JPH0324442A - pH測定装置 - Google Patents

pH測定装置

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JPH0324442A
JPH0324442A JP15870889A JP15870889A JPH0324442A JP H0324442 A JPH0324442 A JP H0324442A JP 15870889 A JP15870889 A JP 15870889A JP 15870889 A JP15870889 A JP 15870889A JP H0324442 A JPH0324442 A JP H0324442A
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fluorescence
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Takeo Imai
健夫 今井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 く産業上の利用分野〉 本発明は、pH測定装置、特に、微生物や組織細胞など
、微細部分のpHを測定するのに適したpH測定装置に
関するものである。
く従来の技術〉 細胞の形態と細胞内pHの関係や、ある系に細胞が存在
している場合、その位置的情報と細胞内pHとの関係を
知ることが、細胞工学、組織化学、生理学等の各分野で
必要になってきている。
従来の細胞内pHの測定法としては、pH電極、ラベル
した5.  5−dlseLyl  − 2, 4ox
azoltdI−ned1ons NMR,螢光光度計
等等を用いた方法が知られている。しかし、これら従来
の方法では、pHm極を用いた方法を除いてすべて細胞
集団の平均的な細胞内pHという形で求めることが出来
るが細胞1個1個の細胞内pHを求めることはできない
。また、pH電極を用いるのは、巨大組織等に対しては
可能であるが、微生物に応用することはきわめて困難で
あり、また多数の細胞を一度に測定することも不可能で
ある。
そこで螢光顕W1鏡下で観察した生体画像からその細胞
内pHを測定する方法、装置が期待される。
このようなものとしては、光源系として高圧水銀ランプ
と2種類の波長の励起光用のフィルター(λ−466n
m,λ−425nm)を使用し、蛍光染色した酵母細胞
試料から発生する螢光強度を求め、両者の螢光強度の差
、すなわち■466−1  425とpHとの相関関係
により酵母細胞のpHを測定した例がある(PIEBS
: Lett.156,P.  227〜P.  23
0 (1983) 1)。
しかしこのような方法は、上記の相関関係が十分でなく
、また、螢光強度の低下の問題等もあり、正確な測定値
を得ることは難しいと考えられる。
また、光源系として2台のモノクロメーター(λ−49
0nmの励起光用およびλ−439nmの励起光用)を
使用し、螢光物質含有試料から発生する螢光の写真撮影
により螢光強度I490およびI 439を求め、In
 (14 9 0/ I  4 3 9)とpHとの相
関関係を利用して、胃の細胞のpHを測定した例もある
(Nature  vol.325  447 〜45
0 (1987) )。
しかし、この方法では2台の高価なモノクロメーターを
用いなければいけないために、装置が大型化し、価格も
上昇することになる。
〔発明の概要〕
本発明は、上述の問題点を解決することを14的とし、
28類の励起光のための光源系として励起光選択用フィ
ルターで選択した励起光を用いる系、すなわち高圧水銀
ランプ等の光源とフィルターを用いる系、を使用すると
共に、蛍光物質を含む試料への光源の照射時間を短くし
、更にこの短時間照射によって試料から螢光が発生する
時の顕微鏡画像の画像処理をすることにより、この目的
を達成しようとするものである。
すなわち、本発明によるpH測定装置は、螢光物質を含
む試料に励起光選択用フィルターで選択された第1およ
び第2の波長の励起光を夫々短特開照射する光源照射手
段と、上記2種類の各励起光によって発生した螢光を特
