JPH03255800A - ボタン電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボタン電話装置の外線転送回路に利用する。

〔概要〕

本発明はボタン電話装置において、 送話時には受話側に、受話時には送話側に損失を挿入し
て外線転送を行うことにより、通常の通話と変わらない
音量で外線転送通話が行えるようにしたものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来例のボタン電話装置の外線転送時の線路損
失を補償する回路の構成図である。第４図はボタン電話
装置の外線転送の説明図である。

従来、ボタン電話装置は、被転送外線および転送外線の
線路損失を補償する増幅器を備えていた。

第４図において、１はボタン電話装置の主装置、２１〜
２３は局側交換機、４１は発信者、４゜は応答者、１１
１〜１１４　は加入者線路の損失、Ａ１〜Ａ、は減衰量
、１２１　は被転送外線の局線および１２□は転送外線
の局線である。発信者４１が応答者４□に外線転送され
るときは第４図の実線のルートとなる。すなわち、発信
者４１が局側交換機２２．２１を介して局線１２１　を
呼び出したとき、ボタン電話装置の主装置１は局側交換
機２．．２３を介して応答者４□を呼出すことにより外
線転送を行う。局側交換機相互間での減衰量が「０」と
すると発信者４．と応答者４□との間の通話には減衰量
Ａ３　・Ａ１　・Ａ２　・Ａ４の大きさの損失が挿入さ
れる。

したがって、増幅器８．１．８１２．８□１．８□２の
利得Ｇ１１、Ｇ１２、Ｇ２１、Ｇ２２を大きくしすぎる
と、ループ（ａ−ｂ−ｃ−ｄ−ｅ−ｆ）の利得が１以上
すなわち、 Ｇ１１・ｇｌ　−Ｇ、２・Ｇ２＋・ｇ２　・Ｇ２２＞１
となり、回路は発振し鳴音が発生する。従来のボタン電
話装置では第４図に示す加入者線路の損失１１、．１１
□が大きなときに利得Ｇｌｌ、Ｇ１２、Ｇ２＋、Ｇ２２
を減衰量Ａ１、Ａ２を十分に補償する大きさにすると鳴
音が発生するた約に利得Ｇ　Ｉ　Ｉ、Ｇ１２、Ｇ２□、
Ｇ２゜を大きくすることができず、通話レベルが小さか
った。

したがって、第４図の点線で示される外線転送でない通
常の通話ルートにおける減衰量Ａ３　・Ａ４に比べると
、減衰量Ａ、−Ａ２が余分に挿入されていることになる
。その結果、通常の通話に比べ外線転送通話は通話レベ
ルが小さくなる。この対策をするためには、ボタン電話
装置の主装置１の内部で減衰量しＡ１　・Ａ２分の利得
を補償しなくてはならない。

ここで、第３図において、６．．６２は／’％イブリッ
ド回路、８１１．８１２．８□１．８２２は外線転送時
の線路損失を補償する増幅器、Ｇ　ｌ　ｌ、Ｇ１□、Ｇ
２１、Ｇ２２はその利得およびｇｌ、ｇ２はハイブリッ
ド回路６０．６２における送話から受話への廻込量であ
る。

外線転送時にはハイブリッド回路６．．６２で実線の矢
印方向に伝送されるのが理想であるが、加入者線路の終
端条件の変化により、第３図に示す点線矢印方向の伝送
が発生する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来例のボタン電話装置では、被転
送外線および転送外線の線路損失を補償する増幅器の利
得を大きくすると、２線４線変換時の送話から受話へと
追込信号が線路損失を補償する増幅器により増幅され、
鳴音が発生するために、十分に被転送外線と転送外線の
線路損失を補償することができず、通常の通話と比べて
外線転送通話は通話音量が小さい欠点があった。

本発明は上記の欠点を解決するもので、通常の通話と変
わらない音量で外線転送通話が行えるボタン電話装置を
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、複数のボタン電話機とこの各ボタン電話機に
対応する局線とを接続する主装置を備え、上記主装置は
、上記各局線に２線側入出力が接続されたハイブリッド
回路と、外線転送時に被転送側および転送側のハイブリ
ッド回路の４線側入力および出力に接続される局線線路
損失補償用の増幅器と、外線転送時に被転送側の増幅器
と転送側の増幅器とを接続して音声を転送する音声交換
スイッチとを含むボタン電話装置において、外線転送時
に上記被転送側および転送側の増幅器と上記音声交換ス
イッチとの間に挿入され上記被転送側および転送側のハ
イブリッド回路の廻込量ならびに上記被転送側および転
送側の増幅器による鳴音を防止する鳴音防止手段を備え
たことを特徴とする。

また、本発明は、上記鳴音防止手段は送話時には受話側
に受話時には送話側に損失を挿入する音声スイッチ回路
で構成されることができる。

〔作用〕

外線転送時に被転送側および転送側の増幅器と音声交換
スイッチとの間に挿入された鳴音防止手段で被転送側お
よび転送側のハイブリッド回路の廻込量ならびに被転送
側および転送側の増幅器による鳴音の発生を防止する。

また、音声スイッチ回路で鳴音の発生を防止することが
できる。

以上の動作により通常の通話と変わらない音量で外線転
送ができる。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。第１
図は本発明一実施例ボタン電話装置のブロック構成図で
ある。

