JPH03256703A - 多重中実木材構造体の製造方法及びその製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、はり類、板類及びトラス類のような多重中実
木材構造体の製造方法であって、この方法では乾燥、耳
切り、表面処理等のような任意所要加工の後複数の木材
薄板が相互に正重合された配列として一緒に接着され、
この種の多重中実木材製品を形成するものに関する。本
発明は、前記方法によってつくられる木材製品類に関す
る。

（従来の技術〉 当業界では多数の木材薄板をサンドウィッチ状に正重合
された構造にして一緒に接着させる工程によっていわゆ
る積層成分の形状の例えば上家類の屋根を支持するトラ
ス類、はり及び平らな板をつくることが慣例である。そ
れらの木材薄板は、２．３ｗｎ　　ないし１ａｍ以上の
間の厚さ及び数ｍの長さをもつ薄板である。このような
積層製品使用の長所は、木材の多数の天然弱点が木材層
を多数接着させることによって補償されまたそれらの層
の累進約１重合接着が天然の樹幹の寸法によって決定さ
れる寸法を超過する構成要素をつくることができること
を意味するところにある。この種の積層製品類は、一般
に接合されない中実木材製品類より相当に高い強度をも
っている。

１つ或いはそれ以上のナイフでの角木材のこつばの出な
い切断によって多数の木材層即ち薄板をつくる提案もさ
れている。このような方法は、アメリカ合衆国特許第４
．８２４．９１７号に該当するドイツ連邦共和国特許第
３．７０２．９０９号で説明される。

複数の木材薄板或いはプライのこっばの出ない製造では
所要原料の量でかなり節約できる長所がある。なぜなら
ばこの種プライ類が鋸の切断によってつくられる場合、
それらのプライの厚さに従ってその出発材料の４０％或
いはそれ以上が鋸屑として失なわれるからである。

（発明が解決しようとする課題〉 角木材から多数の木材薄板をこっばの出ない製造をして
いる間それらのプライは、そのナイフの不可避の横断す
る寸法のためにそのナイフェツジの角度でその板材から
偏向される。前記角木材から直接分割される薄板の横方
向偏向は、できる限り後続するくせ取り装置によって修
されねばならぬ薄板のほぼ二軸方向そりをもたらすのみ
ならず、また切断によってつくられる薄板の表面構造に
も影響する。

この点に関して前記角木材に対する分割している間前記
ナイフのエツジに隣接しかつ本明細書でナイフ側と称さ
れる木材薄板の側は、表面から突出して偶然離れている
複数の木材繊維すらもつ可能性のあるあらい表面構造を
もつ傾向がある。従ってこのナイフ側は、それらの木材
薄板の粗い側とも称されるのに当解説では反対側と称さ
れる木材薄板の他方側は、多数の浅いくぼみしかもたず
かつ一般に滑らかな印象を与え、そのため木材薄板の密
な側とも称される。これらの特性は、できる限り滑かか
つ平らである人目につく表面をもたねばならぬ多数の木
材製品にとって十分重要さをもつものである。

しかしながら、本発明の第１目的は、一方では多数木材
プライのこっばの出ない切断による原料を最適に使用さ
せまた他方では最大強度をもつような製品類をもたらす
多重中実木材製品類の製造方法を提供することにある。

（課題を解決するための手段） これら及び本明細書に現われる他の目的を達成するため
、ナイフを使用して角木材からのこっばの出ない分割に
よってつくられておりまたその分割加工工程の間前記ナ
イフに隣接したナイフ側をもちまた前記ナイフ側から遠
い反対側をもつ多数の木材薄板を使用すること及び前記
複数の木材薄板が前記多重中実木材製品にして配列され
、従ってその木材製品の複数薄板の表面に対してほぼ平
行に伸びる中心面から考えるとして少なくともその木材
製品の一方の外側面までそれら木材薄板の反対側がこの
面に向って指向されるところにある。

（作用〉 数多研究しているうちにこの切断方法でつくられる木材
薄板の異なる表面構造がそれらの薄板の外観にとって適
切であるのみならず、またそれら薄板の表面強度は大い
に影響もすることが判明した。実際上それら木材薄板の
ナイフ側は、反対側よりも破壊をもたらすより一層大き
い傾向をもっている。

板、はり或いはトラスがたわみ荷重を受ける場合、この
たわみ荷重の作用から遠い構成要素の部分は、実質的に
応力のない中心面以上に張力を受けることが周知である
。この張力荷重は、その構成要素の応力のない中心面か
らの距離につれて増加する。