定波長において顕微鏡的に撮像する手段と、該各顕微鏡
画像より2種類の螢光の強度を求めると共に第1の波長
の励起光による螢光の強さと第2の波長の励起光による
螢光の強さとの除算値の対数値を求め、該対数値とpH
との相関関係から試料のpHを求める画像処理手段と、
を有すこと、を特徴とするものである。
く作 用〉 蛍光物質を含む試料、たとえば螢光染色した細胞など螢
光物質を含む細胞試料、をpHal1定装置の所定位置
にセットし、まず高圧水鉗ランプなどの光源からの光を
励起光選択用フィルターによって選択した第1の波長の
励起光を細胞試料に短64r間照射すると、これによっ
て細胞試料から螢光が発生する。この短時間照射による
螢光を特定波長において顕微鏡的に撮像して顕微鏡画像
を得る。
この励起光を短時間照射すること、すなわちシャッター
スピードを短くすること、によって誤差の原因と考えら
れる螢光強度の低下が防止できる。
上記顕微鏡画像は画像処理手段によって処理され、第1
の波長の励起光による細胞試料からの螢光の強さが求め
られる。
続いて、第1の波長の励起光の場aと同様にして励起光
選択用フィルターによって第2の波長の励起光を同じ細
胞試料に短時間照月1し顕微鏡的に撮像することにより
、該試料から上記短時間照η・Iによって発生した螢光
の特定波長における顕微鏡画像が螢光強度の低下が防止
された状態で得られる。この顕微鏡画像は同様にして画
像処理手段によって処理され、第2の波長の励起光によ
る細胞試料からの螢光の強さが求められる。
第1の波長の励起光による上記螢光の強さと第2の波長
の励起光による上記螢光の強さは、両像処理手段によっ
て両者の除算値の対数値が求められると共に、あらかじ
め作成されている該対数値とpHとの相関関係から細胞
のpHが求められる。
く効 果〉 本発明によるpn測定装置は、試料として例えば細胞試
料を用いた場合、以下のような効果を有している。
(1) 細胞試料への光源の照射時間を短肋間で行なう
手段を有しているので、励起光選択用フィルターを用い
る光源系、すなわちブロードなスペクトルを持った励起
光を用いる光源系を使用しながら、顕微鏡像による高倍
率下でも、従来のように螢光強度が低下して誤差の原因
となるようなことがなく、再現性の高いデータが得られ
る。
(2) 螢光強度だけでなく、この螢光の顕微鏡画像デ
ータが得られるので、微細部位も測定でき、細胞試料に
おける種々の部位のpH分布を知ることができる。
(3) 光源系として、安価な高圧水銀ランプ等の光源
と励起光選択用のフィルターを用いることができるので
、高価なモノクロメーターを2台も使用する必要がなく
、コンパクトで安価な装置にすることができる。
〔発明の具体的説明〕
本発明によるpH測定装置は、前記のような{15S成
をHする装置であり、(a)たとえば螢光染色した細胞
など螢光物質を含む試料に、水銀ランプなどの光源から
出射された光を励起光選択用フィルターによって選択し
た第1の波長の励起光を短時間照剃すること、(b)(
a)の短時間照射によって試料から発生する螢光を特定
波長のものについて顕微鏡的に撮像して顕微鏡画像を得
ること、(c)(b)で得られる顕微鏡画像を画像処狸
手段によって処理して第1の波長の励起光による試料か
らの螢光の強さを求めること、(d)励起先選択用フィ
ルターをとりかえ(a)と同様にして第2の波長の励起
光を同じ試料に短時間照射すること、(e) (b) 
、(c)と同様にして第2の波長の励起光の短時間照射
によって試料から発生する螢光についての顕微鏡画像を
得ると共に螢光の強さを求めること、(f)画像処理手
段によって(C)の第1の波長の励起光による螢光の強
さと(e)の第2の波長の励起光による螢光の強さとの
除算値の対数値を求め、あらかじめ作成しておいた該対
数値とpHとの相関関係から試料のpHを求めること、
により試料のpHを測定することを基本構成とするもの
である。
螢光染色などによって細胞試料等の試料に含まれる螢光
物質としては、6−カルボキシフルオレセイン、フルオ
レセイン、ジメチルーカルボキシフルオレセイン、4−
