JPH03252718A - 入力位置識別方法及び装置及びこれを用いたプラント監視制御装置 - Google Patents

入力位置識別方法及び装置及びこれを用いたプラント監視制御装置

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JPH03252718A
JPH03252718A JP2049280A JP4928090A JPH03252718A JP H03252718 A JPH03252718 A JP H03252718A JP 2049280 A JP2049280 A JP 2049280A JP 4928090 A JP4928090 A JP 4928090A JP H03252718 A JPH03252718 A JP H03252718A
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JP2049280A
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Juichiro Atsumi
寿一郎 渥美
Tetsuo Sato
哲夫 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画面上に設けられたタッチスクリーンなどの表
示面指示入力装置において1表示面上でオペレータの選
択した位置を識別する位@識別方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、プラント等の制御操作は、制御装置に附属した操
作盤上の押釦式スイッチ等をオペレータが選択操作する
ことで行なわれていた。この種の操作盤は、操作に必要
な全ての押釦式スイッチを配置しであるので、操作が迅
速に行なえるという利点があった・ しかし、計算機を用いて制御する制御システムはますま
す大型複雑化してきており、押釦式スイッチの数もそれ
に伴って膨大となっている。そのため、操作性が低下し
、オペレータにとっての負担は大きくなる。更に、押釦
式スイッチの数の増大により操作盤自体も大型化する。
そこで、これらの不具合を解消するために、近年、CR
T表示装置とタッチスクリーンを用いた操作盤が用いら
れるようになった。これは、CRT画面上に仮想の操作
盤を表示し、この前面に配置したタッチスクリーンを指
等でタッチすることで入力操作を行なえるようにしたも
のである。制御に必要な全ての操作盤を必要に応じて順
次表示できるので、従来の操作盤と同じ機能を保持しつ
つ、操作盤の大型化を回避することができる。
このタッチスクリーンを実現する方式として、赤外線を
用いた光センサ一方式がある。この方式は、CRT画面
枠部の横と縦に配列されたLEDから赤外線ビームを発
光し、それらと対向する枠部に配列されたフォトトラン
ジスタによって受光する構成を有する。赤外線ビームを
受光するフォトトランジスタが対応するLEDからの赤
外線ビームを受光している間は、操作がされていないも
のとされる。従って制御装置等への信号出力は行なわれ
ない。しかし、赤外線ビームがオペレータの指等で遮ぎ
られるとこれに応じて制御装置等への信号の出力が行な
われる。この時、どのフォトトランジスタの受光が遮ぎ
られたかで、タッチスクリーン上のタッチの位置を特定
することができる。即ち、画面上、どのスイッチが操作
されたかが特定でき、これにより押釦式スイッチと同等
の機能を果すことが可能となる。
この他、感圧素子を画面上に配列し、これらにタッチす
ることによって生じる圧力変化によってタッチした指の
位置検出を行なう感圧式タッチスクリーンも提案されて
いる(例えば、特開昭60−205722号、特開昭6
0−54018号参照)。
第2図は従来のタッチスクリーンを用いたプラント制御
システムの構成図を示したものである。
第2図において、オペレータがタッチスクリーン1をタ
ッチすると、タッチした瞬間の位置座標が、プラント監
視制御装置3へ出力される。プラント監視制御装置3は
、前記タッチスクリーン1からの位置座標に基づいて、
所定の動作を実施し、プラントの制御を行なう。
〔発明が解決しようとする課題〕
これまでのタッチスクリーンは位置検出のため、画面を
指等(以下「指」という)でタッチした瞬間(以下、「
タッチ時」という)、または指をタッチスクリーンから
離した瞬間(以下「アンタッチ時」という)における指
の位置によって検出されるべき画面上の位置を決定した
いた。
このため、タッチ時に位置検出を行なう方式においては
