JPH03267598A - 送風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送風装置に係り、特に卓上に設置して使用す
るのに好適な送風装置に係るものである。

〔従来の技術〕

従来、このの装置としては、特開昭５９−６８５９７号
公報に記載されているように、円筒形のスタンド内に螺
旋状の羽根を配設し、円筒形のスタンド下面から流入し
た空気を円筒形のスタンド全周から吹きだす構成にした
ものから知られていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の装置では、円筒形のスタンドの、全周から常
に空気が吹きでており、所定角度の範囲内にのみ空気を
送ることができない欠点を有している。また、円筒形の
スタンドの、全周から空気を吹きださせるためには、フ
ァンを特殊な螺旋形状とする必要があるという欠点を有
している。

本発明の目的は、特殊な螺旋形のファンを用いることな
く、所定の角度範囲にのみに空気（風）を送ったり、あ
るいは３６０度の全範囲に空気（風）を送ったりするこ
とのできる送風装置を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、台座と、この台座に対して回転自在に取り
付けた本体と、この本体に設けた空気吸込口と、前記本
体に設けた空気送風口と、前記本体内に配設され、かつ
、前記空気吸込口から前記本体内に流入した空気を前記
空気送風口より前記本体外に流出させるファンと、この
ファンを回転させるモータと、前記本体を前記台座に対
して３６０度以上回転させる自動回転手段と、前記本体
を前記台座に対して所定回転角度の範囲で正逆転させる
自動首振手段とを具備してなる送風装置によって、達成
される。

〔作用〕

ファンのみを回転させると、空気送風口から流出した空
気は、所定の角度範囲内で、かつ、一定の方向に送られ
る。

ファンを回転させながら、本体を台座に対して３６０度
回転させると、空気送風口が３６０度回転することにな
るので、３６０度の全範囲に空気（風）が送られる。

ファンを回転させながら、本体を台座に対して所定回転
角度の範囲で正逆転させると、所定角度の範囲に空気（
風）が送られる。

ファンを回転させながら、自動回転手段によって本体を
３６０度以上回転させるとともに、自動首振手段によっ
て本体を所定回転角度の範囲で正逆転させると、自動回
転手段によって本体を回転させる方向と自動首振手段に
よって本体を回転させる方向とが一致する場合には１本
体が強く（速く）回転し、かつ、自動回転手段によって
本体を回転させる方向と自動首振手段によって本体を回
転させる方向とが一致しない場合には、本体が弱く　（
遅く）回転するか、本体の回転が停止するか、本体が逆
回転するかの、いずれかの状態を示し、変化に富んだ空
気（風）の流れかえられる。

〔実施例〕

以下、本発明を、一実施例を示す第１図から第５図に基
づいて説明する。

図面において、送風装置の本体は、合成樹脂製の前枠体
１と、合成樹脂製の後枠体２３とからなる。前枠体１と
後枠体２３とが組み合わされた状態では、本体外観が円
筒となるように、前枠体１と後枠体２３の、それぞれの
外周面を曲面としである。

前枠体１には、空気送風口５を設ける。空気送風口５に
は、複数個のリブ２と複数個の可変翼４を有するグリル
３を着脱自在に設ける。リブ２は、縦方向に延びており
、左右に回転自在に設けられている。可変翼４は、横方
向に延びており、上下に回転自在に設けられている。空
気送風口５の内方には、ノズル体ＩＡが前枠１内面に取
り付けられている。リブ２と可変翼４は、本実施例では
手動で操作する構成になっているが、自動で適度の位置
に回動させるようにしてもよい。

貫流ファン等からなるファン６は、ファン駆動用１０に
よって回転する。ファン駆動用モータ１０は、前枠体１
内の下部に形成した取付部ＩＢに、第１取付金具８、ゴ
ムなどからなる振動吸収体１３及び第２取付金具１２を
用いて、取り付ける。ファン駆動用モータ１０は、複数
個のねじ９によって、第１取付金具８と第２取付金具１
２に固定される。第２取付金具１２は、複数個のねじ１
４によって、前枠体１の取付部ＩＢに固定される。振動
吸収体１３は、第１取付金具８と第２取付金具１２との
間に挟持される。

前枠体１内の上部には、支執板１５を複数個のねじ１６
によって取り付ける。支持板１５には、軸受１５ａを設
ける。ファン６は、一端を軸受１５ａに回転自在に保持
し、かつ、他端をファン駆動用モータ１０の回転軸１１
に連結することによって、前枠体１内に回転自在に保持
される。

前枠体１及び後枠体２３の上部には、操作カバー１７、
リブ状の上ケース２１、機能変換基板２０及び下ケース
２２からなる操作体を設けている。機能変換基板２０に
は、機能選択ボタン１８やＬＥＤ等からなる機能表示用
灯１９を有している。上ケース２１及び下ケース２２は
、合成樹脂製である。