メチルーウンベリフエロンなどがあげられる。螢光物質
とpHとの相関関係については、たとえば6−カルボキ
シフルオレセイン、フルオレセインの2Ff1の励起光
(たとえば488nm,441 nmに対する各々の螢
光(たとえば波長−518nm)強度の比が螢光物質の
濃度に依存しないでpHと相関関係があることが認めら
れた(第2図参照)。第2図では6−カルボキシフルオ
レセインの蛍光強度を励起光の波長幅を変えて調べた(
螢光光度:トで測定)結果が示されているが、この結果
から波長幅が20nmであっても相関関係があることが
わかる。
本発明によるpH測定装置はこの原理を応用したもので
ある。
本発明測定値に用いられる試料としては、蛍光物質を含
有させることのできるものであればよいが、とくに細胞
試料、すなわち微坐物や組織細胞など種々の細胞もしく
はこの細胞を含むもの、あるいは毛細血管中の血液のp
H,固定化iLl体中のpH分布などの微細部分の測定
を必要とするもの、が好ましい。
以下、試料として上記細胞試料を用いた場合を例にとっ
て本発明を更に説明するものとする。
この装置を用いてpHfllll定を行なうため.の螢
光物質を含む細胞試料を用意するためには、まず酊母や
細菌などの細胞に螢光物質、たとえば代表的なものとし
て6−カルボキシフルオレセインあるいはフルオレセイ
ンを取り込ませることになる。
この物質は疎水性物質であり、このままでは取り込まな
いので、取り込まれやすい形態、たとえばエステル化し
た無螢光な6−カルボキシフルオレセインジアセテート
またはフルオレセインジアセテートを用いる。この物質
は細胞に速やかに取り込まれ、生きている細胞において
は細胞内部のエステラーゼによってエステル部が取れて
螢光を−aする6−カルボキシフルオレセインまたはフ
ルオレセインとなり、細胞内部に留まることになる。
細胞内の6−カルボキシフルオレセインあるいはフルオ
レセインは、pHに応じた2励起波長に対する螢光強度
比を也するので、その値から細胞内pHfJ<測定され
る。
以下は、本発明によるpa測定装置を第1図に基づいて
具体的に説明するものである。
この測定装置は、励起用光源1と、該光源1からの光を
短時間通過させることが可能な開閉口(Eのシャッタ一
部2と、シャッタ一部2を通過した光について第1また
は第2の特定波長の励起光を形戊する励起用フィルター
3と、励起光が細胞試料aに照射される光路中に設けら
れたダイクロイックミラ−4および対物レンズ5と、細
胞試料aを載置するステージ6と、細胞試料aからの螢
光について特定波長の光を通す螢光側フィルター7と、
該フィルター7からの螢光を撮像する高感度のカメラ8
と、デジタル化された画像データの記憶場所であるフレ
ームメモリーを有し、この画像データを処理して第1お
よび第2の波長の2抽類の励起光による螢光強度の大き
さからpHに変換する画像処理装置部9と、画像処理結
果を出力するディスプレー12を有するものである。
このpH測定装置では細胞試料aから発ノ1二する螢光
をカメラ8で撮像したデータは、画像処理装置部9のフ
レームメモリーに取り込まれてから該装置部9でpH変
換のための処理が行なわれるが、必要に応じて磁気テー
プなどの画像記憶装置部10を設け、カメラ8の撮像に
よる画像を一度該記憶装置部10に記憶させた後に画像
処理装置部9によって処理されるように措成してもよい
光源1は、細胞試料aの螢光物質が6〜カルボキシフル
オレセイン、フルオレセインなどの場合には、波長40
0nm〜500nm程度にスペクトラムをもつものであ
ればよく、たとえば高圧水銀ランプ、キセノンランプ、
ハロゲンランプ、白熱タングステンランプ等があげられ
る。
シャッタ一部2は、カメラのシャッター状の構造を有す
る装置あるいは瞬時に開閉できる板状の装置であり、(
a)開放特開が約1.50秒以下、好ましくは0.45
秒以下さらに好ましくは0.25秒以下に設定できる機
能、を備えている必要がある。更に、前記フレームメモ
リーへの両像取り込みを行なわせるための信号が発生す
る機能を有し、かつ(b)この画像取り込みの信号が、
シャッターの開放後約0.55秒以内、好ましくは0.