、最初のタッチのみで操作位置が決まってしまう。した
がって、もし、最初に不所望の位置をタッチした場合は
、その後指を動かしてタッチ位置を変えたとするとオペ
レータの意図する位置とは別の位置が指定されることと
なり、所望の制御は行なえないことになる。アンタッチ
時のみに位置検出を行なう方式も同様である。
また、特に光センサー式において、顕著であるが、アン
タッチ寸前まではオペレータの意図した位置であっても
、タッチスクリーンから指を離す動作により、その位置
が変化する場合がある。例えば画面に対して斜め方向に
指を引き抜くと、その過程で意図していない他の赤外線
ビームを遮断することになる。このため、オペレータの
意図した位置での入力が行なわれず、結果として、プラ
ント制御上誤動作を生じる恐れがある。または、正しい
プラント制御を行うために、再度、入力を行なわなけれ
ばならない煩雑さが生じる。この現象は、CRTの画面
が曲面である場合に顕著であるがそうでなくても一般に
指を引き抜く方向を常に画面と直角になるようにするこ
とは、オペレータの操作性を著しく阻害することとなる
上記従来技術はこれらの点について配慮がされておらず
、操作性が良く、かつ誤操作の少ないタッチスクリーン
を実現する上で、改良の余地があった。
本発明の目的は、操作性のよい画面指示入力、例えばオ
ペレータが多少乱雑なタッチ操作をしたとしても、オペ
レータの意図する正確な位置の識別を行なうことを可能
とするタッチスクリーンの位置識別方法及び装置を提供
することにある。
本発明の他の目的は、誤入力操作の少ない画面指示入力
による位置識別方法及び装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明方法の特徴をタッチスクリーンを例にとって言え
ば、上記目的を達成するために、表示面上の複数時点で
特定した位置を検出し、該特定した位置と予め設定され
た複数時点における位置についての条件とを比較し、該
条件を満たした位置を入力位置として識別するようにし
たものである。
本発明装置の特徴をタッチスクリーン装置を例にとって
言えば、前記目的を達成するために1表示面上における
複数時点で特定した位置を検出する手段と上記複数時点
で特定した位置と予め設定された複数時点における位置
についての条件とを比較し、該条件を満たした位置を入
力位置と識別する識別手段とを有するようにしたもので
ある。
また、プラント制御装置を例にとって言えば、前記目的
を達成するために、表示面上で指定しようとする所定の
箇所について、入力位置の異なる複数の第1の位置座標
に対して予め定められた基準に基づいて、上記複数の第
1の位置座標から単一の第2の位置座標を演算により決
定する座標決定手段と、上記第2の位置座標を取り込み
、該座標より特定された対象について、プラントの監視
または制御を行なうプラント監視・制御手段とを有する
ようにしたものである。
〔作用〕
本発明方法及び装置によれば、タッチスクリーンからの
入力をタッチ又はアンタッチの行なわれた一時点ではな
く、複数時点における情報、例えば所定の時間タッチが
継続して行なわれたが否がという条件で判定しているの
で、−旦スクリーンにタッチがあった後に、タッチ位置
の変更があった場合や、アンタッチ時の指の引抜方向等
に起因する不所望のタッチがあった場合でも、入力位置
を的確に判定し、オペレータの意図する入力を行なうこ
とが可能となる。
また、本発明を用いたプラント監視・制御装置によれば
、表示面上で入力操作の行なわれた複数の第1の位置座
標から、予め定められた基準に基づいて単一の第2の位
置座標を演算により決定し、この座標から特定された対
象について、プラントの監視・制御を行なうので、オペ
レータの意図する監視・制御が可能となる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を以下説明する。第1図は、本発明を
タッチスクリーン装置を入力装置として用いたプラント
制御に適用した場合の全体構成図である。
第1図において、プラント監視制御装置3は、プラント
4に設置された各計測機器からのプラント状態の信号を
取り込みそれらを記憶すると共に、プラント状態をCR
T2の画面に表示するために、取り込んだプラント状態
信号を加工・編集し、CRT2へ画面出力信号として出
力するものである。プラント状態を表示する画面は、例
えば、温度、圧力、流量などをグラフ等で表示するもの
である。また、CRT2はプラント制御のための表示画
面として、操作盤を模擬した仮想操作盤をも表示する。