後枠体２３には、空気吸込口２８を形成する。後枠体２
３の外周には、空気吸込口２８全体をおおうように、合
成樹脂製のフィルター保持体２６を取り付ける。フィル
ター保持体２６には、多数の通気口３０とこの通気口３
０をおおう第１フイルター２７を設ける。第１フイルタ
ー２７は、目の粗いネット状のものから作られており、
フィルター保持体２６に対して着脱可能な構成としであ
る。

後枠体２３とフィルター保持体２６との間には、第２フ
イルター２５を、光枠体２３の外周に沿って左右に移動
可能な状態で保持されている。第２フイルター２５は、
合成樹脂製の枠部２５ａと、この枠部２５ａに着脱自在
に取り付けた細塵フィルタ一部２４と、枠部２５ａに一
体に形成されたつまみ３２とを有している。

細塵フィルタ一部２４は、活性炭等からなる脱臭フィル
ターと厚さ２■程度のニレクレットフィルター材からな
る除塵フィルターとを貼着した構成にしである。フィル
ター保持体２６は、その保持体２６と一体に形成した弾
性爪３１によって、後枠体２３に仮り止めされた後、ね
じ２９により後枠２３に着脱自在に固定される。フィル
ター保持体２６には、つまみ３２を後枠体２３の外方か
ら操作するための操作用長穴３０Ａを設ける。操作用長
穴３０Ａは、水平方向に長く延びる形状になっている。

第２フイルター２５のつまみ３２は、操作用長穴３０Ａ
から外方に沿って左右に移動させると、第１２フイルタ
ー２５は、後枠体２３の外周に形成した案内溝２３Ａに
案内されて左右に円滑に移動する。

前枠体１と後枠体２３からなる本体は１合成樹脂製の台
座４８に対して３６０度回転自在可能なように取り付け
られている０台座４８の中央には、貫通穴４８Ａを設け
る。この文通穴４８Ａには、支持軸３３を回転自在に保
持する。支持軸３３の上端には、支持板３３Ａをナツト
等の締結具によって固定するる支持板３３Ａは、前枠体
１内の下部にねじ４２で固定する。支持軸３３の下端に
は、支持軸３３が貫通穴４８Ａから抜は止めるのを防止
する抜止具５３を設ける。

モータケース４３は、支執軸３３に保持されている。モ
ータケース４３には、前枠体１と後枠体２３からなる本
体を、台座４８に対して３６０度回転させるための駆動
源となる第１小形同期モータ３８と、前枠体１と後枠体
２３とからなる本体を。

台座４８に対して首振運動させるための駆動源となる第
２小形同期モータ４４とを取り付ける。

第１小形同期モータ３８の回転運動は、クランク３９、
首振りロッド３５及び連結具３４によって支持板３３Ａ
を首振りする運動に変換される。

首振りロッド３５は、その一端４０がクランク３９にね
じ４１によって回転自在に取り付けられ、かつ、その他
端３６がねじ３７によって連結具３４に回転自在に取り
付けられる。連結具３４には、支持板３３Ａに設けた嵌
合穴３３Ｂに嵌合する突起３４Ａを形成しである。第１
小形同期モータ３８は、モータ取付板３，８Ａを介して
、ねじ等の締結具によりモータケース４３に固定される
。

第２小形同期モータ４４には、そのモータ４４によって
回転する第１歯車４５を有している６第２小形同期モー
タ４４は、モータケース４３にねじ４６により固定され
る。支持軸３３には、第２歯車４７が嵌合されている。

第２歯車４７は、第１歯車４５とかみ合うとともに、台
座４８に設けたストッパ機構によって連結されている。

ストッパー機構は、台座４８の上面に設けた複数個の穴
、この穴に設けたコイルばね４９、このコイルばね４９
に取り付けられたピン５０と、このピン５０の上部が嵌
合するために第２歯車４７の下面に設けた複数個の嵌穴
とからなる。通常は、ピン５０の上部が嵌合穴に嵌合さ
せることによって、第２歯車４７が台座４８に固定され
る。第２歯車４７を無理に回動させようとすると、ピン
５０がコイルばね４９の弾性力に逆らって下降し、第２
歯車４７の嵌合穴からピン５０がはずれて、第２歯車４
７が回動する。コイルばね４９の弾性力は、第２小形同
期モータ４４によって第１歯車４５を回転させても、そ
の第１歯車４５にかみ合う第２歯車４７に設けた嵌合穴
からピン５０が抜けださない程度の大きさに設定しであ
る。その結果、第２歯車４７の周囲を、第１歯車４５、
第２小形同期モータ４４及びモータケース４３が一体と
なって回転する。

台座４８上には、耐熱性の合成樹脂材からなるスリップ
リング台５６をねじで固定する。スリップリング台５６
には、耐摩耗性の金属から形成された一対のリング５１
Ａ、５１Ｂからなるスリップリング５１を取り付ける。