複数のボタン電話機３．〜３、と各ボタン電話機３１〜
３．に対応する局線１２．〜１２．．とを接続する主装
置１を備え、主装置１は、各局線１２に２線側入出力が
接続されたハイブリッド回路６．〜６ｏと、外線転送時
に被転送側および転送側のハイブリッド回路６の４線側
入力および出力に接続される局線線路損失補償用の増幅
器８．１〜８　ｈｌ、８□１〜８　ｎ２およびアナログ
スイッチ９１３〜９．．３．９□５〜９　ｎｓと、外線
転送時に被転送側の増幅器と転送側の増幅器とを接続し
て音声を転送する音声交換スイッチ５とを含む。

ここで本発明の特徴とするところは、外線転送時に被転
送側および転送側の増幅器と音声交換スイッチ５との間
に挿入され被転送側および転送側のハイブリッド回路の
廻込量ならびに被転送側および転送側の増幅器による鳴
音を防止する鳴音防止手段を備えたことにある。

また、鳴音防止手段は送話時には受話側に受話時には送
話側に損失を挿入する音声スイッチ回路７１〜７．、で
構成される。

このような構成のボタン電話装置の動作について説明す
る。第２図は本発明の外線転送時の線路損失を補償する
回路の構成図である。

第２図において、音声スイッチ回路７１は被転送外線の
局線１２１　と転送外線の局線１２゜からの受話レベル
を比較し、レベルの大きな方の減衰器の利得は「１」と
し、他方減衰器の利得を小さくする。ここで減衰器の減
衰量ａｌｌと減衰量ａ１２とは同時に「１」となること
はなく、減衰量ａｌｌ・ａ１２は十分に小さくできるも
のである。したがって、第３図に示すループ（ａ−ｂ−
ｃ−ｄ−ｅ−ｆ）の利得は、第２図では減衰量ａｌｌ・
ａ１２を小さくすることにより、第４図における減衰量
Ａ１、Ａ２を十分補償する値になるように利得Ｇ　Ｉ　
ｌ、ＣＩ２、Ｇ２＋、Ｇ２２を大きくしたときでも Ｇｌｌｏｇ１°Ｇ１２°ａ１２°Ｇ２Ｉ′ｇ２°Ｇ２２
°ａ口＜１とすることができ、鳴音は発生しない。

第２図に示す回路をボタン電話装置上に組込んだものが
第１図である。第１図において、ボタン電話機３Ｉによ
って局線１２Ｉ　を使用して通話を行うときは、アナロ
グスイッチ９１１〜９，５問およびアナログスイッチ９
１２〜９．６間を接続して音声スイッチ回路７．および
増幅器８１１．８□２を介さない動作を行う。

外線転送を局線１２．と局線１２２　との間で行うとき
は、アナログスイッチ９１１〜９□６はすべて第１図の
横方向に接続して音声スイッチ回路７．および増幅器８
．１．８１２を挿入する。また、アナログスイッチ９２
１〜９２３間およびアナログスイッチ９２２〜９２４間
は接続し、アナログスイッチ９２５．９２６は第１図の
横方向に接続して音声スイッチ回路７は挿入せず、増幅
器８゜１．８２２を挿入する。

その後に音声交換スイッチ５は局線１２１　と局線１２
２　との間の通話路を接続することによって外線転送を
行う。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、通常の通話と変わらな
い音量で外線転送通話が行える優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例ボタン電話装置のブロック構成
図。 第２図は本発明のボタン電話装置の外線転送時の線路損
失を補償する回路の構成図。 第３図は従来例のボタン電話装置の外線転送時の線路損
失を補償する回路の構成図。 第４図はボタン電話装置の外線転送の説明図。 １・・・ボタン電話装置の主装置、２□〜２３・・・局
用交換機、３１〜３．、・・・ボタン電話機、４１・・
・発信者、４２・・・応答者、５・・・音声交換スイッ
チ、６、〜６ｏ・・・ハイブリッド回路、７１〜７１．
・・・音声スイッチ回路、８□１〜８．．１・・・外線
転送時の送話増幅器、８．２〜８　ｎ２・・・外線転送
時の受話増幅器、９．１〜９　ｈ６・・・アナログスイ
ッチ、１０．１．１１．２・・・減衰器、１１１〜１１
４・・・加入者線路の損失、１２．〜１２．．・・・局
線、Ａ１−Ａ４・・・加入者線路の損失１１．〜１１４
の減衰量、ａｌｌ、Ｇ１２”’減衰器１０１０．１０１
２の減衰量、Ｇｌｌ、Ｇ１□、Ｇ２＋、Ｇ２゜・・・増
幅器８　ＩＩ、８１２．８２０．８□２の利得、ｇ＋　
、ｇ２・・・ノ１イブリッド回路６□、６２の送話から
受話への廻込量。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数のボタン電話機とこの各ボタン電話機に対応す
   る局線とを接続する主装置を備え、 上記主装置は、上記各局線に２線側入出力が接続された
   ハイブリッド回路と、外線転送時に被転送側および転送
   側のハイブリッド回路の４線側入力および出力に接続さ
   れる局線線路損失補償用の増幅器と、外線転送時に被転
   送側の増幅器と転送側の増幅器とを接続して音声を転送
   する音声交換スイッチとを含む ボタン電話装置において、 外線転送時に上記被転送側および転送側の増幅器と上記
   音声交換スイッチとの間に挿入され上記被転送側および
   転送側のハイブリッド回路の廻込量ならびに上記被転送
   側および転送側の増幅器による鳴音を防止する鳴音防止
   手段を備えたことを特徴とするボタン電話装置。 ２、上記鳴音防止手段は送話時には受話側に受話時には
   送話側に損失を挿入する音声スイッチ回路で構成された
   請求項１記載のボタン電話装置。