JPH03262490A - 新規抗生物質bmh829―af1及びその製造方法 - Google Patents

新規抗生物質bmh829―af1及びその製造方法

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JPH03262490A
JPH03262490A JP2059848A JP5984890A JPH03262490A JP H03262490 A JPH03262490 A JP H03262490A JP 2059848 A JP2059848 A JP 2059848A JP 5984890 A JP5984890 A JP 5984890A JP H03262490 A JPH03262490 A JP H03262490A
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JP
Japan
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methanol
bmh829
medium
pseudomonas
culture
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JP2059848A
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Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Masa Hamada
雅 浜田
Hironobu Iinuma
寛信 飯沼
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Microbial Chemistry Research Foundation
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Microbial Chemistry Research Foundation
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規抗生物質BMH829−AFL及びその製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
微生物の生産する抗生物質はこれまでに数多く発見され
ており、感染症の治療に広く用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし感染症の治療においては耐性菌の出現が避けられ
ず、耐性菌に有効な新しい抗生物質は絶えず求められて
いる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は新規抗生物
質BMH829−AFLに関する発明であって、下記の
特性: ■色と形状:無色粉末 ■融点=226〜235℃(分解) ■比旋光度: 〔α) 、”=−139J°(83%メ
タノール) ■元素分析:C49,87%、)17.06%、N14
.28%■紫外部吸収スペクトル=100μg/+nj
’水溶液で末端吸収のみ ■赤外部吸収スペクトル(にBr法):3450.30
00.2950.2900.2350.1750 (肩
)、1670.1550.1480.1400.138
0.1350.1300 (肩) 、1270.114
0.1110.1080.1040.720cm−’ ■溶解性ニジメチルホルムアミド、メタノールに可溶。
水、エタノールに難溶。ベ ンゼン、クロロホルム、へ−t−tン、エチルエーテル
に不溶。
■安定性:p82〜9で安定。
■酸性、中性、塩基性の区分:塩基性物質■分子量: 
1175 を有することを特徴とする。また本発明の第2の発明は
新規抗生物質BMH829−^F1の製造方法に関する
発明であって、シュードモナス(Pseudomo−n
as)属に属する8Ml1829−へF1生産菌を培養
し、その培養物から新規抗生物質BM)1829−AP
Iを分離採取することを特徴とする。
シュードモナス属に属する8M)1829−API生産
菌の1例としては、本発明者らによって昭和60年10
月神奈川県横浜市で採取した土壌試料より分離した菌株
シュードモナス・マルトフィリア(Pseudomon
as maltophilia> 8M)1829−A
FL [微工研菌寄第11046号(FBRM P−1
1046)がある。この菌株の菌学的性状は次のとおり
である。
1、 形態 (1)細胞は桿菌、大きさは0.4x1.2μmである
(2)細胞の多形性は、特に認められない。
(3)活発な運動性を示し、極べん毛を有する。
(4)胞子は形成しない。
(5)  ダラム染色は陰性である。
(6)非抗酸性である。
2、 各種培地における生育状態 肉汁ゼラチン穿刺培!l以外は、すべて30℃で試験し