モータケース４３の下面には、スリップリングカバー５
４及び接片台５５をねじで固定する。接片台５５には、
一対の接片５２Ａ、５２Ｂを固定する。

前枠体１内の下部には、円筒状のライトピースホルダー
５７がねじによって一体的に固定される。

ライトピースホルダー５７には、複数個のネオン管５８
を取り付ける。ライトピースホルダー５７の下端には、
透明の合成樹脂材からなるリング状の、反射体５９をね
じで固定する。反射体５９の下端フランジ部６０は前枠
体１及び後枠体２３からなる本体下端から露出されてい
る。

台座４８内には、鉄板等からなる底抜４８Ｂをねじによ
り固定する。底板４８Ｂの下面には、電源コード１００
及びプラグ１００Ｂを収納できる空間を形成する。電源
コード１００は、スリップリング５１に電気的に接続さ
れている。接片５２Ａ、５２Ｂは、機能変換基板２０に
設けた回路に電気的に接続されている。台座４８には、
リング状の凹凸部４８を複数個設ける。

ファン駆動用モータ１０、機能変換基板２ｏの回路、第
１小形同期モータ３８、第２小形同期モータ４４及びネ
オン管５８との電気的接続は、第５図の通りである。

機能選択ボタン１８は、ファン駆動用モータ１０の運転
時間を、３０分、１時間、２時間及び４時間の４種類を
選択できる第１ボタンと、ファン駆動用モータ１ｏの回
転数を変化させて、微風。

弱風及び強風の３種類を選択できる第２ボタンと、前枠
体１及び後枠体２３からなる本体を台座４８に対して回
動させる第３ボタンと、リズム風を選択できる第４ボタ
ンと、電源コード１００に電気的に接続されたすべての
電気部品を「切」状態とする第５ボタンとを備えている
。

第３ボタンを操作することにより、第２小形同期モータ
４４のみを回転させて本体を約７０度の回転角度で首振
りさせる自動首振運転と、第１小形同期モータ３８のみ
を回転させて本体を３６０度以上回転させる自動運転と
、第１小形同期モータ３８及び第２小形同期モータ４４
を同時に回転させて本体を断続的に３６０度以上回転さ
せる自動断続運転とを、選択することができる。

本実施例では、台座４８の最大径を２１０φとし、かつ
、前枠体１及び後枠体２３からなる本体の外周径を１６
５φとするとともに、本体の上面から台座４８の底面ま
での高さ寸法を約６００■に設定して、コンパクトな送
風装置にまとめである。

第３ボタンにより選択される自動断続運転として、強回
転−停止−強回転、強回転−弱回転−強回転１彊正回転
−強逆回転−強正回転など種々の形態が考えられる。こ
れらの形態は、第１小形同期モータ３８と第２小形同期
モータ４４の回転速度を変えることによって実現できる
。

第３ボタンにより選択される自動回転運転は、本実施例
では本体を一方向にのみ連続回転させる方式を採用して
いるが、タイマー機能を組み込み所定時間本体を一方向
に連続回転したならば自動的にその回転を停止させる方
式とか、３６０度本体を正転させた後、３６０度本体を
逆転させる方式とかにしてもよい。

以上の構成において、本実施例の送風装置を卓上におき
、全周に風を送りたい場合には、機能選択ボタン１８の
第３ボタンを操作して、第２小形同期モータ４４を回転
させると、第２歯車４７の周囲を第１歯車４５が回転し
、その第１歯車４５と一緒に、モータケース４３と支持
板３３Ａと本体とが３６０度回転する。

次に、所定の範囲にのみ風を送りたいといには、機能選
択ボタン１８の第３ボタンを操作して、第１小形同期モ
ータ３８を回転させると、クランク３９、首振りロッド
３５等により、支持板３３Ａ及び支持板３３Ａに固定さ
れている本体が首振り運動する。

次に、全周に風送るとき、その線に変化を与えたい場合
には、機能選択ボタン１８の第３ボタンを操作して、第
１小形同期モータ３８と第２小形同期モータ４４を同時
に回転させれば、第１小形同期モータ３８によって本体
が回転させられる方向と第２小形同期モータ４４によっ
て本体が回転させられる方向とが一致するときには１本
体が強く（速く）回転し、かつ、第１小形同期モータ３
８によって本体が回転させられる方向と第２小形同期モ
ータ４４によって本体が回転させられる方向とが不一致
のときには、本体が弱く　（遅く）回転するか１本体が
停止するか、あるいは本体が逆回転するかの、いずれか
の状態かえられるので、使用者に与えられる風量等が変
化する。

