JPH0326364A - リップコータ型塗工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、リップコータ型塗工装置に関するものである
。

［従来の技術］ 従来のリップコータ型塗工装置は、バッキングロールの
下方にドクターエッジを有するノズルヘッドを１個配し
ている。

そして、この塗工装置は、ポンプ等の圧力によって、塗
工液供給手段から塗工液をノズルヘッドのドクターエッ
ジとバッキングロールの摺接部にまで押し上げて、ドク
ターエッジとバッキングロールとの間隙によって塗工厚
さを設定して、ウェブに対して塗工液の塗工を行なって
いる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記構成の塗工装置であると、塗工液の
種類を変化させたりする場合には、ノズルヘッドへの塗
工液供給手段からの配管を取替えるとともに、ノズルヘ
ッド内部の古い塗工液を掃除する必要があり、その取替
え作業に時間はかかり面倒であった。

また、ノズルヘッドに故障が発生した場合には、その故
障の修理が終るまで塗工装置を使用することができなか
った。

［発明の目的］ 本発明は、塗工液の種類を簡単に取り変えたり、ひとつ
のノズルヘッドに故障が発生しても引き続き塗工装置の
使用が可能なリップコータ型塗工装置を提供するもので
ある。

［課題を解決するための手段］ 本発明のバッキングロールの下方にドクターエッジを有
するノズルヘッドを配し、塗工液の供給手段によって前
記ノズルヘッドから塗工７夜を圧力をかけて噴射してウ
ェブに塗工するリップコータ型塗工装置は、バッキング
ロールの下方にその幅方向に回転軸を設け、前記回転軸
を中心に複数のノズルヘッドを回動自在に設けたもので
ある。

［作　用］ 上記構或のリップコータ型塗工装置であると、複数のノ
ズルヘットに種類の異なる塗工液をそれぞれ供給手段か
ら供給する。そして、ウェブヘ塗エする塗工液を取り変
える場合には、回転軸を中心にノズルヘッドを回動させ
て、必要とする塗工液が供給される他のノズルヘッドを
バッキングロールの招接部に臨ましめて、ウェブへ塗工
を開始すればよい。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

（１０〉は、ウェブ（Ｐ）へのリップコータ型塗工装置
である。

（ｌ２）はバッキングロールてあって、このバッキング
ロール（ｌ２）が回転することによりウェブ（Ｆ）を支
持しながら、ウェブ（Ｆ）をリップコタ型塗工装置（ｌ
Ｏ）の前面から後面に走行させるものである。

（ｌ４）は、バッキングロール（ｌ２）を回動自在に支
持する支持台である。この支持台（１４〉は、バッキン
グロール（１２〉を両側から挟んで支持している。

（ｌ６）は、支持台（ｌ４）に支持された回転軸であっ
て、バッキングロール（１２）の軸線の真下に、バッキ
ングロール（１２）の幅方向と平行に設けられている。

（１８）　（２０）はバッキングロール（Ｉ２）の下方
に配された塗工液を噴射するノズルヘッドである。

この２個のノズルヘッド（ｌｓ）　（２ｏ）は、支持ア
ーム（２２）　（２２）を介して相対向するように回動
自在に回転軸に設けられている。この支持アーム（２２
）　（２２）は、同じ回転半径を有し、ノズルヘッド（
１８）（２０）が常にバッキングロール（ｌ２〉の真下
の摺接部の位置に回動するように設定されている。これ
らノズルヘッド（１８）　（２０）は、バッキングロー
ル（１２）と略同じ幅を有し、上部にドクタ一二ッジ（
２４〉が設けられ、このドクターエッジ（２４）とバッ
キングロール（ｌ２〉との間隙をウェブ（Ｐ）が走行す
る。また、ノズルヘッド（ｔｇ）　（２０）内部には、
液溜め部（２６）が設けられており、こ５ の液溜め部（２６）の上部に塗工液の噴出口（２８）が
開口している。（３０）は、液溜め部（２６）へ塗工液
を外部から注入するための接続口であって、ホース（３
２）が接続可能となっている。