35秒以下さらに好ましくは0.15秒以下に発生し、
その一定性が±0,1秒以下好ましくは±0.02秒以
下である装置、を備えているシャッターが好ましい。上
記の一定性とは、前記螢光強度比とpHとの相関を求め
るための検量線作成時及び実際のサンプル測定時のシャ
ッターのスピード及びフレームメモリーへの取り込ませ
時間がほぼ同一でなければならないということであり、
一定性が±0.  1秒以下であるということは、例え
ば、フレームメモリーへの画像取り込ませ時間をシャッ
ター開放後0.300秒に設定した場合、シャッター開
放後0,20〜0,40秒の間に毎回、画像の取り込ま
せが行なわれると(゜)うことである。
シャッタ一部2には必ずしもこの様な装置を備えている
必要はない。すなわち上記( a )の条件を満たす時
間内に撮像された画像を画(象記憶装置部10、たとえ
ばビデオテーブに記憶させておき、後でそのテープから
上記(b)の条件をみたす画像を取り出しpH計算のた
めの処理をすることが可能であるということである。
励起用フィルター3による励起波長は400nm〜50
0nmの間に高波長側、短波長側、2波長選べばよく、
例えば、第1の励起波長および第2の励起波長は470
nm〜498nm程度及び425nm〜4 5 1 n
 m程度の範囲にある波艮であり(順序は問わない)、
好ましくはこの波長幅が20nm以下の波長である。
螢光用フィルター7による螢光波長は、500〜600
nm好ましくは500〜560nm楳度の範囲にある波
長であり、好ましくは波長範囲が40nm以下の波長で
ある。
カメラ8は高感度の性能を脊するものであり、たとえば
3X10’ルックス以下の光を連続的に感知可能なもの
(具体的にはたとえばSIT(Sl目con − 1n
tensll’ler Target tube)ビデ
オカメラ(RCA社))である。
2種類の励起光に対する蛍光強度(1)の除算値の対数
値からpHを求める場合の対数値とは、たとえば2種の
励起光の波長を488nmおよび44 1nmとした場
合、ln(+  488/1441)またはIn (1
  441/+  488)の式で表わされるものであ
る。
なお、第1図において11は観察用光諒である。
この測定装置の動作の流れは次のようである。
高圧水銀ランプ等の光源1からの光束はシャッタ一部2
の短時間の開閉によって励起用フィルター3を通過し、
第1の波長の励起光を形威する。
励起光はダイクロイックミラ−4(たとえばDM510
((株)ニコン)で反射され、対物レンズ5を通過して
ステージ6上の試料aに照射される。
励起光によって発生した螢光の光束は対物レンズ5、ダ
イクロイックミラ−4を通過し、史に螢光用フィルター
7を通過した螢光のみがカメラ8によって撮像される。
シャッタ一部2のシャッターが開放されて一定時間後に
このシャッタ一部から信号が発生し、その信号により画
像処理装置部9のフレームメモリーにカメラ8の画像が
取り込まれる。その後一定時間後にシャッターが閉じら
れる。
ひき続いて,光源1からの光束はシャッタ一部2の短時
間の開閉によって1回目とは穴なる励起波長の励起用フ
ィルター3を通過し、第2の波長の励起光を形或する。
この励起光は1回目と同様にして撮像され、画像処理部
9のフレームメモリーに画像が取り込まれる。その後一
定峙間後にシャッターが閉じられる。このようにして得
られる2波長による螢光画像は、画像処理装置部9によ
り画面間演算、すなわち2画面間の除算値およびその対
数値を求め、あらかじめ作成しておいた検量線からpH
に変換するための演算等の処理が行なわれ、この結果が
ディスプレー12に画像出力される。
螢光の撮像後の画像の取り込みは、磁気テープ等画像記
憶装置部10によりシャッター開族四間中の画像を経時
的に記憶させておき、後で特定n!j間後の画像につい
て画像処理装置部9により計算することもできる。
画像処理のフローおよび原理は次のようてある。
■ 螢光物質を取り込ませた細胞をスライドグラスに載
せ、本発明測定装置に装着後、励起用フィルターによっ
て形或された第1の波長の励起光を一定、短時間照射す
る。高感度カメラによって撮像された螢光画像をフレー
ムメモリーに記憶させる(画像A−1とする)。
■ ■の状態のまま第1の波長の励起光を11((射せ
ずに得られる画像をフレームメモリに記憶させる(画像
A−2とする)。
■ 励起用フィルターを交換後、同一のサンプルに、第
2の波長の励起光を照射する。それによって得られる螢
光画像をフレームメモリに記憶させる(画像B−1とす