第3図にこれら表示画面の一例を示す。
第3図において各機器の構成を示す系統図は3Aで、各
機器のプロセス状態量や設定値の上限、下限値を示すグ
ラフは3Bで、各機器を操作するためのスイッチは3C
で表示されている。
オペレータは、プラント状態の表示画面から制御す入き
対象や制御すべき量を判断し、適切な操作を実行する。
操作は、仮想操作盤を表示するCRT2の画面をタッチ
することにより、画面の前面に備えつけられたタッチス
クリーン1を作動させることによって行なう。タッチス
クリーン1により、タッチされた位置は座標として、位
置識別装置5に取り込まれる。
位置識別装置5は、タッチの開始からタッチスクリーン
1より入力された座標データを一定周期で順次取り込み
、記憶する。更に、予め設定され条件と比較すことによ
り、オペレータが意図した画面上の位置座標を識別する
ものである。識別された位置座標は、プラント監視制御
装置3へ出力され、これに基づいてプラント4の制御が
行なわれるのである。
第4図に位置識別装置5の構成を示す。
位置取り込み部51は、タッチスクリーン1に、タッチ
・アンタッチがあったかどうかを監視しながら操作位置
を取り込むものである。タッチがされると、その位置を
画面上の座標データとして取り込みを開始する。そして
アンタッチを検出すると1位置の取り込みを終了し、位
置識別を開始するのである。
条件設定部52は、オペレータがタッチした位置を特定
するための条件を設定し、記憶することの可能なメモリ
である。
以下、第5図を用いて位置決定部53の機能を説明する
。第6図に、第5図に示した各部に関連する信号をタイ
ムチャー1へで示す。
タッチスクリーン上にタッチがなされると、位置取り込
み部51においてタッチアンタッチ検出信号のはタッチ
信号となる。この時点、例えば時刻tの位置座標は座標
データPi■として位置決定部53に出力される。
メモリ531は、時刻tにおける座標データP、を保持
する。例えばt=2とするとP t ” P x= (
5,5)となる。メモリ532は、前回メモリ531に
取り込んだ座標データP t、j を保持する。
同様にPt、、、z=Pt= (5,5)である。
座標変化比較部533は、今回取り込んだ座標データP
1と前回取り込んだ座標データPtl とを比較する。
比較が終ると、メモリ531に保持された座標データP
1は、メモリ532へ転送される。
座標データP、とP L、jを比較し、座標データが相
違してなければ、オペレータの画面上での指の位置は変
化していなかったことになる。そこで、座標変化比較部
533は、カウント信号■をカウンタ534に出力する
逆に座標データが相違していれば、オペレータの画面上
での指の位置は変化したことになる。この時、座標変化
比較部533は、カウンタリセット信号■をカウンタ5
34に出力する。
カウンタ534は、座標変化比較部533がらのカウン
ト信号■を受けて、その時の座標のカウントを行なう。
即ち、座標のカウント数c (p、)に1を加算するの
である。t=2の場合C(P2)=2となる。(pt)
は、取り込んだ座標データが何個変化しなかったかの数
を示す。座標データの取り込みが一定周期で行なわれる
なら、周期とC(P、)の積により、座標データの変化
しなかった時間が得られる。
逆に、座標変化比較部533がらカウンタリセット信号
が出力されると、それまでに保持されていたカウント数
C(Pe3)を零にする。例えば、第6図においてt=
64の場合である。そして、新しい座標データPB4=
 (10,10)のカウントを行なうのでC(Pe4)
は1となる。
カウント数判別部535は、カウント部534でカウン
トされたカウント数c(p、)■と、条件設定部52に
設定された設定値Nとを比較する。
ここで設定値Nは、タッチ位置の座標の取り込み周期及
び一定時間タッチ位置が変化しないという条件から設定
した設定時間との関係から求められる。例えば、取り込
み周期が5Qmsecで、タッチ位置が3 sec以上
変化しない座標を有効座標とするなら、設定値Nは60
とすればよい。
カウント数c(p、)が設定値N以上なら、カウンタ出
力信号■を出力し、その時の座標データPt を記憶バ
ッファ536に格納し、次の座標データを取り込む、例
えば、t=60において、C(Pea)= 60となっ
ている。ここでC(CP t)は設定値Nの60以上で
あるので、カウンタ出力信号■が出力される。そして、
この時の座標データPeo= (5,5)は記憶バッフ
ァ536に保持される。
逆にカウント数C(Pυが設定値Nに満たない時は、カ