目下の状況では前記中心面の何等かの言及は、その構成
要素が前記中心面に対して実質的に対称である横断面を
もつ場合、前記応力のない面が前記中心面だけであるけ
れども、実質的に応力のない面として細長い積層構成要
素の広い湾曲部を測定するよう企図している。しかし一
般に板類及びはり類が矩形の横断面をもつから、この条
件は、一般に満されるだろう。丸められるトラス類は、
台形の横断面をも備える、しかしながらその場合では湾
曲している間応力のない面は、もはや中心に存在しない
だろう。

切断木材薄板からつくられる積層構成要素のたわみを受
ける破壊の抵抗力は、少なくともこの構成要素の張力負
荷を受ける側でその積層部においてそれら木材薄板の反
対側が外側へ指向される場合、最適化させることができ
ることが本発明により発見された。

前記構成要素の強度は、それらの木材薄板即ちプライが
前記構成要素の片方の外側面に向ってそれらの反対側を
実質的にすべて向けるように配列される場合、本発明の
好ましい態様によると若干増加させることができる。前
記′！ｆ１戒要素の強度特性を使用するために、この外
側は当然働らくたわみ力の遠い側として使用する必要が
ある。前記たわみ力に隣接するその構成要素の他方の外
側の最外方の薄板或いはプライにとってその反対側がこ
の場合更に外側にあるようにすることが望ましいのは、
その面の外観という理由だけである。

それぞれ同じ側にされる多重中実木材製品のそれら木材
薄板の反対側の整列は、しかしこのような木材製品の最
大荷重担持能力が配列に関連する他の楕遺体類に関して
その配列に左右される欠陥を含んでいる。通常の場合、
更に詳細には矩形横断面をもつ板類及びはり類の場合で
は、従ってそれらの木材薄板は、それらの反対側がその
木材製品の複数の面に対し平行に伸びるこの製品の中心
面からのように考えてそれらの外側面に対してそれぞれ
指向されるように整列されるのが好ましい。

そのときこのような構成要素の場合ではその整列は、そ
の構造の残りに関して重要ではない。

本明細書で論議されるような木材積層製品をまとめるよ
う組み合わせてこの場合請求される木材薄板の複数側の
系統的整列は別として、この木材製品の強度に対して重
要な別の要因は、圧密なブロックとして最小可能量の隙
間でそれら薄板を一緒に接着できることをとりわけ確保
するような製法であるところのそれら薄板の製法である
。複数の木材薄板が一般に切断後乾燥されると共に若干
の荷重が加えられ、そのとき切断によるたわみが修正さ
れており；それら薄板がその縦方向縁に沿って耳切りさ
れかつそのナイフ側で突出する複数繊維を徹底して除去
するためそれらの主要面で軽度に追加してサンドブラス
トしてもよい。しかしながらこのように製法処理は、本
発明の部分として請求されずまた同日出願の特許願（Ｂ
）によって範囲に入れられる。表面が満たねばならぬ必
要条件に従ってその仕上積層製品に砂吹きすることは、
当業者に公知である。

（実施例〉 以下添付図面を参照して本発明を説明する。

第１ａ及び１ｂ図では、多数の積重ねた薄板或いはプラ
イ２ａないし２ｎから成る多重はりの形式の木材構造体
１が開示されている。それらの木材薄板２は、ナイフを
使用する一枚の角木材からこっばを出さない分割によっ
てつくられかつナイフ側Ｘ、即ち分割している間前記ナ
イフに隣接していた側及び各プライの他方の側にある反
対側ｙをもっている。前記角木材からの分割のために木
材薄板２のナイフ側Ｘは、一般にあらい表面構造をもち
、従って添付図面ではこのナイフ側が粗いハツチングで
示される。これに反して、このナイフ側から離れた木材
薄板２の側、即ち反対側ｙは、−層滑らかかつ一層密な
表面構造をもち、従ってこの側が添付図面では比較的密
なハツチングで示される。これらの図面を一層簡明にす
るため各木材薄板２のナイフ側Ｘ及び反対側ｙは、細い
直線によって分離される。

第１ａ及びｌｂ図に図示される加工実施例では木材薄板
２は、多重配列にしてお互いの上部で積み重ねられ、従
って木材薄板２の反対側ｙは、すべて一つの例外を除い
て木材製品１の一方の外側面に対して指向される。

本例で図示される本発明の特定形式では外側木材薄板の
１枚２ｎは、その反対ｉＭｙが木材製品１の外側面（４
で示される〉に対し向かい会っている外側面５に向って
指向されるので、この外側面５が一層滑らかかつ一層密
な仕上となっている。

