JPH0326195Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326195Y2
JPH0326195Y2 JP1986087064U JP8706486U JPH0326195Y2 JP H0326195 Y2 JPH0326195 Y2 JP H0326195Y2 JP 1986087064 U JP1986087064 U JP 1986087064U JP 8706486 U JP8706486 U JP 8706486U JP H0326195 Y2 JPH0326195 Y2 JP H0326195Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint pattern
joint
laminated
wall surface
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986087064U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62199450U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986087064U priority Critical patent/JPH0326195Y2/ja
Publication of JPS62199450U publication Critical patent/JPS62199450U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326195Y2 publication Critical patent/JPH0326195Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は目地型紙に係り、特に建材や外装材の
壁面などにレンガ調等の装飾性に富む目地模様を
いわゆるブリツク工法によつて形成する際にパタ
ーンシートとして好適に用いられる積層目地型紙
に関する。
(従来の技術) 建築物の外装材や屋内の壁等に樹脂系あるいは
セラミツク系の厚付吹付材その他の塗材を所定の
パターンで吹付けまたは塗工してタイルあるいは
レンガ調の立体感のある壁面に仕上げるいわゆる
ブリツク工法の技術が近年次第に取入れられてい
る。
このようなブリツク工法を施す際には、たとえ
は、第3図に示すようにまず施工対象とする壁面
1に所望の色調の塗料が目地部分2として塗布さ
れ、その上にたとえば枠部分4内にレンガ張りの
パターン5が打抜かれている目地型紙3が接着さ
れる。次いでこの目地型紙3の上から所望の色調
の塗材がたとえばこて塗りなどによつて塗工され
る。
塗材がある程度かたまつてから目地型紙3を壁
面1から剥すと、第4図に示すようにその枠部分
4に対応する部分が塗工されない目地部分7とし
て残り、レンガパターン5の打抜部分に対応する
部分にこの目地から盛上つた塗材パターン6が得
られレンガ目地模様が形成される。
(考案が解決すべき問題点) 前記のようなブリツク工法において用いられる
目地型紙は壁面等への接着のためにその裏面に粘
着加工を施すことが必要であるが、従来ではこの
ような粘着剤塗布面に剥離紙を貼合せた形態とし
ての枚葉形式目地型紙が一般に用いられていた。
しかし、このような目地型紙は用途にもよるが
比較的薄手(約2mm前後)で腰が弱いため、実際
の取扱いが容易ではなかつた。
すなわち、目地型紙を壁面等に貼り付ける際に
は、第5図に示すようにまずその都度一枚々の粘
着シート9から剥離紙10を除去し次いで粘着シ
ートの接着面8を壁面に対して正しく位置合せし
なければならない。ここで目地型紙の厚みが薄く
て腰が弱い上に作業能率を上げるために個々のシ
ート面積がある程度大きくされているので、前記
剥離紙10の除去や位置合せ等の際にシート9の
曲げや折れを生じやすく、特に足場の悪い高所で
の壁面への施工などの場合には目地型紙の取扱い
が極めて困難であつた。
また除去される剥離紙10は施工の都度大量に
上りその投棄処分が面倒であると共に目地型紙の
コストをそれだけ増大させることになる。
本考案の目的はこのような従来技術の欠点を解
決し、施工現場で使用する際の取扱いが容易で実
用的な目地型紙を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記本考案の目的は建材や外装材の壁面に目地
模様を施すため塗材の塗工に先立つて前記壁面に
一時的に配置される目地型紙において、 (a) 表面に粘着剤塗布域を裏面に剥離処理域を
夫々形成した所定のパターンの複数の目地型紙
を、隣接する目地型紙の前記粘着剤塗布および
前記剥離処理域が互いに対向するように順次重
ねて積層体として一体化させ、 (b) 前記積層された複数の目地型紙の夫々の剥離
強度を積層体の表面側から裏面側の方向に順次
大きくし、 (c) 前記複数の目地型紙からなる積層体の裏面側
に積層体を支持する把手付の補強板が結合され
ていることを特徴とする積層目地型紙によつて
達成される。
(作用) 本考案の積層目地型紙においては、表裏面に粘
着剤塗布域および剥離処理域を夫々形成した複数
の目地型紙が前記表裏面を対向させて順次積重ね
た積層体として一体化されており、その使用時に
は積層体を施工壁面等に押付けることによつて最
も表面側にある目地型紙をその表面に形成した粘
着剤塗布域で壁面に接着させる。
次いで積層体を壁面から引つ張るとこの目地型