ウンタ出力信号■は出力されず、次の座標データP、+
1を取り込む。
そして、位置取り込み部51でアンタッチが検出される
と、位置取り込みは終了する。この時、記憶バッファ5
36に格納されている座標データP、は、プラント制御
装置3へ出力されるのである。第6図において、t=1
30の時点でタッチ・アンタッチ検出信号■が、タッチ
からアンタッチに変わるとカウント数c (pt)は零
になる。この時の記憶バッファ536に格納されている
座標データは、Pzso = (10,10)である。
位置取り込み部51にアンタッチ信号に基づいて、プラ
ント制御信号を記憶バッファ536に出力し、記憶バッ
ファ536は、プラント制御データとして座標データP
zgo、= (10,10)をプラント監視制御装置3
に出力する。
本実施例によると、オペレータによる入力位置は、所定
時間以上、タッチスクリーンの同じ位置にオペレータの
指があり、その中でも最新に入力されたものを画面上の
入力位置とすることができる。これは、タッチ位置が一
定時間変化しなかったことを位置決定の条件とするもの
である。そのために、上述の実施例では、タッチ位置が
変化しなかった時間を計測している。そのかわりに、各
座標点について座標データとして取り込まれた数が所定
時間内に幾つあるかをカウントし、その中で最もカウン
ト数の多い座標を入力した位置として識別する方法が考
えられる。
第7図にこの場合の実施例を示す。
本実施例においては、第4図の実施例の位置取り込み部
51と位置決定部53との間に位置記憶部54を設けて
いる。位置記憶部54は、位置取込みメモリ541と位
置座標カウントテーブル542とから構成されている。
位置取込みメモリ541は、位置取り込み部51で取り
込まれた座標データを順次記憶していく読み書き可能な
メモリである。データ量が記憶容量を越えると、最初に
取り込んだ座標データを削除し、新しいデータに更新す
るようにシフトするものである。位置座標カウントテー
ブル部542は、例えばタッチ時からアンタッチ時まで
の間に、位置取込みメモリ541に格納された同じ座標
データについてその数をカウントし、座標データとその
カウント数を記憶保持するメモリである。カウントは、
タッチ時からアンタッチ時までの全期間について行なっ
ても、またアンタッチ時を基点として過去の所定時間に
ついて行なってもよい。
位置座標カウントテーブル部542の結果から、位置決
定部53において、最もカウント数の多い座標データを
選び出す。例えば、カウント数C1と62を比較し、大
きい方を次の08と比較し、というようにCnまで比較
を行ない、最後に残った座標データが条件を満たした座
標データとなるのである。この場合の条件とは、所定期
間内に取り込んだ座標ごとのカウント数が最大値となる
ものを選ぶことである。
この実施例では、各座標のカウント数のうち最大のもの
を含む座標に特定することであったが、これ以外に、偏
差値、平均値等を位置座標の特定のための条件として行
なうことも可能である。
上述の実施例では、オペレータの指がタッチスクリーン
にタッチされた時から指が離れるアンタッチ時までのオ
ペレータの指の位置履歴を全て取り込んでいるが、他の
方法として、オペレータの指がタッチスクリーンにタッ
チされた時から一定時間to経過した時に、座標データ
の取り込みを終了するようにしてもよい。
ここで、一定時間toは、タイマによって、あるいは、
座標データの取り込みが一定周期で行なわれることを利
用して、取り込み回数をカウントして計測することがで
きる。
また、上述の実施例においてタッチ位置の識別対象は、
単一の座標であったが、!!!別対象を領域とすること
も考えられる。ここで領域とは、例えば画面上の制御操
作盤にある面積をもって表示された1つのスイッチであ
れば、そのスイッチ全体を示す。座標で言えば、該スイ
ッチ領域1こ含まれる座標の集合をいう。第8図(A)
にオペレータの操作対象を領域で識別する場合の実施例
について示す。第4図の実施例における位置取り込み部
51と位置決定部53の間に領域設定部6を設けている
。位置座標対応領域メモリ61は、第8図(B)に示す
ようなスイッチAs 、A2等を表している領域に対応
する座標範囲と各領域を識別するために各領域毎に割り
つけた識別記号を記憶している。識別記号は、例えば第
8図(C)に示すように、番号などによって与えられる
。有為座標判定部62は、位置取り込み部51より取り
込んだ座標データが、位置座標対応領域メモリ61に含
まれる座標かどうかを判定するものである。取り込んだ
