JPH03257445A - プロジェクタ用スクリーン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プロジェクタ用スクリーン装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

第６図は従来のプロジェクタ用スクリーン装置の一例を
示したものである。このスクリーン装置は、ポータプル
スタンド式のもので、スタンドＰとスクリーンＳ１とよ
り構成されている。

スタンドＰにおいて、２１は開閉可能な鋼製の脚、２２
は三脚２１によって支持された管状の支柱、２３は支柱
２２に挿入した可動支柱である。可動支柱２３は、図示
しないが、支柱２２に任意の高さで固定できるようにな
っている。２４はヒンジ２５で可動支柱２３に取り付け
たアームで、直角に折り曲げてその位置に固定できる構
造になっている。

スクリーンＳ、は、スクリーン本体２５とこれを自動的
に巻き込むスクリーンケース２６とより構成されている
。このスクリーンＳ、は、スクリーン本体２５上部の縁
金２５ａの中央部において、折り曲げたアーム２４に吊
り下げられ、下部のスクリーンケース２６の中央部にお
いて、支柱２２に固定される。なお、スクリーンＳ１の
吊り下げ角度は縁金２５ａのアーム２４への取付位置に
よって決められる。

従来のプロジェクタ用スクリーン装置は、上述のような
構成になっているので、これを使用するときは、三脚２
１を開き、支柱２２から可動支柱２３を引き出して所定
位置に固定し、先端のアーム２４を直角に折り曲げて固
定し、これにスクリーンＳ１を吊るす。

方、撤収するときは、スクリーンＳ１をアーム２４から
外してスクリーン本体２５をスクリーンケース２６の中
に収納する。ついで、アーム２−４を延ばして可動支柱
２３を支柱２２の中に収納し、三脚２１を閉じる。最後
に、スクリーンケース２６と支柱２２をバンド（図示せ
ず）で縛る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来のプロジェクタ用スクリーン装置には、次
のような問題があった。

（１）可動支柱２３の先端のアーム２４に吊るしたスク
リーンＳ１を三脚２１で支持する構造になっているので
、不安定で、スクリーンＳｌに身体が触れたり、あるい
はスクリーンＳ１がわずかに風を受けたりすると、スタ
ンドＰが倒れることがある。

（２）支柱２２とスクリーンケース２６をバンドで縛り
、そのバンドに設けた把手を持って運搬する場合、三脚
２１が開くことがあるので、また三脚２１部分が重いの
で、運搬しにくい。その上、三脚２１．支柱２２．スク
リーンケース２６．バンド等が露出しているので、これ
らが運搬時に衣服にひっかかって運搬しにくい。

この発明は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、スクリーンを倒れないように支持する
ことができ、かつ運搬し易いプロジェクタ用スクリーン
装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明が提供するプロジェクタ用スクリーン装置は、
スクリーンとその収納ケースとよりなる装置であって、
前記収納ケースは、閉端部と開端部を有し、かつ前記開
端部からスクリーンを入れる内筒と、閉端部と開端部を
有し、かつ前記開端部から内筒を挿入する外筒と、内筒
と外筒の閉端部に自在継手を介して取り付けた脚板と、
外筒に挿入した内筒を同外筒に任意の位置で固定する固
定手段と、外筒に設けたグリップ、肩バンド等の把持部
とより構成したものである。

〔作用〕

（１）上記収納ケースは、内筒を外筒に挿入した状態て
、内筒の脚板を床に、外筒の脚板を天井にそれぞれ強く
当てがい、そのままの状態で、内筒を外筒に、固定手段
によって固定すれば、床と天井の間に１木の柱として、
しっかりと立ち上げることがてきる。その際、スクリー
ンの吊り下げ角度に合せて立ち−Ｌげることがてきる。

このため、その柱をスクリーンを吊り下げるための支柱
として使用することができる。

（２）上記収納ケースは、内筒の中にスクリーンを入れ
、その内筒を外筒の中に挿入して固定手段で固定するこ
とにより、スクリーンを収納するケースとして使用する
ことができる。

（３）上記収納ケースは、外筒に肩に背負うための肩バ
ンドを取り付けた場合は、ゴルフバックのようにかつぐ
ことができるし、グリップを設けた場合は、トランクの
ように持つことができるので、運搬し易い。

（４）上記収納ケースは、樹脂、アルミニウム等の軽い
材料でつくることができ、スクリーンを収納した場合で
も、両端部の重量がバランスして全体が軽いので、また
外筒の側面に衣服にひっかかるような突出物がないので
、運搬し易い。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を第１図および第２図によっ
て説明する。

第２図はスクリーンをその収納ケースに収納した状態を
側面からみたもの、第１図は第２図における内筒を引き
出した状態を断面で示したものである。

実施例のプロジェクタ用スクリーン装置は、両図に示す
ように、スクリーンＳとこれを収納する樹脂製の収納ケ
ースＣとより構成されている。

上記収納ケースＣにおいて、１はスクリーンＳが丁度穴
る長さの内筒で、内筒本体２の一端をキャップ３で閉塞
した構造のものである。４はキャップ３に自在維手５を
介して取り付けた円形の脚板で、この実施例では、脚板
本体４ａに、表面に凹凸のあるシム板４ｂを接着したも
のである。