た。
色の記載について〔〕内に示す標準は、コンテイナー・
コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニ
ー・マニュアル(Container Corpora
tion of A+++ericaのColorha
rmony manual)を用いた。
(1)肉汁寒天平板培養 コロニーは光沢のある透明な円形で、辺縁は平滑、色は
黄〜にぶ黄[2ne、 MustardGold]を示
し、拡散性色素は認められない。
(2)肉汁寒天斜面培養 接種線に沿って一様に生育し、透明で光沢があり、にぶ
黄[2ne、 Mustard Gold ]を示す。
拡散性色素は認められない。
(3)肉汁液体培養 培養後、24時間で生育を認め、48時間後には試験管
底部に菌体が沈殿する。
(4) 肉汁ゼラチン穿刺培養 20℃培養では培地の表面と穿刺線に沿って菌の生育が
みられ、培養後、2日目頃より液化が始まり、2週間後
も液化は完了せず、その作用は中等度である。30℃培
養では良好な菌の生育がみられ、培養後2日目頃より液
化が認められ、6日目頃には完了した。その作用は強い
方である。
(5)  ミルク BCPミルク培地で培養すると、培養後2日目頃に、凝
固を認めることなく、直ちにペプトン化が始まり、8日
後にはほぼ完了した。反応はアルカリ性である。
3、 生理的性質(特に記さない限り、培養温度はすべ
て30℃) (1)硝酸塩の還元:陰性 (2)脱窒反応(駒形らの方法:長香用武治編著;微生
物の分類と同定、第223頁、東京大学出版会、197
5年):陰性 (3)MRテスト:陰性 (4) V−Pテスト:陰性 (5)  インドールの生F&、:陰性(6)硫化水素
の生成:陰性 (7)デンプンの加水分解:陰性 (8)  クエン酸の利用:コザー(にoser)の培
地、クリステンセン(Chr 1stensen)の培
地共に陽性 (9)  無機窒素源の利用:硝酸ナトリウム、硫酸ア
ンモニウムいずれも陽性 叫 色素の生成(キングA及びキングB培地、“栄研”
):キングA培地、キングB培地、いずれも溶解性色素
は認められない。
(社) ウレアーゼ(尿素培地、“栄研″):陰(2)
 オキシダーゼ:陽性 0 カタラーゼ:陽性 αつ 生育の範囲: pH6,0〜p)19.0の範囲
で生育を認め、最適p)Iは6.0〜8.0である。
また、10℃〜37℃の範囲で生育を認め、最適温度は
24℃〜30℃である。
(至)酸素に対する態度:好気性である。
(2) ○−Fテスト〔ヒュー−ライフソン(Hugh
−Leifson)法による〕 :麦芽糖で酸化型を示
し、グルコースでは弱い酸化型を呈した。
α→ 糖類からの酸及びガスの生成(糖加ペプトン水培
地使用) 糖類からの酸の生成の試験の結果を第1表に示した。
第  1 表 (W)”  :ヒューーライフソン培地で弱陽性;^S
S培地で陽性 (11)b:^SS培地で陽性 ガスの生成はすべて陰性 (2) カゼインの加水分解:陽性 (2) エスクリンの加水分解;陽性 (イ) マツコンキイ (MacConkey)寒天に
おける発育:陽性 (社) KCN培地における発育:陽性C221SS寒
天における発育:陽性 −ツイーン(Tween)  80の加水分解:陽性(
財) アルギニンの分解:陽性 (至) リジンの脱炭酸反応:陽性 (至)オルニチンの脱炭酸反応:陽性 以上の性状を要約すると8MH829−AFL株はダラ
ム陰性の好気性桿菌で、極べん毛を有し、活発な運動性
を示す。芽胞は形成せず、非抗酸性である。寒天培地で
の生育は透明で辺縁は平滑、光沢のある黄色の増殖をす
る。ゼラチンを液化し、B、C,P、ミルクを青変後、
ペプトン化する。
硝酸塩を還元せず、脱窒反応は陰性、MRテスト陰性、
V−Pテスト陰性である。インドール反応陰性、硫化水
素陰性、デンプンを分解せず、クエン酸を利用する。ウ
レアーゼ陰性、オキシダーゼ陽性、カタラーゼ陽性であ
る。
pH6,0〜9.0の範囲で生育し、最適pHはpH6
,0〜8.0である。
また、10℃〜37℃の範囲で生育し、最適温度は24
℃〜30℃である。
ヒュー−ライフラン法及びASS培地を用いて麦芽糖、
グルコースを酸化的に分解するが、糖加ペプトン水を用
いる方法では前記の15種の糖で酸及びガスの発生は認
められなかった。
カゼインの加水分解、エスクリンの加水分解、共に陽性
である。マツコンキイ寒天、KCN培地、SS寒天に発
育を認める。ツイーン80の加水分解も陽性である。
以上の性状を基に8MH829−AFL株をパージエイ
ズ・マニュアル・才ブ・システマティック・バクテリオ
ロジ−(Bergey  s Manual of S
ystematic Bacteriology)第1
巻、ウィリアムズ・アンド・ウィルキンス(Willi
ams & Wilkins)、(1984)で検索す
ると、シュードモナス(Pseud。