座標データが領域に含まれるならば、有為座標として、
領域識別記号変換部63へ出力される。含まれないなら
ば、次の座標データの取り込みを行なう。領域識別記号
゛変換部63は、有為座標となった座標データを、対応
する領域を示す識別記号に変換するものである。
このようにすることで、取り込んだ座標データがスイッ
チ等の操作対象に該当するかどうかを選別し、該当する
有為座標についてのみタッチ位置を識別を行なうことが
できる。そのため、位置データを格納するメモリの記憶
容量は小さくて済み、位置識別のための処理速度も速く
なるという効果がある。またオペレータにとっては、画
面上での指示入力が容易になるという効果がある。
以上の説明では、タッチスクリーン上にオペレータの指
が同じ位置にタッチされていた時間の長かった位置を識
別するものであった。
次に、オペレータのタッチ及びアンタッチの組み合せが
同じ位置で一定回数あった場合に、その位置を有効座標
として識別する方法について第9図により説明する。こ
れは、通常は、第1図の実施例のように位置識別を行な
っているが、タッチ・アンタッチが短時間に一定回数続
くと、優先的にその時の座標データをプラント監視制御
装置3へ出力するものである。
第9図において、カウンタ82は、位置取り込み部51
からタッチ・アンタッチの組み合せてタッチ回数を検出
し、この回数をカウントする。ここで、タッチ・アンタ
ッチは、タッチ後1条件設定部81に設定された一定時
間内にアンタッチが検出された時のタッチ・アンタッチ
の組み合せのことである。条件設定部81は、一定時間
内にタッチ・アンタッチがあることを識別するために、
タッチからアンタッチまでの時間と、タッチアンタッチ
の繰り返し回数を設定するものである。カウント比較部
83は、タッチアンタッチのカウント数が条件を満たす
か条件設定値と比較するものである。
このようにすることで、オペレータがタッチスクリーン
の操作中に、設定条件を満たず特徴のある指の動きを検
出すると、優先的にその時の位置をオペレータの入力し
ようとした位置とすることができる。
次に、入力の際に予め設定していた特徴あるタッチを識
別し、タッチ位置を特定する別の方法について説明する
。操作盤のスイッチ等は、画面上一定の領域で表わされ
ているので、本実施例においては、オペレータが指等で
入力を行なう際は、当該領域を含む特定の形状で指を動
かすものと約束する。例えば、円を描くようにとか、三
角形を描くように入力するのである。これによって、特
定の形状で入力した時のみ、位置の識別を行なうように
するのである。第10図に、この場合の実施例を示す。
タッチスクリーン1上のオペレータの指のタッチ・アン
タッチは、位置取り込み部51で検出され、座標データ
の取り込みが行なわれる。
形状識別方法は、位置取り込み部52からの座標データ
を取り込み、予め設定している形状と比較して、オペレ
ータの指等の軌跡の形状を識別するものである。
まず、取り込まれた座標データは、メモリ91に記憶さ
れる。メモリ91は、タッチスクリーン上の全ての位置
座標を格納できる記憶容量があり。
指のタッチがあったか否かを記憶する。切り出し部92
は、指のタッチがあった座標を含む領域をメモリ91か
ら切り出す。この領域は、例えば最右端のX座標(xb
)又は最左端のX座標(X d )を通るY軸に平行な
直線x=xbとX=Xd及び、最上端のY座標(Ya)
又は最下端のY座標(Yc)を通るY軸に平行な直線Y
=:Ya、Y=Ycとで囲まれる領域である。形状条件
設定部93は、指の軌跡を識別するための基本形状を格
納しておくメモリである。基本形状は、例えば、円や三
角形などの形状である。寸法変換部94は、形状条件設
定部93に格納している基本形状を、切り出し部92で
切り出した領域の大きさに拡大又は縮小し、記憶保持す
るものである。形状識別部95は、切り出し部92に保
持されている取り込み形状と、寸法変換部94に保持さ
れている基本形状とを比較し、相関率を算出する。比較
方法は、取り込み形状を格納している座標データと、基
本形状を格納している座標データが一致しているかを比
へ、一致している座標データの数を数える。そして、基
本形状を保持している座標データの総数を数える。取り
込み形状の座標データの総数に対する一致している座標
データの数の割合を相関率として算出する。この相関率
が、予め相関率設定部96に設定している標準値STよ
り大きければ、タッチした軌跡は有効と判断する。有効
形状ならば、その時の全ての座標データを第8図の領域
設定部6に出力し領域に対応する識別記号に変換する。