６は外筒である。この外筒６は、外筒本体７の端をキャ
ップ８で閉塞し、他端に軸方向のスリット９とこのスリ
ット９部分にテーパ付の雄ねじ１０を設けた構造のもの
である。この外筒６は内筒本体２が丁度穴る長さと内径
を有している。

１１はキャップ８に自在維手１２を介して取り付けた円
形の脚板で、上述した脚板４と同様、脚板本体１１ａに
、表面に凹凸のあるゴム板１１ｂを接着したものである
。

１３は外筒６の雄ねじ１０に螺入したナツトである。こ
のナツト１３には、雄ねじ１０に螺合されるテーパ付の
雌ねじ１４が設けられている。

１５は外筒６のほぼ中央に設けたグリップ、１６はスク
リーンＳを吊り下げるときに使用するフックである。

上記スリット９とテーパ付の雄ねじ１０とテーパ付の雌
ねじ１４を有するナツト１３が、この発明にいう固定手
段を構成しており、上記グリップがこの発明にいう把持
部である。

スクリーンＳは、第６図におけるスクリーンＳ１と同様
の構成になっている。すなわち第３図と第４図に示すよ
うに、スクリーン本体１７とこれを自動的に巻き込むス
クリーンケース１８とより構成されている。なお、１７
ａはスクリーン本体１７の縁金である。

次に、上記構成に基づく作用を説明する。

（１）収納ケースＣは、内筒１を外筒６に挿入した状態
で、第３図と第４図に示すように、内筒１の脚板４を床
１９に据え、外筒６の脚板１１を天井２０に強く当てが
い、そのままの状態で、ナツト１３を締めると、外筒６
のスリット９を設けた開端部が絞られるので、内筒１と
外筒６が一体に固定され、床１９と天井２０の間に１本
の柱として、しっかりと立ち上げることができる。なお
、第３図と第４図は床１９に垂直に立ち上げた場合の例
である。スクリーンＳは、その縁金１７ａの中央部でフ
ック１６に吊り下げられ、スクリーンケース１８はひも
等で内筒１に固定される。

このため、柱（外筒６）のフック五６に吊るしたスクリ
ーンＳに身体が触れたくらいでは、あるいは多少の風が
吹き付けたくらいでは、上記柱が倒れてしまうようなこ
とはない。

このように、収納ケースＣは、スクリーンＳを倒れない
ように支持する支柱として使用することができる。

（２）一方、収納ケースＣは、スクリーンＳを収納する
収納ケースとして使用することができる。

すなわち、内筒の中にスクリーンＳを入れ、その内筒ｌ
を、第２図に示すように、外筒６の中に挿入してナツト
１３を締めることにより、スクリーンＳを収納ケースＣ
に収納することができる。

（３）スクリーンＳ、を入れた収納ケースＣは、グリッ
プ１５をもってトランクのように持つことができるので
、運搬し易い。その上、収納ケースＣは、樹脂でできて
いて軽く、両端部の重量がほぼバランスする形状になっ
ているので、また外筒６の側面に衣服にひっかかるよう
な突出物もないので、運搬し易い。

なお、上記実施例では、把持部としてグリップ１５を設
けたが、肩バンドを設けてもよい。肩バンドであれば、
収納ケースＣをゴルフバックのように運ぶことができる
。また、上記実施例の作用説明では、収納ケースＣを第
３図のように床１９に垂直に立ち上げる場合について説
明したが、第５図のように、スクリーンＳの角度に合せ
て斜めに立ち上げることもできる。これは脚板４と脚板
１１がそれぞれ内筒１と外筒６に自在継手５と１２を介
して取り付けられているからである。固定手段は、上記
実施例に示したものに限定されるものではない。例えば
、鉄棒の高さ調節に使用されているものであってもよい
。さらに、収納ケースＣの材質はアルミニウムであって
もよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、請求項１，２
に記載のような構成としたので、スクリーンを倒れない
ように支持することができ、かつ運搬し易いプロジェク
タ用スクリーン装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例によるプロジェクタ用スクリ
ーン装置の断面図、第２図は同スクリーン装置の側面図
、第３図および第４図は同スクリーン装置の使用状態を
示す側面図および正面図、第５図は同スクリーン装置の
側面図、第６図は従来のプロジェクタ用スクリーン装置
の使用状態を示す斜視図である。 １・・・・・・内筒 ４．１１・・・・・・脚板 ５．１２−・・・・・自在維手 ６・・・・・・外筒 ９・・・・・・スリット １０−・・・・・雄ねじ １３・・・・・・ナツト １４・・・・・・雌ねじ １５・・・・・・グリップ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）スクリーンとその収納ケースとよりなるスクリー
   ン装置であって、前記収納ケースは、閉端部と開端部を
   有し、かつ前記開端部からスクリーンを入れる内筒と、
   閉端部と開端部を有し、かつ前記開端部から内筒を挿入
   する外筒と、内筒と外筒の閉端部に自在継手を介して取
   り付けた脚板と、外筒に挿入した内筒を同外筒に任意の
   位置で固定する固定手段と、外筒に設けたグリップ、肩
   バンド等の把持部とより構成したことを特徴とするプロ
   ジェクタ用スクリーン装置。
2. （２）固定手段が、外筒の開端部に設けた軸方向のスリ
   ットと、外筒の開端部の前記スリット部分に設けたテー
   パ付の雄ねじと、この雄ねじに螺入可能なテーパ付の雌
   ねじを有するナットとより構成されている請求項１記載
   のプロジェクタ用スクリーン装置。