JPH03248663A - ファクシミリ放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、放送電波に多重されたファクシミリ信号を受
信するファクシミリ放送受信装置に関する。

（ロ）従来の技術 昭和４０年代より放送電波を利用して文字、図形、写真
などの固定した画像を伝送し、受信側で再現記録するフ
ァクシミリ放送の方法が検討され（テレビジョン学会誌
　８７年２月など参照）、平成１年２月にアナログ方式
とデジタル方式の２方式が郵政大臣に答申された（を気
通信技術審議会答申　諮問第１５号）。

このうち、デジタル方式は第２図（ａ　）（ｂ　）のよ
うな構成のフレームを１単位として、１６ｋｂｐＳの伝
送速度で送出される。

第２図（ａ）（ｂ）において、ＭＣ（モードコントロー
ル信号）やＰＦＸ　（プリフィックス）などの制御信号
とＣＨＣ（ｖＡり訂正符号）、及びＦＣ（フレーム同期
符号）を除いた部分（ＤＡＴ）がランレングス符号化に
より圧縮された画像信号（画像データ）、または、番組
番号などの制御信号（制御データ）である。

デジタル方式のファクシミリ放送受信装置の構成例を第
３図に示す。

第３図において、テレビアンテナ（１）から受信された
放送電波はチューナー（２）によって、希望のチャンネ
ルが選択され、復調回路（３）で音声信号に多重された
ファクシミリ信号が抽出、復調され、デジタル信号系列
に変換される。このデジタル信号系列はフレーム同期回
路（４）でフレームタイミングが検出され、デ・スクラ
ンブル、デ・インターリーブ回路（５）においてフレー
ム単位でデ・スクランブル、デ・インタリーブ処理され
、誤り訂正回路（６）において誤り訂正処理された後、
復号化回路（７）で伸長され、プリンタ（８）で記録さ
れる。ＣＰＵ（９）は第２図の制御信号を識別して、フ
ァクシミリ放送受信装置の動作を制御（番組番号などを
識別して、必要な番組のみを選択受信するなどの制御）
している。

また、デジタル方式のファクシミリ放送は有線系（電話
回線系）のファクシミリと全く同じ方式で画像信号を圧
縮しているため、第３図において復号回路（７）、プリ
ンタ（８）の部分は既存の有線系ファクシミリと同じ回
路、機構で構成することが可能である。このため、１台
のファクシミリ装置で、ファクシミリ放送の受信と有線
系の６３フアクシミリとしての通信とを実現する「共用
型」のファクシミリ受信装置が考えられる（電気通信技
術審議会答申　諮問第１５号付属資料−３など参照）。

この共用型のファクシミリ受信装置の構成例を第４図に
示す。

第４図において、ファクシミリ信号は第３図と同様に、
アンテナ（１）から受信され、チューナー（２）、復調
回路（３）によって、デジタル信号系列に変換される。

（１０）は第３図の点線で囲んだ部分に相当し、誤り訂
正などの信号処理回路であり、前記デジタル信号系列か
らフレームタイミングを検出し、誤り訂正などを行い、
制御信号（番組選択信号）と画像信号（ファクシミリ放
送系の′ファクシミリ符号列）に分離する。

（１３）は信号処理回路（１０）より抽出されたファク
シミリ符号列を蓄積し、通信速度の整合をとるために使
用されるバッファメモリである。

（１４）はファクシミリ放送の画像を印刷するために接
続されるＧ３ＦＡＸ（ファクシミリ装置）（１１）にフ
ァクシミリ符号列を送出する音声帯域モデムである。

（１５）はＧ３ＦＡＸ（１１）を起動する網制御装置で
ある。

線路（ａ）はＧ３ＦＡＸ（１１）に接続される電話線、
線路（ｂ）は電話回線へ接続される電話線である。

（１２）はＧ３ＦＡＸ（１１）に有線系かファクシミリ
放送系の何れか一方を接続するスイッチである。

ファクシミリ放送を受信する場合は、スイッチ（１２）
を上側に切り替えて、Ｇ３ＦＡＸ（１１）に信号処理回
路（１０）から出力されるファクシミリ放送のファクシ
ミリ符号列を入力し、圧縮されたファクシミリ符号列を
Ｇ３ＦＡＸ（１１）の復号回路で伸長して、Ｇ３ＦＡＸ
（１１）のプリンタで印刷して、受信原稿を得る。

また、有線系の信号を受信する場合は、スイッチ（１２
）を下側に切り替えて、通常のファクシミリ通信と同様
に、受信したファクシミリ符号列をＧ３ＦＡＸ（１１）
の復号回路で伸長して、Ｇ３ＦＡＸ（１１）のプリンタ
で印写して、受信原稿を得る。

尚、電話回線にファクシミリ符号列を送出する場合は、
Ｇ３ＦＡＸ（１１）の画像読取部で読取った画像を符号
化圧縮した後、電話回線に送出する。

（ハ）発明が解決しようとする課題 前述のように、ファクシミリ放送受信装置に接続された
ファクシミリ装置では、ファクシミリ放送系のファクシ
ミリ符号列と有線系のファクシミリ符号列の両方が復号
、印写される。

ところで、他のファクシミリ装置からの受信（有線系）
においては、送信側に発信元情報を原稿に付加するか否
かの選択権が与えられ、また、ファクシミリ放送の受信
においても、送信側に発信元情報を原稿に付加するか否
かの選択権が与えられている。

従って、ファクシミリ放送系及び有線系の受信をオペレ
ータを配置した手動受信ではなく、自動受信（放送系に
おいては予約受信）により行った場合、得られる受信原
稿には、発信元情報がない可能性があり、その受信原稿
が放送系のものか有線系のものか判別がつかないという
問題がある。