る)。
■ ■の状態のまま第2の波長の励起光をj(aη1せ
ずに得られる画像をフレームメモリーに記憶させる(画
像B−2とする)。
■ フレームメモリー上で画像A−1から肉{象A−2
の各画素毎の減算をし、減算粘果のLl4i像(画像A
とする)を得る。
■ 同様に画像B−1から画像B−2の各画素毎の減算
をし、減算結果の画像(両像Bとする)を拐る。
■ 画像Aと画像Bの画素毎の除算をしその対数値を求
める。
■ 前もって、同一の条件下で作成しておいた検量線か
らこの対数値をpHに変換し、各画素毎にその結果を出
力する。見やすくするためにpHを疑似カラーで出力す
ることができる。その画素によって構成される画像がp
H分布を示す画1象になる。
検量線を作成するには、pH既知のバッファーに螢光物
質、たとえば6−カルボキシフルオレセイン、を溶解し
、本発明測定装置を用いて上述したような測定方法に従
って、あるいは螢光光度=1を用いて螢光を測定し、p
}Iと(画1象A/画像B)の計算結果より検量線を作
成する。
より正確に求める場合には6−カルボキシフルオレセイ
ンを取り込ませた細胞をpH既知のバツファーに懸濁し
、そこにK+及びナイジエリジン(イオノフォア:細胞
内外のpH勾配を消失させる抗生物質)を添加後、細胞
内外のpHが・1く衡に達したとき(I!!i像A/画
像B)の計算を行い検量線を作成する。
なお、試料細胞の粗抽出液を添加したバッファーを用い
て検量線を作成してもよい。
く実験例〉 実験例1:  pH測定装置の作威 第1図に示した前述の本発明pHll定装置を作成した
実験例2:  pH標準液の測定 実験例1の装置(励起用フィルター425〜445nm
,470〜490nm,螢光用フィル− 5 2 0 
〜5 6 0 n m )を用いてall+定を行なっ
た。
50μMの6−カルボキシフルオレセインを含む50m
M  MES (pH6.20)バッファ−をスライド
グラスに滴下しカバーグラスをしたのちpHの測定を6
回行った。本法ではシャッタースピードを0,30秒に
設定し、シャッター開放後0.10秒後の画像を画像処
理部により処理し、同条件で作威した検量線よりpHの
計算を行った。
また対照として、3秒以内の任意の時間にシャッターの
開閉を行い、その開放時間山の1I:意の11!j間の
画像を同様に画像処理しpHの計算を行った。
結果は第1表に示されている。
実験例3: 検量線の作或 第3図、第4図は実験例1の装置(フィルターシャッタ
ースピード、画像取り込ませ時間専の設定は実験例2の
通り)により検量線を作成したものである(横軸がpH
,縦軸がIn(高波長側励起画像輝度/低波長側励起画
像輝度XIOO)の平均値)。終濃度50μMのフルオ
レセインまたは6−カルボキシフルオレセインを各々含
む50mMのHEPES (pH7.13) 、MOP
S(pH6.66) 、MES  (pH6.20、5
.30)、クエン酸/リン酸2ナトリウム(pH5.6
0、4。60、4.00,3.40、3.00)を用い
た。測定は実験例2と同様に行った。第3図がフルオレ
セインを用いたもの、第4図が6−カルボキシフルオレ
セインを用いたものである。
実験例4: 検量線の作成 その2 第5図、第6図は実験例3と同様のバツファーを用い、
螢光光度計(島津製作所製、RF500LC)を用いて
フルオレセイン、6−カルボキシフルオレセインを螢光
試薬としてlQffi線を作威したものである。この時
、励起波長幅は431〜451nm及び478〜498
nm,また螢光検出側波長幅は500〜540nmで測
定を行った。
実験例5:  シャッタースピードと測定粘果のばらつ
き 実験例1の装置(フィルターは実験例2通り)を用いた
終濃度50μMのフルオレセインを含む50mMMES
バッファ−(pH6.20)を用い、幽而開演算(高波
長側励起画像/低波長励起画像×100)後画像の平均
輝度のばらつきを示した(第2表)。なお、シャッター
閉時0.10秒前に取り込ませた画像を用いた。pHの
計算は、シャッター開放特開を0.20秒にして作成し
た検量線より計算した。
実験例6: 酵母細胞内pHのM1定 実験例1の装置(フィルター、シャッタースピード、画
像取り込ませnb間等の設定は実験例2の通り)を用い
た。
SaceharoIlyces cerevlslae
を酵母エキス1.5%、ペプトン3%、グルコース3%
の培地に[j後25℃で振盪培養した。対数増殖後期に
集薗し50mM  MES  バッフy− (pH6.
