JPH03251002A - 電気自動車のモータ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、電力を充・放電するバッテリと、バッテリ
から供給される直流電流を交流に変換するインバータと
、インバータにより変換された交流電流により駆動輪を
駆動するモータとを備える電気自動車のモータ制御装置
に関する。

［従来の技術］ 近時、有害な排気ガスを生じない無公害自動車として電
気自動車が研究されており、その一部はすでに実用化さ
れている。

初期の電気自動車の駆動源としては制御が容易な直流モ
ータが用いられていたが、直流モータはブラシやその他
の部品の保守が面倒であり、最近は保守の容易な誘導モ
ータが用いられるようになってきた。

電気自動車に用いられるモータは通常の産業用モータと
は異なりトルク制御され、必要なトルク制御を行い自動
車の操縦性を安定させるために、ベクトル制御あるいは
滑り周波数制御等によって誘導モータが制御されており
、始動時の応答を良くするためにモータへの励磁電流は
停止時でも流されている。

一方、公知技術として、特開昭５７−１３０８３９号公
報に示すように、パーキングブレーキ操作時にはブレー
キランプが点灯しないものがある。

更に、公知技術として、特開昭６３−７１４４５号公報
に示すように、ブレーキ踏み込み量に応じてブレーキラ
ンプ電流を変えるものもある。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の電気自動車のモータ制御装置は、発進する場合、
ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み変え時間が
かかり、データ始動時の励磁電流の立ち上がりには十分
な時間が存するにもかかわらず、モータへの励磁電流は
停止時でも流されているため、バッテリの電力を消費し
、制御素子の不要な温度上昇を招くという課題があった
。

この発明は、上記のような課題を解消するためになされ
たもので、停止時に励磁電流を停止してバッテリの消耗
を防止する電気自動車のモータ制御装置を得ることを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係わる電気自動車のモータ制御装置は、電力
を充放電するバッテリと、バッテリから供給される直流
電流を交流電流に変換するインバータと、インバータに
より変換された交流電流により駆動輪を駆動するモータ
と、前記モータの回転数を検出する回転数センサと、車
両を制動させる制動ブレーキのＯＮ−ＯＦＦを検出する
ブレーキスイッチと、回転センサ及びブレーキスイッチ
の検出信号を入力する制御部とを備えている。従って、
制御部は、車両が走行状態にある場合、回転数センサか
らの信号に基づき所定時間以上モータの回転数が零であ
りかつブレーキスイッチからの信号に基づき制動ブレー
キがＯＮ状態であると検出すると、モータへの励磁電流
を停止するようにインバータを制御することを特徴とす
るものである。

［作用］ この発明における電気自動車のモータ制御装置は、バッ
テリから供給される直流電流をインバータにより交流に
変換し、インバータにより変換された交流電流によりモ
ータを駆動し、モータにより駆動輪を回転し、モータの
回転数を回転数センサにより検出し、ブレーキスイッチ
により車両を制動させる制動ブレーキのＯＮ・ＯＦＦを
検出し、回転センサ及びブレーキスイッチの検出信号を
制御部へ入力し、車両が走行状態にある場合、回転数セ
ンサからの信号に基づき所定時間以上モータの回転数が
零でありかつブレーキスイッチからの信号に基づき制動
ブレーキがＯＮ状態であると検出すると、制御部は、モ
ータへの励磁電流を停止するようにインバータを制御す
る。

［実施例〕 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する
。

電気自動車１０は、第２図に示すように、前輪１２及び
後輪１４により支持された車体１６を有しており、車体
１６上にはモータ制御装置１８が搭載されている。

モータ制御装置１８は、第１図に詳示するように、電力
を充放電するバッテリ２０を有しており、バッテリ２０
にはバッテリから供給される直流電流を交流に変換する
インバータ２２が接続されている。

そして、インバータ２２には変換された交流電流により
駆動輪としての前輪１２を駆動するモータ２４が接続さ
れており、モータ２４にはモータ回転数を検出する回転
数センサ２６が設けられている。

更に、回転数センサ２６はインバータ２２を制御するコ
ントローラ２８に接続されており、コントローラ２８に
は、インバータ２２、アクセルの開度を検出するアクセ
ルセンサ３０．ブレーキペダル３２の操作によりＯＮ・
ＯＦＦするブレーキスイッチ３４、及びタイマ３６が接
続されている。

また、バッテリ２０にはスイッチ３８を介してブレーキ
ランプ４０が接続されており、スイッチ３８はブレーキ
スイッチ３４と連動してＯＮ・ＯＦＦするようになって
いる。