紙の裏面に形成した剥離処理域と次層の目地型紙
とが容易に剥れて接着された目地型紙が壁面に残
される。
この剥離によつて次層の目地型紙の表面側の粘
着塗布域が露出されるので、以下同様な作業すな
わち積層体の壁面への押付けおよび引離しを反復
することによつて目地型紙が順次壁面の所定位置
に接着される。この作業では目地型紙は常に一括
された厚い積層体を単位として容易に扱われかつ
剥離紙を個々の型紙から剥す作業も省略される。
また前記積層体中の複数の目地型紙の夫々の剥
離強度を積層体の表面側から裏面側に対して順次
大きくした実施態様では、剥離は常に壁面に接着
された目地型紙と次層の型紙との間で生じる。
さらに前記積層体の最も裏面側に支持用の補強
板を結合させた実施態様では積層体の腰がさらに
強くなりかつ施工の際の取扱いも容易になる。
(実施例) 以下本考案を具体的な実施例によつて詳細に説
明する。
第1図は本考案の積層目地型紙の一実施例の要
部を示す断面図であり、第2図は前記積層目地型
紙を表面側からみた斜視図である。
本考案の積層目地型紙は表面に感圧性接着剤に
よる粘着剤層13を裏面にシリコン剤による剥離
処理層14を夫々有する多数枚の紙シート(また
は発泡ポリエチレン等の合成樹脂シート)12,
12……を隣接するシート12,12の前記粘着
剤層13と剥離処理層14とが互いに対向するよ
うにして順に積重ねて一体化し、これを所定のレ
ンガ様パターン5の形態に型抜きすることにより
第1図および第2図に示すような積層目地型紙が
つくられる。ここで図示の実施例においては、積
層目地型紙の最も裏面(図中では最上面)側の目
地型紙シート12の背面に補強板15が結合され
ており、この補強板15と目地型紙シート12と
の間の剥離強度は剥離処理剤(または接着剤)の
塗布厚さあるいは材料の組成を代えることによつ
て他の目地型紙のシート間の剥離強度よりも充分
大きくなるようにしてある。
なおこの補強板15は場合によつては省略して
もよいが、この場合にも最裏面と次層の目地型紙
の間の剥離強度を他の目地型紙間の剥離強度より
も充分大きくしておくことが望ましい。さらに図
中補強板15の背面には作業中の積層目地型紙の
取扱いを容易にするためには把手16が設けられ
ている。
このような本考案の積層目地型紙を用いて壁面
等にブリツク工法によつて目地模様を形成する作
業を以下説明する。
たとえば前記第4図に示すようなレンガ調の目
地模様を壁面1に形成する際には、施工される壁
面に平滑化や除塵等の前処理を施してから所望の
目地色の塗料を塗布し充分に乾燥させる。
次いでたとえば把手16によつて積層目地型紙
を把持し、表面の剥離紙(図示せず)を除去して
最表面側の目地型紙シート12の粘着剤層13を
露出させ、積層目地型紙を壁面の所定の位置に合
せて把手16によつて壁面に均等にに押付ける。
その後、積層目地型紙をたとえばその上端部か
ら手前に引起すと、最表面側の目地型紙シート1
2はその粘着剤層13によつて壁面と強く接着さ
れているので、その剥離処理層14と次層の目地
型紙シート12の粘着剤層13との間で積層体の
他の部分から容易に剥離されて壁面に残される。
ここで次層の目地型紙シート12の粘着剤層1
3が露出されるので、壁面の次の施工場所に積層
目地型紙を移動させて押付け同様にして次層の目
地型紙シート12を壁面に接着させる。このよう
に積層目地型紙を施工壁面に押当て引きはなす作
業を順次反復することによつて壁面の所望の部分
にわたつて目地型紙シート12,12……が貼付
けられる。
その後の作業は従来の場合と同様であり、たと
えば所定の色調の厚付用のセラミツク吹付剤を壁
面に対して吹付け、所定時間後前記夫々の目地型
紙を壁面から引剥すことによつてたとえば第4図
に示すようなレンガ調の目地模様が得られる。
以上の説明から明らかなように、本考案の積層
目地型紙によれば壁面等に対するブリツク作業を
極めて容易に行うことができる。
まず、目地型紙シート12,12……は複数枚
が一体に積層され(用途に応じて10〜30枚程度)
かつ補強板15によつて裏打されているので、剛
性が比較的大きく、壁面までの移動や位置合せ、
貼付作業の際の折れや曲りが少なく容易に取扱う
ことができる。
さらに、この積層目地型紙では各目地型紙シー
ト12,12……がそれらの粘着剤層13と剥離
処理層14とを交互にして積層されるため、積層
目地型紙を壁面に押当てて最裏面の目地型紙12
を接着させてから引離すことによつて次層の粘着
剤層13が同時に露出されるので、作業を連続的
にかつ迅速に行うことができる。
さらに従来のように枚葉の目地型紙からその都
度剥離紙を剥がす労力を省くこともでき、かつ使
用済の大量の剥離紙を処分する手間もかからな
い。もとより剥離紙を省略することによつて製造
コストもその分だけ低減される。
また積層目地型紙全体には壁面からの引離しの
度に剥離方向の力が反復して作用するが、積層体
最裏面の目地型紙シート12と補強板15との間
の剥離力の強さをもつとも大きくしてあるので、
少なくとも補強板15が使用中に積層体からはな
れてしまうようなことはない。
なお本考案において複数の目地型紙シート1
2,12……の間の相互の剥離力の強さに勾配を
付け、積層体の表面側から裏面側(補強板側)に
かけて順に剥離力の強さを増大させるようにして
おけば、常に表面側のもつともはがれやすい目地
型紙シートのみを確実に剥して壁面に残すことが
でき、積層目地型紙の使用途中で補強板はもとよ
り積層体の他の部分を剥してしまうおそれがな
い。