20<1℃)で3回洗浄後フルオレセインジアセテート
、または6−カルボキシフルオレセインジアセテートを
終濃度1mMになるように添加した。0℃30分静置後
50mM  MES  バッファ−(pH6.20、1
℃)で3回洗浄後、フルオレセインジアセテート添加区
は50mM  MESバッファ一(pH5.30、1℃
)で、また6カルポキシフルオレセインジアセテート添
加区は50mM  クエン酸/リン酸2ナトリウム バ
ッファ一(pH3.40、1℃)で2同洗浄後、各々の
バッファーで再懸濁し1℃90分静置後各々の酵母内p
Hを実験例2と同様の条件で測定した。
第7図は測定結果(画像処理結果)がディスプレーに画
像出力された様子を模式的に表わしたものである。lは
、酵母の顕微鏡画像の各画素らの蛍光強度の除算値の対
数値を擬似カラー表示したものである(ただし、図面上
では酵母の顕微鏡画像の輪郭のみを示している)。2は
、検量線から求めた、前記擬似カラーとpHとの相関関
係を示す指標である。1の画像のカラーと2の指標のカ
ラーを対応させることにより、酵母細胞内各部のpHを
知ることができる。
第 1 表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるpHfllll定装置の一丈施例
を示すものである。 第2図は、螢光光度計を用いた螢光のalll定によっ
て得られた、2種の励起光に対する螢光の強度比とpH
との相関関係および励起光波長幅の及ぼす影響を示す図
である。 第3〜4図は、本発明による測定装置を用いて作成した
検量線を示すものであり、第3図は螢光物質としてフル
オレセインを用いた場合、第4図は螢光物質として6−
カルポキシフルオレセインを用いた場合、である。 第5〜6図は螢光光度計を用いて作成した険瓜線を示す
ものである。 第7図は、本発明による71pj定装置を用いてpH緩
衝液内における酵母の細胞内pHをδp1定した時のデ
ィスプレー上への画像出力の一例を現す模式図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、螢光物質を含む試料に励起光選択用フィルターで選
    択された第1および第2の波長の励起光を夫々短時間照
    射する光源照射手段と、上記2種類の各励起光によって
    発生した螢光を特定波長において顕微鏡的に撮像する手
    段と、該各顕微鏡画像より2種類の螢光の強度を求める
    と共に第1の波長の励起光による螢光の強さと第2の波
    長の励起光による螢光の強さとの除算値の対数値を求め
    、該対数値とpHとの相関関係から試料のpHを求める
    画像処理手段と、を有するpH測定装置。 2、試料が細胞試料であり、第1および第2の波長の励
    起光、ならびに撮像のための特定波長の螢光が、該細胞
    中に螢光物質として6−カルボキシフルオレセインまた
    はフルオレセインを含む細胞試料に対するものである、
    請求項1記載のpH測定装置
JP15870889A 1989-06-21 1989-06-21 pH測定装置 Pending JPH0324442A (ja)

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JP15870889A Pending JPH0324442A (ja) 1989-06-21 1989-06-21 pH測定装置

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JP (1) JPH0324442A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7436515B2 (en) 2003-06-26 2008-10-14 The Secretary Of State Of Defense, Dstl Fluid borne particle analyzers
US9086444B2 (en) 2009-12-28 2015-07-21 Tdk Corporation Magnetic field detection device and current sensor

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