U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 注出容器

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JP11719484U JPS6133660U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 注出容器

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Publication Number Publication Date
JPS6133660U JPS6133660U (ja) 1986-02-28
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JP11719484U Granted JPS6133660U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 注出容器

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JP6358876B2 (ja) * 2014-06-30 2018-07-18 株式会社吉野工業所 泡噴出容器

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JPS6133660U (ja) 1986-02-28

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