monas)属に属すると考えられる。
更に、コロニーの色、べん毛の数及び付着の状態、細胞
の大きさ等から種を検索するとシュードモナス−フルト
フィリア(Ps、 malto hilia)。
シュードモナス・ディミニュータ(Ps、 climi
nuta) 、シュードモナス・ベジキュラーリス(P
s。
vesicularis) (上記文献第184頁)が
近縁のの種として挙げられた。
8MH829−API株とこれらの菌種の性状を文献上
で比較すると第2表のようになる。
8M)1829−API株はシュードモナス・ディミニ
ュータとはコロニーの色、ゼラチン及びツイーン80の
加水分解、メチオニンの要求性で大きく異なり、シュー
ドモナス・ベジキュラーリスとはゼラチン及びツイーン
80の加水分解、メチオニンの要求性で異なっていた。
しかし、この株は、シュードモナス・マルトフィリアと
は極めて近い性状を示し、当研究所保存のシュードモナ
ス・マルトフィリア1M[: B−0278(GN90
7)と簡単な比較試験を行った。第2表中の※印がその
成績である。
第2表から明らかなように、べん毛の数、コロニーの色
、ゼラチンの加水分解、ツイーン80の加水分解、等に
ついて、8MH829−AFL株とシュードモナス・マ
ルトフィリアは良く一致している。
オキシダーゼ反応は、実験結果では共に陽性であった。
また、鑑別性状となるメチオニンの栄養要求についても
、8MH829−AFL株はシュードモナス・マルトフ
ィリアと同一の結果を得た。
これらの結果に基づいて8MH829−へF1株をシュ
ードモナス・マルトフィリア(Pseudomonas
 mal−tophilia) 8MH829−AFL
と同定した。
なおりMH829−へF1株を、8MH829−AFL
と表示し、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託申請
し、平成元年10月12日、微工研菌寄第11046号
(PEIRM P−11046)として受託された。
本発明に用いることのできる菌株は上記菌株、その変異
株をはじめ、シュードモナス属に属する8MH829−
^F1生産菌のすべてが使用できる。
本発明の抗生物質BMH829−AFLは、上記菌株を
8MH829−へF1生産に適した培地に接種し培養す
ることにより製造される。培地としては、通常の放線菌
の培養に用いられる栄養源含有培地でよい。
栄養源としては1、例えば市販されているペプトン、肉
エキス、コーン・ステイープ・リカー綿実粉、落花生粉
、大豆粉、酵母エキス、NZ−アミン、カゼイン氷解物
、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウム、硫w17ンモニウム
などの窒素源、及び市販されているグリセリン、しよ糖
、デンプン、グルコース、ガラクトース、マンノース、
糖みつなどの炭水化物、あるいは脂肪などの炭素源、及
び食塩、リン酸塩、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム
などの無機塩を使用できる。
その他必要に応じて微量の金属塩、消泡剤としての動・
植・鉱物油などを添加することもできる。これらのもの
は生産菌が利用し8MH829−AFLの生産に役立つ
ものであればよく、公知の放線菌の培養材料はすべて用
いることができる。
BM)1B29−八F1の大量生産には液体培養が好ま
しく、培養温度は8MH829−AFLを生産できる範
囲で適用できる。培養は以上に述べた条件を使用するB
MI(829−AFL生産菌の性質に応じて適宜選択し
て行うことができる。
BMI(829−AFLは培養ろ液に存在する。培養液
よりブタノールなど比較的極性の強い水不混和性の有機
溶剤で抽出することができる。上述の抽出法に加え、吸
着クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー、
薄膜クロマトグラフィーよりのかき取り、向流分配クロ
マトグラフィ、高速液体クロマトグラフィーなと公知の
方法を適宜組合せ、あるいは繰返すことによって、純粋
に採取することができる。
抗生物質8M8829〜八F1の理化学的性状は次のと
おりである。
■色と形状:無色粉末 ■融点=226〜235℃(分解) ■比旋光度: 〔α] o24=−69,5°(83%
メタノール) ■元素分析:  C49,87%、N7,06%、N1
4.26% ■紫外部吸収スペクトル=100μg/−水溶液で末端
吸収のみ ■赤外吸収スペクトル: 第1図にBM)11329−APIの臭化カリウム錠に
よる赤外吸収スペクトルを示す。第1図の横軸は波数(
c+n−’)を、縦軸は透過率(%)を表す。また第1
図における主な吸収率を以下に示す。
3450.3000.2950.2900.2350.
1750 (M ”)■670.1550.1480.