次に、本体を全く回動させずに、空気送風口５からの風
を一定の方向にのみ送る場合、その送り方向を変えたい
場合には、本体を持ち上げて本体の向きを変えることな
く、本体を手で強く周方向に回転させると、ピン５０が
コイルばね４９の弾性力に逆って下降し、第２歯車４７
と台座４８との係止状態が解かれるので、空気送風口５
使用者の希望する方向に向けることができる。この法統
において、リブ２若しくは可変翼４を回こさせれば、空
気送風口５の風の流れ方向を変化させることができる。

本実施例の送風装置を、扇風機として使用するときには
、第２フイルター２５を空気吸込口２８からはずれる方
向に移動させた状態でファン６を回転させることにより
、第１フイルター２７を通り空気吸込口２８内に流入し
た空気を空気送風口５から本体外に流出させる。

本実施例の送風装置を、空気清浄機として使用するとき
には、第２フイルター２５を空気吸込口２８の外面側を
完全におおうように移動させた状態でファン６を回転さ
せることにより、第１フイルタ２７と第２フイルター２
５によって濾過された空気を、空気吸込口２８から本体
内に流入させ、かつ、空気送風口５から本体外に流出さ
せる。

本実施例の送風装置の空気清浄機能を増減させる場合に
は、空気吸込口２８の外面が、第２フイルター２５によ
っておおわれる部分と、おおわれない部分ができるよう
に、第２フイルター２５を移動させた状態とする。換言
すれば、第１フイルター２７のみを通って空気吸込口２
８内に流入する空気量と、第１フイルター２７及び第２
フイルター２５の両方を通って空気吸込口２８内に流入
する空気量との比を変えることにより、空気洗浄能力を
調節することができる。

ネオン管５８を点灯させると、反射体５９の下端フラン
ジ部６０がエツジライト風に光り、かつ、台座４８の凹
凸部４８Ｃによってほのかな光の映り込み効果を奏しえ
るので、量大イメージを演出できる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば１本体を台座に対して３
６０度以上回転させる自動回転手段と。

本体を台座に対して所定回転角度の範囲で正逆転させる
自動首振手段とを設けたので、特殊な形状のファンを用
いることなく、３６０度全範囲にわたって、あるいは所
定角度の範囲に限定して、空気を送ることのできる送風
装置がえられる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は要部拡大断面
図、第２図は分解斜視図、第３図は正面から見た状態の
外観斜視図、第４図は背面から見た状態の外観斜視図、
第５図は要部電気部品の電気結線図である。 １・・・前枠体、５・・・空気送風口、６・・・ファン
、１０・・・ファン駆動用モータ、１８・・・機能選択
ボタン、２３・・・後枠体、２８・・・空気吸込口、４
８・・・台座、３５・・・首振りロッド、３８・・・小
形同期モータ、４４・・・小形同期モータ、４５・・・
第１歯車、４７・・・００

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、台座と、この台座に対して回転自在に取り付けた本
   体と、この本体に設けた空気吸込口と、前記本体に設け
   た空気送風口と、前記本体内に配設され、かつ、前記空
   気吸込口から前記本体内に流入した空気を前記空気送風
   口より前記本体外に流出させるファンと、このファンを
   回転させるモータと、前記本体を前記台座に対して３６
   ０度以上回転させる自動回転手段と、前記本体を前記台
   座に対して所定回転角度の範囲で正逆転させる自動首振
   手段とを具備してなる送風装置。 ２、首記自動回転手段は、前記本体を前記台座に対して
   一方向に連続回転させるように構成し、しかも、首記自
   動首振手段による前記本体の回転角度範囲を約７０度に
   設定したことを特徴とする請求項１記載の送風装置。 ３、前記本体は、円筒を形成するところの、前枠体と後
   枠体とからなることを特徴とする請求項１若しくは請求
   項２記載の送風機。 ４、台座と、この台座に対して回転自在に取り付けた本
   体と、この本体に設けた空気吸込口と、前記本体に設け
   た空気送風機口と、前記本体内に配設され、かつ、前記
   空気吸込口から前記本体内に流入した空気を前記空気排
   出口より前記本体外に流出させるファンと、このファン
   を回転させるモータとを備えた送風装置において、前記
   本体を前記台座に対して３６０度以上回転させる自動回
   転手段と、前記本体を前記台座に対して所定回転角度の
   範囲で正逆転させる自動首振手段とを設け、この自動回
   転手段と自動首振手段の、それぞれを単独で駆動させる
   かあるいは両方を同時に駆動させるかを選択する選択手
   段を設けたことを特徴とする送風機。 ５、ファン及びこのファンを回転させるモータを内蔵し
   た本体を、台座に回転自在に設けた送風装置において、
   前記本体は、台座に対して３６０度回転する自動回転動
   作と、台座に対して所定回転角度の範囲で正逆転する自
   動首振動作を、単独若しくは組み合せて実行する構成で
   あることを特徴とする送風装置。