本発明は上記問題に鑑みて為されたものであり、ファク
シミリ放送系において、予約受信により得られた受信原
稿の判別を容易に行ない得るファクシミリ放送受信装置
を提供しようとするものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、放送電波に多重されたファクシミリ信号を受
信し、ファクシミリ符号列を得る機能、電話回線からフ
ァクシミリ符号列を得る機能、及びファクシミリ放送系
と有線系を適宜切り替えて、何れか一方のファクシミリ
符号列を出力する機能を備えたファクシミリ放送受信装
置において、 ファクシミリ放送を表すファクシミリ符号列を発生する
手段を備え、このファクシミリ符号列をファクシミリ放
送系のファクシミリ符号列に付加することを特徴とする
ファクシミリ放送受信装置である。

（ホ）作　用 本発明によれば、ファクシミリ放送を表すファクシミリ
符号列をファクシミリ放送のファクシミリ符号列に付加
しているので、受信原稿がファクシミリ放送系であるか
否かの判別がつく。

（へ）実施例 第１図は本発明の一実施例のファクシミリ放送受信装置
のブロック図であり、第３図及び第４図と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。

本発明の一実施例のファクシミリ放送受信装置が従来例
と興なるのは、前記制御信号より抽出された番組番号等
を画像に伸張する画像伸張回路（１６）、前記画像をフ
ァクシミリ符号列に変換する符号化回路（１７）、現在
時刻を通知するＲＴＣ（リアルタイムクロック）　（１
ｇ）を備えた点、及びＣＰＵ（９）にこれらを制御する
手順を付加した点にある。

次に、この本発明の一実施例のファクシミリ放送受信装
置の動作について説明する。

復調回路（３）より抽出されたファクシミリ放送のデジ
タル信号系列は第５図に示す如くタイムシーケンスとな
る。

このデジタル信号系列は、信号処理回路（１０）に入力
され、誤り訂正等が行われる。ＣＰＵ（９）は番組選択
信号を検出すると、Ｇ３ファクシミリ（１１）への送信
を行うか否かの判断をする。ＣＰＵ（９）は、送信を行
うと判断すると、画像伸張回路（１６）により、線番組
選択信号に含まれる番組番号・ページ番号・総ページ数
及びＲＴ　Ｃ（１８）かう読み出した時刻を８　［ｄａ
ｔ］Ｘ　１６［１ｉｎｅ］で構成されるＡ４サイズの画
像（第６図参照）に伸張する。

その後、ＣＰ　Ｕ（９）はＧ３ＦＡＸ（１１）を起動す
るためにスイッチ（１２）をファクシミリ放送系に切り
替え、網制御回路（１５）、モデム（１４）を制御して
１３００Ｈｚのトーン信号を発生させる。以後、ＣＣＩ
ＴＴ勧告Ｔ、勧告子順に従いフェーズＡ・Ｂの手順を終
了すると、符号化回路（１７）を制御して、画像伸張回
路（１６）により伸張された画像をファクシミリ符号列
に変換し、フェーズＣの手順を実行する。

ＣＰＵ（９）は、このファクシミリ符号列の送信が終了
すると、続いてバッファメモリ（１３）に蓄積されてい
るファクシミリ符号列の退出を開始する。１ペ一ジ分の
データが終了した時点で、まだ、ページがつづく場合は
ＣＣＩＴＴ勧告Ｔ、勧告子手順に従って上記動作を繰り
返す。

番組受信を終了するとＴ、３０のフェーズＥの手順に従
って、前記Ｇ３ＦＡＸ（１１）との回線を切断し、スイ
ッチ（ｂ）を有線系に切り替える。

以上の動作によりＧ３ＦＡＸ（１１）により印刷される
受信原稿は第６図に示すように受信画像の頭にファクシ
ミリ放送を表す情報を付加したものなる。

尚、上述の実施例では受信画像の頭の部分にファクシミ
リ放送を表す情報を付加する構成としたが、受信するフ
ァクシミリ放送に応じて受信画像の最後、あるいは途中
となるよう構成としてもよい。

（ト）発明の効果 本発明は以上の説明から明らかなように、ファクシミリ
放送を表すファクシミリ符号列をファクシミリ放送のフ
ァクシミリ符号列に符加し、これを印刷記録して受信原
稿を得ているので、該受信原稿がファクシミリ放送の受
信により得られたものであることが容易に分かる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のファクシミリ放送受信装置
のブロック図、第２図（ａ）はフレームの構成を示す図
、第２図（ｂ）はパケットの構成を示す図、第３図及び
第４図は従来のファクシミリ放送受信装置のブロック図
、第５図はタイムシーケンスを示す図、第６図は受信原
稿を示す図である。 （３）・・・復調回路、（９）・・・ＣＰＵ、（１０）
・・・信号処理回路、（１１）・・・Ｇ３ＦＡＸ、（１
３）・・・バッファメモリ、（１４）・・・モデム、（
１５）・・・網制御装置、（１６）・・・画像伸張回路
、（１７）・・・符号化回路、（１８）・・・ＲＴＣ０
第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）放送電波に多重されたファクシミリ信号を受信し
   、ファクシミリ符号列を得る機能、電話回線からファク
   シミリ符号列を得る機能、及びファクシミリ放送系と有
   線系を適宜切り替えて、何れか一方のファクシミリ符号
   列を出力する機能を備えたファクシミリ放送受信装置に
   おいて、ファクシミリ放送を表すファクシミリ符号列を
   発生する手段を備え、このファクシミリ符号列をファク
   シミリ放送系のファクシミリ符号列に付加することを特
   徴とするファクシミリ放送受信装置。