1400.1380.135(1゜1300 (肩)、
1270.1140.1110、工080.1040.
720C酊1 ■溶解性ニジメチルホルムアミド、メタノールに可溶。
水、エタノールに難溶。ベ ンゼン、クロロホルム、ヘキサン、 エチルエーテルに不溶。
■安定性:pH2〜9で安定。
■シリカゲル薄膜クロマトグラフィーのRf値=0.5
±0.05(展開溶媒はブタノール/メタノール/水=
4/1/2で、薄膜プレートはメルク社製^rt、 5
715を用いた。
@酸性、中性、塩基性の区分:塩基性物質0分子量: 
1175 抗生物質BM)1829−八F1の生物学的性質は次の
とおりである。
8MH829−^Flの栄養寒天培地上での各種細菌に
対する発育阻止濃度(寒天平板希釈法による)を第3表
に示す。第3表より明らかなように、8MH829−^
F1はダラム陽性菌に対して抗菌活性を有していた。ま
たスタフィロコッカス・アウレウスMS9610などの
耐性菌の生育も阻止した。
第  3  表(1) スタフィロコッカス・アウレウス(Staphyloc
occusaureus)  FD^209P 0.78 (MRSA) ミクロコツカス・ルテウス(M、1uteus)  I
F03333ミクロコフカス・ルテウス(M、Iute
us)  PCI100Iバチルス・アンスラシス(B
acillus  anthracis)バチルス・サ
ブチリス(B、5ubtilis)  NRRL  B
−558バチルス・サブチリス(B、5ubtilis
)  PC1219バチルス・セレウス(B、cere
us)  ^TCC10702エシェリヒア・コリ(E
scherichia  coli)  NIHJエシ
ェリヒア・コリ([7,coli)  に−12エシエ
リヒア・コリ(E、coli)  K−12ML162
9エシェリヒア・コリ(B、col’>  BEMII
Iシエリヒア・コリ(B、cal’)  B[!112
1エシェリヒア・コリ(B、cal’)  BE118
60.78 0.78 0.78 0.78 0.78 3.12 12.5 スタフイロ:Iプカス−7ウレウス(S、aureus
)  MS9610スダフィロコフカス・アウレウス(
S、aureus)  No、50.78 0.78 シグラ・フレクスネリ(S、flexnari)  4
b  JS11811シグラ・ソンネイ(S、5onn
ei)  JS11746〉 100 第  3 表  (2) プロテウス・レトゲリ(P、rettgeri)  G
N311       >  100プロテウス・レト
ゲリ(P、rettgeri)  GN466    
   >  100セラデア・マルセブセンス(Sar
ratia  marcescens)     10
0エロモナス sp、(^、sp、)(KT−444)
シュードモナス・ラクリマンス(P、Iachryma
ns)エルウィニア・工nイデ(Brwinia  a
roideae)注二使用培地はミュラー 温度27℃。
ヒ ン ト 1.00 12゜5 〉 100 ン寒天培地。
注:使用培地はミュラー・ヒストン寒天培地。
温度37℃。
第  3 表  (3) カンジダ・アルビカンス(C,albicans)  
3147カンジダ(C,)  Yu−1,200カンジ
ダ・クルセイ(C,krusei)  F−5〉 10
0 〉 100 〉 100 キサントモナス・シトリ(Xanthomonas  
citri)牛サントモナス・tリゼ(X、oryza
a)アスベルジラス・二fl−(Aspergillu
s  niger)〉 100 12.5 〉 100 注二使用培地は普通寒天培地+1%グルコース。温度2
7℃。
以上のとおり、BMI(829−AFLの理化学的性状
並びに生理学的性質について詳述したが、このような性
質に類似した化合物は従来知られていないので、BM)
1829−八F1は新規物質であると決定した。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 ガラクトース2.0%、デキストリン2.0%、ソイペ
プトン1.0%、粉末コーン・ステイープ・リカー0.
5%、硫酸アンモニウム0.2%、炭酸カルシウム0.