（３４）　（３Ｂ）は、塗工液をノズルヘッド（１８）
　（２０）へ圧力をかけながら供給する供給手段である
。

供給手段ク３４）と供給手段（３６〉とはそれぞれ種類
の異なる塗工液を塗工装置（ｌ０）へ供給する。

上記構或の塗工装置（１０）の作動状態を下記に説明す
る。

供給手段（３４）の塗工液を塗工する場合には、ノズル
ヘッド（ｌ８）の接続口（３０）と供給手段〈３４〉と
をホース（３２〉で接続する。そして、供給手段（３４
）から圧力をかけながら塗工液をノズルヘッド（ｌ８）
の液溜め部（２６）に供給するとともに、噴射口（２８
〉からドクターエッジ（２４）とバッキングロール（１
２）の摺接部にまで塗工液を押し上げて、ウェブ（Ｐ）
に対して塗工液の塗工を行う。

次に、供給千段（３６〉の塗工液を塗工する場合には、
ノズルヘッド（ｌ８）に接続された供給手段６ （３４）からのホース（８２）を外すとともに、２個の
ノズルヘッド（１８）（２０）を回転軸（１６）を中心
に回動させて、もう一つのノズルヘッド（２０）をバッ
キングロールの真下に配する。そして、ノズルヘッド（
２０）の接続口（３０）と供給手段（３６〉とをホース
（３２〉で接続して、上記と同様にして塗工を行なう。

上記により、塗工液の種類を変える場合、ノズルヘッド
（１，！ｌ）　（２０）を回動させればよく、その作業
が短時間でかつ容易にできる。また、ひとつのノズルヘ
ッド（１８）（２０）に故障が発生しても、上記と同様
に他のノズルヘッド（１８）　（２０）を回動させて使
用すればよい。

さらに、ドクターエッジ（２４）をパッキングロル〈１
２〉に臨ましめる操作は、ウェブの塗工厚さを決めるた
め微妙な操作が要求されるが、ノズルヘッド（１ｇ）　
（２０）の交換は回動操作によって行なうため、どのノ
ズルヘッド（１ｇ）　（２０）もバッキングロール（１
２）に対し同じ位置に固定でき、ノズルヘッド（１ｇ）
　（２０）の位置の設定が容易に行なえる。

なお、上記実施例では、２個のノズルヘッド（１８）　
（２０）を相対向するように設けたか、これに限らず、
３個以上ののノズルヘッドを回転軸を中心に設けてもよ
い。

［発明の効果〕 本発明のリップコータ型塗工装置は、上記したように、
塗工液の種類を変えたりする場合や、また、ひとつのノ
ズルヘッドに故障が発生しても、ノズルヘッドを回動さ
せてノズルヘッドを取り替えればよく、その作業が短時
間でかつ容易にできる。

さらに、ドクターエッジをバッキングロールに臨ましめ
る操作は、ウェブの塗工厚さを決めるため微妙な操作が
要求されるが、ノズルヘッドの交換は回動操作によって
行なうため、どのノズルヘッドもバッキングロールに対
し同じ位置に固定でき、そのノズルヘッドの位置の設定
が容易に行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の塗工装置を示す側面図で
ある。 符号の説明 １０・・・・・・リップコータ型塗工装置１２・・・・
・・バッキングロール １６・・・・・・回転軸 １８・・・・・・ノズルヘッド ２０・・・・・・ノズルヘッド ２４・・・・・・ドクターエッジ ３４・・・・・・供給手段 ３６・・・・・・供給手段 特　　許　　出　　願　　人 株式会社ヒラノテクシード ９ −４２５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バッキングロールの下方にドクターエッジを有する
   ノズルヘッドを配し、塗工液の供給手段によって前記ノ
   ズルヘッドから塗工液を圧力をかけて噴射してウェブに
   塗工するリップコータ型塗工装置において、 バッキングロールの下方にその幅方向に回転軸を設け、 前記回転軸を中心に複数のノズルヘッドを回動自在に設
   けた ことを特徴とするリップコータ型塗工装置。