ついで、本実施例の作用を第３図のフローチャートに沿
って説明する。

電気自動車１０が走行状態において、コントローラ２８
は、回転数センサ２６及びアクセルセンサ３０からの信
号に基づきインバータ２２を走行制御する（Ｓｔｅｐｌ
）。

そして、コントローラ２８は、回転数センサ２６からの
信号によりモータ回転数が零になったか否かすなわち電
気自動車１０が停止したか否か判断しく５ｔｅｐ２）、
モータ回転数が零になったと判断した場合、タイマ３６
を起動する（Ｓｔｅｐ３）。

それから、コントローラ２８は、回転数センサ２６から
の信号によりモータ回転数が零のままか否か判断しく５
ｔｅｐ４）、モータ回転数が零のままであると判断した
場合、タイマ３６が１秒経過したか否か判断する（ｓｔ
ｅｐ５）。

更に、コントローラ２８は、タイマ３６が１秒経過した
と判断した場合、ブレーキスイッチ３４がＯＮ状態か否
か判断しく５ｔｅｐ６）、ブレーキスイッチ３４がＯＮ
状態すなわち電気自動車１０が完全に停止していると判
断した場合、モータ２４への励磁電流を停止するように
インバータ２２を制御する（Ｓ　ｔ　ｅ　ｐ　７）　　
（第４図参照）。

なお、前述５ｔｅｐ２においてモータ回転数が零でない
と判断した場合、前述５ｔｅｐ４においてモータ回転数
が零でないと判断した場合、または前述５ｔｅｐ６にお
いてブレーキスイッチ３４がＯＮ状態でないと判断した
場合、５ｔｅｐｌへ戻る。

また、前述５ｔｅｐ５においてタイマ３６が１秒経過し
ていないと判断した場合、５ｔｅｐ４以降の動作を行う
。

一方、電気自動車１０が停止状態において、コントロー
ラ２８は、ブレーキスイッチ３４がＯＮ状態か否か判断
しく５ｔｅｐ８）、ブレーキスイッチ３４がＯＮ状態す
なわち電気自動車１０が停止していると判断した場合、
回転数センサ２６からの信号によりモータ回転数が零の
ままか否か判断しく５ｔｅｐ９）、モータ回転数が零で
あると判断した場合、５ｔｅｐ８へ戻る。

また、コントローラ２８は、前述５ｔｅｐ８においてブ
レーキスイッチ３４がＯＮ状態でないと判断した場合ま
たは前述５ｔｅｐ９においてモータ回転数が零でないと
判断した場合すなわち電気自動車１０に動きがあると判
断した場合、モータ２４へ励磁電流を送るようにインバ
ータ２２を制御する（ＳｔｅｐｌＯ）。

なお、制動の際に、回生電力の一部をブレーキランプ４
０に供給するように構成すると、ブレーキランプ４０に
制動力に応じた電力を供給でき、制動力に応じブレーキ
ランプ４０の明るさを変えることが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、車両が走行状
態にある場合、所定時間以上モータの回転数が零であり
かつ制動ブレーキがＯＮ状態であると検出すると、モー
タへの励磁電流を停止するように構成したので、車両が
停止している間はモータの励磁電流を停止して、バッテ
リの電力を消費するのを防止でき、かつ制御素子の不要
な温度上昇を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例のモータ制御装置の構成
を示すブロック図、 第２図は、この発明の一実施例の電気自動車の構成を示
す概略図、 第３図は、この発明の一実施例の作用を示すフローチャ
ート図、 第４図は、励磁電流の変化を示す図である。 １８　・・・　モータ制御装置 ２０　・・・　バッテリ ２２　・・・　インバータ ２４　・・・　モータ ２６　・・・　回転数センサ ２８　・・・　制御部 ３４　・・・　ブレーキスイッチ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電力を充放電するバッテリと、バッテリから供給される
   直流電流を交流電流に変換するインバータと、インバー
   タにより変換された交流電流により駆動輪を駆動するモ
   ータとを備える電気自動車のモータ制御装置において、 前記モータの回転数を検出する回転数センサと、車両を
   制動させる制動ブレーキのＯＮ−ＯＦＦを検出するブレ
   ーキスイッチと、 回転センサ及びブレーキスイッチの検出信号を入力する
   制御部とを備え、 前記制御部は、車両が走行状態にある場合、回転数セン
   サからの信号に基づき所定時間以上モータの回転数が零
   でありかつブレーキスイッチからの信号に基づき制動ブ
   レーキがＯＮ状態であると検出すると、モータへの励磁
   電流を停止するようにインバータを制御することを特徴
   とする電気自動車のモータ制御装置。