2%、消泡剤(にM2O、信越化学社製>0.01%を
含む培地(pH7,4)  110dを50〇−容ワッ
フル付き三角フラスコに入れ、120℃20分間滅菌後
、これに寒天斜面上に生育したシュードモナス属に属す
る8MH829−へF1株をl白金耳接種し、28℃3
日間振とう培養して得られた培養液を接種源とした。上
記と同じ培地にこの接種源2−を移植し、28℃3日間
培養し、抗生物質8MH829−八F1を蓄積させた。
培養液を遠心分離し、上滑(pH6,2,5A)をブタ
ノール51で抽出した。この抽出液に水llを加え、水
洗後ブタノール層を減圧乾固し、乾燥物3gを得た。こ
れを4−のメタノールに溶解し、この溶液にシリカゲル
(メルク社製Art、7734) 5 gを加え、減圧
乾燥した。別にシリカゲル20gをブタノールに懸濁し
て詰めた搭に上記シリカゲル乾燥物をブタノールに懸濁
して乗せ、塔を250−のブタノールで洗浄後、ブタノ
ール/メタノール/水=4/1/2の混液で溶出した。
活性画分(B、サブチリスに対して抗菌活性を示す両分
〉を減圧濃縮し、これをメタノールに懸濁して詰めたセ
ファデックスLH−20(ファルマシア社魁)300−
の塔にかけ、メタノールでゲルろ過した。活性画分を減
圧濃縮乾固し、これを70%メタノールに溶解した。
この溶液を水に懸濁して詰めたSPセファデックス(フ
ァルマシア社製)550−の塔にかけ、水で洗浄した後
0.2モルの食塩を含む70%メタノールで溶出した。
活性画分を減圧濃縮乾固し、それからメタノールで活性
成分を抽出する。
抽出液をセファデックスLH−20の塔(400miり
にかけ、メタノールでゲルろ過した。活性画分を集め濃
縮乾固後、これをメタノール10−に溶解抜水300−
を加え、CMセフγデックスの塔(400rd)にかけ
、水洗後、更に0.2モル食塩水で塔を洗浄し、0.5
モルの食塩水で溶出した。活性画分を減圧濃縮乾固後活
性成分をメタノールで抽出し、抽出液を減圧濃縮してセ
ファデックスの塔(200d)にかけ、メタノールでゲ
ルろ過し、活性画分を集め減圧乾固し、純粋なりMH8
29−^F1の無色粉末41.8 mgを得た。
実施例2 301容発酵槽に実施例1で用いた培地121を入れ、
120℃20分間滅菌後、実施例1で用いた種培養液2
00−を接種、28℃、64時間、通気量121/分、
かくはん回転数200分で通気かくはん培養した。以下
実施例1と同様に抽出、精製し、8MH829−^F1
を55mg得た。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した通り、本発明により新規抗生物質及
びその製造方法が提供された。
【図面の簡単な説明】
第1図はBM)1829−八Flの赤外部吸収スペクト
ル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の特性: ( I )色と形状:無色粉末 (II)融点:226〜235℃(分解) (III)比旋光度:〔α〕_D^2^4=−69.5°
    (83%メタノール) (IV)元素分析:C49.87%、H7.06%、N1
    4.26% (V)紫外部吸収スペクトル:100μg/ml水溶液
    で末端吸収のみ (VI)赤外部吸収スペクトル(KBr法):3450、
    3000、2950、2900、2350、1750(
    肩)、1670、1550、1480、1400、13
    80、1350、1300(肩)、1270、1140
    、1110、1080、1040、720cm^−^1 (VII)溶解性:ジメチルホルムアミド、メタノールに
    可溶。水、エタノールに難溶。 ベンゼン、クロロホルム、ヘキサ ン、エチルエーテルに不溶。 (VIII)安定性:pH2〜9で安定。 (IX)酸性、中性、塩基性の区分:塩基性物質(X)分
    子量:1175 を有することを特徴とする新規抗生物質BMH829−
    AF1。 2、シュードモナス属に属するBMH829−AF1生
    産菌を培養し、その培養物から新規抗生物質BMH82
    9−AF1を分離採取することを特徴とする新規抗生物
    質BMH829−AF1の製造方法。
JP2059848A 1990-03-13 1990-03-13 新規抗生物質bmh829―af1及びその製造方法 Pending JPH03262490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42865E1 (en) 2002-01-23 2011-10-25 Ricoh Company, Ltd. Image forming system employing effective optical scan-line control device

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USRE42865E1 (en) 2002-01-23 2011-10-25 Ricoh Company, Ltd. Image forming system employing effective optical scan-line control device

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