JPH0325757Y2 - - Google Patents

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JPH0325757Y2
JPH0325757Y2 JP13067687U JP13067687U JPH0325757Y2 JP H0325757 Y2 JPH0325757 Y2 JP H0325757Y2 JP 13067687 U JP13067687 U JP 13067687U JP 13067687 U JP13067687 U JP 13067687U JP H0325757 Y2 JPH0325757 Y2 JP H0325757Y2
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drying
air
solvent
heater
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、石油系溶剤によつて洗濯された衣類
を、フアン送風量を増大させることにより低温で
乾燥すると共に、衣類中の溶剤を回収する溶剤回
収式の低温乾燥機に関する。
(ロ) 従来の技術 石油系溶剤によつて洗濯された衣類を乾燥する
場合は、溶剤の引火温度が約42℃と低いので、溶
剤ガス濃度と乾燥風の温度を監視する必要があ
る。例えば、実開昭59−190192号公報に開示され
た衣類乾燥機にあつては、ガス濃度が上昇する
と、循環中の乾燥風を排出して外気を吸引するよ
うにしているし、現に実用化されている各乾燥機
にあつても温度上昇、時間経過等に応じて吸排気
するようにしている。
しかし、これでは溶剤ガスを放出してしまうの
で、ほとんど回収できず、石油系溶剤が安価であ
るにしても無駄であり、また大気汚染の心配もあ
る。
そこで、フアンを高速回転して送風量を増大
し、乾燥風の温度としては引火の危険の無い低
温、例えば40℃以下の温度で乾燥作業を行ない且
つ溶剤を回収することが提案されている。
しかし、斯る溶剤回収式の低温乾燥機は、フア
ンを高速回転させるため、ここで生じる摩擦熱
(風量15m3/分で約5℃)を無視せず、フアンを
クーラーの上流位置に配置すると、クーラーの冷
却能力及びヒータでの加熱能力を大きくする必要
があり、一方クーラー及びヒータの下流位置に配
置すると(特公昭61−12716号公報参照)、ヒータ
で加熱されて膨張した空気を送風するので、送風
量が定格どおりに得られず、乾燥効率の低下等を
招く。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、クーラー冷却能力及びヒータ加熱能
力を大きくすること無く乾燥効率を維持すべく、
フアンをクーラーとヒータ間に配置し、この場合
に高速回転するフアンが凝縮して回収した溶剤を
強い送風力によつて飛沫として吹き飛ばすのを防
止せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、石油系溶剤によつて
洗濯された衣類を乾燥するための乾燥室と、この
乾燥室との間で乾燥風を循環させるために乾燥室
の出口及び入口に端部を接続したU字型の回収槽
とを備え、上記回収槽内の出口側にクーラーを、
入口側にヒータを夫々配設すると共に、入口側の
槽内底部とヒータとの間には高速回転するフアン
を配設し、回収槽の内底部には、凝縮した石油系
溶剤を収容し且つ透孔を有する飛散防止板によつ
て覆われた収容室を設けた構成である。
(ホ) 作 用 乾燥作業中にフアンは高速回転し、多量の乾燥
風を乾燥室と回収槽間で循環させており、乾燥風
の温度を下げた分を送風量でカバーして乾燥させ
ている。そして、乾燥風中に混入する溶剤ガスは
クーラーによつて冷却されて凝縮し、飛散防止板
の透孔を通つて収容室内に収容され、フアンによ
る送風力で飛散せんとするところは飛散防止板に
よつて抑えられている。
(ヘ) 実施例 図面に基づいて説明すると、乾燥機の機体1は
上下二段に区画されており、上段には回転ドラム
2を有する乾燥室3を設け、下段にはU字型通路
を有する回収槽4を設けている。機体1の前面上
部には当該乾燥機を操作し、制御するための操作
体や制御回路が組込まれている。乾燥室3の出口
5と回収槽4の一端とは弁室6を介して接続さ
れ、入口7と槽他端とが接続されている。
回収槽4内の入口5側にはフイルター8、クー
ラー9が順に配設されてあり、回収槽4の内底部
は凝縮溶剤の収容室10に形成してある。そし
て、回収槽4内の入口7側には内底部近傍にアル
ミフインから成るフアン11が、入口7近傍にヒ
ータ12が夫々配設してある。
収容室10の上部には、例えば3φの透孔13
…をピツチ4mmで多数穿設したパンチング板から
成る飛散防止板14が覆うように配設してある。
上記回転ドラム2内には石油溶剤によつて洗濯
された衣類が収容され、フアン11は送風量が20
〜30m3/分と成るよう高速回転される。クーラー
9及びヒータ12はフインチユーブ型のものであ
り、クーラー9には冷却水が冷却弁15を介し
て、ヒータ12にはスチームがスチーム弁16を
介して供給される。
弁室6は排気口17及び吸気口18を有すると
共に、夫々17,18に対する排気弁19及び吸