このような積層体各層毎の剥離強度の調節は積
層目地型紙の製造に際してたとえば多数のシート
を夫々のロールから同時巻出して積層する多段ロ
ール装置を用い、ここで巻出される各シートに施
される感圧性接着剤あるいは、剥離剤の組成もし
くは塗布層をシート毎に所定の度合いで異なるよ
うに設計することによつて容易に行われる。(発
明の効果) 以上のように本考案の積層目地型紙によれば目
地型紙の剛性(こし)が積層によつて増大するた
め壁面等への接着の作業等が極めて容易になり、
かつ従来のような剥離紙の除去および使用後の処
理作業を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の積層目地型紙の要部の断面
図、第2図は前記積層目地型紙の斜視図、第3図
および第4図はブリツク工法の施工を示す説明
図、第5図は従来の目地型紙を示す説明図であ
る。 1……壁面、13……粘着剤層、2……目地部
分、14……剥離処理層、5……塗工のパター
ン、15……補強板、12……目地型紙シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 建材や外装材の壁面に目地模様を施すため塗材
    の塗工に先立つて前記壁面に一時的に配置される
    目地型紙において、 (a) 表面に粘着剤塗布域を裏面に剥離処理域を
    夫々形成した所定のパターンの複数の目地型紙
    を、隣接する目地型紙の前記粘着剤塗布および
    前記剥離処理域が互いに対向するように順次重
    ねて積層体として一体化させ、 (b) 前記積層された複数の目地型紙の夫々の剥離
    強度を積層体の表面側から裏面側の方向に順次
    大きくし、 (c) 前記複数の目地型紙からなる積層体の裏面側
    に積層体を支持する把手付の補強板が結合され
    ていることを特徴とする積層目地型紙。
JP1986087064U 1986-06-07 1986-06-07 Expired JPH0326195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986087064U JPH0326195Y2 (ja) 1986-06-07 1986-06-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986087064U JPH0326195Y2 (ja) 1986-06-07 1986-06-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62199450U JPS62199450U (ja) 1987-12-18
JPH0326195Y2 true JPH0326195Y2 (ja) 1991-06-06

Family

ID=30943945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986087064U Expired JPH0326195Y2 (ja) 1986-06-07 1986-06-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0326195Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135438U (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 株式会社 大共 壁面塗装用目地形成材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62199450U (ja) 1987-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2292548A1 (en) Pad including adhesively adhered sheets
JPH0655552B2 (ja) 再貼付可能帳票及びその製造方法
US20210355692A1 (en) A corner bead and a method for manufacturing a corner bead
JPH0326195Y2 (ja)
JPH0240678Y2 (ja)
JPS6212454Y2 (ja)
JPH0125647Y2 (ja)
EP0012849B1 (de) Verfahren zum Überziehen von porösen Schaumstoffkörpern mit einer Haut aus Polyurethan
JP2882847B2 (ja) 溝目地形成方法
JPH0525853Y2 (ja)
JPH0133636Y2 (ja)
JP3950338B2 (ja) 壁下地材及び建屋室内壁構造
JPS636354Y2 (ja)
JPS6236909Y2 (ja)
JPH0194149A (ja) 紙張リタイルユニットの施工方法
JPH06336812A (ja) タイルシート
JPH0135249Y2 (ja)
JPH02215877A (ja) タイル貼り模様の塗装方法
JPH0118213Y2 (ja)
JPH0126405Y2 (ja)
JPS60234803A (ja) 化粧材の製造方法
JPS599036Y2 (ja) 多層壁紙
JP3005078U (ja) 簡易貼着用離型シート
JPH0344309Y2 (ja)
JPS61283678A (ja) タイル先付け用目地材の製造方法