そして変換された識別記号の中で最も多い識別記号をオ
ペレータの意図した入力位置として識別する。無効と判
断されれば、各メモリをクリアし次のオペレータの入力
操作まで待機する。
本実施例によれば、指の軌跡が特定の形状と識別されな
ければ入力されない。そのため、オペレータが不用意に
タッチをしたとしても、プラント制御の誤動作を防ぐこ
とができる。
また1本実施例は、通常、第1図のように位置識別を行
ない、オペレータの指の軌跡が特定の形状となったなら
ば、優先的にその時の指のタッチ位置を入力位置として
識別することも可能である。
なお、この実施例では、指によるタッチについて示した
が、指以外のもので位置を特定することも可能である。
例えば、光センサ一方式のタッチスクリーンなら、1つ
の座標を検出するために、赤外線ビームを遮光すること
のできる径と材質を持つ棒状のものであればよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、タッチスクリーン等を用いて表示面指
示入力を行なうにあたり、オペレータの指等が複数時点
で特定した位置に関する情報を取り込み、この特定した
位置に関する情報と予め設定しておいた条件とを比較し
、この条件を満たした位置を入力位置として識別するの
で、タッチ時からアンタッチ時までに多少乱雑な操作を
しても、オペレータの意図する正確な位置の識別が行な
え、プラント等の制御を確実に行なうことができる。
また、オペレータにとって、操作性が向上された表示面
指示入力が行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は従来例を
示す構成図、第3図は表示画面の一実施例、第4図は位
置識別装置の構成図、第5図は位置決定部の機能構成図
、第6図は位置決定部の動作を説明するためのタイムチ
ャート、第7図は他の実施例による位置識別装置の構成
図、第8図は領域設定部に関する説明図、第9図はタッ
チアンタッチ識別部を備えた本発明の一実施例を示す構
成図、第10図は形状識別装置を備えた本発明の一実施
例を示す構成図である。 1・・・タッチスクリーン、6・・・領域設定部、8・
・・タッチアンタッチ識別部、9・・・形状識別装置、
51位置取り込み部、 52 ・条件設定部、 53・・・位 第 図 第 図 第 図 第 4 図 位置座標 第 図 プラント監視制御装置3 第 8 図 (A) タッチスクリーン1 位置決テ部53 第 図 (B) 39 頁 効 座 標 領域識別記号 2<X<10.12<Y<20 I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表示面上で外部から当該表示面の一部を指示するこ
    とにより当該表示面上の位置情報を入力する位置識別方
    法において、複数時点での特定した位置を検出し、上記
    指示された位置と予め設定された複数時点における位置
    についての条件とを比較し、該条件を満たした指示によ
    る位置を入力位置と識別することを特徴とする入力位置
    識別方法。 2、表示面上で外部から当該表示面の一部を指示し、該
    当指示された位置を検出し、入力信号とする位置識別方
    法において、複数の互いに離間した時点における上記検
    出信号に応じて単一の上記入力信号を発することを特徴
    とする入力位置識別方法。 3、請求項1において、複数時点とは、連続した複数時
    点とすることを特徴とした入力位置識別方法。 4、請求項1において複数時点とは、不連続となる複数
    時点とすることを特徴とした入力位置識別方法。 5、表示面上で外部から当該表示面の一部を指示するの
    は、タッチスクリーンでタッチスクリーン上の位置を指
    示するものであることを特徴とする請求項1記載の入力
    位置識別方法。 6、タッチスクリーン上でタッチが行なわれた位置と当
    該タッチが持続されている時間とを検出し、上記タッチ
    についての情報と予め設定された時間についての条件と
    を比較し、該条件を満たしたタッチの位置を入力位置と
    識別することを特徴とする入力位置識別方法。 7、タッチスクリーン上で、タッチ・アンタッチが行な
    われた位置と当該タッチ・アンタッチの回数を検出し、
    前記タッチ・アンタッチの回数と予め設定された回数に
    関する条件とを比較し、該条件を満たしたタッチ・アン
    タッチの位置を入力位置と識別することを特徴とする入
    力位置識別方法。 8、タッチスクリーン上で、タッチが行なわれた位置と