気弁20を有している。そして、通常の乾燥作業
では両口17,18を両弁19,20が閉じて出
口5を回収槽4に連通し、脱臭作業や非常の吸排
気作業では両弁19,20が両口17,18を開
くと共に弁19が出口5と回収槽4間をしや断す
る。
収容室10には排液弁21を有する排液路が接
続してある。また、乾燥風の温度検知素子は入口
7の近傍に設置される。
かくして、乾燥室3と回収槽4間には極めて多
量の乾燥風が、多量である故に例えば40℃を上限
とした低温で循環していく。衣類中の溶剤は気化
して乾燥風と共に循環し、クーラー9によつて冷
却されて凝縮し、滴下して飛散防止板14の透孔
13…を通つて収容室10に収容される。収容室
10内の溶剤は強い送風力によつてあおられる
が、飛散防止板14によつて抑えられ、乾燥風中
に飛沫として混入するには至らない。
フアン11は、クーラー9を通過して低温化し
た乾燥風を送り出すことに成り、膨張等による抵
抗が少ないので、略定格どおりの送風量を維持し
ている。また、高速回転中のフアン11で生じる
摩擦熱は、乾燥風が低温化していて温度勾配が大
なので、乾燥風に効率良く吸収されていき、ヒー
タ12での加熱作業を助成する。更に、アルミフ
インであるために、何等の原因で火花を生じたと
しても、乾燥風が低温化しているところなので、
引火の惧れはない。
収容室10に回収された溶剤は当該作業時に同
時に抜いていく必要はなく、適数回の作業後に排
液路からまとめて抜きとることができ、結果とし
て本機はタンク内蔵の簡易型として機能する。
尚、フイルター8は、回収槽4内にレール22
を介して外部から簡単に出し入れできる箱型にし
てある。即ち、無底の方形箱23の上部に3本の
桟24…を前後方向に架設し、断面波形と成るよ
うに枠布25に止着された布フイルター26を方
形箱23内に入れ、布フイルター26の山部分を
桟24…で下方から支持させ、枠布25を方形箱
23の上端面に乗せる。そして、方形箱23の上
端面に平板状の方形枠27を乗せて枠布25を挾
持する。この方形枠27は下向きに曲げられて下
方に位置する4本の桟28…を前後方向に架設し
ており、布フイルター26の谷部分を桟28…で
上方から押えている。このように、箱型のフイル
ター8は、方形箱23、方形枠27、桟24…、
28…及び布フイルター26から成り、布フイル
ター26を送風圧が大となつても断面波形に保持
できるようにしており、送風表面積を大きくして
保持でき、フイルターとしての機能を向上させて
いる。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、折角回収した溶剤を、高速回
転中のフアンによつて飛沫として吹き飛ばし、乾
燥風中に混入させると言うことを抑制でき、乾燥
作業中に溶剤を貯溜したままで置くこともでき、
回収効率、乾燥効率が良く且つ簡易構造の乾燥機
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による溶剤回収式の低温乾燥機の
一部断面せる内部機構図である。 3……乾燥室、4……回収槽、5……出口、7
……入口、9……クーラー、10……収容室、1
1……フアン、12……ヒータ、13……透孔、
14……飛散防止板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 石油系溶剤によつて洗濯された衣類を乾燥する
    ための乾燥室と、この乾燥室との間で乾燥風を循
    環させるための乾燥室の出口及び入口に端部を接
    続したU字型の回収槽とを備え、上記回収槽内の
    出口側にクーラーを、入口側にヒータを夫々配設
    すると共に、入口側の槽内底部とヒータとの間に
    は高速回転するフアンを配設し、回収槽の内底部
    には、凝縮した石油系溶剤を収容し且つ透孔を有
    する飛散防止板によつて覆われた収容室を設けた
    ことを特徴とする溶剤回収式の低温乾燥機。
JP13067687U 1987-08-27 1987-08-27 Expired JPH0325757Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13067687U JPH0325757Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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JP13067687U JPH0325757Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6433986U JPS6433986U (ja) 1989-03-02
JPH0325757Y2 true JPH0325757Y2 (ja) 1991-06-04

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JP13067687U Expired JPH0325757Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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