木材薄板２の反対側ｙが、場合によっては木材薄板２ｎ
を除いて、すべてその木材製品の４で示される外側面に
向って指向される第１ａ及びｌｂ図の場合と異って、第
２ａ及び２ｂ図の場合では、木材薄板２ａないし２ｄが
、その板の中立中心面から考えるとしてそれぞれ外側面
４及び５に向ってそれらの反対側を指向するように、整
列される４プライ形式の木材製品１を開示している。従
って鎖線によって支持される中心面３で、木材薄板２ｂ
及び２ｃのナイフ側Ｘは、お互いに隣接する。

中心面３から考えたとして、またそれぞれその板の外側
面に向って、木材薄板２の反対側ｙ及びナイフ側Ｘの交
替がある。

第１加工実施例による木材製品１の強度特性を増高する
ため４で指示される外側面は、たわみ力の作用から遠い
側として使用しなければならない。

なぜならば木材薄板２の反対側ｙが実質的にすべて木材
製品１の外側面４に向って指向されるからである。第２
加工実施例の場合では木材薄板２の反対側ｙは、中心面
３から考えたとして、外側に向って同数で指向されるか
ら、その木材製品の配列は、取りつけられる場合重要で
はない。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図及び第１ｂ図は夫々最下の薄板の両側を除いて
すべての反対側がそのはりの外側に向って向けられてい
る場合の多重はりの縦断面図及び横断面図、 第２ａ図及び第２ｂ図は夫々板の中立或いは応力のない
中心平面から考えたとして、それらの木材薄板が外側へ
向けられている場合の多重板の縦方向断面図及び横断面
図である。 １・・・木材製品、２・・・木材薄板、３・・・中心平
面、４．５・・・外側面、Ｘ・・・ナイフ側、ｙ・・・
反対側。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、はり類、板類及びトラス類のような多重中央木材構
   造体の製造方法であって、この方法では乾燥、耳切り、
   表面処理等のような任意所要加工の後複数の木材薄板が
   相互に正重合された配列として一緒に接着され、この種
   の多重中実木材製品を形成する前記方法において、 ナイフを使用する角木材からのこっぱの出ない分割によ
   ってつくられておりまた前記加工工程の間前記ナイフに
   隣接するナイフ側及びこのナイフ側から遠い反対側をも
   つ複数の木材薄板が使用され、またそれらの木材薄板が
   前記多重中実木材製品にして配列され、従ってこの木材
   製品の複数薄板の複数表面に対してほぼ平行に伸びる中
   心平面から考えるとして少なくともこの木材製品の一方
   の外側面までそれら木材薄板の複数の反対側が指向され
   ることを特徴とする方法。 ２、前記複数木材薄板が整列され、従つてそれらの反対
   側はすべて、場合によっては最後のプライとしてその木
   材製品の反対外側面配列される薄板或いはプライを除い
   て、その木材製品の一方のまた同一外側面に対して指向
   されることを特徴とする請求項１による方法。 ３、前記複数の薄板が整列され、従ってそれらの反対側
   がそれぞれその製品の中心平面から外側面に向つて指向
   されることを特徴とする請求項１による方法。 ４、具体的には多数のプライとして正重合して配列され
   る多数の接着木材薄板から成る板、はり或いは接着トラ
   スの形状にした多重中実木材製品において、 複数木材薄板（２）がナイフを使用して角木材からこっ
   ぱの出ない分割によってつくられまた前記分割工程の間
   前記ナイフへ隣接する側であるナイフ側（ｘ）ならびに
   この側に向かい合った反対側（ｙ）をもち及びそれらの
   木材薄板は、それらの薄板の複数面に対し平行に伸びる
   その製品（１）の中心面（３）から出発してかつ少なく
   ともその木材製品（１）の一方の外側面（それぞれ４と
   ５）に向ってそれらの木材薄板（２）の複数反対側（ｘ
   ）がこの他方の外側面（それぞれ４と５）に向って指向
   されることを特徴とする木材製品。 ５、それらの木材薄板（２）の反対側（ｘ）がすべて、
   場合によってはその木材製品（１）の他方の外側面を形
   成する木材薄板プライ（２ｎ）を除いて、その木材製品
   （１）の一方の側に向って指向されることを特徴とする
   請求項４による木材製品。 ６、それら木材薄板（２）の多数の反対側（ｘ）がその
   木材製品（１）の中心面から出発してそれぞれその木材
   製品（１）の向かい会つている外側面（４と５）に向つ
   て指向されることを特徴とする請求項４による木材製品
   。