    、当該タッチがされた軌跡とを検出し、上記タッチした
    位置の軌跡と予め設定された軌跡についての条件とを比
    較し、該条件を満たしたタッチが行なわれた位置を入力
    位置と識別することを特徴とする入力位置識別方法。 9、タッチスクリーン上でタッチが行なわれた位置をタ
    ッチスクリーン上の座標とすることを特徴とする請求項
    5、6、7、又は8記載の入力位置識別方法。 10、タッチスクリーン上でタッチが行なわれた位置を
    タッチスクリーン上の複数の座標の集合である領域とす
    ることを特徴とする請求項5、6、7、又は8記載の入
    力位置識別方法。 11、タッチが行なわれた位置の検出は、タッチが開始
    された時を起点とすることを特徴とする請求項5、6、
    7又は8記載の入力位置識別方法。 12、タッチが行なわれた位置の検出は、タッチが開始
    された時からタッチが終了した時までとすることを特徴
    とする請求項5、6、7又は8記載の入力位置識別方法
    。 13、タッチが行なわれた位置の検出は、タッチが開始
    された時から所定時間経過するまでとすることを特徴と
    する請求項5、6、7又は8記載の入力位置識別方法。 14、請求項1において、前記条件を満たしたタッチの
    行なわれた複数の位置のうち、予め定めた優先順位に基
    づいて入力位置を特定することを特徴とする入力位置識
    別方法。 15、予め定めた優先順位は、最先にタッチが行なわれ
    た位置を入力位置と識別することを特徴とする請求項1
    4記載の入力位置識別方法。 16、予め定めた優先順位は、最新にタッチが行なわれ
    た位置を入力位置と識別することを特徴とする請求項1
    4記載の入力位置識別方法。 17、請求項6記載の入力位置識別方法において、タッ
    チが行なわれた位置を所定時間検出し、当該タッチの持
    続された時間が最大時間となる位置を入力位置と識別す
    ることを特徴とする入力位置識別方法。 18、請求項6記載の予め設定された時間についての条
    件とは、タッチが行なわれた位置が所定時間変化のなか
    つた位置を条件とすることを特徴とする入力位置識別方
    法。 19、タッチの行なわれた位置が所定時間変化しなかつ
    たことを識別するにあたり、タッチが最新に行なわれた
    位置とその直前にタッチが行なわれた位置とを比較し、
    所定時間、変化のなかつた位置を入力位置と識別するこ
    とを特徴とする請求項6記載の入力位置識別方法。 20、表示面上で外部から当該表示面の一部を指示する
    ことにより、当該表示面上での入力位置を特定する位置
    識別装置において、複数時点での特定した位置を検出す
    る手段と、上記指示された位置についての情報と予め設
    定された複数時点における位置についての条件とを比較
    し、該条件を満たした位置を入力位置と識別する手段を
    有することを特徴とする入力位置識別装置。 21、表示面上で外部から当該表示面の一部を指示する
    ことにより、当該表示面上の位置情報を入力する手段と
    、複数時点において上記指示された位置情報から、予め
    設定された位置に関する条件に基づいて特定する手段と
    、該特定された位置情報により特定された対象について
    プラントの制御または監視を行なうプラント監視・制御
    手段とを有することを特徴とするプラント監視制御装置
    。 22、表示面上で外部から当該表示面の一部を指示する
    ために、複数時点において指示された位置座標から予め
    設定された位置に関する条件に基づいて単一の位置座標
    を特定する手段を有し、当該特定された単一の位置座標
    を出力することを特徴とするタッチスクリーン装置。 23、表示面上指定されるべき所定の箇所についてなさ
    れた表示面上互いに位置の異なる複数の第1の位置座標
    として入力し、予め定められた基準に基づいて、上記複
    数の第1の位置座標から単一の第2の位置座標を演算に
    より決定する座標決定手段と、上記第2の位置座標を取
    り込み、該座標より特定された対象について、プラント
    の監視又は制御を行なうプラント監視・制御手段とを有
    することを特徴とするプラント監視制御装置。
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